ニキビの種類別の原因と治し方！それぞれに合った治療で綺麗は肌を

ニキビには、さまざまな種類があるのはご存じでしょうか。

種類によって発生原因や症状が異なり、使用する治療薬やケア方法も変わってきます。

今回、ニキビの種類や原因、できやすい場所、治療方法などを徹底リサーチしました。
ニキビができにくい肌にしたい、ニキビができても跡を残さず綺麗な肌を保ちたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

ニキビ種類1：白ニキビ（コメド）

白ニキビとは、皮脂や汚れが毛穴に詰まった状態の初期段階のニキビです。

白色で目立ちにくいですが、触るとプツプツとしており、痛みやかゆみは伴いません。

「面皰(めんぽう)」あるいは「コメド」とも呼ばれています。

ここからは、白ニキビの原因やできやすい場所、予防や治療方法を項目ごとに解説していきます。

白ニキビができる原因

白ニキビができる主な原因は、皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れによるものです。

ストレスやホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌されるため、毛穴からスムーズに排出されにくくなり、毛穴が詰まってしまいます。

また、約28日周期の肌の新陳代謝よって古い角質が剥がれ、新しい皮膚が生まれます。

しかし、ターンオーバーに乱れが生じると、古い角質が皮膚表面に残り、毛穴を塞いでしまうのです。

白ニキビができやすい場所

白ニキビは、額や鼻、顎、口周辺など、皮脂の分泌量が多い部位にできやすいです。

Tゾーンは、顔の中でもとくに皮脂の分泌量が多いため、男女ともに発生しやすくなります。

また、鼻はほかの部位よりも毛穴が深く、皮脂が溜まりやすい傾向にあります。

口周辺は乾燥しやすいですが、潤いを保とうとして皮脂が分泌され過ぎてしまいニキビができることもあります。

白ニキビを治す方法

白ニキビには、殺菌作用やピーリング作用がある外用薬がおすすめです。

まだ本格的に炎症を起こしていない状態のため、この段階で治療をおこなえば跡も残らずきれいに治せます。

白ニキビの効果的な市販薬や皮膚科での治療、個人輸入で入手できる医薬品をご紹介します。

市販薬

白ニキビに効果的な市販薬をいくつかご紹介します。

有名なドラッグストアやドン・キホーテ、Amazon、楽天でも取り扱いされている商品であるため、誰でも手軽に入手することが可能です。

医療用医薬品に比べて効き目がややマイルドですが、初期段階のニキビであれば市販薬でも十分に効果を発揮できます。

病院（皮膚科・美容皮膚科）

皮膚科では、ピーリング作用を持つ「ベピオゲル」や角化正常化作用を持つ「ディフェリンゲル」などの外用薬を用いることが多い傾向にあります。

そのほかにも、専用の器具で汚れを排出する「めんぽう圧出」という外科的治療もおこなわれています。

また、美容皮膚科では保険適用外ですが、「ケミカルピーリング」で古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常化できます。

