ダイエットピルのひとつとして注目されているフォシーガですが、効果を実感できずに諦めている方も多いのではないでしょうか。
フォシーガでのダイエットに失敗してしまった方には、いくつかの理由が考えられます。
本記事では、フォシーガを試してみたけど痩せなかったという方のために、痩せない原因ついて徹底解説していきます。
フォシーガでのダイエットに失敗してしまった方は、ぜひ最後までご覧ください。
フォシーガ | ||
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14錠:4,000円 | |
フォシーガが痩せない理由
フォシーガを服用しているのに効果を実感できない方は、以下が原因になっている可能性があります。
これから紹介する痩せない理由を解消できれば、フォシーガの効果をより高めることができるでしょう。
継続していない
フォシーガの効果を実感するためにはまず、継続することが大切です。
フォシーガに限らず言えることですが、ダイエット薬は飲んだからといってすぐに効果があらわれるわけではありません。
フォシーガは食事から摂取した糖質の吸収を抑え、余分な糖分を尿として排出し血糖値の上昇を抑える働きをします。
この働きにより、糖質が中性脂肪へ変化するのを防ぎ、徐々に脂肪がつきにくい体質へ改善させていくため、徐々に効果を感じられます。
3ヶ月ほど継続して服用することで、体型に変化を感じている方が多い印象です。

運動不足である
フォシーガは、飲むだけで体内の余分な糖分を体の外へ排出させる効果があります。
しかしその効果に頼り過ぎて全く運動をしないと、痩せない可能性があります。
フォシーガを服用しながら運動を取り入れることで、さらにダイエット効果を高めることが期待できます。
無理のない範囲で、毎日続けられる運動を生活に取り入れてみましょう。
軽いウォーキングをする、エレベーターの代わりに階段を使う、縄跳びをするなど手軽に始められる運動がおすすめです。
1日の運動量が少なくても、継続することで筋肉が増え代謝が上がり、その結果フォシーガの効果がさらに引き出される可能性があります。
使用法が悪い
早く痩せたいために、フォシーガを1日に何回も飲んでいたり、毎日違ったタイミングで飲んだりしていると、痩せない可能性があります。
フォシーガは1日1回服用する医薬品です。
効果を一定に保つために、毎日ほぼ同じ時間帯に飲む必要があります。
服用回数:1日1回
服用量:1回5~10mg
服用タイミング:朝
フォシーガは服用すると尿量が増えるため、夜に飲むと夜間のトイレの回数が増え、睡眠不足になる可能性があります。
そのため、1日の活動を始める朝のタイミングで服用することが推奨されています。
飲み合わせの悪い薬と併用している
フォシーガと飲み合わせの悪い薬と併用している場合、痩せない可能性があります。
飲み合わせの悪い医薬品同士を組み合わせてしまうと、効果が半減したり、副作用が強く出てしまったりする恐れがあります。
フォシーガを服用する前に、必ず併用注意薬を確認してください。
・糖尿病用薬
┗インスリン製剤、スルホニルウレア剤、チアゾリジン系薬剤など
・血糖降下作用を増強する薬剤
┗β遮断薬、サリチル酸剤、モノアミン酸化酵素阻害剤など
・血糖降下作用を減弱する薬剤
┗副腎皮質ホルモン、甲状腺ホルモン、アドレナリンなど
・利尿薬
┗ループ利尿薬、サイアザイド系利尿薬など
食事内容が悪い
フォシーガを服用しているにもかかわらず、なかなか痩せることができないという場合、食事内容が悪いかもしれません。
痩せる薬は種類によって効果の働き方が異なるため、ご自身の食事内容に合ったものでないと「痩せない」可能性があるのです。
どんな食事内容の場合に、フォシーガが合っていないのか解説していきます。
糖質を過剰摂取している
フォシーガは、食事で摂取した余分な糖分を体の外へ排出させる医薬品です。
ただし摂取した糖質を全て排出するわけではなく、あくまで余分な分だけが排出されます。
そのため、糖質を過剰に摂取すると効果が十分に発揮されないことがあるのです。
フォシーガを服用しているからといって油断せず、適量の糖質摂取を心がけてください。
脂質の多い食事をしている
フォシーガは糖質をカットする医薬品のため、食事で摂取した脂質はカットできません。
そのため外食が多いと脂質を過剰に摂取してしまい、体重減少が期待できない場合があります。
脂質の少ない軽めのメニューを選んだり、外食を控えて自炊をしたりすることで、バランスの取れた食事を心がけてください。

薬が合っていない
なかなか効果を実感できない場合は、フォシーガが合っていない可能性があります。
フォシーガは余分な糖分を尿として体外に排出し、血糖値を下げる働きをするSGLT2阻害薬です。
食事から摂取した糖質を1日あたり約60g~100g(約200kcal~500kcal)を排出するため、糖質の少ない食事をしている方には効果が薄くなってしまいます。
糖質を多く含む炭水化物や甘いものを好んで食べている方にはフォシーガでのダイエットは向いています。
しかし、焼き肉や揚げ物などの脂質が多い食事が原因で体重が増加している方には、フォシーガの効果はあらわれにくいでしょう。


