ED治療薬として知名度や効果も高いバイアグラですが、飲んで死亡した人がいるということを聞いて、危険な医薬品だという印象をもってはいないでしょうか。
ここでは、バイアグラは危険な薬ではないということと、どのような人が飲んではいけないのかについて、詳しく説明します。
バイアグラは危険な薬ではない
バイアグラ 50mg4錠:7,200円~ |
バイアグラは1998年にアメリカで発売されて以来、日本をはじめ世界中で承認されて流通している安全性の高い医薬品です。
体の血管を拡張させ、全身の血流をよくするバイアグラは、使用しているうちに体が慣れてしまい、服用量が増えてしまう耐性もないため、長年愛用しても特に問題ありません。
しかしバイアグラを絶対に飲んではいけない人が飲んだ場合は、最悪死亡する可能性もあります。
最悪の事態を避けるために、あらかじめ自分の健康状態や、服用している医薬品を確認し、バイアグラを飲むことができるかどうか、確認しておく必要があります。
バイアグラを絶対に飲んではいけない人
次の項目では、バイアグラを絶対に飲んではいけない人を紹介します。
当てはまる方は命に危険が及ぶおそれがあるため、服用しないでください。
参考サイト:医療用医薬品 : バイアグラ
過去シルデナフィルに対し、アレルギー反応が出た人
過去にバイアグラを服用し、有効成分であるシルデナフィルに対してアレルギー症状(過敏症)が出た人は服用できません。
・皮膚への症状(かゆみ、赤み、発疹)
・くしゃみ
・喉の腫れ
・気管支喘息
・めまい
・嘔吐
・呼吸困難など
特にアナフィラキシーショックは、全身に起こる急性のアレルギー反応のため、急激に血圧が下降し、呼吸困難に陥り意識を失うこともあるため大変危険です。
・失神
・けいれん
・意識消失
服用後に異変を感じた場合は、すぐに医師の診察を受けましょう。
健康状態が理由で飲めない人
バイアグラは、健康状態が理由で飲めない人がいます。
例えば心臓の病気を患っている人は、性行為自体心臓に負担がかかるため、バイアグラの服用以前に性行為自体を控えなくてはいけません。
次の項目では、バイアグラの服用が適さない疾患について詳しく説明します。
心血管に障害があり、性行為自体ができない人
心臓につながる血管や心臓の筋肉に異常が生じ、十分な血液が行き渡らなくなる疾患を心血管系障害といいます。
この疾患には以下の種類があります。
・心筋梗塞
・不整脈
・心房細動
・弁膜症
・心不全
性行為は心臓に負担がかかる行為です。
心血管系障害の人は性行為自体が不適当と考えられるため、バイアグラの服用ができません。
重度の肝臓の病気がある人
重度の肝臓病は、さまざまな原因により肝臓に炎症がおき、体内の毒素や老廃物を体外へ排出できなくなり、肝機能が低下している状態です。
バイアグラは主に肝臓で代謝され、便の中に排泄されます。
そのため重度の肝臓の病気がある人は、バイアグラの有効成分が体内にとどまる時間が長くなり、作用や副作用が強くなる可能性があるため、服用できません。
低血圧、もしくは治療していない高血圧の方
バイアグラには血管拡張作用があるため、服用により血圧がさがります。
すでに低血圧の人が服用するとさらに低い血圧となり、臓器に損傷が起こる危険な状態となる可能性が。
また、治療していない高血圧の人が服用すると、急激に血圧が低下し全身に血液が行き届かなくなるショック症状を引き起こすなど、危険な状態となる可能性があるため服用できません。
