ノルレボの効果とは？服用時間別の避妊効果や適切な避妊方法

ノルレボは性行為の後からでも避妊を行うことができる緊急避妊薬（アフターピル）の1種で、性行為後72時間以内に服用することで97％の避妊効果があるとされています。

ここではなぜノルレボを飲むことで避妊効果が得られるのか、また飲むタイミングや効果の確認方法、購入方法も詳しく説明します。

ノルレボの効果について

ノルレボは、性行為のあとに避妊をおこなうための緊急避妊薬ですが、その避妊効果は、避妊を失敗した性行為からの経過時間によって異なります。

また、「排卵前」「排卵日」「排卵後」などのタイミングでも避妊効果は異なってくるのです。

そこで、ここではノルレボの基本的な作用機序や、服用するタイミングごとの避妊率などについて詳しく解説していきます。

ノルレボの効果の作用機序（仕組み）

ノルレボのようなアフターピルは、以下の二つの仕組みで妊娠を阻止します。

次の項目でこの二つの作用について詳しく説明します。

排卵を抑制

ノルレボを服用すると、卵を育てるためのLHというホルモンが大量に脳から分泌される現象「LHサージ」が抑制されるため、卵自体が退縮したり、または次の生理の時期まで受精できない状態の卵のまま育ち続けることで排卵が抑制されます。

受精卵の着床を阻害

妊娠するためには受精卵が子宮内膜に着床する必要がありますが、ノルレボは子宮内膜の増殖を防ぐことで受精卵を着床させないようにする作用があります。

ノルレボの服用時間別の避妊効果（12時間・24時間・72時間・120時間）

ノルレボの服用時間に伴う避妊効果（妊娠阻止率）は以下のとおりです。

服用時間	妊娠阻止率
12時間以内	約99.5％
24時間以内	約98.2％
72時間以内	約84％
72時間以上120時間以内	約60％～63％

上記のように、ノルレボは避妊に失敗した性行為の後、できるだけ早く服用するほど妊娠阻止率が上がります。避妊失敗から72時間以上経過した場合は、72時間以内に服用した場合よりも効果が大幅に低下してしまうのです。

ただし、120時間以内に服用した場合の妊娠阻止率は60％～63％であり、効果がなくなるわけではありません。

ノルレボは基本的に72時間以内に服用する緊急避妊薬ですが、万が一72時間以上経過してしまった場合でも一定の効果が期待できます。

ノルレボを危険日（排卵前・排卵日・排卵後）に服用した際の避妊効果

妊娠しやすいとされる危険日にノルレボを服用した場合の避妊阻止率は約85%です。

まず、危険日とは排卵を含む前後4日間ほどの期間を指し、この期間は最も妊娠しやすいとされています。このため、妊娠を望まない場合は、性行為において特に注意が必要な期間です。

参考：日本産婦人科医

この危険日付近にノルレボを服用した場合、LH（黄体形成ホルモン）の分泌が低下し、卵子の成熟が進まないため受精できない状態になります。成熟していない卵子が精子と出会ったとしても受精は起こらないため、妊娠することはありません。

また、ノルレボには受精卵の着床を阻害する作用があるため、たとえ受精可能な卵子が排卵された後に服用した場合でも妊娠は困難となります。

ノルレボの0.75mgと1.5mgでの避妊効果の違い

ノルレボには0.75mgと1.5mgの服用量がありますが、いずれも避妊効果に違いはありません。唯一、異なる点として、避妊に対する効果ではなく、服用の回数となります。

0.75mgの場合は1日2回服用する必要がありますが、1.5mgでは1日1回の服用で済みます。1.5mgは1日1回の服用で良いため、飲み忘れを防げるメリットがあります。

ノルレボとノルレボジェネリックの効果の違い

ノルレボとジェネリックにはどのような効果の違いがあるのでしょうか。

ジェネリックはノルレボのような先発薬をベースに開発された薬で、有効成分と成分量、効き目が先発薬と同じだと認定された薬です。

その効果に違いはなく、先発薬と比べて錠剤のサイズを小さくしたりと、更に改良され飲みやすくなっている場合もあります。

また、ジェネリックはすでに開発されている先発薬をベースに開発されているため、開発費が抑えられている分、安く購入することができます。

ノルレボとエラの効果の違い

ノルレボとエラの効果の違いは以下のとおりです。

ノルレボとエラは、共に緊急避妊薬に分類され、性行為後の服用により高い避妊効果を得ることができます。副作用に大きな違いはありませんが、避妊率に関してはエラの方が若干高いとされています。また、エラは72時間を過ぎても効果が持続する点が特徴です。

