フィナステリドの初期脱毛は効いている証拠!?発生率や対策法など詳しく解説

頭皮が気になる少し髪が長めの男性
プロペシアは、世界で初めて服用タイプのAGA治療薬として承認されました。

プロペシアの有効成分であるフィナステリドですが、服用開始時期に、脱毛が起こる場合があります。

初期脱毛は必ず起こるものなのか?
本当に効いている証拠なのか?

本記事では、フィナステリドの初期脱毛について、発症率や、対策法なども併せて詳しくご紹介していきます。

フィナステリドがAGAに効くメカニズム

プロペシアの初期脱毛の説明図

AGAを引き起こす原因となるのが、「DHT(ジヒドロテストステロン)」という強い男性ホルモンです。

DHTは、男性ホルモンである「テストステロン」が「5αリダクターゼ(5α還元酵素)」によって変換されることで生まれる物質ですが、この物質は、髪の毛を作る毛母細胞の働きを妨げてしまいます。

そのため、通常は2年から6年ほど頭皮に生えているはずの毛髪が、充分に成長する前に抜け落ちてしまい、薄毛となって現れるのです。

フィナステリドは、このDHTを生み出す5αリダクターゼの働きを抑制することにより、薄毛を予防して毛髪を太く長く育て、AGAを改善するお薬です。

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フィナステリドの推奨度はA:強く勧める

日本皮膚科学会のガイドラインでは、男性型脱毛症の治療において、フィナステリド推奨度が最高ランクの「A:強く勧める」と、もっとも高く評価されています。

フィナステリドは、AGAにおいてそれだけ効果の高い治療薬だということです。

フィナステリドは継続が重要

日本皮膚学会のガイドラインによると、414名の日本人男性を対象とした試験では、以下のような効果があったと記されています。

頭頂部の写真撮影による効果判定では,1 mg/日では 58%が軽度改善以上の効果があり,0.2 mg/日では 54%が軽度改善以上の効果が.
引き続き 1 mg/日投与を継続した非ランダム化比較試験では,2 年間および 3 年間の内服継続により,軽度改善以上の効果が各々 68%および 78%の症例で得られ,その率は増加傾向を示した

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」より引用

フィナステリドを1日1mg使用したところ、58%が軽度改善以上の効果、1日0.2 mgでは、54%に軽度改善以上の効果がみとめられ、1日1mgを継続した場合に、軽度改善以上の効果が2年間で68%3年間では78%みられた、とされています。

別の801名の「日本人」男性被験者を対象とした観察研究において,フィナステリド(1mg/日)5年間の内服継続により写真評価において効果が99.4%の症例で得られた28).40歳未満の症例,重症度の低い症例でより高い効果を示した.

日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」より引用

また、別の801名の日本人男性を対象とした試験では、5年間の内服継続で99.4%の症例で効果が得られたとのことで、フィナステリドの継続年数が長くなるほど、改善効果が高くなっていることがわかります。

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初期脱毛はなぜ起こる?

初期脱毛が起こる原因

髪の毛が抜けて生え変わり、成長してまた抜けるまでを繰り返す頭皮での一連の流れを「ヘアサイクル」と呼びますが、ヘアサイクルは全ての毛髪に存在します。

ヘアサイクルは、「休止期」「成長期」「退行期」という、大きく3つの周期に分けられています。

ヘアサイクルは通常、2~6年かけてこの周期が繰り返されますが、AGAになると、この周期が数ヶ月から1年ほどにまで短くなってしまい、髪の毛が成長しきる前に抜け落ちてしまいます。

初期脱毛は、ヘアサイクルが乱れていた時期に生えた、細く柔らかい毛が抜け落ちるために起こっているのです。

ヘアサイクルが正常に戻ることによって、新しい髪の毛が生えてくるサインだと言えるでしょう。

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実際に初期脱毛が起きた人

以下実際に食脱毛が起きた人のSNSでの投稿を紹介します。

初期脱毛の発症率

初期脱毛を発症するかどうかは個人差があり、厳密にどのくらいの確率で起こるのかという発症率のデータは出ていません。

個人の体質や、頭皮の状態によって異なることがあるからです。

また、前述した、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」では、ミノキシジルの概要に対して初期脱毛があると記載されていますが、フィナステリドについての記載はありませんでした。

