膀胱炎は市販薬で治る?治療薬や購入方法を紹介

膀胱炎は誰でも発症する可能性があり、治っても再発しやすい病気です。
その度に通院するのが面倒という方は市販薬でも治療できますが、症状の程度によっては効果が感じられないことがあります。

本記事では、症状別のおすすめの治療薬や購入方法をご紹介します。

膀胱炎は市販薬では完全には治せない

考えてる女性医師

膀胱炎の治療を目的とした市販薬の多くは、抗菌、抗炎症、利尿、鎮痛などの作用を持つ生薬を配合した漢方薬です。

軽度の膀胱炎には効果が現れることがありますが、細菌を殺菌する効果はないため、症状が進行している場合は市販薬では不十分です。

また、細菌以外が原因で起こる膀胱炎の場合は、市販薬では完全には治せません。

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膀胱炎の治療は抗生物質

細菌性の膀胱炎は、膀胱や尿道が細菌感染を起こしている状態です。
そのため、一般的には抗生物質で細菌を殺菌する治療がおこなわれます。

服用開始から1~2日で効果が現れ始め、5日前後で治るとされています。
ただし、細菌が残った状態で抗生物質の服用を中断してしまうと再び増殖して再発してしまうため、必ず治るまで飲み続けることが大切です。

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膀胱炎の市販薬について

膀胱が痛い女性

膀胱炎の市販薬は、生薬が持つ抗炎症作用や利尿作用などにより炎症を抑え、細菌の排出を促す効果が期待できます。そのため、軽度の膀胱炎であれば市販薬でも対応可能です。

しかし、市販薬に配合されている成分には殺菌作用はありません。

適切な摂取量が明確でなく効果の一貫性もないため、確実に治したい場合は市販薬より病院で処方される抗生物質が推奨されています。

膀胱炎の市販薬

膀胱炎の市販薬には、ボーコレン、腎仙散、猪苓湯エキス顆粒Aなどがあります。
それぞれの特徴と口コミを見てみましょう。

尿で排出できる程度の細菌であれば症状緩和が期待できますが、膀胱炎を頻発している方や症状が進行している方は、これらの市販薬では効き目がないという意見が見受けられます。

小林製薬【ボーコレン】

ボーコレン 小林製薬【ボーコレン】
48錠:1,386円~

11種類の生薬で構成されている漢方「五淋散」により、炎症を抑えて細菌の排出を促します。漢方が苦手な方でも飲みやすい錠剤タイプです。

摩耶堂製薬株式会社【腎仙散】

摩耶堂製薬株式会社【腎仙散】 摩耶堂製薬株式会社【腎仙散】
22包:1,907 円~

抗菌作用の高いウワウルシなどの15種類の生薬を配合しており、痛みを鎮めて細菌を尿で押し流す効果が期待できます。生薬を濃縮した粉末タイプで、7日間の服用が推奨されます。

ツムラ漢方【猪苓湯エキス顆粒A】

ツムラ漢方【猪苓湯エキス顆粒A】 ツムラ漢方【猪苓湯エキス顆粒A】
12包:998円~

泌尿器に関わる5種類の生薬を配合した顆粒タイプの漢方薬です。利水作用により1回あたりの尿量を増加させ、細菌を排出する効果が期待できます。

クランベリージュースが再発予防?

クランベリーには尿路感染症の予防効果があるとして、17世紀頃から民間薬として用いられていた記録があります。

クランベリージュースとプラセボ飲料を使用した臨床試験でも、クランベリージュースを飲んだグループの方が尿路感染症の再発頻度が低かったと報告されています。

しかし、クランベリーの濃度や投与方法が明確ではなく症例数も少ないため、「クランベリージュースが膀胱炎の再発予防に有効」という説の推奨度は低いでしょう。

参考:女性下部尿路症状診療ガイドライン[第2版]

膀胱炎の治療薬

薬局
一般的に膀胱炎と言われているのは、細菌によって引き起こされる急性単純性膀胱炎です。
しかし、細菌以外が原因の場合もあり、大きく分けて3種類の膀胱炎があります。

原因によって有効な治療薬が異なるため、市販薬や抗生物質で症状が改善しない場合は他の原因を疑う必要があります。

それぞれの特徴と治療薬をご紹介します。

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急性単純性膀胱炎(細菌性膀胱炎)

一般的に膀胱炎と言われているのが急性単純性膀胱炎(細菌性膀胱炎)です。

尿道、膀胱、腎臓などに侵入した細菌が炎症を起こし、頻尿や尿意、排尿時の痛み、血尿といった症状を引き起こします。
性別や年齢を問わず発症しますが、発症率は20~40代の女性が最も多いと言われています。

尿検査で検出された細菌によって、キノロン系、セフェム系、BLI 配合ペニシリン系の抗生物質から有効なものを選択します。

主にニューキノロン系のレボフロキサシン(クラビット)が第一選択薬として処方されています。

急性単純性膀胱炎の治療に用いられる代表的な薬はつぎのとおりです。

レボフロキサシン(クラビット)
シプロフロキサシン(シプロキサン)
トスフロキサシン(オゼックス)
クラリスロマイシン(クラリス)