ノルレボと低用量ピルの効果の違い

ノルレボ(レボノルゲストレル)と低用量ピルの違いは以下のとおりです。

	ノルレボ（レボノルゲストレル）	低用量ピル
特徴	避妊に失敗した際の緊急避妊薬	日常的に服用する避妊薬
目的	性行為後の避妊	避妊、生理周期・PMS・ニキビ改善など
服用頻度	妊娠の可能性がある性行為後に1回	毎日
効果	服用のタイミングにより避妊効果は異なる	毎日の服用で99％の避妊効果が得られる

ノルレボと低用量ピルの違いは、主に使用目的や服用頻度が挙げられます。

ノルレボは緊急避妊薬としてのみ使用されますが、低用量ピルは避妊だけでなく、生理周期のコントロールやPMS、ニキビ改善などにも効果的です。

また、服用頻度も大きく異なるため、それぞれの違いをしっかり確認した上で適切に服用する必要があります。

ノルレボを他のサプリや薬と併用した時の効果

ノルレボは、他のサプリメントや医薬品と併用しても基本的に問題はありません。

ただし、以下との併用はノルレボの効果を減弱させる恐れがあるため、注意が必要です。

ノルレボの効果が出てきた時の身体の反応

ノルレボの効果が出てきた時、身体にはどのような反応が起こるのでしょうか。
以下では、ノルレボを服用した時に起こる可能性のある身体の変化について解説します。

生理が1週間以上遅れる場合がある

ノルレボを服用すると、生理が1週間以上遅れる場合があります。

ノルレボを含む緊急避妊薬のアフターピルは、ホルモンバランスに作用するため、服用後に月経周期が遅れてしまい、予定していた生理よりも1週間遅れる場合があります。

ただし、この月経周期の乱れはアフターピルを服用する上で珍しいことではなく、基本的に21日以内に生理がくるとされています。

2～3日続く消退出血が出る場合がある

ノルレボの服用後には、消退出血が2〜3日続くことがあり、これは避妊に成功した可能性がある証拠と見なすことができます。

ただし、避妊に成功していても、必ずしも消退出血が出るとは限りません。このため、消退出血の有無だけで避妊の成功を判断するのは難しい場合もあります。

吐き気や生理痛のような下腹部痛の副作用が出る場合がある

ノルレボを服用した際、極めて稀ですが吐き気や生理痛のような下腹部痛の副作用が出る場合があります。

ノルレボを服用した際の副作用は以下のとおりです。

副作用の発現には個人差がありますが、日本産婦人科医の調査によると発生確率は7.96％と報告されています。確率自体は0％ではありませんが、非常に低い数値のため過度な心配は必要ありません。

ノルレボで避妊に成功したかを確認する方法

ノルレボの効果を確認するには、以下の経緯を確認する必要があります。

出血（消退出血）がある、または生理が来ることで、ノルレボによる避妊が成功したことが確認できます。

特徴をわかりやすく表にまとめました。

	消退出血	生理	不正出血
出血時期	ノルレボ服用後、2日～2週間後	ノルレボの服用から3週間後	消退出血後すぐ、またはしばらくしてから
出血期間	2～3日	3日以上	一時的または1週間以上続く
出血の様子	少量で粘性が低い	多量で粘性が高い	ごくわずかまたは多量

次の項目で出血に関して詳しく説明します。

消退出血

消退出血とは、生理周期外の軽い出血をのことを指します。

消退出血の発現には個人差がありますが、日本産婦人科医の資料データによれば、ノルレボを服用して約7日後に見られることが多いとされているのです。

ただし、消退出血は必ず起こるわけではなく、避妊に成功したとしても消退出血が生じないこともあります。この発現率について、日本の臨床試験では約46%の方にしか見られなかったと報告しています。

