あなたはどのタイプ?シミの種類と見分け方・治療法を徹底解説!

シミが顔にできてしまったのを見つけると落ち込んでしまいますよね。

一口にシミと言ってもいくつかの種類があり、種類によって治療法が異なります。

適切なシミ治療のためには、まずはシミの種類を把握し見分けることが大切。

シミの種類や見分け方、治療法について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

シミの種類を見分けるためにチェックしたいポイント

シミの種類を見分けるポイント

自分にできたシミがどのタイプのものなのかを見分ける際には、以下のポイントに注目しましょう。

  • 見た目の特徴
  • 発生した場所
  • いつ頃発生したか

上記の点はシミの種類によっても大きく異なります。

シミの種類によっては形状や発生場所が独特なものもあるため、シミの大きさや色、境界線がはっきりしているかどうかなどの外見の特徴はもちろん、どんな場所に発生したのかもチェックしてください。

また子どもの頃からあるのか、歳を重ねることで目立つようになってきたのかなどの発生時期も、シミを見分ける上で重要なポイントになります。

代表的なシミ4種類の特徴と見分け方

代表的なシミの種類には以下の4種類があります。

それぞれ外見の特徴や原因、主な治療法などを順番に解説していきます。

老人性色素斑

老人性色素斑

原因 紫外線
発生しやすい場所 目元の下、頬など紫外線が当たりやすい場所
発生しやすい年代 20代後半~
形状 円形、または楕円で境界がはっきりしている
薄茶色~茶色
サイズ 数ミリ~数センチ程度
主な治療法 外用薬でのセルフケア、クリニックでのレーザー治療

老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)はいわゆる「普通のシミ、一般的なシミ」で、「日光性色素斑」とも呼ばれています。

紫外線を浴びることでメラニン色素が過剰に生成され、肌のターンオーバーが追い付かずメラニン色素が溜まってしまうことで発生します。

正常なターンオーバーと乱れたターンオーバー

顔以外にも、手の甲や腕など紫外線の当たりやすい場所に発生することが多く、加齢とともに現れやすくなるのも特徴です。

紫外線をよく浴びている人ほど発生しやすいため、「老人性」という名前ですが早い方では20代でも発生することがあります。

クリニックでレーザー治療を受けて消す方法もありますが、ハイドロキノンやトレチノインなどのシミ改善に効果的な外用薬でのセルフケアも可能です。

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炎症後色素沈着

炎症後色素沈着

原因 肌の炎症、傷、薬物や化学物質への反応、光アレルギー反応(香水、エッセンシャルオイル)
発生しやすい場所 顔・体など全体
発生しやすい年代 特になし
形状 一定せず
赤み→茶褐色
サイズ 一定せず
主な治療法 外用薬でのセルフケア、自然治癒、クリニックでのレーザー治療

炎症後色素沈着は、ニキビや湿疹、ひっかき傷などの怪我、ヘアアイロンでの火傷、毛抜きやカミソリなど、肌がダメージを受けて強い炎症が起きた後にできるシミです。

基本的には肌のターンオーバーにより自然に消えていくのが最大の特徴でしょう。

炎症や傷の程度にもよりますが、早ければ3~6ヶ月、遅くとも1年程度で消えていくため、必ずしも治療が必要なシミではありません。

また、肌のターンオーバー周期は年齢によっても異なるので、年齢を重ねるほど消えるまでに時間がかかります。

ターンオーバー周期目安
  • 20代:約28日
  • 30代:約40日
  • 40代:約55日
  • 50代:約75日

そのほか、酷い傷が原因、または肌が弱いなど場合によっては消えるまでに数年かかったり、慢性的なシミとして消えないこともあります。

ハイドロキノンやトレチノインなど、シミ改善に効果のある外用薬を使用することで、自然治癒よりも早く薄くすることが可能です。

なるべく早く炎症後色素沈着を消したい方は、下記のような外用薬でのセルフケアがおすすめです。

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肝斑

肝斑

原因 ストレスなどによる女性ホルモンの乱れ
発生しやすい場所 頬骨、目じりの下
発生しやすい年代 20代後半~40歳代
形状 円形、または楕円
薄茶色~茶色
サイズ 数ミリ~数センチ程度
主な治療法 内服薬でのセルフケア、クリニックでのレーザー治療

肝斑は主に顔の頬骨に沿って、または目じりの下付近に左右対称に現れるもやもやとしたシミです。

老人性色素斑やそばかすと見分けがつきにくいこともありますが、肝斑は両頬を中心に左右対称に現れ、輪郭がはっきりしない点が最大の特徴でしょう。

主に女性ホルモンの乱れが原因で起こるとされており、男性よりも女性に現れることが多いと言われています。

セルフケアを行う場合は、トラネキサム酸が配合された内服薬の服用が効果的です。

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そばかす(雀卵斑)

そばかす

原因 遺伝、紫外線
発生しやすい場所 顔(鼻から頬の周り)、背中、胸元、肩、腕、手
発生しやすい年代 5歳くらいから発症
形状 小さな斑点
薄茶色
サイズ 1~4ミリ程度
主な治療法 外用薬・内服薬でのセルフケア、クリニックでのレーザー治療