これらの薬を5~7日間服用することで治癒させることができます。症状が緩和されたからといって途中で服用を中断すると再発する恐れがあるため、必ず処方された期間服用を続けましょう。

商品名 クラビリン レボフロックス シプロキサン・ジェネリック クラリスロマイシン・ジェネリック
画像 クラビリン レボフロックス シプロキサン・ジェネリック クラリスロマイシン・ジェネリック
価格 5錠:1,200円~ 100錠:3,150円~ 70錠:3,150円~ 12錠:2,700円~
有効成分 レボフロキサシン レボフロキサシン シプロフロキサシン クラリスロマイシン
商品詳細

間質性膀胱炎

間質性膀胱炎の原因ははっきりと分かっていませんが、膀胱粘膜の機能障害や免疫学的機序が関係していると考えられます。

頻尿、尿意の他、膀胱(下腹部)の痛みや夜間頻尿といった症状が見られます。発症率は中高齢の女性に多いのが特徴です。

問診や尿検査、超音波検査などをおこない、他の病気の可能性が消えた場合に間質性膀胱炎と診断されます。
重症化すると手術で膀胱を摘出することもありますが、軽症の場合はつぎに挙げる抗ヒスタミン薬や三環系抗うつ薬などの内服薬が有効な場合があります。

アイピーディ:抗アレルギー剤
アミトリプチリン(トリプタノール):抗うつ薬
商品名 トリプタノール・ジェネリック
画像 トリプタノール・ジェネリック
価格 5錠:1,200円~
有効成分 アミトリプチリン
商品詳細
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慢性膀胱炎(複雑性膀胱炎)

尿管結石や糖尿病、前立腺肥大などの基礎疾患によって膀胱炎を併発することがあります。

これが慢性膀胱炎(複雑性膀胱炎)です。
急性単純性膀胱炎と同様の症状が見られますが、慢性膀胱炎の方が軽症の場合が多いとされています。

膀胱炎だけ治療しても再発しやすいため、膀胱炎自体の症状は抗生物質を用いて治療し、原因になっている病気と並行して治療することが大切です。

慢性膀胱炎の治療にはつぎのような薬が用いられます。

レボフロキサシン(クラビット)
シプロフロキサシン(シプロキサン)
トスフロキサシン(オゼックス)
シタフロキサシン(グレースビット)
オーグメンチン/サワシリン(アモキシシリン)
商品名 クラビリン レボフロックス シプロキサン・ジェネリック アモキシシリン
画像 クラビリン レボフロックス シプロキサン・ジェネリック アモキシシリン
価格 5錠:1,200円~ 100錠:3,150円~ 70錠:3,150円~ 21錠:1,900円~
有効成分 レボフロキサシン レボフロキサシン シプロフロキサシン アモキシシリン
商品詳細

膀胱炎の治療薬は個人輸入でも購入できる

ネットショッピング
膀胱炎の治療のために病院で処方される抗生物質は市販では購入できません。
原則、日本国内では病院を受診しなければ入手できませんが、個人輸入を利用すれば抗生物質を購入することができます。

ただし、膀胱炎の種類が明確でない場合や副作用の有無は自己責任となるため、個人輸入で抗生物質を購入する場合はよく検討して選びましょう。

個人輸入のメリット

病院を受診せずに購入できる
好きなタイミングで購入できる
誰にも知られずに購入できる
効果が強い薬を安く入手できる

個人輸入は病院を受診せずに医薬品を購入できるため、通院の時間がない方や、家族や職場に知られたくない方も安心して利用できます。
国内では値段が高い薬でも海外だと安い場合もあるため、試したい薬がある方に向いています。

個人輸入の注意点

届くまでに時間がかかる
効果や副作用の有無は自己責任

個人輸入は海外情勢や天候などの影響を受けやすいため、注文してから届くまでに数週間かかることがあります。
膀胱炎を発症してから注文するのでは遅いため、すぐに服用したい場合には注意が必要です。

また、医師が介入しないため効果や副作用の有無は自己責任となります。異常を感じた場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。

膀胱炎について

膀胱炎で悩む女性
膀胱炎の多くは細菌感染によるもので、トイレの我慢や性行為によって発症しやすいとされています。
市販薬は、細菌性である急性単純性膀胱炎の治療を目的としているものが多く、細菌の排出を促す作用があります。

しかし、細菌を完全に殺菌する効果はないため、確実に治したい場合は抗生物質が有効です。

また、間質性膀胱炎や慢性膀胱炎は細菌性とは原因が異なるため、市販薬や抗生物質で治らない場合や頻発する場合には病院で検査を受けることをおすすめします。

膀胱炎にピッタリのツボ10選!即効性も期待できます
膀胱炎の治療には抗生物質が用いられますが、身体にあるツボを指圧することでも症状の緩和や予防が可能と言われています。本記事では、膀胱炎におすすめのツボと押し方のコツをご紹介します。