正確なデータがあるわけではありませんが、フィナステリドの服用で、実際に初期脱毛が起きている人は存在しています。

フィナステリドで初期脱毛があったかアンケートを取りました。

母数は少ないですが、アンケートでは初期脱毛が起きた人の方が若干多かったです。

初期脱毛が起きない場合もある

フィナステリドを使ったからと言って、全ての人に初期脱毛が起こるわけではありません。

特に、健康な毛髪が生えている段階の若い方が早期にフィナステリドを使い始めた時や、ヘアサイクルの周期で成長期の初期に使い始めた場合などは、初期脱毛が起こらないこともあるでしょう。

また、もともと毛髪の量が多い人などは、フィナステリドを使い始めても、初期脱毛が起こっていることに気づかない可能性もあります。

フィナステリドを使っているのに初期脱毛が起こらないと、フィナステリドが効いていないのかと思うこともあるかもしれませんが、そのようなこともありません。

フィナステリドは医薬品として認められている成分ですから、きちんと使用していれば、きちんと効いています。

初期脱毛が起きる期間や量について

初期脱毛は、フィナステリドを服用し始めた初期に起こります。

初期脱毛が起こるのは薬が効いている証拠なので、抜け毛が増えているからと言って治療薬を辞めないようにしないといけません。

ですが、抜け落ちてゆく髪の毛を見てショックを受ける可能性があります。

果たして、この症状はどのくらいの期間続いて、どのくらいの量の毛髪が抜け落ちるのでしょうか。

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初期脱毛が出やすい時期

初期脱毛は、フィナステリドを服用し始めてから、早ければ1週間ほど、多くは1~3ヶ月ほどで起こります。

この期間に脱毛が増えたなと感じたら、初期脱毛が起こっていると考えていいでしょう。

フィナステリドは、即効性のある薬ではなく、継続することで効果が徐々にあらわれるお薬です。

初期脱毛はどれくらい続くのか

初期脱毛は、個人差はあるものの、長くても3ヶ月ほどで落ち着くとされています。

もちろん、短い期間で終わることもあれば、長い期間かけてじわじわと抜け毛が増える場合もあります。

初期脱毛は一時的な現象なので、いつまでも続くわけではありません。

ヘアサイクルの休止期が終わるころには、終わった部位から新しい健康的な髪の毛が生えてきて、初期脱毛も終わったのだと分かるでしょう。

初期脱毛で髪の毛が抜ける量

個人差はあるものの、成人男性の場合、通常の自然な脱毛による抜け毛は、1日50~100本程度と言われています。

ところが、初期脱毛による抜け毛は200本ほど、多い日だと300本ほど抜ける時もあると言われており、その量は通常の2~6倍ほどになります。

一般的な抜け毛にくらべると相当な量になるため、驚く人がいるのは無理もありません。

2回目の初期脱毛はあるのか

初期脱毛が起こる回数は1回だけとは限りません。

人によって、フィナステリド服用開始から6ヶ月~1年くらいの間に、2回目の初期脱毛を経験する場合があります。

この2回目の初期脱毛は、1回目の時に生えた髪の毛が、さらに丈夫な髪の毛に生え変わるために起こると言われています。

そのため、心配しすぎなくてもよい場合が多いです。

2回目の初期脱毛も、フィナステリドの服用を続けていれば、自然に落ち着くことが多いものです。

初期脱毛が終わらない場合考えられる可能性

ところが、初期脱毛があまりにも長い間続いているという場合は、以下のようなことが考えられます。

これはどういうことなのか、詳しく解説していきます。

AGA以外の脱毛症

AGAにあてはまらない脱毛症には、以下のようなものが考えられます。

AGA以外の脱毛症
  • 圧迫性脱毛症
  • 帽子やヘルメットを長時間被ることで、外的な要因が原因となって起こる脱毛症。

  • 円形脱毛症
  • ハッキリした原因は分かっていないが、子どもに多い脱毛症で、遺伝的な要因が考えられている。