さらに、皮脂分泌を抑える成分「ビタミンC」を微弱な電流を流しながら、肌の真皮層まで浸透させていく治療もあります。

個人輸入

個人輸入で入手できる白ニキビに効く医薬品をいくつかご紹介します。

医療機関でよく処方される医薬品の成分は、「過酸化ベンゾイル」「イソトレチノイン」です。

個人輸入では、これらの医薬品を医師の診察や処方箋がなくても購入できます。

病院に行かずに医療用医薬品を購入したい方には、たいへんおすすめです。

白ニキビができないように予防する方法

白ニキビを予防するためには、正しい洗顔方法と十分な保湿ケアが大切です。

洗顔料をしっかりと泡立て優しくなでるように汚れを浮かし、ぬるま湯で洗い流します。

肌がダメージを受けてしまうため、強くこすりすぎたり熱いお湯で洗ったりするのはNGです。

洗顔後は、保湿性の高い化粧水やクリームをしっかり肌に浸透させ、乾燥から肌を守ります。

スキンケア用品は、アルコールや香料を含まない低刺激のものを選ぶようにしましょう。

白ニキビを潰してしまった場合の対処方法

白ニキビは潰した方が早く治るという情報もありますが、安易に潰してしまうのはNGです。

とはいえ、いくら気を付けていても洗顔時やスキンケア時に潰れてしまうこともあるでしょう。

万が一、潰してしまった場合は、以下の手順で対処をしましょう。

ニキビ種類2：黒ニキビ

引用元：東京イセアクリニック

黒ニキビは、毛穴に詰まった皮脂が酸化して黒く変色した状態の初期ニキビです。

触るとざらつきを感じますが、白ニキビと同じく炎症が起きているわけではないため、痛みやかゆみは伴いません。

放置すると、さらに悪化して赤ニキビや黄ニキビに進行していくため、早めの治療が大切です。

ここからは、黒ニキビの原因やできやすい場所、予防や治療方法を項目ごとに解説していきます。

黒ニキビができる原因

黒ニキビは、白ニキビが進行した状態のニキビであり、皮脂や角質のつまりが原因です。

皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れ、皮脂やメイクの汚れが落とし切れていないことで、発生します。

そのほかにも、乾燥も毛穴を詰まらせる原因のひとつといわれています。

乾燥すると、皮膚が硬くなり毛穴の柔軟性が失われるため、古い角質や皮脂をうまく排出できずに、毛穴が詰まってしまうのです。

黒ニキビができやすい場所

黒ニキビは、額や眉間、鼻などのＴゾーンにできやすいのが特徴です。

これらの部位は顔の中でも、とくに皮脂分泌量が多いため、皮脂もつまりやすくなります。

鼻の毛穴に詰まった角栓が酸化した状態の「いちご鼻」も黒ニキビの一種と言われています。

黒ニキビを治す方法

黒ニキビには、殺菌作用やピーリング作用のほかに、ターンオーバー促進作用を持つ外用薬がおすすめです。

この段階も炎症を起こす前であるため、毛穴のつまりを取り除き細菌の侵入を防げれば、症状悪化を防げます。

黒ニキビの効果的な市販薬や皮膚科での治療、個人輸入で入手できる医薬品をご紹介します。

市販薬

黒ニキビに効果的な市販薬をいくつかご紹介します。

有名なドラッグストアやドン・キホーテ、Amazon、楽天で取り扱いされている商品であるため、簡単に入手できます。

医療用医薬品に比べるとやや効果は劣りますが、白ニキビド同じく初期段階であれば市販薬でも治すことは可能です。

病院（皮膚科・美容皮膚科）

黒ニキビに対する治療は、基本的に白ニキビの場合と大きな違いはありません。

皮膚科では、「ベピオゲル」「ディフェリンゲル」などの外用薬やビタミン薬や漢方薬での治療が一般的です。

「めんぽう圧出」で、炎症を起こす前の黒ニキビを取り除くことで、アクネ菌の増殖と症状の悪化を防ぐことができます。

また、美容皮膚科では、「ケミカルピーリング」「ビタミンCイオン導入」のほかに、ターンオーバーを正常化するレーザー治療などもあります。

個人輸入

個人輸入で入手できる黒ニキビに効く医薬品をいくつかご紹介します。

医療機関では「過酸化ベンゾイル」や「アダパレン」を含んだ治療薬を処方されることが多い傾向にあります。

個人輸入では、これらの医薬品を医師の診察や処方箋がなくても購入できます。

病院に行かずに医療用医薬品を購入したい方には、たいへんおすすめです。

黒ニキビができないように予防する方法

白ニキビ同様、正しい洗顔方法と保湿ケアで黒ニキビへの進行予防が大切です。

洗浄力の強いスクラブ入りの洗顔料を使用する方もいますが、肌が乾燥して皮脂の分泌を促してしまうため避けましょう。

また、拭き取り化粧水も摩擦で肌に刺激を与えてしまうため、控えることをおすすめします。
なるべく低刺激の保湿力の高いスキンケア用品を選ぶことで、乾燥から肌を守ることができます。