圧倒的に女性が多い

膀胱炎を発症するのは女性が多く、急性単純性膀胱炎では20~40代、間質性膀胱炎では閉経後の女性に多く見られるという特徴があります。

女性は尿道口と肛門の位置が近いため大腸菌が尿道に侵入しやすいことや、尿道と膀胱の距離が短く膀胱内に細菌が浸入しやすいことなどが原因として考えられます。

しかし、性別や年齢を問わず発症する可能性があるため、トイレを我慢する癖がある方などは注意が必要です。

繰り返す場合もある

膀胱炎は適切な治療をおこなえば短期間で治癒する病気ですが、生活習慣や基礎疾患などにより再発を繰り返してしまうことがあります。
また、症状が緩和されたからといって内服を中断した場合、体内に残っていた細菌が増殖し再発する可能性もあります。

定められた期間きちんと服用し、まずは完治させましょう。生活習慣や基礎疾患が関係している場合は、原因を取り除くことも大切です。

膀胱炎を放置した場合

初期の膀胱炎は内服薬を7日程度服用すれば完治させることができると言われています。

治療せずに放置した場合、細菌が腎臓まで侵入して腎盂腎炎を引き起こす恐れがあります。
発熱や腹痛、吐き気といった症状の他、命に関わることもあるため注意が必要です。

膀胱炎の診断は問診や尿検査でおこなわれることが一般的で、内服薬だけでも治療できる病気です。
軽度であれば大掛かりな検査や治療は必要ないため、重症化する前に治療を開始するようにしましょう。

膀胱炎にならないために

膀胱炎の予防や再発防止におすすめの方法をご紹介します。

予防・再発防止
  • 排尿後はトイレットペーパーで吸い取るようにする
  • 薬用石鹼で陰部を洗う
  • 性行為後にすぐに排尿する
  • トイレを我慢しない
  • 水分をよく摂取する

膀胱炎は尿道口から侵入した細菌が膀胱や腎臓にも影響を及ぼします。まずは細菌が入らないよう陰部を清潔に保つことが大切です。

排尿後に拭き取る際は、トイレットペーパーで肛門と尿道口を往復してしまうと大腸菌が侵入するリスクが高くなります。
尿を優しく吸い取るよう心掛けましょう。
性行為では細菌が尿道口に侵入しやすいため、排尿して外に出すことが重要です。

また、トイレを我慢すると細菌が膀胱や腎臓にまで広がってしまうため、水分をよく摂取し、小まめにトイレに行くようにしましょう。

膀胱炎の治療についてQ&A

Q&A
膀胱炎の治療に関するよくある質問にお答えします。
これから病院を受診しようと思っている方や治療薬について疑問がある方はぜひ参考にしてみてください。

膀胱炎の治療は何科?

膀胱炎が疑われる場合は泌尿器科を受診してください。

近くに泌尿器科がない場合はかかりつけの病院を受診し、診察や治療を受けましょう。
完治しない場合や長引く場合には、専門的な治療が受けられる泌尿器科を紹介してもらうことをおすすめします。

膀胱炎は自然に治る?

軽度の膀胱炎であれば、水分をたくさん摂取して排尿だけで細菌を体外に押し流せる場合があります。しかし、放置して進行してしまうと治りにくくなったり再発しやすくなったりするため、基本的には病院へ行くことをおすすめします。

また、トイレを我慢する癖がつくと膀胱炎になりやすいため、尿意を感じたら我慢しないでトイレに行く習慣をつけましょう。

膀胱炎の薬はどれくらいで効く?

薬の効果は種類や症状の程度により異なります。急性単純性膀胱炎の治療薬の服用例をご紹介します。

レボフロキサシン:1日1回(500mg)を3日間
シプロフロキサシン:1日2~3回(各200mg)を3日間
トスフロキサシン:1日2回(各150mg)を3日間

早ければ3日間、長くても7日程度で完治させることが可能です。ただし、途中で服用を中断したり、症状が進行したりしている場合には治療期間が変動します。

妊婦も飲んでもいいの?

妊娠中は膀胱炎になりやすいと言われていますが、妊娠中の薬の服用は胎児に悪影響を及ぼすリスクがあるため、抗生物質による治療は慎重におこなう必要があります。

膀胱炎の症状が深刻な場合には抗生物質を使用することがありますが、必ず医師の指導を受けて服用してください。

膀胱炎でロキソニンを飲んでもいい?

膀胱炎による排尿時の痛みが辛い場合は、ロキソニンなどを服用して痛みを鎮めたい方も多いでしょう。
しかし、ロキソニンは解熱鎮痛剤のため一時的に痛みを和らげる効果しかありません。

鎮痛剤で痛みが緩和されている間に細菌が増殖し進行してしまう恐れがあるため、抗生物質などによる早期治療をおこなうことが大切です。
痛みを緩和したい場合には医師に相談し、適切な薬を処方してもらいましょう。

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