GLP-1ダイエット薬として人気のオゼンピックとリベルサス。
どちらを選べばいいか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
この記事ではそれぞれのダイエット効果や口コミ、価格、入手方法などさまざまな面から徹底比較していくので、ぜひ参考にしてみてください。
オゼンピックとリベルサスを表で簡単比較!
まずはサクッと簡単に比較していきますね。
下記に掲載した一覧表を見れば、どのような違いがあるかお分かりいただけると思います。
より詳細な比較については順番に解説していきますので、詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
メリットとデメリットを比較
まずは総合的なメリットとデメリットを見ていきましょう。
オゼンピック | リベルサス | |
---|---|---|
メリット | ・週1回の使用でOK ・高用量での使用が可能 |
・注射よりも手軽に服用できる ・海外通販で簡単に購入可能 |
デメリット | ・注射時に痛みを感じる ・使用済みの針の廃棄が面倒 ・出荷調整により入手困難な場合がある ・海外通販での購入は不可能 |
・毎日飲む必要がある |
一番大きな違いは薬のタイプや使用頻度でしょう。
注射薬のオゼンピックは週1回、経口薬のリベルサスは毎日継続して服用するため、使用頻度の低いオゼンピックの方が続けやすいという方も多いようです。
一方で注射時に痛みがあったり廃棄方法が面倒だったりというデメリットもあるので、経口薬であるリベルサスの方が多くの方におすすめできます。
また、オゼンピックはクリニックでの処方が必要になりますが、現在は出荷調整が行われているため処方を受けることが難しくなっています。
海外通販での購入も不可能なため、ダイエット目的での入手が難しいのが現状です。
しかし、リベルサスであれば通販で簡単に購入できるので、自宅にいながら気軽に試すことができます。

薬の概要を比較
続いて、薬の成分や使用方法など概要についても表にまとめました。
オゼンピック | リベルサス | |
---|---|---|
画像 | ![]() |
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有効成分 | セマグルチド | |
副作用 | 悪心、下痢、便秘、嘔吐、頭痛など | |
薬の種類 | 皮下注射 | 内服薬 |
使用方法 服用方法 |
週に1回皮下に自己注射を行う | 起床後120ml以下の水で飲む |
入手方法 | クリニック処方 | クリニック処方 海外通販 |
出荷調整 | あり | なし |
価格相場 | 15,000~30,000円程度 | 10,000~40,000円程度 |
オゼンピックとリベルサスには、どちらも「セマグルチド」という有効成分が含まれており、期待できる効果に差はありません。
しかし、薬の種類や入手方法などさまざまな違いがあるため、どちらが自分に合っているかを比較して選ぶようにしましょう。
次項からはより詳細な比較を項目ごとに解説していくので、参考にしてください。
オゼンピックとリベルサスのダイエット効果
それでは早速、一番気になるダイエット効果について見ていきましょう。
成分や用量、臨床試験の結果をもとに比較していきます。
有効成分はどちらも同じセマグルチド
オゼンピックとリベルサスは、有効成分が同じなため効果に大きな違いはありません。
ただし、注射薬・経口薬といった種類の違いがあるため全く同等の薬ではないことに留意しましょう。
有効成分であるセマグルチドはGLP-1受容体作動薬に分類され、血糖値の上昇や胃腸の動きを抑制する効果があります。
身体を太りにくい状態にしながら自然な満腹感を促すことで、ダイエットに効果を発揮します。
効果には個人差がありますが、16ヶ月間の使用で平均16kgほどの体重減少が報告されており、高い効果が期待できます。

オゼンピック0.5mgがリベルサス14mgに相当
オゼンピックは「0.25mg/0.5mg/1.0mg」、リベルサスは「3mg/7mg/14mg」とそれぞれ3種類の用量がありますが、オゼンピックの0.5mgはリベルサスの14mgに相当すると言われています。
同じ有効成分なのに0.5mg=14mgになってしまうのは、注射薬と経口薬では吸収率に差があるためです。
経口薬は消化吸収の過程で最終的に体内に取り込まれる量が少なくなりますが、注射薬は消化することなく直接体内に送り込むため吸収率が高くなります。
リベルサスを14mg服用した場合でも最終的に吸収されるのは0.5mg程度、と考えてもらえると分かりやすいでしょう。
最大用量が高いのはオゼンピック
リベルサスは最大用量が14mgですが、オゼンピックは最大で1.0mgまで増やすことができます。
数字だけ見るとリベルサスのほうが高いですが、先程お話しした通り0.5mg=14mgとなるため、最大用量が高いのはオゼンピックです。
いずれも高用量になるほど強い効果が期待できますが、その分副作用のリスクも高まってしまうので注意してください。
初めて使用する場合は、必ず低用量から始めるようにしましょう。
臨床試験の結果を比較
臨床試験の結果から、それぞれのダイエット効果について見ていきましょう。
オゼンピックの臨床試験結果
277名の肥満傾向にある人を対象に行われた海外の試験では、週1回の投与を3~6ヶ月継続しました。
そのうち175人は3ヶ月の投与で平均体重減少が6.7kg、残りの102人は6ヶ月の投与で平均体重減少が12.3kgという結果が出ました。
半年で10kg以上も痩せられるなんて魅力的ですよね。
リベルサスの臨床試験結果
こちらも海外で行われた試験ですが、用量と服用期間の関係を調べたデータがあります。
26週間継続・3mg/14mgの場合
用量 | 平均体重減少 |
---|---|
3mg | -1kg |
14mg | -3~4kg |
52週間継続・3mg/7mg/14mgの場合
用量 | 平均体重減少 |
---|---|
3mg | -0.8kg |
7mg | -2kg |
14mg | -3~4kg |
結果を見てみると、やはり高用量になるほど効果が現れやすくなっています。
オゼンピックと比べるとやや物足りなく見えるかもしれませんが、これは先程お話しした吸収率の違いによるものだと考えられます。
どちらの方が効くかは個人差
実際の利用者の声を調べても、どちらが効くかは人によって異なります。
医薬品の効果は個人差があるため、どちらが自分に合っているかは実際に使ってみるまでわかりません。
リベルサスは通販で購入可能なので、先にリベルサスを試してみて、効果を感じられなかった場合にオゼンピックを使用するのがおすすめです。