薬を切り替えるタイミング
フォシーガが合わない方は、すべて飲み切る前にほかのダイエットピルに切り替えても問題はありません。
腸での糖の吸収を抑え余分な糖を便として排出させる効果を持つ「メトホルミン」と併用することで、相乗効果が期待できます。
ただし、リベルサスはフォシーガの併用注意薬に該当します。
自己判断で併用してしまうと低血糖などの副作用のリスクが高まるため、必ず医師に相談したうえで併用しましょう。
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【セット内容】 ・ゾメット(メトホルミン) ・ダパリル(フォシーガジェネリック) |
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フォシーガの効果はいつから?
フォシーガを飲んでいるけど、結局痩せ始めるのはいつからなのかと不安に思う方も多いでしょう。
ここからは、いつからフォシーガの効果があらわれ始めるのかについて解説していきます。
フォシーガの効果
フォシーガは、SGLT2阻害薬と呼ばれる1型・2型糖尿病の治療のために開発された医薬品です。
有効成分「ダパグリフロジン」は、血液中のブドウ糖の再吸収を阻害し、余分な糖分を尿として体外に排出させて血糖値を下げる働きをします。
つまり、食事から摂取した余分な糖の体内吸収を抑える効果があるのです。
また、1時間ウォーキングした場合に約150kcal~250kcalを消費できるとされていますが、フォシーガなら1日1錠で約200kcal~500kcal分の糖分を排出できます。
1ヶ月間継続すると約6,000kcal~15,000kcalを排出できるため、運動が苦手な方でも無理なくダイエット効果を実感できるでしょう。

フォシーガの効果はいつから感じられる?
フォシーガを服用したその日から摂取した糖質をカットできます。
有効成分「ダパグリフロジン」の血中濃度(血液中に含まれる成分量)は、服用してから1時間でピークに達し、その後も効果は24時間持続するといわれています。
しかし、体脂肪を1kg減らすためには約7,200kcalの消費が必要です。
先述のとおり、1日あたりの消費カロリーは、約200kcal~500kcalといわれているため、体重減少を実感するまでに1ヶ月ほどの期間が必要になります。

服用を検討している人向け:フォシーガは痩せるの?
フォシーガは痩せないという感想を見て、不安になっている方もいるかもしれません。
しかし実際は正しく服用することでしっかりと体重を減らし、ダイエットを成功させることが可能です。
フォシーガは糖質をカットすることでダイエット効果が期待できますが、脂質を抑えたい、食欲をコントロールしたいなど、目的に応じて選ぶべき医薬品は異なります。
自分の目的に合った医薬品を選んでください。
フォシーガの臨床試験データ
フォシーガの臨床試験データでは、24週間(6ヶ月)投与し続けたところ、偽薬であるプラセボを服用したグループに比べ、以下の体重減少が見られたと報告されています。
・ダパグリフロジン10mgグループ・・・-3.17kg
この結果から、フォシーガは正しく服用することで体重減少効果が期待できることが示されています。
フォシーガで痩せない時の対処法
実際どうすれば痩せられるのかと悩んでいる方のために、ダイエット成功につながるポイントをまとめてみました。
ここから紹介するフォシーガで痩せるポイントを参考にして、実践してみてください。
まずは3か月継続する
まずは3ヶ月継続することを目標にしてみましょう。
1ヶ月の服用によって消費できるカロリーは約6,000kcal~15,000kcalとされているため、約0.8kg~2kgの体重減少効果を期待できます。
3kg~7kgの減量で体型に変化がみられるため、3ヶ月ほど継続できれば体型への変化も感じられるでしょう。
痩せ始めているからといって、途中で服用をやめてしまうとリバウンドする可能性が高くなるため注意が必要です。
用量を増やしてみる
フォシーガには5mgと10mgがあり、1錠あたりに含まれる成分量に違いがあります。
ダイエットを目的とする場合は、5mgからの服用が推奨されています。
一定期間5mgを服用して効果が感じられない場合は、10mgへ増量することも可能です。
増量する場合は、しっかり経過を観察するようにしてください。
増量後に副作用が強くでたり体調に異常がでたりした場合は、5mgに減量するようにしましょう。

運動と組み合わせると効率アップ
適度な運動と組み合わせることで、更に効率をアップさせることができます。
運動といっても激しい運動ではなく、適度に身体を動かせる有酸素運動などでも十分に効果が実感できます。
ダイエットは続けることが重要なので、まずは軽い運動から毎日の習慣に取り入れてみましょう。
運動することで筋肉量が増えると、代謝が上がり痩せやすい身体へ変化し、肥満改善につながります。
他の薬と併用する
フォシーガだけでもダイエット効果が期待できますが、他の医薬品と併用することで、更に高い効果が得られる可能性があります。
メトホルミンと併用する
フォシーガは体内の余分な糖分を吸収させずに、尿と共に体の外へ排出させますが、メトホルミンも糖分の吸収をブロックします。
フォシーガは腎臓に作用しますが、メトホルミンは肝臓に作用するという違いがあるため、余分な糖分を便と共に体の外へ排出させます。
そのためフォシーガとメトホルミンを併用すると、尿と便の両方から糖分を排出できるため、高い効果が期待できます。
ただし、低血糖になるリスクが高まるため、併用する場合は体調の変化に気をつけながら使用してください。

