痩せるためには、健康的な食事や運動が必要だとわかっていても、なかなか続けられないのが現実です。
続けやすい痩せる薬に興味はあるけど、いろいろな情報があって使うことに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。
しかし、痩せる薬が「やばい」と問題視されているのには、理由があります。
痩せる薬は、危険で「やばい・・・?」
このような痩せる薬の「やばい」疑問について、解説していきますので、ぜひご覧ください。
痩せる薬は「やばい」くらい痩せる?
痩せる薬は、美容クリニックなどの広告でも「飲むだけで痩せられる」や「無理せず痩せられる」など、魅力的な謳い文句で話題です。
近年は、ダイエットで痩せる薬が使用されることも増えましたが、本当に飲むだけで「やばい」くらい痩せられるのでしょうか。
ここで、痩せる薬を実際に使った人が実感した効果について紹介します。
「やばい」くらい痩せた人の体験談
SNSには、痩せる薬で「やばい」くらい痩せた人の体験談が投稿されています。
痩せる薬のおかげで、
11月中旬から11kg♡痩せた!
順調!!— 하루카.k🌻イン未定☆D垢 (@h_ko7o5) December 16, 2023
お医者様に痩せる薬飲めって言われて飲み始めたけど、メキメキ痩せてきて怖い
そろそろ8kg痩せた
飲み始めたの先月だったはずだけど— black Mew (@Liberty_skies) October 15, 2023
店の子が韓国の痩せる薬飲んで2週間くらいで具合悪すぎて飲むの辞めたんだけどそれでも体重落ち続けて15キロくらい痩せたらしく、元々痩せてる方の子だったのにガリガリになってた….こわぁ….
— かんまる🤮 (@kanmaru923) July 4, 2023
口コミの多くは、服用から1ヶ月で8~11kgほどの体重減少を実感したという内容でした。
中には、2週間の服用で15kgほど痩せたという体験談もあり、痩せる薬の優れた効果が確認できます。
食事内容の見直しや運動などのダイエット方法は、効果を実感するまでに時間がかかりますが、痩せる薬では比較的短期間でも高い効果を得られているようです。
痩せる薬の特徴と効果
痩せる薬は、痩せる効果が期待できる医薬品のことです。
効果は痩せる薬の種類によって違い、食欲抑制や糖質吸収ブロックなど、さまざまな働きによって体重減少が期待できます。
また、海外では抗肥満薬として承認されたうえで使用されているものもありますが、日本ではほとんどが未承認です。
ここからは、以下の痩せる薬による効果や副作用について解説していきます。
GLP1受容体作動薬のやばい効果と副作用
GLP1受容体作動薬には、リベルサスが挙げられます。
リベルサス | ||
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10錠:8,500円 | ||
特徴 | GLP1受容体作動薬で唯一の内服薬 |
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効果 | 食欲抑制、血糖値コントロール |
副作用 | 便秘や下痢、お腹が張る、胃のむかつきなど |
リベルサスを26週間服用した試験では、平均4.4kgの体重減少が確認されています。
しかし、稀な副作用では低血糖や急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸なども報告されているため注意が必要です。
服用後に異常がみられた場合には、すぐに服用を中止して医療機関を受診してください。
SGLT2阻害剤のやばい効果と副作用
SGLT2阻害剤には、フォシーガが挙げられます。
フォシーガ | ||
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28錠:6,300円 | ||
特徴 | 我慢しなくても糖質制限をしているようなダイエットができる |
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効果 | 血糖値降下、ブドウ糖再吸収阻害 |
副作用 | 腟カンジダ症や便秘、口の渇きや頻尿など |
フォシーガは、1日あたり約200~500kcalのカロリーカットが期待できます。
しかし、稀なケースでは重大な副作用として低血糖や脱水、腎盂腎炎やケトアシドーシスが報告されています。
異常がある場合は服用を中断して、医師に相談をしてください。
以下は、フォシーガのジェネリック医薬品です。安価に購入可能で、フォシーガと同等の効果に期待できます。
リパーゼ阻害薬の効果のやばい効果と副作用
リパーゼ阻害薬には、ゼニカルが挙げられます。
ゼニカル | ||
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42錠:9,360円 | ||
特徴 | 100ヶ国以上で「抗肥満薬」として使用されている |
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効果 | 脂肪吸収阻害 |
副作用 | 油性直腸排出、おなら、油性または脂肪性便、排便回数の増加、ビタミン不足など |
ゼニカルは、食事で摂取した脂質約30%を吸収せずに体外へ排出させる働きがあります。
しかし、極めて低い発現率で、肝機能障害やアナフィラキシーショック、蕁麻疹や急性膵炎などの副作用も報告されています。
これらの副作用があらわれた場合は命にかかわる可能性もあるため、すぐに服用を中止して医師の診断を受けてください。
痩せる薬が「やばい」といわれる理由
痩せる薬が「やばい」といわれる理由には、最近ニュースで取上げられることが増えたことも影響しています。