オゼンピックとリベルサスの口コミを比較
SNSを検索してみると、オゼンピックとリベルサスの両方を試したことがあるという方はたくさんいます。
ここからは、オゼンピック派とリベルサス派の口コミをそれぞれ紹介します。
リアルな口コミばかりなので、お悩みの方は参考にしてみてくださいね。
オゼンピック派の人の口コミ
まずは、オゼンピック派の方の口コミからご紹介します。
リベルサスよりオゼンピックの方が楽
本日オゼンピック0.5mg2回目投与〜
リベルサスより全然楽だわ
効果良い— 尊死ちゃん (@luvuxx1) March 16, 2023
オゼンピックにして1週間
62.5kg
気づけば少しだけだけどまた体重落ちてました。停滞期だったから嬉しい〜✨
とはいえ体の中は淀んだ感じがするからしっかりお水飲んでご飯食べてってしないといけないな!リベルサスよりも午前の水分摂取や朝食が調整しやすくて便秘にならないのが良い感じです。
— みわ☽メディカルダイエット (@diet_taberu) November 10, 2022
リベルサスは毎日服用する必要があるのに対しオゼンピックは週1回の使用でいいので、確かに負担は少なく済みそうです。
また、食事の調整がしやすく便秘にもなりにくいという声も上がっています。
オゼンピックの方が効果を感じる
オゼンピックまじで効くわ高いけどw 私はサクセンダ、リベルサスよりオゼンピック派だ。 pic.twitter.com/AYpoJ701mD
— ♡中島みいろ♡ランカー女王様になる為に修行中♡都内在籍移籍中♡ (@SZ_miiro) January 9, 2023
こちらの方は、オゼンピックの他にもリベルサスやサクセンダなど複数のGLP-1受容体作動薬を試したことがあるようです。
オゼンピックが一番効果があるものの、費用面がネックという意見も。
リベルサス派の人の口コミ
続いて、リベルサス派の方の口コミを見ていきましょう。
リベルサス7mgで十分効いている
オンライン診療完了
なんせすぼらだからリベルサス毎日飲むよりオゼンピックにしようかなと相談したんだけど、7mgで効果出てるならしばらくリベルサス続けたらいいよと言われたので仰せの通りに〜!— プランB子 (@B56319617) March 9, 2023
リベルサスの最大用量は14mgですが、7mgで効果が出ている方もたくさんいます。
高用量になるほど効果は高まりますが同時に副作用のリスクも高まるので、用量を抑えつつ十分な効果が得られるのは理想的ですね。
リベルサスの方が効果を感じる
リベルサスの効果がどれだけ出たか今日解るのか
6月から体重が5キロ落ちとるから
多分a1cも下がってるはずオゼンピックより効き目がある感じはする
— 夜行性 (@yakouseiseibuts) August 31, 2022
54.8kg
リベルサス14mgはオゼンピック0.5より効き目が強い気がするなぁー
このまま40kg台までいきたい— オゼンピック→リベルサス変更 (@medicaldiet1126) July 24, 2023
リベルサスの14mgとオゼンピックの0.5mgを両方使ったことがある方がいますが、リベルサスの方が効き目が強いと感じているようです。
オゼンピックの0.5mgがリベルサスの14mgに相当すると解説しましたが、やはり効果には個人差があることが伺えます。
オゼンピックよりリベルサスの方が楽
昨日からリベルサス服用始めたけどオゼンピックよりかなり楽
— ネコパンチ (@toshiki_banin) May 22, 2023
先程オゼンピックの方が楽という口コミもありましたが、反対にリベルサスの方が楽という方もいました。
オゼンピックは注射薬なので、注射が苦手な方は経口薬であるリベルサスの方がおすすめです。
オゼンピックとリベルサスの価格を比較
ここでは、それぞれの価格を比較していきます。
クリニックでの価格を掲載するので、参考にしてください。
2.0mg(1本) |
3mg(30錠) |
7mg(30錠) |
14mg(30錠) |
|
---|---|---|---|---|
16,280円 | 5,830円 | 14,080円 | 20,900円 | |
22,000円 | 9,900円 | 19,800円 | – | |
22,000円 | 9,350円 | 20,350円 | – |
※価格は全て税込です。
※表は横にスクロールできます。
上記の料金に加え、診察料や送料などがかかる場合があります。
クリニックでの処方を検討している方は、事前に追加でかかる費用の有無についても確認しておきましょう。

