最近、若い頃と比べてお腹が出てきたなと感じることはありませんか。
とくに、お腹周りだけ脂肪がついている方は、内臓脂肪が原因かもしれません。
内臓脂肪の蓄積は、さまざまな病気を引き起こす可能性があり改善が必要です。
内臓脂肪を減らす薬が市販化されますが、どのような効果があるのか、どこで買えるのか、徹底リサーチしました。
食事制限や運動が続かない方、内臓脂肪を改善したいと思っている方はぜひご覧ください。
内臓脂肪を減らす薬について
内臓脂肪を減らす薬について、知らない方が多いと思いますので詳しく解説します。
内臓脂肪を少しでも改善したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
内臓脂肪を減らす薬とは
2024年4月、大正製薬より内臓脂肪減少薬「アライ」が発売されます。
日本国内初の内臓脂肪減少薬であり、販売資格を持つ薬剤師がいる薬局で購入可能です。
内臓脂肪減少薬とは、食事から摂った脂肪の約3割をカットして、体外へ排出する医薬品です。
脂肪分の吸収を抑えるため、内臓脂肪の蓄積を減らして腹囲を減少させる効果が期待できます。
食事制限や運動だけでは改善ができなかった、加齢とともに内臓脂肪が気になるという方のダイエットをサポートします。
内臓脂肪を減らす漢方薬やサプリとの違い
内臓脂肪を減らす製品として、有名なものに「ナイシトール」が挙げられます。
ナイシトールの有効成分は防風通聖散であり、漢方薬を用いた市販薬です。
ドラッグストアや薬局では、内臓脂肪を減らす効果がある製品がありますが、これらは医薬品ではなくサプリメントです。
医薬品とサプリメントには、以下の違いがあります。
・安全性
・一定の品質保証
医薬品はケガや病気の治療・症状緩和の目的で使用されますが、サプリメントは健康を維持する目的で使用されます。
また、サプリメントは医薬品と異なり、安全性や品質において明確な規制がないのも特徴です。
内臓脂肪を減らす薬の効果
内臓脂肪を減らす薬について、どのような効果があるのか解説していきます。
服用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
アライの効果
アライの有効成分「オルリスタット」は、脂肪を吸収するために必要な酵素の働きを阻害して脂肪分の吸収を抑制します。
吸収されなかった脂肪分については、24~48時間後に便と一緒に排泄されます。
この効果により、食事で摂った脂肪分の約3割を吸収せずに体外へ出すことができ、内臓脂肪を減らして腹囲の減少につながるのです。
個人差はありますが、服用してから2週間ほどで効果が現れるため、継続服用が大切です。
内臓脂肪を減らす薬の副作用
内臓脂肪減少薬「アライ」の副作用について、気になる方が多いのではないでしょうか。
次の2点に注目して解説しますので、服用を検討している方はぜひご覧ください。
・ビタミン不足
油漏れ
油漏れとは、オルリスタットの効果によって吸収されなかった脂肪分が、無自覚状態においてお尻から排出されることです。
便や油を伴うおならや脂肪が含まれた便が出る可能性があり、下着を汚したりしないためにもしっかり対策をおこないましょう。
対策として、服用中はナプキンや尿取りパットを着用しておくことをおすすめします。
万が一、油漏れが起きても外に漏れる心配がなく安心して服用できます。
服用する際は、仕事中や外出先は避けて自宅にいる時に服用すると良いでしょう。
ビタミン不足
脂溶性ビタミンは、水に溶けにくくアルコールや油脂に溶ける性質があります。
食事で摂った脂肪分の吸収を抑制するため、脂肪に溶けて一緒に吸収される脂溶性ビタミンも吸収されずに排出される可能性があります。
そのため、服用中はビタミン不足になる可能性があり注意が必要です。
ビタミンが不足すると、皮膚の乾燥や免疫機能の低下、貧血や脱毛などさまざまな症状を引き起こします。
ビタミン不足が気になる場合、ビタミンサプリメントで手軽に補給が可能です。
内臓脂肪を減らす薬はどこで買える?