とくに問題視されているのは、痩せる薬の中でも「GLP1受容体作動薬」です。
ここからは、痩せる薬が「やばい」といわれる理由について解説していきます。
本来は糖尿病の薬だから
痩せる薬で問題視されているGLP1受容体作動薬は、もともと糖尿病治療薬です。
しかし、GLP1受容体作動薬のダイエット効果が注目されたことで、使用する人が増加して在庫が不足しています。
そのため、本来GLP1受容体作動薬が必要な糖尿病患者が困っているという状況が報道されているのです。
とくに、内服薬であるリベルサス以外の注射薬は全般的に足りておらず、ほかの医薬品で対応するような状況も起こっています。
痩せる薬の需要は日に日に高まっていますが、供給が追い付いていない状態で、糖尿病ではない人がダイエット目的で使っていいのか?という点が問題視されています。
やばいゼリーが出回ったから
痩せる薬が「やばい」といわれる理由には、過去に出回ったダイエットゼリーの影響も考えられます。
2ヶ月で12kg痩せるという天然成分でつくられたダイエットゼリーでしたが、実際はベトナムで出回った販売中止の成分を含む模倣品でした。
使用した人は、冷や汗や動悸や息苦しさなど、体調を崩す被害を受けています。
このような健康被害を避けるためにも、痩せる薬は正規品かどうかを見極めて使用することが大切です。
副作用が出ることがあるから
痩せる薬では、副作用が出ることがあるのも「やばい」といわれる理由のひとつです。
食欲を抑える痩せる薬を服用すると、二日酔いのような状態になることがあります。
胃腸の動きを抑制することで得られる作用は、摂取した食べ物の滞留時間を長くすることです。
そのため、食欲は抑えられますが、吐き気や頭痛、気持ち悪さなどが起こることがあります。
このような症状は強く出ることがあるため、痩せる薬が問題視されています。
さらに、重篤な副作用には、逆流性食道炎や急性膵炎も報告されています。
発現は稀ではありますが、服用する際には注意が必要です。
副作用が出た人の体験談
SNSには、痩せる薬で副作用がでた人の体験談も投稿されていました。
ダイエット薬、副作用で吐き気がすごくて死にそう、もっかいねよ、、
— 月 (つき) (@Hi_ro_in_chan) March 27, 2024
ダイエット薬なんてもう一生飲まない
ほんとに死ぬかと思った腹痛頭痛吐き気
トリプルパンチ。。。大人しく運動します— ㄹㅇ (@l908322411) March 9, 2024
ダイエット用の薬飲んだら気持ち悪すぎてしんどい🥲 食欲確かに落ちるしなんも食べれないけど吐き気が常にある🥲#サノレックス
— さゆち。6m🚺 (@sayuchi0404) November 14, 2023
最近、ダイエット薬がよく効いてくれて連日グロッキーすぎる💦
空腹にならないだけでいいのに吐き気がきて具合悪い😭
明日あたり休薬してみようかな…— エルちゃん@援嬢のつぶやき (@sweetzyoshi0606) February 10, 2024
最も多くみられたのは、気持ち悪さや吐き気など、胃腸に関する症状です。
これらの症状は、痩せる薬の効果が消化器官に影響することで起こった副作用だと考えられます。
気持ち悪さや吐き気などの症状は数日で治まることが一般的ですが、症状がつらい場合や明らかな異常がある場合は、服用を中止して医師に相談しましょう。
痩せる薬の副作用を防ぐポイント
痩せる薬の「やばい」といわれる副作用を事前に防ぐ方法はあるのでしょうか。
ここからは、より安全に痩せる薬を使用するために、気をつけられるポイントを紹介していきます。
自分に合った薬を選ぶ
痩せる薬といっても種類は豊富にあり、効果はさまざまです。
作用機序も異なるため、自分に合った医薬品を使用することで「やばい」副作用を防止できる可能性があります。
痩せる薬は多くの種類から選べますが、医薬品の服用条件に当てはまらないものを選ぶと、副作用のリスクが高まるため危険です。
例えば、糖質の摂取量が少ないのにGLP1受容体作動薬を使用した場合、体内の糖が不足しすぎて低血糖が起こりやすくなります。
「やばい」副作用を避けるためにも、自分に合った痩せる薬を選んで使用しましょう。
少ない量から始める
少ない量から始めることも、「やばい」副作用を防止できる方法です。
初めから多い用量を服用すると、体内の変化が急激に起こり強い副作用が起こる可能性があります。
しかし、少量から服用をスタートして徐々に増やせば、身体が痩せる薬の効果にゆっくり慣れてくるので副作用のリスクも低減できます。
この対策は、クリニックでもおこなわれている副作用のリスクを避けるための方法です。
痩せる薬の「やばい」副作用は、様子を見ながら服用量を増やすことでリスクを避けましょう。
必要以上に服用しない
痩せる薬は、定められた量以上に多く服用してはいけません。
効果が得られないからと必要以上の量を摂取した場合は、思わぬ健康被害を招く恐れがあります。
成分を過剰に摂取すると効き目が強く出すぎて、最悪の場合は命にかかわることもあります。
副作用のリスクを避けるためにも、過剰摂取しないように注意が必要です。
痩せる薬は、用法容量を守って安全に使用してください。
まとめ
日本でほとんどが未承認の痩せる薬は、海外では抗肥満薬として承認されていて、効果についても多くの実績があります。
問題視されているのは、効果の高さや副作用などで痩せる薬が「やばい」と噂されていることなどが要因です。
痩せる薬は、食欲抑制や糖質カットなど種類によって作用機序が異なります。
副作用のリスクを避けて正しい効果を得るためにも、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
痩せる薬は少量から始めるなど、副作用を防ぐポイントに気をつけながら、用法容量を守って安全に使用しましょう。