EDの原因がうつ病でもバイアグラで治すことができる
これまでマスコミやさまざまなメディアで取り上げられ続けられている「ストレス社会」という言葉。
もはやストレスがあることが日常化し、会社が終わるころにはフル装備して、憂鬱な顔で電車に揺られて帰宅する毎日…なんて人も少なくないでしょう。
ストレスによる睡眠不足、そして睡眠不足からうつ病になる人も多く、責任感が強い人に発症する傾向があるようです。
うつ病はもちろん、心の病。
しかし、体にも変調を来たす厄介な病気でもあります。
その1つがED(勃起不全)で、男性だけでなくパートナーの女性にとっても無視できない問題でもあります。
それだけに、早めに対処することが望ましいですが、「そうはいってもどうしたらいいか分からない」という人もいるでしょう。生活の改善は必要です。
しかし、それ以外で有効なのは薬を使った対処法です。
中でも、バイアグラはEDに有効な成分が含まれた、大きな効果が期待できる治療薬です。
抗うつ薬とバイアグラの併用は可能、54.5%が改善
うつ病そのものでEDになってしまう人もいれば、抗うつ薬でEDになってしまう人もいます。
どちらが原因かはっきりしない場合が多いようですが、いずれにしてもバイアグラはEDの治療にとても有効であるこに変わりはありません。
「抗うつ薬とバイアグラは一緒に飲んでもいいの?」と思われるかもしれませんが、併用しても問題はありません。
抗うつ薬でよく使用されているSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を飲んでいても、バイアグラのPDE-5の阻害効果の有効性は十分に認められています。
EDが改善した人の割合は54.5%というデータもあり、糖尿病など重い疾患がなければ、抗うつ薬を飲んでいてもEDが治る可能性は高いといっていいでしょう。
バイアグラの効果は誰でも実感できる
バイアグラは70代や80代の男性であっても、性的刺激があれば勃起することが可能です。
勃起とは、陰茎(ペニス)に血液が流れ込んで大きくなる現象ですが、バイアグラは勃起をおさえる作用のあるPDE-5(ホスホジエステラーゼ)という酵素を分解することで、ペニスが勃起するのを助けてくれるのです。
つまり、邪魔者をおさえこんで、その隙に成長するのを見届ける仲介者のような存在といっていいでしょう。
バイアグラを飲んだからといって、うつがひどくなるようなこともありません。
ただし、バイアグラによる頭痛や顔のほてりといった副作用が出る可能性はあるので、気になる人は服用するときは注意してください。
EDの改善は生活の改善から
ED(勃起不全)やうつ病は誰にでもかかる可能性があり、原因も1つとは限らず、2つ3つと複合的にかさなってしまうケースが多いのが実情です。
心理的に大きな負担になり、ふさぎこみがちになることもあるでしょう。
しかし、有効な治療薬を利用したり、生活を少しずつ改善していくことで治らなかったことも解放に向かっていくはず。
生活をちょっと変えていくだけで、心も体もリフレッシュできますので、実践してみてください。
更新日時:2019年02月05日