AGA治療において定番ともいえる治療薬のひとつ、プロペシア。
飲み続けることで多くの方に抜け毛の改善が見られますが、中には「プロペシアをやめてよかった」と感じている方もいるようです。
今回はプロペシアをやめてよかったと感じているのはどんな人か、またプロペシアをやめたいと思ったときの解決策も併せて解説していきます。
プロペシアをやめてよかった人
プロペシアは厚生労働省によって認可されたAGA治療薬であり、薄毛や抜け毛に悩む多くの方に服用されてきた実績があります。
しかしさまざまな理由により、プロペシアの服用を中止される方もいらっしゃいます。
プロペシアをやめてよかったと思う理由について、実際の口コミも参考にしながら詳しく紹介していきます。

妊活中の人
妊活中の人は、プロペシアの服用に注意しなければなりません。
プロペシアの成分フィナステリドには男児の生殖器の発育を妨げ、奇形が生じる可能性が報告されています。
製造元であるMSDの調査ではプロペシアを1日1回、6週間の服用を続けたとき、男性の精液中に溶け出すフィナステリドの量は0.00076%とごくわずかな量でした。
しかし男児の発育に影響を及ぼす可能性は完全に否定できないため、妊活中はプロペシアの服用をやめることを推奨します。
妊活が終わったら、再度プロペシアを飲み始めても問題ありません。
金銭面で悩んでいた人
プロペシアを一度飲み始めると、効果を持続させるためには服用を続ける必要があります。
しかしプロペシアは保険が適用されず、AGA治療における費用面の負担が大きくなるのが問題点です。
一般的にプロペシアの効果が実感できる、6ヶ月分の費用相場をご紹介します。
・薬代:48,000~60,000円(6ヶ月分)
・診察代:5,000円
・血液検査料:5,000~10,000円
このように、プロペシアの服用を6ヶ月間続けた場合でも大きな費用コストがかかります。
毎月の治療費が負担となり、金銭面で悩んでいた人はプロペシアをやめてよかったと感じるかもしれません。
⇒解決策
プロペシアは先発薬であり、また保険も適用されないため薬代が高額になります。
費用面での負担を軽くするためには、ジェネリック医薬品に切り替えるのがおすすめです。
一般的にジェネリック医薬品は先発薬と効果は同等であり、しかも安価に購入できます。
さらに海外製のプロペシアジェネリックを個人輸入すると、よりお得に入手することが可能です。
・フィンペシア:30錠1,350円
・フィナエイト:120錠3,500円
個人輸入であれば、金銭面での負担を抑えながらAGA治療を続けられます。
プロペシア | フィナエイト | フィンペシア | フィナロ | ハリフィン | フィンサバ | |
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画像 | ![]() |
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分類 | 先発薬 | ジェネリック医薬品 | ジェネリック医薬品 | ジェネリック医薬品 | ジェネリック医薬品 | ジェネリック医薬品 |
成分 | フィナステリド | フィナステリド | フィナステリド | フィナステリド | フィナステリド | フィナステリド |
価格 | 1mg28錠:9,300円 | 1mg120錠:3,500円 | 1mg30錠:1,520円 | 1mg100錠:4,250円 | 1mg30錠:4,700円 | 1mg30錠:3,500円 1.3mg100錠:5,500円 |
購入 |
効果が得られなかった人
プロペシアを6ヶ月以上飲み続けても効果が得られない場合、薬が合っていない可能性があります。
まず、プロペシアは5α還元酵素阻害剤と呼ばれる種類のAGA治療薬です。
AGA(男性型脱毛症)の原因物質であるDHTは、体内の男性ホルモン(テストステロン)が5α還元酵素という物質と結びつくことで生成されます。
プロペシアは5α還元酵素の働きを阻害し、DHTの生成を抑えることでAGAを改善します。
しかしプロペシアは、あくまでもAGAの進行を抑えるための治療薬です。
抜け毛予防の効果には優れますが、劇的な発毛効果は期待できないことに注意しなくてはなりません。




⇒解決策
プロペシアを飲み続けても効果が得られなかった場合、他のAGA治療薬を試すのが解決策となります。
AGA治療薬として代表的なのは、次のような種類です。
・ザガーロ(デュタステリド)
・ミノキシジル(内服薬・外用薬)
ザガーロは、プロペシアと同じ5α還元酵素阻害剤です。
AGAの原因となる5αリダクターゼには、1型・2型の2つのタイプがあります。
プロペシアは2型のみに作用するのに対し、ザガーロは1型・2型の両方を阻害するのが特徴です。
ザガーロの発毛効果はプロペシアの約1.6倍となり、プロペシアで効果が得られない方でも薄毛や抜け毛の改善が期待できます。
またミノキシジルは、プロペシアとは作用が異なるAGA治療薬です。
血管拡張作用による発毛促進効果がミノキシジルの特徴となり、抜け毛予防を得意とするプロペシアとの併用により高い相乗効果が得られるようになります。
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フィナステリド ミノキシジルセット 120錠+120錠:5,710円 |
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デュタステリド ミノキシジルセット 120錠+120錠:6,310円~ |


