
つわりのしんどいアピールをうざいと感じる声は、SNSや職場でも見られます。
しかし、つわりは妊娠中に多くの人が経験する、吐き気や倦怠感などのつらい症状です。
外見からは分かりにくいため、周囲との感じ方にズレが生まれやすく、大げさと受け取られてしまうこともあります。
この記事では、なぜつわりの訴えがアピールと感じられてしまうのか、その理由や周囲との上手な付き合い方、症状を和らげる対処法について解説します。
つわりの「しんどいアピール」がうざいと感じられる理由

つわりの症状には大きな個人差があり、軽度で済む人もいれば、日常生活に支障が出るほど重い人もいます。
しかし、つわりのつらさは本人にしか分からないことが多く、吐き気や倦怠感といった症状は外からは見えにくいのが特徴です。
そのため、周囲から大げさだと感じられたり、アピールのように受け取られてしまう場合もあります。
次項では、具体的にどのような理由からそう感じられてしまうのか解説します。
症状が外から見えない
つわりの主な症状は吐き気や嘔吐、倦怠感などですが、これらは外見から分かるものではありません。
そのため周囲の人からは、普通に動けているように見えたり、元気そうに見えたりすることがあります。
見た目に症状が表れにくいからこそ、つらさが伝わりにくく、誤解されてしまうのです。
人によってつわりの重さが違う
つわりの症状には大きな個人差があり、ほとんど症状を感じない人もいれば、食事も取れず日常生活が困難になるほど重い人もいます。
また、同じ人でも妊娠のたびに症状の重さが変わることもあり、こうした個人差から、症状を大げさに訴えているように感じられてしまう場合があります。
家事や仕事の負担が増える
つわりの症状が重い場合、これまで通りに家事や仕事をこなすことが難しくなることがあります。
その結果、パートナーや職場の同僚がフォローする機会が増え、周囲の負担が大きくなってしまうこともあるでしょう。
こうした状況が続くと、周囲からはしんどいアピールをして仕事や家事を避けているように映ってしまうこともあり、誤解が生まれやすくなります。

つわりのしんどいアピールをうざいと思われないための工夫

つわりのつらさを周囲に伝えること自体は、決して悪いことではありません。
しかし、伝え方や伝えるタイミングによっては、意図せず誤解を招いてしまうこともあります。
ここでは、つわりのつらさを適切に伝えつつ、周囲と上手に付き合うための方法をいくつか紹介します。
周りに必要な配慮を事前に伝える
つわりの症状や体調の変化について、あらかじめ周囲に伝えておくことで、誤解を防ぎやすくなります。
どのような症状か、どのようなことが難しいかを具体的に共有しておくと、周囲もどのようにサポートすればよいかが分かりやすくなるでしょう。
上司や同僚、パートナーや家族に、できることとできないことを話しておくことが大切です。
マタニティダイアリーなど吐き出し口を分散する
つわりのつらさをすべて周囲に伝えようとすると、聞く側の負担が大きくなることもあるため、気持ちを整理できる吐き出し口を複数持つことも大切です。
マタニティダイアリーや日記に書き留めたり、同じような経験を持つ人がつながるSNSやコミュニティに参加することで、気持ちを発散できます。
また、体調の変化を記録しておくと、医療機関に相談する際にも役立つでしょう。
周囲にお礼を伝える
周囲のサポートに対して感謝をきちんと伝えることは、周囲との関係を良好に保つうえでとても大切です。
家事や仕事の小さなサポートに対しても、ありがとうの一言を伝えるだけで、相手は協力しやすいと感じるようになります。
サポートしてくれる周囲の人を大切にする姿勢が、信頼関係の維持につながります。
つわりがしんどい時は症状を軽減する方法もある