6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血・心筋梗塞になった方
6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を起こした後の人は、血圧の変化に対して脳の血液循環を一定に保つための自動調整機能がうまく働かなくなっています。
そのため、バイアグラの服用により血圧が下がってしまうと、脳の血液循環の低下に結びつき、症状の悪化をまねく可能性があるため服用できません。
心筋梗塞を起こした後の人は、性行為そのものが心臓に負担をかけるため、バイアグラの服用もできません。
網膜色質変性症の方
網膜色質変性は遺伝性の網膜疾患で、徐々に視力が低下し視力を失うこともある疾患です。
この疾患は、網膜に分布する「PDE6」という分子に関わる遺伝子の異常が原因と考えられています。
バイアグラは、陰茎海綿体に多く存在する酵素「PDE5」の作用を阻害することで勃起を維持させますが、1/10の効力ではあるものの網膜にあるPDE6の酵素も阻害してしまいます。
網膜色質変性の症状をさらに悪化させてしまう可能性があるため、服用できません。
該当する薬を飲んでいる方
併用することで、互いに悪い影響を与え合う医薬品の組み合わせを「併用禁忌」といいますが、バイアグラにも併用禁忌があります。
次の項目ではバイアグラの併用禁忌を詳しく紹介します。
参考サイト:医療用医薬品 : バイアグラ
アミオダロン塩酸塩(経口剤)
アミオダロン塩酸塩は、心臓のリズムが異常な状態である不整脈の治療に用いられる治療薬です。
そのため血管拡張作用のあるバイアグラと併用すると、以下の問題が発生する可能性があります。
└心臓のリズムを安定させるアミオダロン塩酸塩とバイアグラを併用すると、リズム障害を増加させ、不整脈の治療にとって逆効果になる可能性があります。
・血圧の影響
└血圧降下作用のあるバイアグラとの併用により、血圧の変動が増加し、不整脈の治療に悪影響をおよぼす可能性があります。
硝酸剤や一酸化窒素供与剤
硝酸剤や一酸化窒素供与剤は心疾患の治療薬で、心臓、または全身に酸素を運ぶ冠動脈の血管を広げる作用があります。
バイアグラにも血管拡張作用があるため、併用すると過剰な血圧低下を招き、命に関わる重篤な状態になる可能性があるため、併用できません。
代表的な医薬品にニトログリセリン、ニコランジル、硝酸イソソルビドがあるため、服用している人はバイアグラの服用ができません。
可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤
可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤は、慢性心不全や肺高血圧症の治療に用いられる治療薬です。
血管の拡張に関わる体内の情報物質(cGMP)の産生を促進し、血管拡張作用により症状を改善させます。
バイアグラと併用するとcGMPが増加し、全身の血圧が低下、それによりふらつきやめまいがあらわれる可能性があるため、併用できません。
未成年の方
未成年の方は、バイアグラを飲むことができません。
2024年現在は18歳以上から成人となっていますが、国内での処方が認可された当時は20歳から成人とされていました。
そのため安全性の検証も20歳以上を対象としておこなわれたため、20歳未満の方が服用した際の体への影響は不明です。
どのような危険性があるのかも明確ではないため、20歳未満の方の服用はできません。
バイアグラは何歳まで飲めるのか?