ほかにも、栄養バラランスが整った食事と十分な睡眠時間を確保することで、皮脂の過剰分泌の予防につながります。

黒ニキビを潰してしまった場合の対処方法

黒ニキビを押し出してしまうと、毛穴の開きが目立ったり、さらに皮脂が詰まりやすくなります。

また、無理に押し出す行為は、周りの皮膚までダメージを受け、雑菌が入り込み炎症を起こすリスクが高まります。

自分で押し出してしまった場合は、毛穴が開いている状態のため、しっかり保湿をおこなってください。

万が一、炎症が起きた場合は、早めに医療機関を受診し適切な治療を受けましょう。

ニキビ種類3：赤ニキビ

引用元：東京イセアクリニック

赤ニキビは、ニキビの原因であるアクネ菌が増殖し、炎症を起こしている状態です。

白・黒ニキビが進行した状態であり、患部が赤く腫れ、かゆみや痛みを伴うこともあります。
適切な治療をおこなわなければ、治りが遅くなったり、色素沈着したりするため、注意しましょう。

ここからは、赤ニキビの原因やできやすい場所、予防や治療方法を項目ごとに解説していきます。

赤ニキビができる原因

赤ニキビは、アクネ菌の異常増殖によって発生します。

外的刺激やホルモンバランスの乱れによって皮脂分泌が高まるため、アクネ菌が増殖しやすい肌環境になってしまいます。

とくに、皮脂分泌が活発になる思春期や、ホルモンバランスが崩れやすい生理前などにできやすいのが特徴です。

また、ストレスや不眠、生活習慣の乱れなども、症状を悪化させる要因となります。

赤ニキビができやすい場所

赤ニキビは、皮脂分泌が多いTゾーン、外部刺激を受けやすい頬やUゾーンにできやすいです。

とくに、頬は、髪の毛や寝具に触れることが多かったり、頬杖をついたりするのも赤ニキビ発生の要因になります。

また、ここ数年マスクをつける機会が多くなったことで、摩擦や乾燥による刺激でＵゾーンもニキビが発生しやすくなっています。

赤ニキビを治す方法

赤ニキビには、抗炎症作用や抗菌作用の外用薬、内服薬の抗生物質がおすすめです。

毛穴の中で炎症を起こしている状態のため、これらの医薬品で炎症を鎮めて化膿するのを防ぎます。

赤ニキビの効果的な市販薬や皮膚科での治療、個人輸入で入手できる医薬品をご紹介します。

市販薬

有名なドラッグストアやドン・キホーテ、Amazon、楽天で取り扱いされている赤ニキビに効果的な市販薬をご紹介します。

化膿した黄ニキビに進行してしまうと市販薬での治療は難しくなるため、抗炎症・抗菌作用を持つ医薬品で悪化を防ぎましょう。

病院（皮膚科・美容皮膚科）

皮膚科では、以下の外用薬を処方されるのが一般的です。

処方される一般的な外用薬
過酸化ベンゾイルとアダパレンの配合薬	エピデュオゲル
抗生物質	クリンダマイシン オゼノキサシン ナジフロキサシン

また、外用薬と併用して内服タイプの抗生物質を処方されることもあります。
美容皮膚科では、ケミカルピーリングやイオン導入のほかにも、アクネ菌を破壊する「光治療」が自由診療で受けられます。

