すぐに妊娠を希望していない場合はきちんと避妊を行なうことが大切ですが、万が一中出しをした場合の妊娠確率はどのくらいかご存知ですか?本記事では、中出しで妊娠する確率を年代別にご紹介します。
また、勘違いしがちな避妊に関する知識も解説していきますので、これまでの避妊が正しくできていたか確認してみてください。
そして、望まぬ妊娠を防ぐために正しい避妊方法や対処法を頭に入れておきましょう。
中出しで妊娠する確率
健康な男女が避妊せずに性行為をして中出しした場合、妊娠する確率は20~25%です。
また、中出しを頻繁に繰り返した場合は約46%の確率で妊娠すると言われています。
ただし、これはあくまで平均の数値に過ぎません。排卵日が近ければ約30%まで確率が上がるため、性行為をするタイミングによって変動します。
生理不順の方やストレスで生理周期が乱れている方などは、排卵のタイミングも予測できないことがあるため注意が必要です。
その他にも、年齢や健康状態、生殖能力などによっても妊娠確率は上下します。
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年代別の妊娠確率は?
高齢になるにつれ妊娠しづらくなることから分かるように、妊娠確率は年齢によって大きく左右されます。
避妊せずに性行為を行なった場合の年代別の妊娠確率は以下の通りです。
年代 | 避妊せずに性行為をした際の妊娠確率 |
---|---|
20代前半 | 86% |
20代後半 | 78% |
30代前半 | 63% |
30代後半 | 52% |
40代前半 | 36% |
40代後半以上 | 5% |
20代前半から年齢を重ねるごとに、徐々に妊娠確率が下がっていきます。
これは、加齢に伴い生殖機能が衰えていくためです。
しかし、高齢出産と言われる35歳を過ぎても避妊をしなければ妊娠する可能性はあります。
高齢出産のリスクなどを考えて妊娠中絶する割合も多いため、年代別の妊娠確率が低いからといって避妊せずに性行為をするのは避けた方が良いでしょう。
中出し後の避妊にはアフターピル
万が一中出しをされてしまった場合や、避妊に失敗してしまったと思う場合には緊急避妊薬であるアフターピルを服用しましょう。
一般的なアフターピルでは、性行為から72時間以内に服用すれば妊娠を防ぐことができます。
薬の種類によっては、性行為から120時間以内の服用でも避妊できるアフターピルがありますので、服用タイミングに合わせて選んでください。
アフターピルは3~5日以内に服用しなければ効果を発揮しませんが、日本国内では薬局などで市販されていませんので、迷わずすぐに病院を受診しましょう。
価格は1錠(1回分)で15,000円ほどで、保険証を持って行かなくても処方してもらえます。
実際に病院に足を運ぶのが難しい場合にはオンライン診療でピルの処方を行なってくれるクリニックもありますので、活用してみてください。
また、すぐには使用できませんが通販サイトでも購入が可能です。
海外通販ならアフターピルを常備可能
病院で処方してもらう以外に、海外通販でもアフターピルを手に入れることができます。
ただし、海外通販は注文してから届くまでに約2週間かかるため、すぐに服用したい場合には間に合いません。すぐに避妊しなければならない場合には病院を受診しましょう。
海外通販でアフターピルを購入することのメリットは、病院よりも値段を安く抑えることができる点です。
アフターピルを服用する可能性がある方や、いざという時に備えて常備しておきたいという方におすすめです。
また、病院を受診しなくても好きなタイミングで手に入れられるため、時間に余裕が無い方は海外通販で購入して常備しておくと安心です。
ノルレボ | エラ | ナイピル | |
製造元 | HRA Pharma | アブディイブラヒム | Asle pharmaceuticals |
妊娠阻止率 | 72時間以内の服用で84% | 120時間以内の服用で85% | 72時間以内の服用で84% |
価格 | 1箱1錠3,320円~ | 1箱1錠4,950円~ | 1箱4錠2,980円~ |
妊娠検査薬もあると安心
中出し後5日以上経ってしまった場合も、効果は低いですがアフターピルを服用するほうがいいでしょう。
ただし高い避妊効果は期待できないため、妊娠検査薬を用意しておくと安心です。
また、アフターピル服用後も3週間以上生理が来ない場合は避妊に失敗している可能性があります。
こんな時にも妊娠検査薬を使用すると良いでしょう。
特に少しでも早く検査したい方は、「早期妊娠検査薬」が向いています。
通常の妊娠検査薬:生理予定日の1週間後に検査可能
早期妊娠検査薬:生理予定日に検査可能(通常より1週間ほど早い)
市販もされていますが、当サイトでは5個で1,900円(1個あたり380円)と市販より低価格です。
妊娠検査薬は使用時期によっては正しく反応しない場合もあるので、再検査できるよう何個かあると便利です。
早期妊娠検査薬 5個:1,900円~ |
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中出しや避妊に関してよくある勘違い
中出しと妊娠の可能性に関して、よく勘違いされる情報があります。
中出しをしなければ妊娠しない、コンドームで避妊すれば絶対に妊娠しない、安全日なら妊娠しない。
これらは全て誤った情報です。正しい知識を学んで、避妊の失敗を防ぎましょう。
外出しなら妊娠しない?
