感染症
2019.02/25
麻疹(はしか)がニュースになる理由|あなたは抗体をもっていますか?
今年は麻疹(はしか)の感染が拡大

国立感染研究所によると、現在患者数は167人で大阪では47人もの患者数がいると発表されています。
167人と聞くとつい先日まで流行していたインフルエンザの患者数に比べると少ないものですが、なぜ麻疹はこれほど大々的なニュースになるのでしょうか?
さらに感染者がどこの場所を訪れた、年代、住んでいる地域まで公開されています。
麻疹はよく耳にはするけど実際どんな病気なのか知っている人は少ないと思います。
そこで、麻疹とはいったいどんな病気なのか、そして予防することはできるのかなど気になる情報をコラムでご紹介していきます。
麻疹(はしか)とはどんな病気なの?
麻疹は麻疹ウィルスによって感染する感染症です。感染経路は飛沫、接触感染はもちろん、空気感染でも感染します。感染力は非常に強く、1人の感染者から約12人も感染させるといわれています。
抗体がない人や弱い人が感染すると100%近い数字で発症してしまいます。
しかし一度感染すると、一生涯免疫が残り再び麻疹に感染する可能性は低いと考えられています。
症状 |
感染してから大体10日ほどで発熱、鼻水、咳など風邪と同じような症状ができます。 熱が2~3日ほど続いたあと、39度よりも高い熱がでます。 高い割合で、合併症を起こし、肺炎や中耳炎なども発症しやすく、最悪の場合1000人に1人の確率で死亡に至ります。(先進国の場合でも) 参考:麻しんについて|厚生労働省 |
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妊婦が麻疹(はしか)に感染した場合
麻疹 |
妊婦が麻疹に感染した場合、子宮収縮により流産を起こす場合があります。 初期に感染したら31%の確率で流産し、中期以降だと9%で流産か死産、そして24%の確率で早産になると報告されています。 |
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風疹 |
麻疹と同じく流行でニュースになるのが風疹です。 三日ばしかや、三日はしかなどとも呼ばれ麻疹と間違えてしまう人も多いのではないでしょうか? 風疹は妊婦が感染した場合、先天性風疹症候群という合併症を引き起こす可能性があります。 特に妊娠初期では、もし風疹に感染してしまった場合約90%に確率で胎児に影響を及ぼしてしまいます。 |
麻疹(はしか)の予防策とは
麻疹の感染力が非常に高いと説明しましたが、抗体がない場合マスク、手洗いやうがいをしてもウィルスを防ぐことはできません。空気感染してしまうので、その場にいただけで感染してしまう可能性が高いのです。
ではどうすれば麻疹の予防ができるのか?
それは麻疹ワクチンの予防接種を受けるしか方法はありません。
もちろん1度麻疹に感染したことがある人は抗体を持っているため、生涯免疫がつくと考えられています。
出典:国立研究所ホームページ
麻疹(はしか)の予防接種であるMRワクチンについて
日本では1歳になるとすぐにMRワクチンを接種することができます。MRワクチンとは |
麻疹と風疹混合ワクチンのことをMRワクチンと言います。 2006年より日本でMRワクチンが導入され、2回接種が開始されるようになりました。 1回の摂取では十分な免疫が得られない可能性が高いため2回接種となっています。 |
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麻疹排除計画 |
2008年には、日本国内の麻疹を2012年までに排除することを目標とした"麻疹排除計画"が施行されました。 そして2015年には世界保健機関(WHO)によって、日本の麻疹が排除状態であることが認定されたのです。 これにより、国内の麻疹はワクチンにより制御されたのですが、海外から麻疹ウィルスが持ち込まれる場合もあり、2018年には282人の感染者数が報告されています。 しかし、2008年においては感染者数が11,013人も出たので、それに比べるとかなり感染をおさえられたことになります。 これも予防接種を受けているおかげということですよね。 |
まとめ
最後まで当コラムをお読みいただきありがとうございます。麻疹が流行るとなぜニュースになるのか?
私がまとめた結果が
- 麻疹の感染力がすさまじく強い
- 発症率がほぼ100%
- 最悪の場合死に至ってしまう
- 妊婦(初期)の場合約3割の確率で流産する
うちの息子も娘も1歳になったらすぐにMRワクチンを打ちました。
自分や家族を麻疹ウィルスから守るために予防接種は必須です。
しかし、感染を拡大させないためにもワクチンの接種は最重要予防策と言えます。
もし自分に抗体があるのかわからない!という人の場合は検査することもできますので一度検査してみるのもいいかもしれません。
更新日時:2019年02月25日
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これにより、美白効果から、肌の漂白剤とこのハイドロキノンは称されているのですが、美白にはビタミンCが昔から効果があるということで有名でしたが、このハイドロキノンはなんとこのビタミンCの10~100倍もの美白作用があるといわれています。
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体内では常に生合成や代謝ということが行われているわけですが、その働きにはこの成分が必要不可欠です。
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つまり、日本人の約20%は不眠症なのだそうです。
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生殖細胞が集まっている部分に当たるので、葉よりも栄養が詰まっているとされます。
ワカメを食品として食べている国は非常に少なく、日本か朝鮮半島のみとされています。
お隣の国「韓国」では国民1人あたりのワカメの年間消費量は、日本の3倍とも言われています。