ニキビ治療薬として有名な「ベピオゲル」。
病院だけじゃなく、ネットやドラッグストアで市販されているかな?と、気になりますよね。
当ページではベピオゲルは市販で購入できるのかを、詳しく解説していきます。
\2.5%、5%、10%から選べる!/
過酸化ベンゾイルジェル 1本60gあたり:2,000円~ |
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※過酸化ベンゾイルジェルは背中ニキビなど全身に使うことができます。広範囲で使う場合60gが大変お得です。
ベピオゲルは市販で購入できる?
ニキビ治療に欠かせないベピオゲルですが、残念ながら市販されておりません。
Amazonや楽天などの通販サイトをはじめ、お近くの薬局やドラッグストアでは販売されていないためご注意ください。
ベピオゲルは効果が高い薬ですが、妊婦などには使用できず、使い方によっては副作用が強く出てしまう可能性があります。
そのため医療用医薬品として定められており、医師の診察が必要なお薬です。
2015年に日本で承認されてからは、保険診療でベピオゲルを処方してもらえます。
ベピオゲルと同じ成分で市販薬はある?
過酸化ベンゾイルが配合された医薬品はベピオゲル以外にも、エピデュオゲルやディアック配合ゲルなど複数あります。
しかし過酸化ベンゾイル自体が医療用医薬品のため、ベピオゲルと同じ成分の市販薬は販売されていません。
参考:Q1 医師が処方するくすりと市販のくすりはどのようにちがうのですか? | 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
なぜ市販されていないのか?
ベピオゲルなど医療用医薬品は、良く効くことが証明されているお薬です。
良く効くからこそ副作用も承知の上、医師の管理が必要なのです。
市販薬は一般用医薬品に分類され、誰でも購入できることから、第一に安全性を重視しています。
体格や年齢なども様々で個人に合わせて販売されているわけではないため、医療用に比べると成分量の規定が少ないものが多いです。
市販薬は誰でも気軽に購入できるのを目的としているため、医師の管理が必要なベピオゲルは市販されていないのです。
・市販薬は医療用よりも含有量が少なく、効果はマイルドだが安全性は高い
今後市販される可能性は?
実は国によってはベピオゲルは市販されており、同じ成分の医薬品を個人輸入で買うこともできます。
その他にも日本では医療用医薬品だが、海外ではスーパーやドラッグストアで販売しているケースもあります。
これは国による法律の違いで、日本では新薬などに対して慎重で、承認までかなりの年数がかかります。
ベピオゲルが海外より、何十年も遅れて承認されたのもその経緯があるのです。
ベピオゲルは日本では2015年に承認された新しいニキビ治療薬で、今後市販される可能性はかなり低いと考えられます。
市販で代わりになる薬はあるのか?
ニキビに関する医薬品は、市販でも数多く販売されています。
しかし上記で説明したように、ベピオゲルと同一成分を含む市販薬はなく、代わりとして使用できる医薬品はありません。
軽度のニキビであれば効果が望めるため、市販されている以下のような商品を使用してみるのもいいでしょう。
▼Amazonや楽天などの通販サイトで人気のニキビ治療薬▼
商品名 | ペアアクネクリームW | メンソレータム アクネス | メンソレータム アクネス25 メディカルクリームc |
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画像 | |||
定価 | 14g:950円 24g:1,450円 |
18g:1,210円 | 16g:1,320円 |
有効成分 | イブプロフェンピコノール イソプロピルメチルフェノール |
イオウ、レゾルシン、グリチルレチン酸、トコフェロール酢酸エステル | イブプロフェンピコノール イソプロピルメチルフェノール |
特徴 | 抗炎症成分&殺菌成分をW配合 白ニキビ~赤ニキビを改善 |
4つの有効成分が炎症を抑制 赤ニキビや痛いニキビに有効 |
抗炎症成分&殺菌成分をW配合 白ニキビ~赤ニキビを改善 |
詳細 |
ただし、症状の重いニキビの場合改善できない可能性があります。
ニキビは重症度が高いほど難治性ニキビとなり、治療が難しくなってきます。
市販薬で治したい場合は症状が軽いうちに対応しましょう。
もし中等症以降など、市販薬では改善が見込めない場合、医師に相談してください。
個人輸入ならベピオゲルと同一成分がネットで買える
ベピオゲルはドラッグストアなどで市販されていませんが、ベピオゲルの海外版「ベンザックジェル」であれば海外からネットで個人輸入できます。
医薬品の個人輸入は禁止されている医薬品を除き、個人で使う場合には認められていますので、ベンザックジェルも個人輸入できます。
ベピオゲルと同じ過酸化ベンゾイルが主成分で、海外版ベピオゲルとして日本でも知名度が高い商品です。
ガルデルマ社は日本法人も設立されていて、皮膚に特化した医薬品を製造販売しています。
個人輸入であれば、ベピオゲルと同じベンザックジェルがネットで買えるのです。
濃度の高いものが販売されている
日本ではベピオゲル2.5%が処方されており、皮膚学会の推奨度でも過酸化ベンゾイルの濃度はマックス3%まででした。
しかし海外のベピオゲルこと、ベンザックジェルは2.5%以外にも、5%、10%が販売されています。
ただ2.5%で十分だと日本では考えられており、5%、10%使用の場合は徐々に濃度を上げていく必要があります。
2.5%>>5%>>10%
※自己判断での使用となります。ご注意ください。
過酸化ベンゾイルジェル 1本:2,000円~ |
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エピデュオゲルも購入できる
エピデュオゲルは過酸化ベンゾイルに加え、アダパレン配合のニキビ治療薬です。
日本皮膚学会のガイドラインでは、中等症から最重症のニキビ治療に対し、強く推奨しています。
Clinical Question 推奨度 回答 炎症性皮疹にアダパレン0.1 %/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲルは有効か? A 炎症性皮疹(中等症から最重症)に,アダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲルを強く推奨する. 面皰にアダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲルは有効か? A 面皰に,アダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲルを強く推奨する. 炎症軽快後の寛解維持にアダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲルは有効か? A 炎症軽快後の寛解維持に,アダパレン0.1%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲルを強く推奨する.