中出しをせず、外に出せば妊娠しないと思っている方は非常に多いです。
しかし、我慢汁と呼ばれる分泌液に精液が混ざってしまう場合があります。つまり、コンドームを着用せずに性行為を行なったら、思いがけず精液が膣内に入ってしまう可能性があるということです。
外出しをした場合の妊娠確率は22%ですから、5回に1回、もしくは5組に1組の確率で妊娠をするリスクがあるということになります。
中出しの妊娠確率と比べれば確率は下がりますが、外出しなら妊娠しないという情報は間違いですから注意しましょう。
コンドームを着用してたら絶対大丈夫?
避妊方法として一般的なのがコンドームで、正しく着用すれば高い避妊効果を得られます。
しかし、行為の最中に破れたり外れてしまったというアクシデントによる失敗が多く、コンドームを着用していても妊娠してしまう可能性は約14%にまで上るのです。
また、正しく着用できておらずに精液が漏れてしまえば、当然避妊効果は下がってしまいます。
コンドームによる避妊の失敗は男性だけの責任ではありませんので、女性側も正しい知識を持つことが大切です。
コンドームで避妊する場合には正しく着用するよう心がけましょう。
万が一避妊に失敗してしまった場合は、アフターピルを服用することをおすすめします。
安全日なら妊娠しない?
女性の身体において、安全日や危険日と呼ばれる時期があります。
安全日は、主に生理前後の妊娠しにくいとされる日です。
反対に、危険日は排卵前後の妊娠しやすい日を指します。
安全日に妊娠しにくくなることは事実であり、妊娠確率は0~5%と言われています。
しかし、ホルモンバランスの乱れや生活習慣によって生理周期が乱れることもあるため、妊娠する可能性がゼロではないということを覚えておいてください。
実際に、安全日だからと避妊をせずに性行為をして、思いがけず妊娠してしまったという女性は少なくありません。
安全日でもきちんと避妊をすることが大切です。
安全に性行為をするなら低用量ピルを
中出しをする、しないに関わらず、避妊をせずに性行為を行なった場合は常に妊娠の可能性がつきまといます。妊娠を望んでいないのであれば、どのような状況であれ避妊をすることが大切です。
コンドームを着用しても妊娠の可能性があるとご説明しましたが、より高い避妊効果を得られる方法があります。
女性が主体となって行なう避妊方法の低用量ピルです。
アフターピルとは異なり日常的に服用しなければなりませんが、約99%もの確率で避妊可能な方法です。
また、避妊以外にもPMS、PMDDの症状緩和やニキビ、肌荒れの改善といった女性のお悩みにも効果が期待できます。
日本ではまだまだ低用量ピルの認知度は低く、「聞いたことはあるけど詳しいことは知らない」という方も多いのが現実ですが、海外では薬局で気軽に購入できるほど広く普及しています。
気になった方はぜひ、低用量ピルの服用を検討してみてください。
商品名 | マーベロン | トリキュラー | ノベロン |
---|---|---|---|
有効成分 | デソゲストレル、エチニルエストラジオール | レボノルゲストレル、エチニルエストラジオール | デソゲストレル、エチニルエストラジオール |
特徴 | ・服用しやすい1相性ピル ・ニキビや多毛症にも効果的 |
・副作用が軽減された3相性ピル ・避妊効果はマーベロンと同等 |
・マーベロンのジェネリック ・お求めやすく、効果も同等 |
価格(1ヶ月分) | 21錠タイプ:2,300円~ 28錠タイプ:1,440円~ |
21錠タイプ:1,800円~ 28錠タイプ:1,200円~ |
21錠タイプ:1,200円~ |
中出し後に知りたいよくある質問
妊娠を望まないカップルが中出ししてしまった場合、妊娠してしまったか非常に不安になることでしょう。
本項では、中出し後の妊娠にまつわる情報を簡単にご紹介します。
中出し後、妊娠は何日後に分かる?
個人差が大きいですが、性行為後約9日前後で受精卵が着床し妊娠が成立します。
ただし、妊娠検査薬が反応するのは目安として性行為から3週間後とされています。
それ以前に使用しても正しく検査できない可能性があるため、「性行為から3週間後」もしくは「次の生理予定日~予定日から1週間後」を目安に検査すると確実でしょう。
もし中絶する場合の費用はどれくらい?
中絶手術は、健康保険の効かない自費診療です。
費用はクリニックによって異なりますが、多くは10万前後が相場となります。
また、妊娠してから時間が経過するほどその費用は高額になっていきます。
アフターピルも含め、いざという時の緊急避妊法は高額かつ時間も限られてくるため、日頃からコンドーム・低用量ピルなどで確実な避妊を心がけましょう。
もし妊娠していたらどんな症状が出る?
もし妊娠していた場合、最初に起こる症状としては以下が考えられます。
・少量の出血
・腹痛や便秘
・眠気
・微熱やだるさ
・めまいやふらつき
・食欲の増加や低下
・イライラ、不安など感情が不安定になる
・胸の張り
・生理が来ない など
これらは妊娠超初期の症状として、性行為後1~2週間後から現れることがあります。
ただし初期症状は、ただの体調不良や通常時のホルモン変化でも起こる症状です。
症状だけで妊娠と決めつけず、妊娠検査薬や基礎体温の計測などの情報もあわせて判断しましょう。
安易な中出しには望まぬ妊娠のリスク
当然ながら、性行為での中出しは妊娠の可能性が必ずつきまといます。
妊活中の方であれば問題ありませんが、妊娠を望まない場合には安全日かどうかに関わらず中出しは避けましょう。
また、中出しをしなくても正しい方法で避妊を行なわなかった場合には妊娠のリスクがあります。
特に、外に出すからコンドームを着用しなくても良い、といった情報は間違いですから、安全に性行為をする場合には必ず避妊をしましょう。