個人輸入

個人輸入で入手できる赤ニキビに効く医薬品をいくつかご紹介します。

医療機関では、「過酸化ベンゾイル」「アゼライン酸」を主成分とする治療薬が処方されることが多いです。

個人輸入では、これらの医薬品を医師の診察や処方箋がなくても購入できます。

病院に行かずに医療用医薬品を購入したい方には、たいへんおすすめです。

赤ニキビができないように予防する方法

乾燥は肌のバリア機能を低下させるため、赤ニキビを誘発する原因になります。

洗顔後は、とくに乾燥しやすい状態であるため、速やかに化粧水やクリームで保湿をおこなってください。

また、ストレスや生活習慣の乱れは、ターンオーバーが崩れる原因になるため、適度なストレス発散と規則正しい生活、食生活を心がけましょう。

肌のバリア機能とターンオーバーが正常に保たれれば、ニキビができにくい肌環境を維持できます。

赤ニキビを潰してしまった場合の対処方法

赤ニキビを潰してしまうと雑菌が侵入し、さらに症状を悪化させしまい跡が残りやすくなるため、おすすめできません。

セルフで潰してしまった場合は、以下の方法で対処しましょう。

細菌や雑菌の侵入を防ぐために、ニキビパッチもしくは絆創膏を貼り、患部を触らないようにしましょう。

ニキビ種類4：黄ニキビ（化膿ニキビ）

引用元：東京イセアクリニック

黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化し膿を持ち化膿した状態であり、痛みを伴います。

アクネ菌に加えて黄色ブドウ球菌も患部に入り込み増殖しているため、一気に炎症が悪化する可能性が高いです。

そのため、少しでも早い段階で治療をしなければ肌の奥まで傷つき、色素沈着やクレーターなどの跡が残ってしまう恐れもあります。

ここからは、黄ニキビの原因やできやすい場所、予防や治療方法を項目ごとに解説していきます。

黄ニキビができる原因

黄ニキビは、皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れ、角質や皮脂汚れなどが積み重なって発生します。

