ボルタレンは頭痛に効く?効かない場合や服用時の注意点を解説

ボルタレンは頭痛に効く?効かない場合や服用時の注意点を解説

誰しも一度はを経験したことがある「頭痛」。

耐え難い頭痛は我慢せずに、医薬品を使用して緩和を図るのがおすすめです。

その際に使用する医薬品は様々なものがありますが、本記事ではボルタレンが頭痛に対して効果があるのかを解説していきます。

商品名 ボべラン
(ボルタレンジェネリック)
ボルタレン・ジェネリック ボルタレン徐放錠
画像 ボルタレン(ボベラン) ボルタレン・ジェネリック ボルタレン徐放錠
価格 100錠:3,300円~ 100錠:3,150円~ 50錠:5,400円~
特徴 50mg、75mg、100mgと
さまざまな用量から選べる
50mgのみの取り扱い
人気のジェネリック
効果が長持ちしやすい徐放剤タイプ
ボタン

ボルタレンは頭痛に効く?

ボルタレンの添付文書を見てみると、「関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群」となっており、「頭痛」は適応に入っていません。

しかし、よく頭痛に使用されるロキソニンやイブと同様に「NSAIDs」に属する薬のため、薬理作用上は頭痛にも効果を発揮すると判断できます。

※NSAIDsとは
抗炎症作用・鎮痛作用・解熱作用を有する非ステロイド成分の総称
ロキソプロフェンやイブプロフェンなど様々な種類がある

また、Yahoo!知恵袋などを見てみると実際に頭痛で処方してもらったという投稿が多数ありました。

ボルタレン(ジクロフェナク)を頭痛薬として処方されてるのですが、かなり強い薬と聞いて不安になりました。
頭痛持ちなので頭痛外来に行って合う薬を探したらボルタレンになったのですが、このまま続けていて大丈夫でしょうか?
引用:Yahoo!知恵袋

医師が頭痛に対してボルタレンを処方するということは、やはり頭痛に効くと言えるでしょう。

ボルタレンを使用した方の口コミ

SNSの投稿を参考に、頭痛を改善するためにボルタレンを服用した方の意見をご紹介します。

服用を迷っている方は、以下の口コミも参考にしてください。

ボルタレンが効かない場合は?

ボルタレンが効かない場合は、主に二つの原因が考えられます。

ボルタレンが効かない理由①
  • ボルタレンが体質に合っていない

一つ目はボルタレンが体質に合っていない場合です。

医薬品は人によって合う・合わないがあるので、ボルタレンが効かない場合は後述する他の鎮痛剤を使用しましょう。

ボルタレンが効かない理由②
  • ボルタレンが効きにくい頭痛を起こしている

二つ目はそもそもボルタレンが効きにくい頭痛を起こしている可能性があるということです。

頭痛にも様々な種類があり、特に片頭痛を週に何度も起こす場合はボルタレンをはじめとしたNSAIDsでは十分な効果が得られないことがあります。

このような場合はトリプタンなどの片頭痛薬が推奨されます。

他の鎮痛剤

ボルタレンは鎮痛剤の中でも効果の高い部類ですが、人によってはロキソニンのほうが効くなど個人差があります。

試したことがない鎮痛剤がある場合は、他の種類も試してみると良いでしょう。

商品名 インドメタシン ロキソニン セレブレックス
画像 インドメタシン ロキソニン セレブレックス
価格 100錠:3,150円~ 100錠:9,000円~ 60錠:4,140円~
特徴 NSAIDsでも効果の高い鎮痛剤
市販されていない
100錠と大容量のロキソニン ロキソニンを改良されて製造された
市販されていない
ボタン

また、NSAIDs以外にもアセトアミノフェンといった比較的効果が緩やかな鎮痛剤が効くという場合もあります。

他の鎮痛剤の特徴は以下のページで詳しく解説しています。

片頭痛薬

片頭痛には、鎮痛剤以外にトリプタン系の薬が有効です。

トリプタン系の薬は、神経伝達に関与するセロトニンに働きかけ血管収縮・拡張に関わる物質の放出を抑制することで、片頭痛や群発頭痛に効果を発揮します。

現在使用されているトリプタン系の薬として、以下のような薬があります。

・イミグラン
・ゾーミッグ
・レルパックス など

これらは錠剤以外にも注射薬、点鼻薬など様々な剤型があり、患者の状態によって使い分けることができます。

商品名 スミナット
(イミグランジェネリック)
イミグラン点鼻薬 アマージ レルパックス
画像 スミナット イミグラン点鼻薬 アマージ レルパックス
価格 5錠:1,350円~ 2本セット:5,030円~ 12錠:7,500円~ 3錠:3,690円~
特徴 イミグランジェネリック
即効性あり
点鼻タイプのイミグラン 持続時間が長い 即効性もあり持続性も高い
ボタン

