ジスロマックは、クラミジアや歯周病の原因菌など、幅広い細菌に対して有効な抗生物質です。
本記事では、クラミジアでジスロマックを服用した場合、いつから性行為が可能なのかについて解説します。
また、クラミジアの潜伏期間や完治の目安、ジスロマックによる治療中の注意点もご紹介します。
ジスロマック服用後いつから性行為はOK？
ジスロマックは、効果が約10日間持続する特徴があり、短期間の服用でも細菌を死滅させることができる抗生物質です。
ただし、病原菌が体内から完全に死滅するまでに3～4週間かかるため、その間は性行為を控えてください。
クラミジアの場合、ジスロマックを1日1回（1～3日間）服用します。
ジスロマックを服用してから3週間後に再検査をし、陰性が確認できたら性行為が可能です。
完治する前に性行為をするとピンポン感染（移し合い）の原因となるため、パートナー同士の陰性が確認できるまで控えましょう。
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潜伏期間の場合
クラミジアの潜伏期間は、1～3週間です。
ただし、クラミジアは、自覚症状がないまま他人に移してしまうことが多いため、感染が疑われる場合には性行為は控えましょう。
- 男性：排尿時の痛み、尿道の痛みや痒み、尿道からの膿、腫れ、発熱など
- 女性：おりものの増加、下腹部の痛み、不正出血など
潜伏期間中でもジスロマックによる治療は可能です。
感染者との接触があった場合は検査を受けて、早めに治療開始することをおすすめします。
治療中の場合
治療中でもコンドームを使用すれば性行為しても良いと考える方が多いですが、クラミジアは粘膜が触れ合うことで感染し、ピンポン感染のリスクも高まるため控えてください。
コンドームの使用は性感染症予防にはなりますが、治療中は性行為、オーラルセックス、キスなど、他者との過度な接触は控えましょう。
ジスロマックを服用し、症状がなくなれば完治？
ジスロマック服用後、早ければ1日、ほとんどの場合で1週間ほどで症状が緩和されます。
しかし、体内には病原菌が残っている可能性が高いため、検査で陰性が確認できるまでは完治とは言えません。
病原菌が残った状態で性行為やオーラルセックスなどをしてしまうと、粘膜や精液、膣分泌液などから他者に移してしまいます。
完治しないまま性行為をすると、パートナーとピンポン感染を繰り返してしまう恐れがあるため、双方の陰性が確認できるまで性行為は控えてください。
再検査の目安はジスロマックを服用してから約3週間後です。
ジスロマックを服用しても再感染する？
クラミジアは、完治すれば再発することはありません。
ただし、ジスロマックを正しく服用して完治しても、他者から再び感染する可能性はあるため感染者との性行為は避けましょう。
パートナーが完治していない状態での性行為や性風俗店の利用などは、特に感染リスクが高いため控えてください。
ジスロマック服用中の注意点
ここからは、ジスロマック服用中の注意点を解説します。
安全に正しく効果を得るために、用法をきちんと守って服用しましょう。
ジスロマックの追加服用は可能ですか？
クラミジアの場合、1回1,000mgの服用で7～10日間ジスロマックの効果が持続します。
そのため、完治するまで毎日服用する必要はありません。
3日間服用する場合もありますが、症状の程度によって医師が判断しているため、自己判断で追加せず必ず医師に相談してください。
ジスロマックの効果を下げる行為はありますか？
ジスロマック服用中は、1週間程度飲酒を控えることが推奨されます。
ジスロマックの有効成分であるアジスロマイシンは、肝臓で代謝される成分です。
アルコールも肝臓で代謝されるため、両方を分解するためには肝臓に過度の負担をかけることになります。
また、アルコールによってアジスロマイシンの血中濃度が下がり、薬の効果が弱まる可能性もあります。
薬の効き方には個人差があるため、2週間禁酒することでより効果の確実性が上がるでしょう。
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ジスロマックは1～3日間の服用で十分な効果が得られる薬です。
ジェネリック医薬品も発売されており、個人輸入でより手軽に購入可能です。
また、クラミジアの検査キットを購入すれば通院せずに自宅で検査ができるため、使用頻度の高い方や通院が難しい方はぜひご利用ください。