男性機能や性欲が減退した人
プロペシアは低確率ですが、男性機能や性欲に影響を及ぼす可能性があります。
副作用として報告されている、男性機能や性欲に関する症状の発生率は次の通りです。
・ED(勃起不全):0.7%
決して高い数値ではありませんが、プロペシアにより男性機能や性欲に影響が出る可能性はゼロではありません。
薄毛の治療を優先するか、副作用の発生を防ぐためにプロペシアの服用を中止するかは個人の判断次第となります。
⇒解決策
万が一プロペシアの服用により男性機能や性欲の減退が見られた場合、治療薬により解決することが可能となります。
プロペシアの副作用によるEDの症状には、バイアグラなどED治療薬の服用が効果的です。
またプロペシアについて副作用を心配しすぎると、精神的なストレスから心因性EDを発症することもあります。
したがってプロペシアを服用する際は、気にしすぎないようにすることも大切です。
副作用で悩んでいた人
プロペシアには、男性機能や性欲に関する症状以外にも副作用が起こる可能性があります。
人によっては副作用が強く出てしまうこともあるため、そのような場合はプロペシアをやめてよかったと感じる方も多いでしょう。
まずプロペシアの副作用について、頻度は不明ですが次のような症状が報告されています。
・乳房の痛みや肥大
・めまい
・肝機能障害
・性欲減退
もしもプロペシアを服用中の方で副作用が発生したら、症状がひどい場合は服用を中止し、医師に相談するようにしてください。
プロペシアをやめないほうがいい人
プロペシアの服用をやめることを検討している人でも、状況によっては服用を続けた方が良い場合もあります。
効果を実感するまでに時間が必要なプロペシアだからこそ、服用をやめるかどうかの判断は慎重にしなくてはなりません。
ここでは、プロペシアをやめずに飲み続けた方が良いケースについて説明していきます。
初期脱毛でやめてしまった人
プロペシアを飲み始めたばかりの時期に、抜け毛が増える初期脱毛が見られることがあります。
この初期脱毛が起こった際に不安を感じ、プロペシアの服用をやめてしまう人も少なくありません。
しかし初期脱毛は、プロペシアの作用により新たな髪の毛が成長し始め、弱った古い髪の毛が抜け落ちることで起こる現象です。
プロペシアが効き始めているサインとなり、そのまま飲み続けることで次第にAGAの改善効果を得られるようになります。
初期脱毛が見られた際は服用を中止せず、そのままプロペシアを飲み続けることをおすすめします。

自己判断でやめてしまった人
プロペシアは飲み始めてすぐに抜け毛や薄毛が改善される治療薬ではありません。
効果を実感できるまで、最低でも6ヶ月以上飲み続けることが推奨されています。
しかしなかなか効果が得られず、効かないと自己判断をしてプロペシアをやめてしまう人もいらっしゃいます。
AGAを治療したいのであれば自己判断でプロペシアを中止せず、服用を続けるようにしましょう。

医師ともめた人
AGAクリニックに通っていたものの、中には医師と合わないという理由でAGA治療をやめてしまう人もいらっしゃいます。
しかしそれでAGA治療をやめてしまうと、これまで続けてきた治療の効果が無駄になってしまいます。
もしも通院中のクリニックの医師やスタッフと合わないと感じた場合、他のクリニックを探したり、また治療薬の効果が出ていたのであれば個人輸入などの方法で購入したりすることも選択肢のひとつです。

プロペシアは自己判断でやめてはいけない
プロペシアの服用期間が長引くにつれて、効果や副作用に関する不安から自己判断でやめてしまう人も多くいらっしゃいます。
しかし自己判断ですぐに中止をせず、最低でも6ヶ月以上は飲み続けてから服用を続けるかどうかを検討することをおすすめします。
また毎月かかる薬代の懸念や医師との相性などから、AGA治療をやめたいと思うこともあるかもしれません。
しかし今回ご紹介したように個人輸入などの方法を活用することで安く、そして手軽にプロペシアを購入することが可能です。