アクネ菌や黄色ブドウ球菌が増殖し続けて炎症が進むと、毛包の壁が破壊され皮脂や角質などが周囲に漏れだし、皮膚の深い真皮層まで達します。

炎症を放置したままだと、さらに症状が悪化していき膿を持った黄ニキビができるのです。

真皮細胞が破壊されると修復に時間がかかるため、ニキビ跡が残りやすくなってしまいます。

黄ニキビができやすい場所

黄ニキビは、生え際、頬やあごに発生しやすいです。

とくに、生え際は皮脂分泌が盛であり、髪の毛で覆われていることから通気性が悪くアクネ菌が増殖しやすい環境です。

さらに、シャンプーや洗顔などのすすぎ残しも黄ニキビを誘発する要因となります。

黄ニキビを治す方法

黄ニキビには、抗菌・抗炎症作用の外用薬と内用薬の抗生物質との併用がおすすめです。

また、最近では、これらの医薬品に加えて、角化を正常化する外用薬を使用する場合もあります。

黄ニキビの効果的な市販薬や皮膚科での治療、個人輸入で入手できる医薬品をご紹介します。

市販薬

有名なドラッグストアやドン・キホーテ、Amazon、楽天でも取り扱いされている黄ニキビに効果的な市販薬をいくつかご紹介します。

膿を持った状態まで進行すると市販薬での治療は難しくなります。

しかし、病院に行く時間を確保できず、すぐにでも治療薬が欲しいという場合は、市販薬で対処することも可能です。

病院（皮膚科・美容皮膚科）

皮膚科では、以下の外用薬を処方されることが多い傾向にあります。

また、症状に合わせて内服タイプの抗生物質を併用する場合や、めんぽう圧出で膿を排出する外科的治療もおこなわれます。

美容皮膚科では光治療のほかにも、アメリカ食品医薬品局にニキビ治療薬として承認されている内服薬での治療がおこなわれます。

個人輸入

個人輸入で入手できる黄ニキビに効く医薬品をいくつかご紹介します。

医療機関では主に、「ナジフロキサシン」「過酸化ベンゾイル」「レボフロキサシン」を主成分とする治療薬が処方されます。

個人輸入では、これらの医薬品を医師の診察や処方箋がなくても購入できます。

病院に行かずに医療用医薬品を購入したい方には、たいへんおすすめです。

黄ニキビができないように予防する方法

黄ニキビを予防するためには、クレンジングや洗顔で優しくしっかり汚れを落とした後、乾燥しないように十分に保湿してください。

脂質や糖質の多い食材はなるべく避け、栄養バランスが整った食事を意識することで、肌環境が整い健康的な肌を保てます。

また、睡眠中に肌を修復するホルモンが分泌されるため、6時間以上は睡眠時間を確保するのが望ましいです。

ストレスは、ホルモンバランスを崩して肌荒れを引き起こす原因になるため、運動や趣味などで適度にストレスを解消しましょう。

黄ニキビを潰してしまった場合の対処方法

黄ニキビを潰してしまうと、さらに炎症が広がり、跡が残る可能性が高くなります。

セルフで膿を無理やり出してしまった場合は、以下の対処法で肌のダメージを抑えましょう。

さらに、ニキビパッチもしくは絆創膏を貼ると、細菌や雑菌の侵入を防ぐことができます。

ニキビ種類5：紫ニキビ

引用元：東京イセアクリニック

紫ニキビは、毛穴の中で膿や血が溜まり毛穴周辺まで炎症が広がっており、もっともニキビが悪化した状態です

紫色で触るとブヨブヨと腫れているのが特徴で、嚢腫（のうしゅ）や結節性ニキビとも呼ばれています。
真皮層までダメージを受けているため、炎症が鎮まっても高確率で色素沈着やクレーターなどの跡が残ります。