  • 神経性脱毛症
  • ストレスを感じることが多い人が発症しやすい脱毛症。神経性の血管障害が原因と考えられている。

  • 脂漏性脱毛症
  • 頭皮に多くのフケが発生して起こるとされている。マラセチア菌の増殖が原因となる脱毛症。

  • 粃糠性脱毛症
  • 頭皮に多くのフケが発生して起こるとされている。マラセチア菌の増殖が原因となる脱毛症。

  • そのほかの脱毛症
  • 抗がん剤やインターフェロンなどの薬剤が原因で起こる脱毛症。

AGAとは、男性ホルモンの影響で起こる進行性の脱毛症のことですが、これ以外のことが原因として考えられる場合はAGAではない可能性があります。

AGAを発症している4人の内1人は、遺伝によって発症していると考えられています。

他は、睡眠不足や運動不足、食生活、喫煙などの生活習慣や、強いストレスも影響していると言われており、人によって発症の原因は違ってきます。

AGAではない脱毛症が考えられる場合は、一度医師の診察を受けてみることをおすすめします。

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フィナステリドが効いていない

薬の効き方は体質などで個人差があるため、フィナステリドが効いていないという場合もあります。

その際は、他のAGA治療薬であれば、効く可能性があります。

「デュタステリド」を有効成分とする「ザガーロ」にも脱毛を抑制する効果があるため、こちらを選択した方が良い場合もあります

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初期脱毛時の対処方法

初期脱毛は、AGAの治療の経過でよく起こることのひとつです。

ですが、髪の毛を生やしたくて治療を始めたのに、多くの髪の毛が抜けていくという現象に不安になる人もいると思います。

そこで、ご自分ひとりでもできる、初期脱毛が起こった時の対処法について、ご紹介します。

頭皮を清潔に

頭皮に皮脂が溜まると、毛穴がふさがれて雑菌が繁殖することがあり、それが抜け毛を増やしている原因になります。

治療によってヘアサイクルを正常な状態へと戻している最中なので、頭皮を清潔にして新しい健康な毛髪を育てられる環境を作っておきましょう。

シャンプーで頭皮を清潔に保つことは、頭皮の健康を促すセルフケアにもなります。

頭皮マッサージ

髪の毛に必要な栄養は、血液によって運ばれます。

適度な頭皮のマッサージは頭皮の血行促進につながり、毛根へ栄養をいきわたりやすくするなどの良い影響を得られます。

バスタイムや寝る前、シャンプー時に行うのも効果的です。

リラックスできる時間に、優しくもみほぐすことを習慣づけておくのもおすすめです。

生活習慣の改善

健康な体は、健康な髪の毛の成長も促します。

食生活の乱れや睡眠不足、ストレスの蓄積などは、新しく生えてくる髪の毛にも悪影響を与えます。

積極的に、食事からビタミンやミネラルの摂取をおこなうようにし、食生活が偏っている場合は見直してみてください。

また、質の良い睡眠を7~8時間確保するようにします。

初期脱毛が起こっている際は特に、過度のアルコール摂取を控えましょう。

お酒は適量であれば問題ありませんが、過度のアルコール摂取はDHTの生成を促します。

タバコは血管の収縮を促すため、AGA治療薬の効果が減退することがあります。

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フィナステリド錠の種類

AGA治療薬の有効成分フィナステリドは、現在特許が切れているため、さまざまな種類のジェネリック薬が製造販売されています。

フィナステリドを有効成分とするお薬をご紹介します。

なお、同じフィナステリドを有効成分としている医薬品に「プロスカー」がありますが、こちらは前立腺肥大症の治療薬であるため、AGAの治療目的に処方されることはありません。

