増加する梅毒の原因は?感染者の特徴から見る梅毒の現状


梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌によって起こる性感染症です。

日本国内では1512年頃から感染が確認されており、特にここ数年で感染者数が増加傾向にあります。

本記事では、梅毒が増加している原因や感染者の特徴を基に、日本の梅毒の現状を探っていきます。

ご自分や身近な人の感染を防ぐために、梅毒に対する知識をきちんと頭に入れておきましょう。

梅毒が増加している

「不治の病」と恐れられていた梅毒。
治療薬が発達したことで、近年では昔の病気というイメージも強いと思います。

そんな梅毒ですが、2010年以降徐々に感染者数が増加し始め、ここ数年で更に増加しています。

コロナ禍で外出の機会が減った2020年頃には一時的に減少しましたが、2022年には過去最多となる約13,000人の感染が報告されました。

また、2023年現在も昨年度を上回るペースで感染者数が増加しており、身近な病気と変化してきています。

梅毒増加の原因は?


梅毒増加のはっきりとした原因は分かっていませんが、感染者の特徴からも分かるように、以下のような感染傾向があります。

梅毒感染者の特徴
  • 女性は20代の感染者が多い
  • 男性は広い年齢層の感染者が多い
  • 大都市圏での感染者が多い
  • 性的接触が主な感染経路
  • 性風俗以外でも感染者が多い

これらの特徴に基づき、近年の梅毒増加の原因を探っていきましょう。

SNSやマッチングアプリの普及

梅毒をはじめとする性感染症の感染源は性風俗というイメージを持たれています。

しかしSNSやマッチングアプリの使用が一般化した現代では、簡単に多くの人と交流ができるようになり梅毒の感染もより身近に迫っています。

特にマッチングアプリの利用率は東京都や神奈川県、大阪府などの都市部にいくほど高く、梅毒の感染者数が増加している都道府県とも共通しています。

また、梅毒の症状は段階的に現れるため、感染に気付かないキャリア(保菌者)が不特定多数の方と性行為をし、更に感染を広げている可能性も高いでしょう。

メディアによる影響

近年の梅毒増加に関しては、テレビやネットニュースでも取り上げられる機会が増えています。

特に若年層など、梅毒を知らない層も症状や病気に関する認知が進んでいると推測できます。

また梅毒は5類感染症に分類されており、感染が確認された場合は保健所への届け出が義務付けられています。

これにより、「メディアによる影響で梅毒の検査数が増えた」可能性が考えられるでしょう。

訪日外国人による影響

元・東京都葛飾区議会議員の鈴木信行氏は2017年11月、自身のTwitterで「訪日中国人の影響で梅毒が増えた」という旨の発言をしました。

この発言により、「有病率の高い訪日外国人の影響で感染が増加した」という説がありますが、実際には根拠がありません。

また、「訪日外国人による影響」と仮定した場合、梅毒以外の性感染症も増加すると考えられます。

しかし、梅毒以外の性感染症が爆発的に増加した事実はなく、反対に、全体的な性感染症の罹患率は減少傾向にあります。

そのため、「訪日外国人による影響」の可能性は極めて低いでしょう。

梅毒感染者の特徴

増加している梅毒の感染者ですが、実際にどんな方が感染しているのでしょうか?

厚生労働省や都道府県が発表しているデータを基に、近年増加している梅毒感染者の特徴を年代・性別・都道府県・感染経路に分けてご紹介します。

梅毒感染者の特徴

梅毒感染者の多い年代・性別

近年の感染者の特徴として、最も感染者数が多い東京都では20代女性の感染者が急激に増加しています。

一方、男性の場合は20~50代の感染者が多く、広い年齢層で流行していることが分かります。

また、男性の特徴として、2009~2014年は同性間の性行為による発症が約半数を占めていましたが、2015年以降は異性間の性行為による発症が約半数です。

梅毒感染者の多い都道府県

都道府県別では東京都の感染者数が圧倒的に多く、次いで大阪府、北海道、愛知県といった大都市圏での感染者が多数報告されています。

しかし、各地方でも人口に対する感染率は増加しているため、全国的に増加傾向にあることが分かります。

また、大都市圏で梅毒に感染し、各地方に原因菌を持ち込んでいる方が多数いる可能性も考えられるでしょう。

梅毒感染者の感染経路


※2022年第1週~10月半ばまでの計測

男性は異性間性的接触が65%、女性は異性間性的接触が81%と、感染経路は男女ともに異性間の性的接触が大多数を占めています。

また、 梅毒感染者の性風俗業の従事歴・利用歴(直近6か月以内)は以下の通りです。



※2023年第一四半期

男性は利用歴ありが40%、利用例なしが29%と10%ほど利用歴ありが多く見られます。

女性も従事歴ありが40%、従事歴なしが32%と、従事歴ありが多いもののそれほど広く差は開いていません。

男女ともに、性風俗業に関与していない場所での感染も増加していることが分かります。

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そもそも梅毒はどんな病気?

そもそも梅毒とはどんな病気なのでしょうか。

梅毒は、梅毒トレポネーマというウイルスによって感染する性感染症です。

主に性行為によって感染する疾患ですが、感染力が高くキスや傷口からも感染の可能性があります。

以下のように、段階を経て病状が変わるのが特徴で、代表的な症状はしこりやバラ疹とよばれる湿疹です。

梅毒の症状
  • 第1期(感染後3週間~)
    しこり、ただれ、リンパ節の腫れなど
  • 第2期(感染後3か月~)
    手の平や足、お腹にできる赤い湿疹
  • 第3期(感染後3年~)
    全身で炎症、ゴムのような腫瘍
  • 第4期(感染後10年以上)
    神経障害、全身まひなど

感染後10年以上経つと、ウイルスが脳や心臓などに至り死に至る可能性もあります。

現在は第4期まで病状が進むことは少ないですが、進行していくごとに症状が重く治りにくくなるため、早期発見と早期治療が重要になります。

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不安な場合は検査を

梅毒を放置しても自然治癒することはなく、病状が進行すると重症化するため、治療が難しくなっていきます。

早期に治療を開始すれば重症化する前に対処できるため、心当たりがある方は検査を受けましょう。

梅毒の検査は医療機関、または地域によっては保健所で受けられる場合があります。

しかし、通販でも検査キットを購入できるため、手軽に検査したい方はぜひ利用してみてください。

梅毒セルフテストカード 梅毒セルフテストカード
1本:2,850円~

梅毒治療薬は通販でも購入可能

梅毒の治療には、抗生物質のアモキシシリンなどが用いられます。

ドラッグストアやAmazonなどでは市販されておらず、病院での診察・処方が必要です。

しかし、アモキシシリンなどの抗生物質は海外通販でも購入可能です。

商品名 サワシリンジェネリック ノバモックス(シロップ) アモキシシリン
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通院が難しい方、感染を知られたくない方、手軽に購入したい方などは、海外通販の利用がおすすめです。

まとめ

日本国内における梅毒感染者数の増加は、SNSやマッチングアプリの普及、メディアの影響が大きく関係していると考えられます。

特に大都市圏での感染者数が増加していますが、人口あたりの感染率は全国的に上昇しているため、他人事と思わずに対策することが大切です。

感染が疑われる場合には検査を受け、早めに治療を開始しましょう。

※参考:日本の梅毒症例の動向について|国立感染研究所
※参考:梅毒の流行状況|東京都感染症情報センター

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