ここからは、紫ニキビの原因やできやすい場所、予防や治療方法を項目ごとに解説していきます。

紫ニキビができる原因

紫ニキビができるのは、初期の段階で適切な治療ができていなかったことが原因のひとつと考えられます。

ただし、ホルモンバランスや生理周期の乱れ、不規則な生活や婦人科系疾患、紫外線などの影響で重症化してしまう可能性もあります。

ニキビが発生する主な原因は、皮脂線の活発化によるものですが、皮膚表面だけの問題ではない場合もあるのです。

そのため、生活習慣を見直しや健康チェック、メンタルケアをおこなうことも大切です。

紫ニキビができやすい場所

紫ニキビは、TゾーンやUゾーンなど皮脂分泌が活発で毛穴がつまりやすい部分にできやすいです。

初期の段階で適切に対処をしなかった場合に、悪化してできることが多いです。

そのほかにも、顔の中心ではなく外側や、スキンケアが行き届きにくい耳周辺にもできることもあります。

紫ニキビを治す方法

紫ニキビにも、抗菌・抗炎症作用の外用薬と内用薬の抗生物質との併用がおすすめです。

ここまで進行するとセルフで完治させるのは難しいため、病院で治療薬を処方してもらいましょう。

もしくは、個人輸入を利用して医療用医薬品を購入する方法もあります。

応急処置として使える市販薬や皮膚科での治療、個人輸入で入手できる医薬品をご紹介します。

市販薬

紫ニキビは、炎症が毛穴の奥まで広がっている状態のため、市販薬だけで治すのは難しいです。

しかし、市販薬はすぐに購入できるため、応急処置として症状の悪化を防ぐ方法としては、適しています。

有名なドラッグストアやドン・キホーテ、Amazon、楽天で取り扱いされている市販薬をいくつかご紹介します。

病院（皮膚科・美容皮膚科

皮膚科では、めんぽう圧出治療と併用して以下の治療薬を処方されるのが一般的です。

治療薬
外用薬	クリンダマイシン エピデュオゲル
内服薬	ミノサイクリン ドキシサイクリン

そのほかにも、ステロイド局所注射で、患部に直接ステロイド薬を注入して炎症を素早く鎮める治療法もあります。

美容皮膚科では、殺菌して炎症を鎮めるレーザー治療を受けられます。

ただし、高い効果が得られる一方、赤みや痛みなどが一時的に出る場合があります。

個人輸入

個人輸入で入手できる紫ニキビに効く医薬品をいくつかご紹介します。

医療機関では主に、「ミノサイクリン」「ドキシサイクリン」「クリンダマイシン」を主成分とする治療薬が処方されます。

個人輸入では、これらの医薬品を医師の診察や処方箋がなくても購入できます。

病院に行かずに医療用医薬品を購入したい方には、たいへんおすすめです。

紫ニキビができないように予防する方法

紫ニキビは、ターンオーバーを正常化させることで予防できます。

栄養バランスの整った食事や睡眠時間の確保、正しいスキンケアをおこなうことで、ニキビの発生と悪化を防げます。

皮脂抑制と肌の回復をサポートするビタミンを積極的に摂取するのもおすすめです。

また、紫外線は、肌が乾燥しやすくなり皮膚のバリア機能を低下させるため、紫外線対策はしっかりおこないましょう。

紫ニキビを潰してしまった場合の対処方法

紫ニキビを潰してしまうと、炎症がさらに拡大し、傷跡や色素沈着、クレーターが残るケースがほとんどです。

セルフで潰してしまった場合は、以下の方法で対処してください。

市販薬では治療に限界があるため、症状が悪化する前に専門の医療機関で適切な治療を受けてください。

また、メイクは患部を刺激して症状悪化につながるため、なるべく避けましょう。

ニキビ種類6：吹き出物

吹き出物は、20代から30代前半にかけて多くみられ、大人ニキビとも呼ばれています。

頬やあご、首などのUゾーンに繰り返しできることが多く、跡が残りやすいのが特徴です。

10代のニキビとは異なり治りにくいため、悪化を防ぐためにも正しくケアをする必要があります。

ここからは、吹き出物の原因やニキビとの違い、予防や治療方法を項目ごとに解説していきます。

ニキビと吹き出物の違い

ニキビと吹き出物はどちらも「尋常性ざ瘡」という皮膚の病気で、症状に違いはありません。

10代から20代前半にかけてできるものをニキビ、それ以降にできるものを吹き出物と言い、発生する年代によって呼び方が変わります。

10代にできるニキビは、成長期を終えてホルモンのバランスが安定すると自然と落ち着いていき、吹き出物に比べると柔らかい質感です。

一方、吹き出物は毛穴に古い角質が溜まり厚くなるため、若い頃のニキビによりも硬くて芯があります。

吹き出物ができる原因

乾燥によって皮脂が過剰に分泌されることで、吹き出物ができることが多いです。

若い頃のように皮脂線が活発な時期と同じようなスキンケアだと、肌が乾燥しすぎて治りが遅くなったり症状の悪化につながります。

そのほかにも、ストレスや偏った食生活、睡眠不足や生理周期などによるホルモンバランスの乱れで吹き出物ができやすくなります。

吹き出物を治す方法

吹き出物は、肌のバリア機能が弱まって少しの刺激でも発生してしまいます。

また、同じ場所に繰り返しできるため、正しく治療をしないと症状が悪化したり、跡がひどく残ったりします。

