フォシーガの効果はいつから?実感できるタイミングや体験談紹介

フォシーガの効果はいつから?

フォシーガは2型糖尿病や1型糖尿病、慢性心不全や慢性腎臓病の治療に用いられるSGLT2阻害薬です。

近年ではそのダイエット効果が注目され、メディカルダイエットに取り入れる方も増えている医薬品です。

本記事では、フォシーガの治療効果だけでなく、ダイエット効果や正しい飲み方、副作用について詳しく解説します。

また、「フォシーガを飲んでいるのに痩せない」とお悩みの方に向けて、効果があらわれるタイミングや実際の体験談を交えて説明します。

フォシーガを使用してダイエットを目指す方はぜひご参考にしてください。

フォシーガの効果はいつから?

フォシーガ
フォシーガ 14錠:4,000円
成分 ダパグリフロジン
効果 糖尿病治療、ダイエット、体重減少
副作用 便秘、頻尿、口の渇きなど

フォシーガの効果が現れるのは、服用後約1時間後です。

その後、8〜12時間後に効果が落ち始めますが、約24時間にわたり持続します。

つまりは、朝服用すると効果が就寝中も持続することになります。

フォシーガの効果はこのような経過を辿りますが、以下でさらに詳しく解説していきます。

効果は飲んだ当日から

効果は飲んだ当日から
フォシーガを服用すると、服用したその日から200~500kcal相当の糖が尿中に排出される作用が始まります。

この薬剤は腎臓における「ナトリウム・グルコース共役輸送体2(SGLT2)」を選択的に阻害することで効果を発揮します。

SGLT2は通常、尿細管で血液中にグルコースを再吸収する役割を担っていますが、フォシーガの有効成分ダパグリフロジンはこれを阻害し、グルコースの再吸収を防ぐため、余剰な糖が尿中に排出されます。

このメカニズムはインスリンを介さないアプローチのため、血糖降下作用とカロリー消費効果を同時に得られる点が特徴です。

これにより、服用初日から体重減少を促す要因にもなります。

効果が実感できるのは数週間後

効果が実感できるのは数週間後
フォシーガの有効成分ダパグリフロジンは、体重減少の効果を含む多様な作用を持つ成分ですが、その効果が実感できるまでには時間を要する場合があります。

ダパグリフロジンを投与した臨床試験の結果では、体重減少の効果が投与開始から約1週間で効果が顕著に現れ、その後16週間まで緩やかに減少し、それ以降はほとんど変動しないと報告されています。

ダパグリフロジン群では投与開始 1 週後に著明な減少が認められ、その後は投与開始 16 週後まで漸減し、以降はほとんど変動しなかった。

参照:臨床に関する概括評価フォシーガ®

これに基づくと、ダイエット目的でフォシーガを使用している場合、体重減少効果を実感できるまで早くても数週間を要する可能性があるということです。

効果の持続や安定性が期待できる一方で、即効でダイエット効果が期待できる医薬品ではないということがわかります。

フォシーガはいつまで尿糖が排泄される?健康診断前の休薬時期も解説
フォシーガを服用中は継続的に尿糖が排泄されます。健康診断前に休薬しないと尿糖検査で陽性になる可能性があるため、服用中の方は注意が必要です。フォシーガ服用中の尿糖に関する注意点を解説します。

フォシーガを服用している方の体験談

フォシーガの体重減少効果は服用数週間であらわれるものですが、SNSの口コミでは服用後短期間で体重が減少した事例も報告されています。

特に、糖質を多く摂取する人において、尿中に糖を排出する作用が有効に働いていることが推測できます。

これらの口コミからは、運動や食事制限との併用でより大きな効果が得られることが示唆されています。

フォシーガの効果時間は?

フォシーガの効果時間は?服用後1時間で成分が全身に行き渡り、効果が24時間持続する
フォシーガは、服用後1時間で成分が全身に行き渡り、効果が24時間持続する特徴があります。

このため、朝1回服用するだけで、朝食・昼食・夕食にわたる1日中の食事で摂取される糖質に対して抑制効果を発揮します。

服用により腎臓での糖の再吸収を阻害して、余分な糖が尿中に排出され、血糖値を効果的に低下させることができます。

1日1回の服用でいいので服薬の利便性が高く、日々の生活に取り入れやすい点が魅力だと言えます。

フォシーガの効果的な飲み方

フォシーガの効果的な飲み方
フォシーガには、効果を最大限に引き出す飲み方があります。

そのためには、正しい飲み方や注意点はもちろん、ポイントを理解することも大切です。

以下で詳しく解説していきます。

1日1回朝に服用

フォシーガをより効果的に服用するには、朝食の前後が最もおすすめのタイミングです。

服用するタイミングに特に決まりがないため、食前・食中・食後のいつでも構いませんが、朝に服用することで、糖質のカット効果を最大限に活かすことができます。

夕食後に服用するとフォシーガの利尿作用により、就寝中にトイレに行く頻度が増えて眠りが妨げられる可能性もあるため、フォシーガの服用タイミングは朝が最適だと言えます。

朝に服用しても効果は一日中続くため、夕食時でも効果が持続しています。

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過度な糖質制限はしない

フォシーガの糖を排出する作用により、過度に糖質制限をすると低血糖やケトアシドーシスのリスクが高まります。

フォシーガは体内の余分な糖を外に出すため、服用することが糖質制限と近い状態になります。

ダイエット中に食事制限をおこなう場合は、このことに注意しましょう。

他の薬と併用する

フォシーガは、他のダイエット薬との併用でさらなる効果が発揮されます。

併用することで特にダイエット効果を得られる医薬品として、以下の2つが挙げられます。

・リベルサス
・メトホルミン

いずれの医薬品も併用により効果が高まる分、低血糖などの副作用を引き起こすリスクが高まります。

そのため、併用はフォシーガ単体で服用しても十分な効果が感じられない場合にのみ使用するようにしましょう。

他の薬との併用については、以下のコラム でも詳しく解説しています。

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フォシーガの効果が感じられない理由

フォシーガの効果が感じられない場合は、主な理由として以下のような要因が挙げられます。

  • 継続していない
  • 糖質を含む食事をしていない
  • 使用法が悪い
  • 飲み合わせの悪い食事をしている

もし、今フォシーガを服用しているのに痩せないという場合は、こちらのコラム もご参考にしてください。

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まとめ

フォシーガは、糖尿病治療と体重減少に効果的な医薬品として、多くの方に支持されています。

服用から約1週間で成分が全身に行き渡り、効果が24時間持続するため、1日1回服用するだけでよく、生活に簡単に取り入れやすいのが魅力です。

早ければ2週間で体重が減少したり、3ヶ月で10kgの減量に成功した口コミも見られるほどの効果があります。

その効果は糖の排出を促して、食事の糖質吸収を抑制するメカニズムに基づくもので、朝服用すれば、朝食・昼食・夕食にわたるサポートが期待できます。

体重や血糖値改善を目指す方は、フォシーガを試してみてはいかがでしょうか。

フォシーガ
フォシーガ 14錠:4,000円
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