リベルサスと併用する
リベルサスはGLP-1受動態作動薬で、2型糖尿病の治療薬です。
食後に血糖値が上昇すると、体内でインスリンが分泌されますが、リベルサスはこのインスリンの分泌を助ける作用を持っているため、血糖値の管理に効果があります。
また食欲抑制作用があるため、余計なカロリーの摂取を防ぎます。
さらに胃腸の働きがコントロールされ、摂取した食べ物が胃から小腸へ送り出すスピードが緩やかになるため、満腹感が持続します。
ただしこちらも効果が高い分、低血糖のリスクが高まるため、十分に注意しながら使用してください。

他の薬に変える
フォシーガを正しく服用し、外食をひかえるなど食事にも気を付け、毎日軽い運動をしているにもかかわらず、体重が減らない場合もあります。
このような場合は、体質やフォシーガとの相性が影響している可能性があります。
他の医薬品に変更することで効果が得られることもあるため、別の医薬品への切り替えを検討してみましょう。
次の項目では、自分に合った治療薬の選び方について詳しく紹介します。
自分に合った薬の選び方
まずは、自分の体質や太ってしまった原因に合わせてダイエットピルを選ぶことが大切です。
ここからは、自分に合うダイエットピルの選び方についてご紹介していきます。
フォシーガがおすすめな方
フォシーガは、普段から糖質を多く摂取しがちな方に適しています。
余分な糖分を尿として排出させ、血糖値の上昇を抑えることで、糖質ダイエットと同等の効果を得ることができます。
もちろん食事の量が増えすぎてしまうと効果は薄くなりますが、無理に糖質制限をしなくても体重減少効果を実感できるでしょう。
- ごはんやパン、麺類などの炭水化物を好んで食べる方
- 糖質を多く含む甘いものをやめられない方
- 糖質制限をせずに痩せたい方


脂質が好きな方はこちら
普段から脂質を多く含む食事をされている方には、ゼニカルの服用がおすすめです。
ゼニカルの有効成分オルリスタットは、リパーゼと呼ばれる脂肪を分解する酵素の働きを抑制する作用があります。
リパーゼの働きが弱まることで、食事から摂取した脂質の約30%を体外に便として排出させることができます。
肥満の原因が脂質の場合は、高い効果を実感できるでしょう。
- 揚げ物などの脂っこい食べ物を好んで食べる方
- 脂質を多く含むおやつなどを食べる方
- コレステロールや中性脂肪が高めの方

間食をやめたい方はこちら
間食がやめられない方には、空腹感を抑える効果があるメトホルミンがおすすめです。
フォシーガと同じく糖質の吸収を抑える効果を持ちますが、それに加えて食欲抑制効果もあります。
メトホルミンの特徴として「肝臓での糖質生成の抑制」や「インスリン感受性を高める」があげられます。
また、インスリンの分泌量に変化はないため、低血糖が起こりにくいとされています。
空腹感を抑えられずいつの間にか間食してしまう方は、メトホルミンに切り替えてみるのもよいでしょう。
フォシーガとの併用も可能で、その場合には以下のように服用してください。
- ①朝の食前または食後に1錠ずつ服用する
- ②次の食事の食前または食後にメトホルミンを1錠服用する

短期間で効果を出したい方はこちら
短期間のダイエットを求める方にはリベルサスが適しています。
リベルサスは有効成分「セマグルチド」を配合したGLP-1受容体作動薬です。
食後の血糖値の上昇を抑え、体脂肪を溜めにくい身体へ誘導していきます。
また、食べ物の消化をゆっくりとさせる作用により、満腹感を持続させ自然に食事量を減らすことができます。
血糖値が上昇した場合のみインスリンを分泌させるため、低血糖の副作用が起こりにくいのも特徴です。
リベルサスはフォシーガと比較すると価格も高いうえ、吐き気や下痢などの副作用が起こりやすいため注意が必要ですが、短期間で体重減少したい方におすすめです。

まとめ
ここまで、フォシーガで痩せない理由や自分に合うダイエットピルの選び方などについて解説してきました。
フォシーガは、糖質を多く含む炭水化物や甘いものなどを好む方に適したダイエットピルです。
フォシーガに限らず、ダイエットピルは継続して服用することが重要です。
また、バランスのよい食事をすることも体重減少効果を高めるポイントになります。
自分に合ったダイエットピルを正しく使用して健康的な身体を目指していきましょう。