これらのことから、消退出血は避妊に成功した可能性が高いと言える一方で、それだけでは判断できない点もあることを理解しておきましょう。

生理

受精に使用されなかった子宮内膜が剥がれ落ち、血液と共に体の外に排出される自然現象を生理と言いますが、ノルレボを服用した後は通常3週間ほどで生理が来ます。

生理中の血液の量がいつもと変わらない量であれば、避妊に成功した可能性が高いと言えます。

不正出血

生理や消退出血とは違う理由で出血している場合を不正出血と言います。

生理は通常3日以上続き、黒っぽい色の粘性のある血が一般的ですが、不正出血の血はサラサラとしています。

またいつもの生理の血の量より多い場合も不正出血の可能性があります。

自身の出血が不正出血に該当する場合は、医療機関を受診しましょう。

妊娠検査薬

妊娠は体内で妊娠中のみ産生されるhCG（ヒト絨毛性ゴナドトロピン）を検査薬で検出することで判定しますが、医療機関や通常手に入る妊娠検査薬では生理予定日の1週間後からしか判定することができません。

しかし、海外通販で購入できる早期妊娠検査薬なら、精子と卵子が出会って受精した9～12日後には妊娠しているかどうかを判定することができます。

通常の妊娠検査薬	生理予定1週間後（受精後約24日）
早期妊娠検査薬	受精後9～12日

妊娠は自分とパートナーの一生の問題となります。
もし中絶する場合は早めに医療機関を受診した方が、費用も体への負担も少なくて済みます。

通販で事前に早期妊娠検査薬を購入しておくと良いでしょう。

	早期妊娠検査薬 5回分：1,900円
		通販ページへ

使用方法	尿を取り検査シートのMAXと書かれたところまで入れ、3秒間浸す。 取り出して水平に構えると、5分以内に結果が現われる。
副作用	特に報告されていません

ノルレボを服用した人の口コミ

ここでは実際にノルレボを使用した方の口コミを紹介します。

ヤッペ法で緊急避妊してた時代の人は吐き気を訴えると思いますよ。わたしも間違えてヤーズ2錠飲んだ時「これが悪阻かあ」って直感するような吐き気に見舞われたし。でも現代、ノルレボで緊急避妊しといて一日中吐き気に見舞われることは相当ない。なんなら眠気のが先に来て寝てまう

— 安子 (@otyakogekiyasu) November 2, 2023

「用量」と表されてるのはエストロゲンの量だよ〜！
この子（エストロゲン）が、血栓症のリスクをあげたり、緊急避妊として中用量ピルを飲んだ時の副作用を強くするんだ〜！
でも市販薬化が求められてる、「ノルレボ」は、エストロゲンは0で、プロゲステロンだけだから、副作用がほぼないんだよ〜！

— 大親友 (@mashu_o0) February 8, 2022

これはあえてクソでかボイスで言いたい。
海外の緊急避妊薬はネットで誰でも買えるよ！
アイピル（ノルレボのジェネリック）で、一錠2000円程。3錠買った。1回、微妙なときがあって念のために飲んだけど、ノルレボ同様に副作用なしで元気に過ごせた。今、1錠は念のため彼の家に置いてる。安心感が違う pic.twitter.com/W0RR1QJquS

— 🍵 (@fu_fu_soup) July 29, 2020

なぜ今のノルレボという緊急避妊ピルがお勧めなのかというと、以前緊急避妊ピルとしてよく使われてた「プラノバール」という薬はほんとに副作用で吐き気がひどく、避妊したいのに薬を吐いてしまい、生理が来るまで望まない妊娠の恐怖に怯えなければいけなかった。ノルレボはそれがないことが画期的なの

— タビトラ (@tabitora1013) June 12, 2019

緊急避妊薬って高用量ピルの事だからホルモン量、急に変わって重度の生理みたいな感じでしんどいのよね

避妊失敗したらすぐ飲んだ方が避妊率上がるから、あたしは個人輸入で常備してた。確かノルレボ錠

— ポコ🐳 (@poco_adhd) July 29, 2020

6/21 13時頃。ゴムが破れて避妊失敗
15時半過ぎにアフターピル。ノルレボ1錠

6/22〜28 生理痛のような痛みが時々ある

6/29 少量のうすい血が出る

生理の予定日 7/12

少量の血が出てきたし少し安心かな。あとは生理来るのを待たなきゃ。

— あ (@clover_1682) June 29, 2021

これまで紹介したように、多数の人にノルレボの副作用は現れていないようで、また、人によってはノルレボを常備しており、いざという時のお守りとして身に着けている印象です。

