フォシーガの5mgと10mgの違い|適応疾患と効果について


フォシーガはSGLT2阻害薬に分類される1型・2型糖尿病の治療薬です。

近年では、ダイエット効果があると話題になっており、多くの方に愛用されています。

フォシーガには5mgと10mgの2種類ありますが、用量によって適応疾患が異なっており、目的別で使い分けが必要です。

本記事では、5mgと10mgの違いや適応疾患について詳しく解説します。

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フォシーガの5mgと10mgの違い

フォシーガの5mgと10mgの違い
フォシーガの5mgと10mgの違いは、大きく分けて以下の3つです。

それぞれについて詳しく解説しますので、服用または用量の変更を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

用量の違い

フォシーガ5mgと10mgの違いは、有効成分ダパグリフロジンの含有量です。

ダパグリフロジンには、体内の余分な糖の再吸収を抑えて尿と一緒に体外へ排出し、血糖値を下げる効果があります。

また、食事から摂った糖質の吸収を抑えるため、糖質制限のようなダイエット効果が期待できます。

5mgと10mgで用量は異なりますが、得られる効果に違いはありません。

効果の違い

5mgと10mgの得られる効果は同じですが、効果の強さが違います。

10mgは有効成分が多く含まれているため、5mgと比べて強い効果が期待できます。

ただし、用量が増えると副作用のリスクも高まるため注意が必要です。

また、効果が強いほどいいということではないため、目的別に合わせた用量を選ぶことが大切です。

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適応疾患の違い

服用する用量は以下の適応疾患によって異なります。

次の項目では疾患ごとの服用量について解説しますので、自分に適した用量を見つけてください。

ダイエットは5mg

近年、フォシーガの体重減少効果が話題となり、無理な食事制限や運動をせずに手軽にダイエットができるとダイエット目的で服用する方が増えています。

ダイエット目的で服用する場合は、5mgで十分な効果を期待できるため、10mgへの増量は控えましょう。

1型・2型糖尿病患者ではない方がより強い効果を得たいと10mgを服用すると、脱水症状や低血糖、便秘など副作用のリスクが高まる恐れがあります。

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糖尿病は5-10mg

フォシーガは1型糖尿病、2型糖尿病どちらにも適応がある医薬品です。

糖尿病の治療目的で服用する方は、5mgから服用を開始してください。

5mgで十分な効果が得られない場合は、10mgへの増量が可能ですが、副作用を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。

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心不全や腎臓病は10mg

慢性心不全や慢性腎臓病の治療では、1回10mgを服用しましょう。

フォシーガは糖尿病の治療薬として開発された医薬品ですが、血糖値の改善や体重減少、心臓や腎臓の保護などさまざまな効果があります。

近年では、糖尿病を患っていない慢性心不全や慢性腎臓病の方への有効性が認められ、治療に用いられています。

ただし、5mgでは有効性が認められていないため、服用できるのは10mgのみです。

ダイエット目的で10mgは飲んでいい?

ダイエット目的で10mgは飲んでいい?
ダイエット目的での服用は1回5mgが推奨されています。

一部のクリニックでは10mgを処方しているケースがありますが、基本的にダイエット目的では5mgで十分な効果が得られるとされています。

効果を実感するまでには個人差がありますが、服用後、1ヶ月前後で少しずつ体重の変化が見られる可能性が高いです。
5mgを服用して効果を実感できない場合は、医師に相談した上で10mgに増やすのがおすすめです。

ただし、効果が出ない理由として成分が体質に合っていない可能性もあるため、自己判断での安易な増量は控えましょう。

10mgへの増量はより高い効果を期待できる一方で、副作用のリスクも高まるため注意が必要です。

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フォシーガの5mgと10mgの選び方

フォシーガの5mgと10mgの選び方
フォシーガの5mgと10mgの選び方は以下の通りです。

ダイエット目的:5mg
1型・2型糖尿病:5mgから服用して10mgへ増量が可能
慢性心不全、慢性腎臓病:10mg

服用する目的で推奨用量が異なるため、事前に確認しましょう。

まずは5mgから

慢性心不全や慢性腎臓病の治療以外で使用する場合は、5mgの少ない用量から服用してください。

初めから高用量の10mgを服用すると、低血糖や脱水、下痢などの副作用のリスクが高まる恐れがあります。

とくに、初めて服用する方では成分が体質に合わない可能性があるため、5mgから服用して効果の強さや副作用の有無を確認しましょう。

5mgから10mgに切り替えるタイミング

5mgを服用して効果が実感できない場合は増量を検討しますが、切り替えのタイミングは明確に定められているわけではありません。

1型・2型糖尿病の治療においては十分な効果が得られないときに増量が可能ですが、経過観察を十分におこなって切り替える必要があります。
そのため、自己判断での増量は避けて医師の監視下でおこないましょう。

ダイエット目的で服用する方は、効果を実感し始める1~3ヶ月で体重の減少が見られない場合に切り替えがおすすめです。
ただし、増量時には副作用が出やすくなるため、体調の変化に十分注意しましょう。

10mg以上飲んでもいい?

フォシーガの1日の最大摂取量は10mgまでと定められています。
10mg以上服用した場合の有効性や安全性は確認されていないため、用法用量を守り、正しく服用しましょう。

用量を超えて服用すると、副作用が増強されて思わぬ健康被害を引き起こす恐れがあります。

中には、10mgを服用しても効果を実感できない方がいますが、成分が体質に合っていない可能性があるため、服用を中止して別の医薬品への切り替えを検討しましょう。

まとめ

フォシーガは糖尿病治療薬として開発されたSGLT2阻害薬で、5mgと10mgの2種類があります。

5mgと10mgで得られる効果は同じですが、効果の強さや適応疾患、副作用のリスクが異なっており、服用する目的で使い分けが必要です。

ダイエットや糖尿病治療は5mgからの服用が推奨されており、効果が不十分な場合に10mgへ増量が可能です。

慢性心不全や慢性腎臓病では5mgの有効性が認められておらず、10mgの服用が適しています。

フォシーガの用量を選ぶ際は、服用する目的に合わせて正しい用量を選ぶことが大切です。

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