アクアチムクリームジェネリック

アクアチムクリームジェネリックは、有効成分ナジフロキサシンを含有するニューキノロン系の抗菌薬です。

国内で処方される大塚製薬のアクアチムクリームと同成分を同量含んでいます。

アクアチムとは、にきび、外傷、粘膜の英語の頭文字をつなげたもので、皮膚感染症の原因菌を殺菌・除去することが出来るため、ニキビやおできなどの皮膚感染症や、外傷後の細菌感染予防などに用いられています。

アクアチムクリームジェネリックの効果

アクアチムクリームはニキビやとびひ、おできに有効な薬です。

また、ニューキノロン系の抗菌薬で殺菌作用があり、以下のような皮膚感染症の原因菌に対して、強い抗菌力を有しています。



このため毛包炎や尋常性毛瘡などの表在性、深在性皮膚感染症や、化膿性の炎症を伴うざ瘡（ニキビ）患者に対する臨床試験で強い効果を発揮することが証明されています。

その他膿疱やかさぶたなどの症状がでるとびひ（伝染性膿痂疹）、毛包が化膿するおでき（毛包炎）、かみそり負け（尋常性毛瘡）などの治療に処方されています。

赤ニキビに有効

ニキビに対しては、毛穴にアクネ菌などの細菌が感染して炎症を起こした炎症性皮疹（赤ニキビ）と、毛穴のつまり（白ニキビや黒ニキビ）のうち、赤ニキビの治療にアクアチムクリームが特に推奨されています。

日本皮膚学会の尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023でも、アクアチムクリームの有効成分ナジフロキサシンが、炎症性の皮疹症例で有効性が評価され、瘙痒，紅斑，乾燥，剝離， 灼熱感などの副作用も軽微であると報告されています。

ベピオゲルとの違い
ニキビ治療薬にはさまざまな種類がありますが、その中でも処方薬のベピオゲルは有名です。

有効成分である過酸化ベンソイルはアクネ菌に対して殺菌作用を持っており、加えて皮膚の角層の剥離を促す効果があり毛穴のつまりを改善できるため、白ニキビや黒ニキビの治療に適しています。

一方アクアチムクリームの有効成分ナジフロキサシンは、毛穴に入ったアクネ菌の増殖を抑えることで炎症を鎮める効果があり、赤ニキビの治療に特に有効とされています。

2種の違い
向いているニキビの種類
赤ニキビ	赤ニキビ、白ニキビ、黒ニキビ
有効成分
ナジフロキサシン	過酸化ベンゾイル
効果
アクネ菌の増殖を抑える	アクネ菌の増殖を抑える ピーリング作用で毛穴詰まり解消
価格
1本：1,800円～	1本：4,000円～

ベピオゲルと同成分の商品を見る

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参考サイト

服用方法・副作用・併用禁忌・注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。

・医療用医薬品 : アクアチム

1日2回適量を患部に塗布してください。

※ニキビに塗る場合は事前に洗顔してから塗布してください。
※塗るときは患部を強くこすらず、塗り終わったら手を洗ってください。

また、塗り忘れてしまった場合は、1度に2回分使用することなく1回分を塗布し、必ず使用量を守ってください。

使用時の注意

・皮膚のみに使用し、眼の角膜や結膜には塗らないように注意してください。
・耐性菌が出来る事を防ぐため長期間使用しないでください。
・毛包炎や尋常性毛瘡の場合は1週間、ニキビの場合は4週間を目安に使用してください。
・効果が出ない時は、使用を中止してください。
・炎症が消失した場合などは継続して使用しないで、最小限の使用期間にとどめてください。

アクアチムクリームジェネリックの使用に注意すべき方

以下の方はアクアチムクリームジェネリックを使用する際に注意が必要です。
使用する場合は医師に相談して指示に従ってください。

アクアチムクリームは以下のような副作用が現れる可能性があります。



このような症状に気づいたら使用を中止してください。

また、副作用の症状が重い場合は、医師に相談して判断を仰いでください。

現在報告されていません。

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。
・小さな子の手が届かない場所に保管してください。
・表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

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