片頭痛予防薬

片頭痛で週1〜2回以上鎮痛剤を服用している方は、予防薬を使用して頭痛の発生を抑えるという方法もあります。

通常は頭痛が起きてから服用し痛みを抑えますが、予防薬は頭痛が起きる前から一定期間服用を継続することで予防効果を発揮するタイプの薬です。

現在使用されている片頭痛予防薬は、以下のように様々な種類があります。

・抗CGRP抗体
・カルシウム拮抗薬
・抗てんかん薬
・β遮断薬
・抗うつ薬 など

これらもボルタレン同様市販はされておらず、病院で処方を受けるか海外通販でも購入できます。

商品名 トリプタノール・ジェネリック トピナ・ジェネリック トップミーXL
画像 トリプタノール・ジェネリック トピナ・ジェネリック トップミーXL
価格 100錠:2,700円~ 100錠:5,000円~ 10錠:1,560円~
特徴 抗うつ薬
トリプタノールのジェネリック
抗てんかん薬
トピラマートのジェネリック
β-ブロッカー
メトプロロールのジェネリック
ボタン

予防薬は非常に効果的ですが、過剰摂取によって薬剤性頭痛が起きる可能性があります。

そのため、服用期間は自分で判断せず必ず医師の指示を守るように注意してください。

ボルタレン服用時の注意点

ボルタレンを使用する際は、注意しなければならない点がいくつかあるので解説します。

注意点をしっかり守って安全に使用しましょう。

ボルタレン服用時の注意事項

服用方法

鎮痛を目的として使用する場合は、基本的に1日3回・1回1錠となっています。

1日の服用量は75〜100mgで、頓服として使用する場合は25〜50mgの用量とされています。

医師の指示によっては1日4錠まで増量することもありますが、効果の強い薬のため自分の判断で決められた用量以上に飲むことは絶対に避けてください。

また、胃が荒れる可能性があるため空腹時の服用は避け食後に服用すると良いでしょう。

副作用

主な副作用として、1〜5%未満の割合で食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛などの副作用が起こることがあります。

また、頻度は稀ですがアナフィラキシー、出血性ショック、間質性肺炎、横紋筋融解症などの重大な副作用が起こる可能性があります。

副作用には十分注意し、異変を感じた場合は直ちに使用を中止し医師に相談するようにしましょう。

他の薬との相互作用

ボルタレンを服用する際は、以下の薬とは併用しないように注意してください。

・トリアムテレン
・CYP2C9を阻害する薬剤
・ニューキノロン系抗菌剤
・リチウム
・強心配糖体
・メトトレキサート
・副腎皮質ステロイド剤
・降圧剤
・利尿剤
・抗アルドステロン剤
・抗凝血剤及び抗血小板薬
・シクロスポリン
・ヤーズなどの超低用量ピル
・コレスチラミン
・SSRI抗うつ剤

これらとボルタレンを使用する場合、副作用のリスクが増したり効果が弱くなる恐れがあります。

また、効かないからといって以下のような他の鎮痛剤を併用することも控えましょう。

・ロキソプロフェン
・イブプロフェン
・アスピリン
・カロナール
・インドメタシン など

よくある質問

ここでは、ボルタレンに関するよくある質問を紹介するので参考にしてください。

ボルタレンは市販されている?

ボルタレンは医療用医薬品のため市販はされていません。

購入する場合は、病院で処方してもらうか海外通販を利用しましょう。

ロキソニンとどっちが強い?

一般的にはボルタレンのほうが強いと言われています。

ですが、医薬品の効き目には個人差があるため人によってはロキソニンのほうが効くという方もいます。

体質によって合う・合わないがあるので、効果を得られなかった場合は他の鎮痛剤の使用を視野に入れると良いでしょう。

まとめ

ボルタレンはNSAIDsの中でも比較的効果が強く、頭痛にも有効な薬です。

しかし頭痛の種類によってはボルタレンが効きづらい場合もあるので、なかなか改善しない時は医師の診断を受けることをおすすめします。

頭痛が起きるととても辛いですが、適切な対処を行うことで改善できますので安心してくださいね。

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