バイアグラ25mgと50mgの違いについて|幻の100mgについても解説

バイアグラ25mgと50mgの違い
ED治療薬として世界的に有名なバイアグラには、病院で処方される25mgと50mgの他にも、100mgが存在しています。
性行為でより満足したい方や、EDを発症している方などに人気のバイアグラは、用量によってどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、バイアグラの25mgや50mgの違いについて徹底的に分析して紹介していきます。

バイアグラ25mgと50mgの違い

バイアグラ バイアグラ
50mg4錠:7,200円~
25mg 50mg
持続時間 3時間 4~5時間
効果発現時間 約30分~1時間 約30分~1時間
効果の強さ マイルド 普通
副作用 でにくい でやすい
有効成分量 35.12mg 70.23mg

日本で承認されているバイアグラは、25mgと50mgの錠剤と、ODフィルムの25mgと50mgのみです。
用量によって効果の強さが違うため、EDの症状が軽度や中程度では比較的マイルドな25mg、中度からは効き目が強い50mgと、使い分けされています。

また、25mgのバイアグラは副作用のリスクが低いですが、効き目が強い50mgでは高まります。

バイアグラの標準的な使用量は50mgですが、初めての方や高齢者が使用する場合は、少ない用量25mgからの服用が推奨されているため注意してください。

効果のちがい

バイアグラの製薬会社が行った臨床試験では以下の改善率が報告されています。

著名改善と改善
プラセボ:15%
25mg:58.3%
50mg:72.4%
100mg:72.3%
著名改善
25mg:22例
50mg:26例
100mg:33例

出典:バイアグラ錠・ODフィルム25mg50mgインタビューフォーム

上記のように25mgと50mgでは50mgの方が改善したと感じる割合が高く、用量が増えることで改善効果は高まることも証明されています。

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レビトラやシアリスとの違い

ED治療薬はバイアグラの他に、レビトラ、シアリスが日本では承認されています。

どれも同じPDE5阻害薬に分類されており、作用は基本同じですが、効果の強さ、副作用の出やすさ、持続時間、発現時間などがことなります。

効果の強さに関しては、個人差があり、合うED治療薬によっても異なりますが、大体以下のような違いがあると言われています。

■効果の強さ
バイアグラ25mg=シアリス10mg
バイアグラ50mg=レビトラ10mg
バイアグラ100mg=レビトラ20mg

ED治療薬の比較について詳しくは以下記事をご確認ください。

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副作用の違い

バイアグラの代表的な副作用は、以下の通りです。

■主な副作用
ほてり(赤ら顔):5.78%
頭痛:3.87%
動悸:0.1~1%未満
めまい:0.1~1%未満
鼻炎:0.1~1%未満
など

また、副作用の発現頻度は25mgより50mg、50mgより100mgと、用量が増えればリスクも高まるので注意してください。

■発現頻度
プラセボ:8.1%
25mg:15%
50mg:32.8%
100mg:32.3%
■頭痛
プラセボ:2例
25mg:4例
50mg:10例
100mg:6例

価格の違い

バイアグラの価格は、種類や購入する場所によって異なります。

バイアグラは基本自費診療のため、100%自己負担となります。
用量が多い方が価格は高く、ジェネリックの方が安くなっています。

以下病院での相場価格です。

バイアグラ
先発薬
シルデナフィル錠
国産ジェネリック
25mg 1,300~1,800円 440~700円
50mg 1,800~2,200円 900~1,200円

バイアグラは個人輸入でも購入できます。
海外ジェネリックは価格が安く、特にカマグラゴールドは知名度が高く人気となっています。

以下個人輸入での用量別、相場価格です。

バイアグラ
先発薬
カマグラ
海外ジェネリック
画像 バイアグラ カマグラ
25mg
半錠で計算
1錠:720~900円 1錠:73~187円
50mg 1錠:1,440~1,800円 1錠:146~375円
商品リンク

バイアグラは個人輸入でも価格は高い傾向ですが、海外ジェネリックのカマグラでは50mgが1錠146円~購入できます。

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ODフィルムについて

バイアグラODフィルムは、舌の上で溶かして服用するタイプです。

25mgと50mgの違いは錠剤と同じですが、水がなくても飲めるという便利さがあります。
バイアグラODフィルムは、パートナーに気づかれずに服用しやすいので、周囲にED治療薬を使用していることを知られたくない場合に大変便利です。

ジェネリックでの違い

バイアグラのジェネリック医薬品も、用量によって効き目や副作用のリスクが異なります。
先発薬のバイアグラで、用量による効き目や副作用に違いがあるのと同じです。

しかし、研究費が多くかからないジェネリック医薬品には、効果は同じでも安く販売できるという特徴があります。
バイアグラのジェネリック医薬品は安価で購入できますが、効果は先発薬と同じです。