オゼンピックとリベルサスの入手方法の違い
どちらも同じ成分ではありますが、入手方法は異なります。
オゼンピックはクリニックで処方してもらうことでしか入手できず、個人輸入は不可となっています。
一方、リベルサスはクリニックでも処方してもらえますが、海外通販も可能なのでより手軽に入手することができます。
入手しやすいのはリベルサス
オゼンピック皮下注2mgは現在供給が不安定となっており、本来薬を必要とする糖尿病患者に行き渡るように出荷調整が行われています。
既にオゼンピックで糖尿病の治療を行っている方は継続して入手できますが、新たにダイエット目的で処方を希望する方に対しては制限がかかります。
クリニックで処方を受けるのが難しい場合、海外通販で購入できるリベルサスがおすすめです。

オゼンピックとリベルサスの副作用
どちらも同じ成分なので、発生する副作用も大きな違いはありません。
下記に起こり得る副作用を記載するので、身体に異変を感じた場合は直ちに使用を中止し医師の診察を受けましょう。
オゼンピック | リベルサス | |
---|---|---|
重大な副作用 | 低血糖、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸 | 低血糖、急性膵炎、胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸 |
一般的な副作用 | 悪心、下痢、便秘、嘔吐(5%以上) 食欲減退、頭痛、腹痛など(1~5%未満) |
悪心、下痢(5%以上) 便秘、嘔吐、食欲減退、頭痛、腹痛など(1~5%未満) |
このように副作用の種類はそれほど変わりませんが、薬の種類が異なるため発生確率にやや違いがあります。
オゼンピックとリベルサスの使用方法
オゼンピックは皮下注射、リベルサスは経口薬なので使用方法に大きな違いがあります。
使用方法と、使用する際の注意事項を表にまとめたのでご覧ください。
オゼンピック | リベルサス | |
---|---|---|
使用方法 | 週1回、腹部・太もも・上腕のいずれかに注射 | 1日1回、最初の食事を摂る前にコップ半分程度の水で服用 |
注意事項 | ・前回注射した部位から2~3cm離し、同じ部位に連続して注射しない ・副作用リスクが高まるため、血管には注射しない |
・吸収率が低下するため、大量の水やお茶、コーヒーなどで服用しない ・1回に2錠以上服用しない |
頻度が低くて済むのはオゼンピック
リベルサスが毎日服用する必要があるのに対しオゼンピックは週1回で済みます。
比較的手間がかからないのはオゼンピックなので、自分で注射を打つことに抵抗がない方には向いているでしょう。
自己注射に抵抗がある方や、毎日の内服が苦ではない方にとっては経口薬であるリベルサスの方がおすすめです。
どちらも効果に大きな違いはないので、使用頻度や使用方法で選ぶのも良いでしょう。
オゼンピックからリベルサスへの切り替えについて
「オゼンピックで効果を感じられなかった」「出荷調整の影響でオゼンピックが入手できない」などの理由で、リベルサスへの切り替えを検討している方は多いでしょう。
ここでは、オゼンピックからリベルサスへの切り替え時の注意点を解説します。
オゼンピックもリベルサスも、低用量から始めて徐々に増量していくという使い方が一般的です。
しかし、糖尿病学会の発表によると「同等の用量であれば切り替えて使用することが可能」とされています。
そのため、例えばオゼンピックの0.5mgを使用していた方はリベルサスの14mgを使用することができるということです。
ただし、あくまでも糖尿病患者向けの発表なので、ダイエット目的での切り替えは自己責任となるため注意してください。
切り替えのタイミングは十分に注意
切り替えの際に、どのタイミングで移行すべきかという明確な指示はありません。
しかし、リベルサスのインタビューフォームによると「オゼンピックとリベルサスの併用は避けるべき」とされています。
これはどちらの薬も同じ成分を使用しており、併用すると効果が過剰に高まり副作用のリスクも高まってしまう可能性があるためと考えられます。
オゼンピックは週1回の頻度で済むので、持続時間が長いのが特徴です。
期間を空けずにリベルサスを服用すると、オゼンピックの成分が体内に滞留している状態でリベルサスの成分も取り込むことになってしまいます。
最後にオゼンピックを打ってから1週間程度は期間を空け、その後にリベルサスを服用することで併用状態を避けることができるでしょう。
切り替えの際は、副作用など身体の異変には細心の注意を払うようにしてください。
まとめ
オゼンピックとリベルサスはどちらも同じ成分なので効果に大きな違いはありません。
ただし、使用頻度や使用方法は異なるので自分に合った方を選びましょう。
まずは手軽に始めてみたいという方には、内服薬のリベルサスをおすすめします。