つわりはある程度我慢するものと思われがちですが、症状を軽減するための方法がいくつか存在します。
食事の内容や食べ方、生活習慣の見直しや工夫によって、症状が和らぐ場合や、医療機関に相談することで、適切な対処法を提案してもらえることがあります。
また、つわりによる吐き気を軽減する薬の使用もひとつの方法です。
つらい症状を無理に我慢し続けるのではなく、自分に合った対処法を見つけることが大切です。
食事や生活習慣の工夫
つわりの症状は、食事や生活習慣を工夫することで軽減できる場合があります。
空腹やにおいは吐き気を誘発することも多いため、以下の点を意識するとよいでしょう。
・調理中のにおいを避ける
・においの少ない食べ物を選ぶ
無理に普段通りの生活を続けようとせず、休息を取りながら自分の体調に合わせた生活を心がけることが大切です。
医療機関に相談する
つわりの症状が強く、食事や水分が取れなかったり、日常生活に大きな支障が出たりする場合は、早めに医療機関に相談することも大切です。
医師に相談することで、状況に応じた対処法を提案してもらえることがあります。
重症のつわりは妊娠悪阻と呼ばれ、点滴による水分補給や入院が必要になるケースもあるため、無理をして症状を悪化させないことが大切です。
つわりの症状を軽減する薬という選択肢
つわりは自然におさまることも多い症状ですが、日常生活に大きな影響が出ている場合には、医師の判断によって吐き気を抑える薬が処方されることもあります。
症状がつらく、食事や日常生活に支障が出ている場合は、つわり薬による対処を検討するのもよいでしょう。
通販で購入できるつわり薬

海外の薬を取り扱うお薬なびでは、日本ではまだ入手しにくいつわり薬の購入が可能です。
海外ではつわりに対する薬物療法が広く普及しており、妊娠中の吐き気に対応したつわり薬が使用されています。
ここでは、お薬なびで取り扱っているおすすめのつわり薬を紹介します。
ボンジェスタ
ボンジェスタは、ドキシラミンコハク酸塩とピリドキシン塩酸塩を有効成分とするつわり治療薬です。
米国などではつわり治療の第一選択薬として位置づけられており、妊娠中の体調変化を考慮した成分構成が特徴です。
妊娠中に不足しがちなビタミンB6を補うことで、つわりによる吐き気を和らげる効果が期待できます。
プリンペラン
プリンペランは、メトクロプラミドを有効成分とし、消化管の運動を促進することで吐き気や嘔吐、食欲不振、胸やけなどの症状を改善する制吐剤です。
つわり専用薬ではありませんが、胃の働きを助けながら吐き気を軽減する作用があるため、吐き気を抑える目的で用いられる場合があります。
ゾフラン
ゾフランは、オンダンセトロンを有効成分とする制吐剤です。
セロトニンが関与する嘔吐反応を抑える作用があり、吐き気や嘔吐の症状を軽減する効果が期待できます。
つわり専用の薬ではないため、使用には慎重な判断が必要ですが、吐き気が強く他の方法で改善しない場合に検討される薬です。
ビタミンB6
ビタミンB6は、神経伝達物質の生成やたんぱく質の代謝など体のさまざまな働きに関わる栄養素です。
妊娠中はビタミンB6の必要量が増えますが、このビタミンB6の不足はつわりとの関連性が指摘されています。
そのため、米国の産婦人科学会ではつわりの治療としてビタミンB6が用いられる場合があります。
サプリメントでも摂取が可能で、吐き気対策として取り入れられる方法のひとつです。
まとめ
つわりの重さには大きな個人差があり、軽度で済む人もいれば日常生活に支障が出るほど重い人もいます。
つわりのつらさは吐き気や倦怠感など外から見えにくい症状が多く、周囲に誤解が生まれやすいのが現実です。
周囲との関係を良好に保つためにも、症状や体調の変化を事前に共有し、サポートへの感謝を伝えることを心がけましょう。
また、つわりがつらい場合は無理に我慢せず、生活習慣の工夫や医療機関への相談、つわり薬による対処など症状を軽減する方法を検討することも大切です。
体調に合わせた対処を取り入れながら、無理のない妊娠生活を心がけましょう。