内臓脂肪を減らす薬は、以下で購入できます。
それぞれの購入方法について、詳しくご紹介します。
内臓脂肪減少薬が気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
病院処方
国内の内科でもらえる痩せる薬は、サノレックスとウゴービ皮下注のみです。
ただし、サノレックスとウゴービ皮下注は内臓脂肪を減らす医薬品ではなく、食欲を抑制するダイエット薬です。
内臓脂肪を減らす薬は、病院処方では購入できないため注意しましょう。
美容クリニックの場合は、内臓脂肪を減らすゼニカル系の薬を処方してもらうことが可能ですが、自由診療のため医薬品代が高い傾向にあります。
内臓脂肪を減らす薬の保険適用
内臓脂肪を減らす薬は内科では処方ができず、美容クリニックなどの自由診療でのみ処方が可能です。
自由診療は保険適用外のため、費用は全額自己負担になります。
内科でもらえる痩せる薬については、保険適用の厳しい条件を満たしている方のみ適用可能です。
例えば、保険適用条件に「BMI35以上」とありますが、条件を満たす方は非常に少なく、重度の肥満の方以外は保険適用外です。
市販
市販では、大正製薬から日本国内初の内臓脂肪減少薬「アライ」が2024年4月に発売されました。
アライの販売資格を持つ薬剤師がいる薬局で購入できますが、誰でも購入できるわけではありません。
以下はアライの購入条件であり、満たしていない場合は購入できないため注意しましょう。
・腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
・食事や運動など生活習慣の改善取り組み
ほかにも、購入前チェックシートや生活習慣改善の記録など、さまざまな条件があり購入のハードルは高いです。
海外通販
海外通販の場合は、内臓脂肪減少薬「アライ」と同じ有効成分を含む医薬品を手軽に購入できます。
国内通販と同様にネット注文が可能で、注文後は自宅に届くのを待つだけです。
アライと同じ有効成分オルリスタットを含む商品を3つご紹介します。
これらはアライと同じく内臓脂肪を減らす効果のある医薬品です。
薬の効果や特徴について、詳しく解説しますのでぜひ参考にしてみてください。
おすすめ①ゼニカル
ゼニカルはFDAに認可された肥満治療薬であり、100ヶ国以上で使用されている安全性の高い医薬品です。
脂肪を分解する酵素の働きを阻害して、食事に含まれる脂質の吸収を抑制します。
体内に吸収されなかった脂質は、便と一緒に体外へ排泄されるため内臓脂肪の蓄積を防ぎます。
とくに、揚げ物やラーメン、ケーキなど脂質を多く含む食事が好きな方におすすめです。
おすすめ②オルリガル
オルリガルはゼニカルのジェネリック医薬品で、ゼニカルと同等の効果を期待できます。
摂取した脂質の吸収を抑えて体外へ排出するため、厳しい食事制限をする必要がありません。
ただし、糖質については吸収抑制できないため、主食の食べ過ぎには注意が必要です。
効果は同様ですがゼニカルと比べて低価格であり、コストパフォーマンスに優れています。
費用を抑えて効率よくダイエットをおこないたい方におすすめです。
おすすめ③オルリファスト
オルリファストは、肥満の原因となる脂肪分の吸収を抑えて排出する効果があります。
ゼニカルのジェネリック医薬品であり、ダイエットピルとして世界中で使用されています。
また、成分量が60mg・120mgの2種類あり、初めて服用する方は調整しやすいです。
効果や副作用には個人差があるため、自分に合わせて服用できる点はおすすめと言えます。
ダイエットピルを使って初めてダイエットをおこなう方は、オルリファストを選ぶと良いでしょう。
そもそも内臓脂肪とは
ここまで内臓脂肪を減らす薬についてご紹介してきました。
そもそも内臓脂肪とはどのような脂肪なのか、特徴やリスク、皮下脂肪との違いについて解説します。
内臓脂肪の特徴
肥満タイプには、「内臓脂肪型肥満」と「皮下脂肪型肥満」の2種類があります。
内臓脂肪は、腸や胃など臓器の周りにつく脂肪のことであり、内臓脂肪が多い人はリンゴ型体型と呼ばれています。
とくに、中年以降の男性や閉経後の女性に多いのが特徴です。
