気管支炎は市販薬で治る?処方薬との違い

気管支炎は市販薬で治る?

咳が止まらなくなったり、痰が絡むことが多くなったりという症状が続く場合、気管支炎かもしれません。

風邪に似たような症状を引き起こしますが、市販薬でも症状を改善することができます。

また、似たような疾患に気管支喘息がありますが、こちらはアレルギー性のもので、細菌やウイルスが原因となる気管支炎とは異なります。

この記事では、気管支炎市販薬と処方薬との違い、治療薬の種類・特徴などをまとめてご紹介します。

気管支炎に効く市販薬

気管支炎に効く市販薬をまとめました。

市販薬には様々な効果がありますが、選び方は以下を参考にしてみてください。

選び方

咳を抑える市販薬

商品名 メジコンせき止め錠Pro 新コンタックせき止めダブル持続性
画像 メジコンせき止め錠Pro 新コンタックせき止めダブル持続性
有効成分 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
ジプロフィリン
値段 20錠:1,452円 12カプセル:1,706円

痰のないコンコンという咳が出る方は、咳止めがおすすめです。

デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物という成分が咳をコントロールする中枢を抑えることで咳止め効果を得ることができます。

痰を排出する市販薬

商品名 クールワン去たんソフトカプセル ストナ去たんカプセル
画像 クールワン去たんソフトカプセ ストナ去痰
有効成分 L-カルボシステイン
ブロムヘキシン塩酸塩
L-カルボシステイン
ブロムヘキシン塩酸塩
値段 24カプセル:1,540円 18カプセル 1,188円

カルボシステインやブロムヘキシン塩酸塩を配合した市販薬がおすすめです。

カルボシステインは、痰の流動性を高め、気道粘膜を正常化し、痰の排出を促します。

ブロムヘキシン塩酸塩は、気道分泌を高め、喉に絡んだ痰を薄めて排出しやすくする作用があります。

喉の痛みを抑える市販薬

商品名 のどぬーるスプレー ぺラックT錠
画像 のどぬーるスプレー ぺラックT錠
有効成分 ヨウ素 トラネキサム酸
値段 15mL:1,210 円 18錠:1,320円

市販薬で喉の痛みを抑えたい場合、喉に直接作用するスプレータイプもしくは内服薬があります。

スプレータイプ、内服薬は、好みに応じて選択しましょう。

内服薬であるぺラックT錠は、トラネキサム酸を配合していて、炎症を抑える効果があります。

漢方薬

商品名 五虎湯(ごことう) 麦門冬湯(ばくもんどうとう)
画像 五虎湯 麦門冬湯
有効成分 五虎湯エキス粉末M
(マオウ・キョウニン、カンゾウ、セッコウ、ソウハクヒ)
麦門冬湯エキス
(日局バクモンドウ、日局コウベイ、日局ハンゲ、日局タイソウ、日局カンゾウ、日局ニンジン)
値段 10包:1,980円 20包:2,640円

薬の副作用を避けたいという方は、漢方薬がおすすめです。

五虎湯(ごことう)は、強い咳の症状を抑え、呼吸を楽にしてくれます。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)は、痰が切れにくく、強い咳といった症状を抑えます。