吹き出物の状態によって治療薬を使い分けることで、症状を最小限に抑えることができます。

市販薬

有名なドラッグストアやドン・キホーテ、Amazon、楽天で取り扱いされている吹き出物に効く市販薬をいくつかご紹介します。

軽度の吹き出物であれば、市販薬でも十分な治療効果と悪化予防効果が期待できます。

病院に行く時間がない方や、軽度な吹き出物を治療したい方には、最適です。

病院（皮膚科・美容皮膚科）

皮膚科では、抗菌、抗炎症、ピーリング作用がある外用薬や抗生物質や漢方薬などの内服薬を吹き出物の種類や症状に合わせて処方されます、

また、保険適用外ですが、生理周期などによる吹き出物の場合、ホルモンバランスを安定させる低用量ピルが処方されることもあります。

美容皮膚科では、肌の新陳代謝を促す「トレチノイン」や「ハイドロキノン」など海外でよく使用される治療薬を使用することが多いです。

ケミカルピーリングやビタミンCイオン導入、レーザー治療などの外科的治療もおこなわれています。

個人輸入

個人輸入で入手できる吹き出物に効く医薬品をいくつかご紹介します。

白ニキビと同じ治療薬を用いられることも多く、主に、「過酸化ベンゾイル」「クリンダマイシン」を主成分とする治療薬が処方されます。

個人輸入では、これらの医薬品を医師の診察や処方箋がなくても購入できます。

病院に行かずに医療用医薬品を購入したい方には、たいへんおすすめです。

吹き出物ができないように予防する方法

吹き出物は、保湿重視のスキンケアとホルモンのバランスを安定させることで予防できます。

皮脂の落としすぎは、肌が乾燥しバリア機能を低下さるため、過度な洗顔やピーリングは避けてください。

しっかり汚れを落としつつ、保湿力の高いスキンケア用品で肌にうるおいを与えましょう。

吹き出物はストレスや生活習慣が乱れるとできやすくなるため、バランスの良い食事と睡眠時間をたっぷり取ることで健やかな肌を維持できます。

市販・病院処方・個人輸入それぞれを選ぶメリットデメリット

市販薬は、医療用医薬品に比べて効き目はマイルドですが、手早く入手できるため、利便性を重視する方には最適です。

病院処方は、患部の状態によっては何度も通院する必要があり、治療費が高額になる場合もあります。

しかし、症状に適した治療薬を処方してもらえるため、医師や薬剤師からのアドバイスをもらいながら治療をしたい方には適しています。

一方、個人輸入は、受け取るまでに時間はかかりますが、処方箋や通院の手間、診察代が不要で医療用医薬品を安価に購入でるため、おすすめです。

思春期ニキビと大人ニキビの違い

思春期ニキビは、成長期にホルモン分泌が増加することで皮脂線が活発になるため、額や鼻のTゾーンにできやすいです。

一方、大人ニキビは、乾燥から肌を守ろうと皮脂を過剰に分泌してしまうため、頬やあご、首などＵゾーンなどにできやすいです。

また、大人ニキビは生活習慣や生理周期の乱れ、ストレスによるホルモンバランスの変動でも発生するケースも多いです。

そのため、10～20代前半にニキビができたことがない方でも、急にニキビが増加することもあります。

ニキビと間違いやすい病気

見た目はニキビと似ていても、以下のような皮膚疾患を発症している場合もあります。

間違えてニキビと同様の薬を使用した場合、返って悪化してしまう可能性があるため、参考の写真を見つつ、もしニキビではない症状だった場合、すぐに最寄りの病院で診てもらうようにしましょう。

病気	症状・状態	参考画像
粉瘤	ポコッとしたしこりで、独特な臭いを放ちます。真ん中に黒い点ができることも。	引用元：日本形成外科学会
マラセチア毛包炎	大きさが均一の赤いブツブツができる。かゆみを伴う場合も。	引用元：水前寺皮フ科医院
脂漏性皮膚炎	毛穴は目立たず、広範囲に赤みがでる。かゆみを伴う場合も。	引用元：渋谷駅前おおしま皮膚科
顔ダニ	ニキビダニが増えすぎると赤いブツブツができる。ヒリヒリ感やかゆみを伴う場合も。	引用元：咲くらクリニック
稗粒腫（はいりゅうしゅ）	白いプツプツとした丘疹で、白ニキビに似ている。	引用元：大山皮ふ科 形成外科
めんちょう	黄色ブドウ球菌の増殖による毛包炎が進行したもので、主に鼻にできやすい	引用元：たんぽぽこどもクリニック
口唇ヘルペス	ヘルペスウイルスによるもので、チクチク感や痛みを伴う水膨れができる。	引用元：うえの皮フ科
扁平いぼ	ヒトパピローマウイルスによる平べったいイボで、接触すると広がっていく。	引用元：山手皮膚科クリニック
水いぼ	イボウイルスによるもので、白ニキビを似ているが表面はツヤツヤしている。	引用元：京成曳舟駅前皮フ科クリニック

まとめ

ニキビにはさまざまな種類がありますが、ほとんどが皮脂の過剰分泌によるものです。

また、症状によって適した治療薬が異なり、適切に対処をしなければ症状が悪化し、ニキビ跡が残ってしまう可能性があります。

初期段階であれば市販薬でも効果は発揮できますが、進行して炎症が広がった状態だと、市販薬での対処は難しいです。

そのため、医療用医薬品を「病院で処方してもらう」または「個人輸入を利用して購入する」必要があります。

病院に行かずに低価格の治療薬を購入したい方は、個人輸入を利用するのも一つの手段でしょう。