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見た目の違い

バイアグラの見た目は、以下のように用量によって錠剤やパッケージに違いがあります。
バイアグラ25mg
画像引用:バイアグラ錠25mgの基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・添付文書)【QLifeお薬検索】

■25mg
錠剤の印字:VGR 25 Pfizer
サイズ:6.8×9.3×3.4mm
パッケージ:青色と紫色が入ったデザインで、バイアグラ錠と記載されている。

バイアグラ50mg
画像引用:バイアグラ錠50mgの基本情報(作用・副作用・飲み合わせ・添付文書)【QLifeお薬検索】

■50mg
錠剤の印字:VGR 50 Pfizer
サイズ:8.2×11.3×4.4mm
パッケージ:青色と水色が入ったデザインで、バイアグラ錠と記載されている。

また、海外製のバイアグラは「VIAGRA」と、アルファベット表記のパッケージです。

日本で未承認の100mg

バイアグラ100mg

25mg 50mg 100mg
持続時間 3時間 4~5時間 7~8時間
効果発現時間 約30分~1時間 約30分~1時間 約30分~1時間
効果の強さ マイルド 普通 強い
副作用 でにくい でやすい でやすい
購入場所 病院
個人輸入
病院
個人輸入
個人輸入のみ

バイアグラの高用量規格100mgは、現在日本では承認されていないため、日本の病院では処方できません。

しかし、松居一代さんは過去にYouTubeで、船越英一郎さんに対して「バイアグラ100ml男」と発言しています。
100mgのバイアグラは日本で承認されていませんが、個人輸入であれば購入が認められています。

効果の違いでも説明したとおり、100mgは著名改善が33例と、最も多い改善結果が確認された用量です。
病院では、改善効果が優れているバイアグラ100mgは処方できませんが、個人輸入であれば購入できます。

日本で未承認の理由

日本で100mgが未承認となっている理由は、日本の臨床試験では50mgと100mgの有効性に差はなく、副作用の観点から適当な用量が25~50mgだと判断されているからです。

しかし、バイアグラ100mgはFDA(アメリカ食品医薬品局)で承認されている用量なので、安全性に問題なく海外では問題なく購入できます。

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日本人は50mgで十分

バイアグラ50mgは、日本人が服用するのであれば十分とされている用量です。

体格が大きい傾向にある欧米人は100mgでなければ効果が得られない可能性がありますが、日本人は基本的に高用量規格のバイアグラを服用する必要はありません。

しかし、個人輸入では100mgが購入できるので、ピルカッターで半分に割るなどすればコストを抑えることが可能で、ジェネリック医薬品を使用すればさらにお得です。

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25mgと50mgの服用に関して

バイアグラ25mgと50mgの服用に関する情報をまとめました。

どの用量を使用するべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

食事の影響を受ける

バイアグラは、用量に関係なく食事の影響を受けやすいED治療薬です。
空腹時の服用が推奨されているので、使用するタイミングには注意しなければなりません。

食後に服用してしまうと、体内で成分を吸収することが難しくなり、性行為のタイミングで効果が得られない可能性があります。
食事によって効果を無駄にしないためにも、バイアグラはなるべく空腹時に服用しましょう。

半分に割ってもOK

バイアグラは、半分に割って使用できます。
しかし、医薬品によっては割って使用してはいけない錠剤もあります。

そのため、AGA治療薬のプロペシアなどは1錠を分割して服用できませんが、バイアグラは問題ないので50mgを割って25mgとして服用できます。
反対に、25mgは2錠飲んで50mgとしても使用可能です。

1日1錠(1回)まで

バイアグラを服用できるのは、1日1錠、1回までです。
服用回数は用量と関係ないため、25mgでも50mgであっても、1回服用すれば次に使用するまでに24時間以上空ける必要があります。

バイアグラは、1日最大50mgまで使用できますが、25mgだけ服用した場合でも残りの用量25mgを飲んではいけません。

まとめ

バイアグラには、20mgと50mgの用量があります。
標準的な服用量は50mgですが、初めての方や高齢者は、比較的効果がマイルドな20mgが推奨されています。

また、日本では未承認のため幻の用量とされる100mgを購入したい場合は、個人輸入の利用が必須です。
個人輸入は、より安価なジェネリック医薬品も多数販売しています。

日本人は50mgで十分な効果が得られますが、100mgを購入して半分にして服用することで、コストを抑えることも可能です。
より満足した性生活を送りたい方やEDの改善をしたい方は、バイアグラの用量それぞれの特徴をしっかり理解して使用しましょう。

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