国内製のフィナステリド

フィナステリドはジェネリックも数多く作られています。

以下に、日本国内で製造され流通しているフィナステリドをご紹介します。

これらはAGAクリニックや皮膚科で処方されています。

メーカー 沢井製薬 東和薬品株式会社 富士化学工業株式会社
製品名 フィナステリド錠0.2/1mg「サワイ」 フィナステリド錠0.2/1mg「トーワ」 フィナステリド錠 0.2/1mg「FCI」
用量 0.2mg、1mg 0.2mg、1mg 0.2mg、1mg
価格(相場) 4,300円/28錠・1mg
20,000円/140錠・1mg
4,300円/28錠・1mg
20,000円/140錠・1mg
3,800円/28錠・1mg
17,500円/140錠・1mg

海外製のフィナステリド

海外製でも有効成分が同じフィナステリドであれば、効果や安全性は同等のため、安心して使用できます。

プロペシア フィナクス フィンペシア フィライド フィナックス
画像 プロペシア フィナクス フィンペシア フィライド フィナックス
分類 先発薬 ジェネリック医薬品 ジェネリック医薬品 ジェネリック医薬品 ジェネリック医薬品
成分 フィナステリド フィナステリド フィナステリド フィナステリド フィナステリド
価格 1mg28錠:9,300円 1mg100錠:4,000円 1mg30錠:1,520円 1mg30錠:3,800円 1mg30錠:1,800円
購入

海外製のフィナステリド錠であれば、通販で購入できます。

国内で流通しているものと比べると、価格がとにかく安く、内容量が多いことにも注目です。

AGA治療薬は飲み続ける必要があるため、価格が安くたくさん入っているジェネリック薬がお得です。

ミノキキシジルとの併用による初期脱毛について

AGAの治療薬として、「ミノキシジル」というものがありますが、プロペシアと併用することによって初期脱毛が起こるのでしょうか?

ミノキシジルについて、以下に簡単に解説します。

【ミノキシジルとは】
ミノキシジルは唯一発毛効果が認められている成分です。
外用薬では国内で「リアップ」有名ですが、内服薬は国内では流通が無く、病院や個人輸入での購入となります。

フィナステリドとは作用が違いますが、脱毛を抑制するフィナステリドに対して、ミノキシジルは発毛を促す成分であるので、この2つの薬剤を併用している人は多いです。

フィナステリドよりも、内服薬のミノキシジルの方が初期脱毛を起こしやすいと言われていますが、実際のところはどちらが初期脱毛の原因となるかは分かっていません。

外用薬のミノキシジルでも初期脱毛が起こると言われていますが、内服薬のミノキシジルの方が起きやすいとされています。

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ザガーロとは併用できない

ザガーロは、フィナステリドと同じ「5α還元酵素阻害薬」に分類されます。

ザガーロの有効成分「デュタステリド」は、「5αリダクターゼ」の働きを阻害することによって、AGAの原因物質となる「DHT(ジヒドロテストステロン)」の生成を抑制する効果あります。

フィナステリドと同じ作用をあらわすお薬のため、この2つを同時に服用することはできません。

ですが、体質などでフィナステリドの効果を感じることができなかった場合は、ザガーロの方が効く可能性があります。

初期脱毛以外の副作用

フィナステリドによる、初期脱毛以外の副作用は以下のようなものです。

・ED(勃起不全):1%未満
・リビドー(性欲減退):1〜5%未満
・肝機能障害:頻度不明
・抑うつ:頻度不明

初期脱毛は、フィナステリドが効いている証拠としてあらわれる副作用ですが、それ以外の副作用は生活に影響が出るものもあります。

体調に異変があらわれたときは、医師にご相談されることも検討してください。

ED(勃起不全)

フィナステリドによって、ED(勃起不全)の副作用があらわれることがあります。

これはAGA治療が男性ホルモンにアプローチするために起こる副作用であり、AGAの治療が性機能に影響を及ぼす可能性があるということは、知っておく必要があります。

出現率は1%未満とされており、副作用頻度としては低いものです。

フィナステリドの副作用によって起こるEDは、完全に勃起しなくなるというものではありません。

男性ホルモンに関係するAGAの治療により、フィナステリドを使用する前よりも「勃起時の硬さが落ちた」「勃起の持続時間が短くなった」というものが主です。

万が一、副作用でEDとなった疑いが出てきた場合は、薬の服用は継続しつつも、医師に相談してみることをおすすめします。

AGAの治療は、継続することで効果が得られるものなので、薬の服用を止めてしまうと薄毛治療がうまく行かなくなるためです。

リビドー(性欲減退)