ノルレボに関する気になる質問

以下では、ノルレボに関してよくある質問を紹介していきます。

ノルレボを服用してからどのくらいで生理がきますか？

ノルレボの服用後、生理が来るまでの期間はおおよそ21日以内とされているため、3週間程度は様子を見てください。
この間に、消退出血などが現れた場合、避妊が成功した可能性が高いと考えられます。

しかし、21日ほど経過しても変化がない場合は、妊娠検査薬の使用や婦人科の受診を検討することも視野に入れておきましょう。

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使用方法	尿を取り検査シートのMAXと書かれたところまで入れ、3秒間浸す。 取り出して水平に構えると、5分以内に結果が現われる。
副作用	特に報告されていません

ノルレボを服用してからどのくらいで消退出血がきますか？

ノルレボの服用後、消退出血が現れるまでの期間には個人差があります。

日本の産婦人科医の資料によれば、消退出血はノルレボを服用してから1週間程度で現れることが多いようです。また、一部の方は服用後3日以内に消退出血が現れることもあります。

ノルレボはタバコを吸っている喫煙者でもきちんと効果を発揮しますか？

喫煙者でもアフターピルを服用することができます。
効果に関しても、避妊率と喫煙との関係性はないため、とくに問題ありません。

ノルレボを飲んだ後に他のピルは飲んでも大丈夫ですか？また、その時の避妊効果はどうなりますか？

低用量ピルとアフターピルの併用は、基本的に問題ありません。
また、避妊効果に関しても併用による減退などはありません。

ノルレボを服用してから翌日に低用量ピルを飲みました。その際の低用量ピルの避妊効果はいつから発揮しますか？

ノルレボを服用した翌日に低用量ピルを飲み始めた場合、低用量ピルによる避妊効果が確実に現れるのは通常8日目からとされています。

ただし、避妊の効果が確認できるのは、低用量ピルの休薬期間に生理が来たタイミングとなります。

ノルレボを飲みましたが副作用が起きません。これはノルレボの効果が聞いていないということでしょうか？

ノルレボの副作用と避妊効果には関係性はありません。

副作用が出ないからといって、効果を発揮していないわけではないため安心してください。「吐き気や生理痛のような下腹部痛の副作用が出る場合がある」でもお伝えしましたとおり、ノルレボには吐き気や頭痛などの副作用が現れる場合がありますが、その確率は3.6％～7.96％程度と極めて稀です。

そのため、これらの副作用が現れないからといって、避妊効果を心配する必要はありません。

ノルレボを避妊失敗から72時間経った後に服用した場合の避妊率はどのくらいですか？

「ノルレボの服用時間別の避妊効果（12時間・24時間・72時間・120時間）」でお伝えしましたように、避妊失敗から72時間以降が経過した場合の妊娠阻止率は60〜63％です。

それ以上遅れた場合は、ノルレボの効果が低下し、妊娠のリスクが高まります。
そのため、避妊率を高めるためには、できる限り早めに服用することが重要です。

ノルレボを飲んだ後に食事を摂ったら、ノルレボの効果は薄くなりますか？避妊効果の影響はどうなのでしょうか？

ノルレボの避妊効果は、食事による影響を受けません。
ただし、服用して2時間後に嘔吐した場合は効果が失われるため、その点に注意する必要があります。

まとめ

ノルレボはアフターピルの中でも第一選択薬として選ばれ、病院でも処方されている先発薬です。

その効果は、避妊に失敗した性行為後24時間以内に服用すると99％、72時間以内の服用でも97％とかなり高い避妊効果があります。

病院やオンライン処方だと診療時間や休診日、薬が届くまでの時間に左右されますが、海外通販で事前に購入して手元にあれば行為後すぐに服用することができます。

また、海外通販なら病院処方の約1/5の金額でノルレボを購入することができます。

予期せぬ出来事はなるべく無い方が良いですが、ノルレボが手元にあればいざという時すぐに対応できるため、海外通販を上手に利用して自分の体と人生を自分で守りましょう。