主な原因は、過食による摂取カロリーの過剰摂取、運動不足など生活習慣の乱れであり、短期間でつきやすい脂肪です。
健康診断では、ウエストが男性85㎝以上、女性は90㎝以上の方は内臓脂肪型肥満と診断されます。
内臓脂肪と皮下脂肪の違い
内臓脂肪 | 皮下脂肪 | |
---|---|---|
種類 | 胃や腸など臓器の周りにつく脂肪 | 皮膚の下につく脂肪 |
部位 | お腹周り | 体全体(下半身) |
性別 | 男性に多い | 女性に多い |
脂肪の特徴 | 脂肪が落としやすい 悪性脂肪に分類される 年齢とともにつきやすい |
脂肪が落としにくい 良性脂肪に分類される 年齢に関係なくつく |
見極め方 | お腹をつまんでつかめない | お腹をつまんでつかめる |
内臓脂肪と皮下脂肪の違いは、脂肪がつく場所です。
内臓脂肪は胃や腸など臓器の周りにつき、皮下脂肪は皮膚の下につく脂肪です。
特徴として、内臓脂肪は男性に多く見られ、皮下脂肪と比べて落としやすい脂肪と言われています。
逆に皮下脂肪は年齢関係なくつく脂肪であり、女性に多く一度つくと落としにくい脂肪です。
見分け方は、お腹をつまんで脂肪がつかめるかどうかです。
皮下脂肪の場合は皮膚の下に脂肪があるため、簡単につまむことが可能ですが、内臓脂肪の場合は、内臓周りに脂肪がついているためつかむことはできません。
内臓脂肪が多い人の特徴
内臓脂肪が多い人の特徴は、以下が挙げられます。
・過食
・運動不足
・脂質・糖質の多い食事を摂っている
内臓脂肪が多い人は、お腹周りに脂肪がつくためリンゴ型体型になりやすいです。
過食や食事の偏りによって摂取カロリーが過剰になり、消費が追い付かず余ったエネルギーが内臓脂肪として蓄積されます。
また、運動不足の場合は筋肉量が低下して、基礎代謝が悪くなり脂肪がつきやすくなります。
内臓脂肪がもたらすリスク
内臓脂肪は目に見えないため肥満か分かりづらいですが、皮下脂肪と比べて悪性脂肪に分類されます。
そのため、放置していると病気につながりやすい脂肪であり、注意が必要です。
とくに、メタボリックシンドロームは内臓脂肪の蓄積が原因であり、以下のような病気を引き起こす可能性があります。
・高血圧
・動脈硬化
・心筋梗塞
・脳卒中
内臓脂肪は糖尿病や高血圧などの生活習慣病、動脈硬化につながります。
動脈硬化が悪化すると血栓ができやすくなり、心筋梗塞や脳卒中を引き起こして命に関わるため危険です。
薬以外の内臓脂肪を減らす対策
薬以外の内臓脂肪を減らす対策について、以下の2つをご紹介します。
内臓脂肪を減らしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
食生活の改善法
内臓脂肪を減らす上で必要不可欠なものが、食生活の改善です。
以下の2点に注意して食事を摂りましょう。
・タンパク質を多く摂る
脂質は油や乳製品、豚肉などに多く含まれているため、食事を摂る際は脂質の量に注意しましょう。
鶏むね肉や鮭、卵、大豆製品はタンパク質が多く積極的に摂ると良いでしょう。
上記の点を意識して1日3食、栄養バランスの取れた食事を摂ることが大切です。
毎日の食生活を改善することで、内臓脂肪を減らして脂肪がつきにくい体に改善できます。
適度な運動法
食生活の改善とあわせて、適度な運動を取り入れるとより効率的に内臓脂肪を減らすことが可能です。
内臓脂肪を減らす運動方法は、以下の2つが挙げられます。
・筋トレ
ジョギングやウォーキング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動は、20分以上継続しておこなうことで脂肪が燃焼されるためおすすめです。
また、有酸素運動に加えて、スクワットや腹筋などの筋トレを組み合わせるとより効率よく内臓脂肪を減らすことができます。
手軽に内臓脂肪を減らす薬を買うなら個人輸入!
お腹が出てきた、内臓脂肪が気になるという方は、内臓脂肪を減らす薬がおすすめです。
食事に含まれる脂肪分の約3割をカットして、吸収せずに排出してくれます。
しかし、市販は条件が厳しく病院は保険適用外など、購入のハードルは高いと言えます。
個人輸入であれば、厳しい条件などもなくネット注文で簡単に購入可能です。
内臓脂肪を改善したい方は、ぜひ検討してはいかがでしょうか。