フィナステリドによって、リビドー(性欲)減退の副作用があらわれることがあります。

これも、AGA治療が男性ホルモンにアプローチするために起こる副作用であり、AGAの治療が性機能に影響を及ぼす可能性があるということは、知っておく必要があります。

出現率は比較的低くて1〜5%未満とされており、副作用頻度としては低い方です。

ですが、リビドー減退が顕著にあらわれるような時はフィナステリドの服用を続けつつも、医師に相談してみることをおすすめします。

その際は、減薬したり、フィナステリドやデュタステリド以外の治療を考える場合があります。

肝機能障害

フィナステリドによって、肝機能障害の副作用があらわれることがあります。

出現率は頻度不明とされていますが、副作用頻度としてはごくまれなものです。

これは、フィナステリドが肝臓で代謝されるために起こる副作用ですが、肝臓で代謝される薬物はフィナステリドに限りません。

一般的に、内服するお薬は肝臓で代謝されるので、まれにγGTPなどの値が高くなることがあります。

それまでに感じていなかった全身の倦怠感や、食欲の低下などがみられたときは、医師に相談しましょう。

抑うつ

フィナステリドによって、抑うつの副作用があらわれることがあります。

これも、AGA治療が男性ホルモンにアプローチするために起こる副作用であり、男性ホルモンのバランスが乱れることで起こります。

出現率は頻度不明とされており、副作用頻度としては低い方です。

抑うつの症状は自分ではわかりにくいため、気が付くと陥っていたというケースは多いです。

リスクは高くないものの、その後の生活の質に影響する症状ですから、一日中気分が落ち込んでいたり、何をしていても楽しい気持ちになれないといった場合は、医師に相談してみることをおすすめします。

フィナステリドの初期脱毛Q&A

以下は、フィナステリドの初期脱毛でよくある質問についてご紹介していきます。

個人輸入のフィナステリドの方が初期脱毛しやすいのか?

A.個人輸入だから、国内(病院処方)のフィナステリドよりも初期脱毛しやすいということはありません。

なぜなら、どちらも同じ有効成分を使っており、作用も同じお薬であるからです。

国内でフィナステリドを処方しているクリニックなどでは、海外のフィナステリドを輸入して処方している場合があります。
その際は、フィナステリドにかかるお薬の代金もお安くなっているはずです。

女性も初期脱毛がありますか?

A.女性は、そもそもフィナステリドを使うことができません。

それは、フィナステリドが男性ホルモンに作用するお薬であるため、女性が使うと体内のバランスを崩しかねないからです。
最も危険なのは、妊娠中の女性が誤ってフィナステリドに触ってしまうことです。

その場合は成長中の胎児に危険が及ぶことになります。
女性は、ミノキシジルなら低用量で使うことができますが、フィナステリドは触ることも禁忌となっているお薬だということを覚えておきましょう。
なお、ミノキシジルを使用すると、女性でも初期脱毛が起こることがあります。

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初期脱毛が出たので怖くなったのでやめてもいいですか?

A.初期脱毛は、フィナステリドが効いている証拠です。
自己判断で投薬をやめることはせずに、服用方法を守りましょう。

不安な時は、必ずかかりつけの医師にご相談ください。

初期脱毛は必ず終わる

初期脱毛は、フィナステリドの服用で徐々に正常なヘアサイクルに戻っている段階で起こります。

初期脱毛は、起こったとしても必ず終わります。

AGA治療を始めたのに抜け毛が増えるので、とても不安になってしまうかと思いますが、AGA治療を中止してしまうと、再びAGAが始まってしまいます。

フィナステリドは、効果を実感できるようになるにも時間のかかる治療法です。

健康な毛髪を取り戻し、AGAが改善されると信じて、服用を続けましょう。

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