気管支炎の市販薬と処方薬の違い

市販薬と処方薬の違いについて解説します。

市販薬では、販売されていない吸入薬や抗生物質も処方薬であれば、入手でき症状を改善することができます。

市販薬は単一成分でないことが多い

市販薬は単一成分でないことが多く、効果が分散される場合があります。
※一部市販薬を除く

1つの症状に特化したものではなく、まんべんなく症状を抑える総合的な作用であることが多いです。

一方、処方薬は、1つの症状に対して1つの薬を使用します。

そのため、成分が単一となっていて、1つの症状に特化しています。

吸入薬は市販されていない

吸入薬は市販されていないため、ドラッグストアなどでは購入できません。

病院処方もしくは海外通販(個人輸入)する必要があり、気軽には購入できないものとなっています。

抗生物質は市販されていない

ウイルス感染であることが多い気管支炎ですが、細菌感染の場合もあります。

細菌が原因の気管支炎の場合、抗生物質が必要となり、抗生物質は市販では購入することができません。

そのため、抗生物質が必要な場合は、病院に行くか海外通販(個人輸入)を利用する必要があります。

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海外通販で買える気管支炎の薬

海外通販で買える気管支炎の薬をご紹介します。

海外通販(個人輸入)であれば、病院に行く必要がなく、処方薬も不要で病院と同じ薬やより安価なジェネリック医薬品を購入することができます。

鎮咳薬

商品名 コルタリンGP
画像 コルタリンGP
有効成分 パラセタモール、クロルフェニラミン、フェニレフリンなど
値段 24錠:3,330円~
ボタン

コルタリンGPは、総合風邪薬ですが、咳を鎮める成分がより配合されています。

クロルフェニラミンをいう成分が鎮咳成分でアレルギーや咳を伴う風邪に効果が期待できます。

パラセタモール(アセトアミノフェン)は、解熱鎮痛成分、フェニレフリンは、痰の排出を促す成分となっています。

去痰剤

商品名 ムコダイン・ジェネリック
画像 ムコダイン・ジェネリック
有効成分 カルボシステイン
値段 100錠:2,310円~
ボタン

ムコダインは、日本の病院でも処方される去痰薬です。

有効成分であるカルボシステインが痰の粘り成分を抑え、排出を促す効果があります。

ジェネリック医薬品のため、価格を抑えたい方にもおすすめできます。

鎮痛剤

商品名 ボルタレン BIHAKUENトラネキサム酸
画像 ボルタレン BIHAKUENトラネキサム酸
有効成分 ジクロフェナクナトリウム トラネキサム酸
値段 50錠:4,050円~ 240錠:5,400円~
ボタン

より効果の強い鎮痛剤が欲しいという方は、ジクロフェナクナトリウムを配合したボルタレンがおすすめです。

炎症を抑えたい方は、抗炎症作用のあるトラネキサム酸を服用しましょう。

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吸入薬

商品名 スピリーバ吸入器セット ベントリン喘息薬 サルタノール・ジェネリック
画像 スピリーバ吸入器セット ベントリン喘息薬 サルタノール・ジェネリック
有効成分 チオトロピウム臭化物水和物 サルブタモール サルブタモール
値段 1セット:15,300円~ 1箱:2,700円~ 1箱:1,350円~
ボタン

吸入薬は、市販されていないため、病院処方もしくは当サイトのような海外通販(個人輸入)で購入する必要があります。

チオトロピウム臭化物水和物やサルブタモールは、気道を広げる作用があり、呼吸を楽にする効果があります。

こちらもジェネリック医薬品があるため、価格を抑えたい方におすすめです。

【細菌感染の場合】抗生物質

商品名 クレオシン
画像 クレオシン
有効成分 クリンダマイシン
値段 16錠:2,950円~
ボタン

細菌感染の場合、抗生物質が必要になり、抗生物質は、市販されていません。

気管支炎のほとんどがウイルス感染によるもののため、抗生物質が必要なケースは少ないとされています。

細菌感染で抗生物質が必要とされる場合、リンコマイシン系抗生物質が用いられています。

慢性気管支炎の場合、タバコも原因の1つ

タバコも原因の1つ

慢性気管支炎の場合、タバコも原因の1つと考えられています。

慢性=1年のうち3ヶ月以上咳や痰の症状が継続、それが2年以上続いている状態

市販薬などで症状を抑えることはできますが、慢性化しているため、根本的な治療にはなりません。

病院などでも禁煙が推奨されているため、まずは禁煙を目指すことから始めるのが治療のスタートとなります。

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まとめ

気管支炎の症状は市販薬でも抑えることはできます。

しかし、処方薬の方が効果が強いものが多いです。

市販薬が効かない場合は病院を受診したり、海外通販を利用して処方薬を使うことをおすすめします。

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