顔に小さな斑点が広がるシミをそばかすといいます。

雀(すずめ)の卵の柄に似ていることから、「雀卵斑(じゃくらんはん)」とも呼ばれます。

そばかすができる原因は主に遺伝によるため、完全に防ぐことは難しいと言われています。

子供の頃に発症し、大人になるにつれて色が薄くなったり消えたりするケースも多いですが、大人になっても残り続ける方も少なくありません。

紫外線を浴びると更に濃くなり数も増えるため、日頃からのUVケアが重要になるでしょう。

治療法としては、クリニックで行うレーザー治療が最も有効です。

あわせて、再発防止のために飲み薬やシミを薄くする効果のある外用薬を使用するなどの併用治療がおすすめです。

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シミと見分けがつきにくい症状の種類

一見シミのように見えても、実はシミではなく、アザやイボなどの可能性もあります。

ここではシミと似ている5つの症状について、外見の特徴や原因、治療法などについて解説します。

これらの症状は外用薬・内服薬でのセルフケアは難しいため、クリニックでの治療が必要になります。

しっかりと見分けて、適切な治療法を選択しましょう。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADM

原因 不明
発生しやすい場所 左右のおでこ、両頬、下まぶた
発生しやすい年代 20代~
形状 小斑点
くすんだ褐色
サイズ 1~5ミリ(米粒大)程度
主な治療法 クリニックでのレーザー治療

ADMは、明らかな原因はわかっていませんが、通常のシミが存在する表皮内ではなく、更にその奥の真皮内に色素沈着と色素細胞が見られるアザの一種です。

自然に消えることはなく、治療法としてはレーザーが一番有効です。

皮膚の深い部分を治療しないと改善しないため、飲み薬や外用薬は効果がありません。

しかしレーザー治療を行うことでほぼ完全に目立たなくなり、再発の可能性もほぼゼロに抑えられます。

脂漏性角化症(老人性イボ)

脂漏性角化症

原因 日焼けや老化
発生しやすい場所 首筋、顔、手や足の甲など
発生しやすい年代 30代後半~
形状 一定せず
褐色~黒色
サイズ 数ミリ~5センチ程度
主な治療法 切除、クリニックでのレーザー治療

皮膚の老化によってできるイボで、シミとは違いやや盛り上がりがあるのが特徴です。

初めはシミだったものが、後から脂漏性角化症に変化する場合もあります。

自然に消えることはなく、除去するにはイボの部分を切除するか、レーザーで治療する方法があります。

切除した場合は再発の可能性が低いですが、レーザー治療の場合は再発する可能性もあるため注意が必要です。

扁平母斑(茶アザ)

扁平母斑

原因 メラノサイトの活性化
発生しやすい場所 顔・体など全体
発生しやすい年代 0歳~
形状 一定せず
茶褐色
サイズ 数ミリ~手のひらサイズ程度
主な治療法 クリニックでのレーザー治療

生まれつき、または幼少期に現れ、均一な褐色をしていて体のどこにでも発生するアザです。

扁平母斑は自然に消えることはありません。

基本的に治療しなくても特に問題ないため、無治療のままにする方も大勢います。

治療を希望する場合はレーザー治療が第一選択となりますが、治療後に色素沈着が強く生じたり、毛穴に点状のアザが発生することがあるため、リスクも考慮に入れる必要があります。

太田母斑(青アザ)

太田母斑

原因 メラノサイトの活性化
発生しやすい場所 おでこ、目の周り、頬、上唇、白目
発生しやすい年代 生後すぐ、思春期
形状 一定せず
青~茶色
サイズ 数ミリ~数十センチ程度
主な治療法

生まれつき、または思春期以降に現れるアザで、真皮部分にメラノサイトが集まるため青く見えます。

太田母斑は自然に消えることはありません。

真皮部分に発生しているため外用薬での治療は難しく、レーザーでメラニン色素を壊す治療が必要です。

適切なレーザー治療を行うことでほとんど目立たなくなります。

ほくろ(色素性母斑)

ほくろ

原因 メラノサイトの活性化
発生しやすい場所 体全体
発生しやすい年代 0歳~
形状 円、楕円
薄茶色~黒
サイズ 1~6ミリ程度
主な治療法 切除、クリニックでのレーザー治療

ほとんどの日本人の皮膚に複数ある、直径1~6ミリ程度の部分の総称です。

ほくろと一口に言っても大きさや色の濃さはさまざまなため、色の薄いほくろはしみと見分けがつきにくいことも。

ほくろはほとんどが良性のもので、特に治療を必要としませんが、位置によっては美容的な観点から治療を希望する方もいます。

治療法としては、ほくろを切り取ってしまう手術と、メラニン色素を壊すレーザー治療が挙げられます。

また、大人になってからできた手のひらや足の裏のほくろは皮膚がん(メラノーマ)の可能性があるため、見つけ次第医療機関を受診することをおすすめします。

シミの種類によって治療法は異なる

シミは種類によって適切な治療方法が異なるため、どの種類のシミに当てはまるのか慎重に見分けることが大切です。

クリニックでしか治療できないシミもありますが、老人性色素沈着や炎症後色素沈着であれば、シミを薄くする効果のあるクリームで改善することが可能です。

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見分けがつかない場合は皮膚科への相談がおすすめ

一口にシミと言ってもその種類は複数あり、中にはシミと見分けがつかないアザなどもあります。

自分の顔や体にあるシミはどの種類に分類されるのかわからない、手のひらや足の裏に急にほくろができた、色が濃く大きくなってきたシミがあるなど、不安な場合はきちんと皮膚科へ行って医師の診断を受けましょう。

まとめ

シミにはいろいろな種類があり、自然に消えるものから自分でケアできるもの、クリニックでしか治療できないもの、また皮膚がんの可能性があり、早急に治療が必要なものなど多岐に渡ります。

不安な場合やクリニックでしか治療できない場合は、医師の診察を受けた方が良いでしょう。

しかし、一般的な老人性色素斑や炎症後色素沈着などはターンオーバーを促すクリームと美白クリームを使用すれば、薄くすることが可能です。

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