バイアグラをはじめとしたED治療薬は、20歳以上であれば年齢の上限の制約なく、全て服用可能です。
70代や80代でも、バイアグラを飲んで現役を維持している方はたくさんいます。
しかし高齢になればなるほど、糖尿病や高血圧など生活習慣病等の問題が出てきやすくなります。
自己判断での服用は危険なため、必ず医師の診断を受け、自分の健康状態を把握してから飲みましょう。
また高齢になると代謝も落ちるため、いきなり高用量を服用したりせず、慎重に低用量から服用を開始しましょう。
飲むのに注意が必要な方
バイアグラを絶対に飲んではいけないわけではありませんが、飲むのに注意が必要な方がいます。
医師の判断が必要な場合もあるため、該当する方は医師の診察を受けてください。
健康状態が理由で注意が必要な方
以下に当てはまる方は、症状を悪化させたり、バイアグラの効果が強くあらわれたりする可能性があるため注意が必要です。
・男性性器に構造上の欠陥がある方
・鎌状赤血球性貧血、多発性骨髄腫、白血病等など持続性勃起の要因となる疾患がある方
・他のED治療薬やPDE5阻害薬を服用している方
・消化性潰瘍や出血性疾患の方
・神経系の異常があらわれる多系統萎縮症の方
・腎機能障害の方
・肝機能障害の方
・高齢者
服用前には必ず医師に相談して下さい。
該当する薬を飲んでいる方
以下の治療薬を飲んでいる方は、バイアグラを服用する際に注意が必要です。
└有効成分の代謝が遅れたり、早まったりするため、効果を得られない可能性があります。
・シメチジン
└有効成分の代謝が遅れたり、肝臓での代謝能力が低下したりする可能性があります。
・エリスロマイシン
・リトナビル
・サキナビル
・ダルナビル
・新型コロナウイルス感染症治療薬
・チトクロームP450 3A4誘導薬
└薬物代謝酵素が阻害されることで代謝機能が低下、血中濃度が高くなるため作用や副作用が強まる可能性があります。
・トキサゾシン
└血圧降下作用により、心拍数と血圧が下がることでめまいなどがおこる可能性があります。
・カルペリチド
血管の拡張に関わる物質cGMPを増加させることで血管が拡張し、血圧降下作用が強くなる可能性があります。
・降圧剤(アムロジピン)
└シルデナフィルの血管拡張作用により、降圧剤との併用で血圧降下作用が増強する可能性があります。
こちらも服用前に必ず医師に相談して下さい。
お酒をたくさん飲んでいる方
アルコール自体はバイアグラとの併用を禁止されているものではありませんが、摂取量が多すぎると問題です。
少量なら特に問題はありませんが、多量の飲酒となると肝臓だけではなく、心臓にも負担が。
週末だけならまだしも、毎日大量の飲酒を続けていると、アルコール性心筋症を発症する場合も。
また、多量の飲酒は中枢神経の働きを過度に抑制するため、勃起の指令が神経を通して陰茎にうまく伝わらず、勃起が阻害され、性行為自体がおこなえないこともあります。
グレープフルーツを食べている・飲んでいる方
グレープフルーツとバイアグラは、併用に注意が必要です。
グレープフルーツに含まれている「フラノクマリン」という成分が、バイアグラの有効成分を分解する働きのある体内酵素を、阻害するからです。
そのため摂取した有効成分が分解されずに多量に残るため、体内への吸収量が増え、効果や副作用が強く出てしまう可能性があります。
飲んではいけない人が飲んだ場合最悪死亡も
バイアグラは1993年3月末にアメリカで発売されましたが、日本国内で認可されたのは1999年です。
その間は詳しい情報がなかったため、個人で海外から輸入したバイアグラを気軽に服用し、死亡してしまった症例が日本国内にもあります。
バイアグラはニトログリセリンとの併用は禁止されていますが、この方は病気の治療のためにニトログリセリン貼付剤を使用していたそうです。
飲んではいけない人にあてはまるのに服用してしまうと、このケースのように死亡してしまう場合もあるため、注意してください。
個人輸入は危険ではない
個人輸入でバイアグラやその他の医薬品を購入するのは、偽物などが横行していて危険なのではないかというイメージを持つ方も少なくないと思います。
しかし、2016年に大手製薬会社4社が調査した調査報告書によると、インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽物とのこと。
半数以上が本物ということになるため、安心できるサイトで買えば、本物を手にいれることができます。
▼個人輸入で買えるバイアグラジェネリック▼
商品名 | カマグラゴールド | バイスマ | スーパーカマグラ |
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価格 | 50mg4錠:1,500円 100mg4錠:1,600円 |
50mg4錠:1,700円 100mg4錠:1,750円 |
100mg+60mg4錠:1,950円 |
メーカー | アジャンタファーマ | Asle pharmaceuticals | アジャンタファーマ |
特徴 | 個人輸入知名度NO1 バイアグラジェネリック |
日本語パッケージで安心 | 早漏防止成分ダポキセチン配合 1錠でED&早漏改善 |
リンク |
バイアグラが飲めない場合におすすめ!
バイアグラを飲んではいけない人に当てはまる場合、作用の仕方や飲んではいけない人の基準が他のED治療薬とも非常に似ているため、バイアグラ以外のED治療薬も飲めない可能性があります。
その場合はED改善サプリメントや、男性ホルモン剤がおすすめです。
ただし、サプリメントでも健康状態によっては飲めないこともあるため、事前に必ず服用条件を確認してください。
サプリメント
サプリメントは、バイアグラのように医薬品ではないため、すぐEDが改善するわけではありません。
しかし継続使用で勃起機能の改善のサポートや、精子増量、活力アップなどの効果が期待できます。
商品名 | スペマン | ロイヤルハニーVIP | マカ |
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価格 | 60錠:1,350円 | 12袋:12,480円 | 100錠:3,200円 |
有効成分 | ハッショウマメ、ゴクシュラ(ハマビシ) | 純粋ハチミツ、高麗人参粉、トンカットアリ | マカ |
特徴 | 人気のED改善精子増量サプリ 天然成分で安心してご使用いただけます。 インドの伝統医学アーユルヴェーダを基軸とした、精子増量サプリメント。 |
SNSで大人気 滋養強壮、ED改善効果が期待できます。 栄養価の高いはちみつを主成分とした天然成分配合のサプリメント。 |
マカ500mg配合 滋養強壮や精力増強への効果が期待できる、天然成分マカのサプリメント。 |
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男性ホルモン剤
男性ホルモンのテストステロンを直接摂取することができます。
服用タイプだけではなく塗布タイプもあり、手軽に使用できます。
商品名 | セルノスジェル | セルノスカプセル | アンドロフォルテクリーム |
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価格 | 14包:5,500円 | 30錠:4,280円 | 1箱:17,980円 |
有効成分 | テストステロン | テストステロン | テストステロン |
特徴 | 1日1回、1包を塗布するだけで、男性ホルモンを補充できる補充剤です。 体力、精力、筋肉の増強、気力アップなどの効果があります。 |
服用するだけで男性ホルモンの補充可能。 安全にテストステロン補充療法ができ、性機能や更年期障害の改善ができます。 |
高用量5%が配合されている、塗布タイプのテストステロン。 チューブタイプのため、使用量の調節が可能です。 |
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よくあるQ&A
バイアグラを飲んではいけない人に関するQ&Aを紹介します。
女性は飲んでも大丈夫?
バイアグラを飲んではいけない人に「女性」は含まれていないため、飲んでも問題ありませんが、男性が服用するときのような効果は期待できません。
またバイアグラは勃起促進のための医薬品なので、女性に対して病院で処方してもらうこともできません。
男性用バイアグラと同じ有効成分シルデナフィルが配合された、女性用バイアグラなら個人輸入で購入できます。
EDじゃなくても飲んでも大丈夫?
バイアグラはED治療薬ですが、EDではない人が飲んでも特に問題はありません。
EDではない人がバイアグラを飲むと、以下の効果が期待できます。
・勃起時のペニスの硬さが増す
・射精後から復活までの時間が短くなる
海外通販なら、EDではない人でも気軽に購入できます。
毎日飲んでも大丈夫?
バイアグラは、長期間継続服用しても耐性や依存性があらわれることはないため、毎日飲んでも大丈夫です。
ただし、毎日飲む場合は24時間以上空けてから次の1錠を飲むかたちになります。
性行為の予定があれば毎日飲んでも問題ありませんが、特にEDでもなく性行為をする予定もない場合、毎日飲む必要はありません。
糖尿病でも飲んで大丈夫?
糖尿病の人でもバイアグラを飲んで大丈夫です。
糖尿病は体内の血糖値が高い状態が続き、細い血管がダメージをうける疾患のため、陰茎への血流が悪くなり、勃起力が低下します。
また神経障害により性的反応が起こりにくくなるため、EDを発症しやすい疾患です。
そのため、非常に多くの糖尿病の方がバイアグラの服用によりEDを改善しています。
※服用に関しては必ず医師に確認してください。