日本の病院でも処方されていますが、個人輸入でも購入できます。
商品名 | エピデュオゲル | 【送料無料】 エピデュオフォルテ |
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画像 | ||
メーカー | ガルデルマ Galderma |
ガルデルマ Galderma |
有効成分 | 過酸化ベンゾイル2.5% アダパレン0.1% |
過酸化ベンゾイル2.5% アダパレン0.3% |
価格 | 1本あたり:4,373円~ | 1本あたり:4,966円~ |
購入 |
注意事項
個人輸入でベピオゲルの海外版、ベンザックジェルを購入する場合、注意事項がいくつかあります。
届くまでに時間がかかる(2~3週間)
医薬品副作用救済制度が受けれない
医師の処方ではないので、自分での判断となります。そのため自己責任での使用が求められます。
- 適正に使っていたにもかかわらず、入院治療が必要なほどの副作用が出た場合受けられる制度です。
(病院、薬局で購入したものに限る)
※個人輸入で医薬品を購入した場合、必ず使用方法や服用方法を守りましょう。
下記でベピオゲルの副作用や使い方を紹介します。
個人輸入できるニキビ治療薬
ベンザックジェルなど海外版ベピオゲルだけでなく、その他の市販されていないニキビ治療薬も個人輸入できます。
商品名 | 【送料無料】 クリンダマイシンゲル |
【送料無料】 グライコクリーム |
イソトロイン | トレティヴァ |
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画像 | ||||
メーカー | ガルデルマ Galderma |
Micro Labs Limited | シプラ | インタスファーマ |
有効成分 | クリンダマイシン | グリコール酸 | イソトレチノイン | イソトレチノイン |
特徴 | 同成分は軽度から中度の赤ニキビに第一選択薬として、日本でも処方 | 肌のターンオーバーを促し、ニキビやニキビ跡を改善 | 内服タイプのニキビ治療薬 容量が多く1錠あたりの価格が安い |
内服タイプのニキビ治療薬 さまざまな用量から選べる |
価格 | 1本あたり:1,600円~ | 1本あたり:1,696円~ | 1錠あたり:83円~ | 1錠あたり:128円~ |
購入 |
※個人輸入できるニキビ治療薬の中には、効果の強いものもあるので、使用の際は医師に相談してください。
ベピオゲルについて
まずベピオゲルは、「過酸化ベンゾイル」が主成分の「ニキビ治療薬」です。
この過酸化ベンゾイルは、50年も前から世界で、ニキビ治療薬として第一線で活躍してきました。
しかし日本で承認されたのは2015年と比較的最近のことで、それまでは保険適用されず自費での処方だったのです。
過酸化ベンゾイルは他のニキビ治療薬にある、薬剤耐性菌が無いと考えられており、長期使用可能となっています。
現在では日本でも、ニキビ治療薬の第一選択薬として活躍しているお薬です。
日本皮膚科学会のガイドラインでも推奨
ベピオゲルの有効成分過酸化ベンゾイルは、日本皮膚学会のガイドラインでは「A判定」で、ニキビの治療薬として推奨しています。
Clinical Question 推奨度 回答 炎症性皮疹に過酸化ベンゾイル2.5% ゲルは有効か? A 炎症性皮疹(軽症から中等症)に,過酸化ベンゾイル2.5%ゲルを強く推奨する. 面皰に過酸化ベンゾイル2.5% ゲルは有効か? A 面皰に,過酸化ベンゾイル2.5% ゲルを強く推奨する. 炎症軽快後の寛解維持に過酸化ベンゾイル2.5%ゲルは有効か? A 炎症軽快後の寛解維持に,過酸化ベンゾイル2.5%ゲルを強く推奨する.
上記のよう過酸化ベンゾイルは、ニキビ治療で強く推奨されています。
面皰=ニキビの元(毛穴に角質・皮脂が詰まっている状態)、白ニキビとも
ベピオゲルの効果・副作用
ベピオゲルの有効成分過酸化ベンゾイルは、殺菌作用やピーリング作用によってニキビを改善します。
ここでは、ベピオゲルの詳しい効果や副作用について解説します。
ベピオゲルの効果
ニキビは、皮脂などで毛穴が詰まりアクネ菌が増殖することで起こる症状です。
ベピオゲルは、以下の2つの作用によってニキビを改善します。
ニキビは症状の度合いによって白ニキビ・黄ニキビなど複数の種類に分類されていますが、ベピオゲルは初期段階のニキビである白ニキビ・黒ニキビをはじめ、赤く腫れて炎症した赤ニキビに有効です。
ただしニキビ跡やシミには効果がないため、ご注意ください。
ベピオゲルの副作用
ベピオゲルの主な副作用は皮膚剥脱(18.6%)、適用部位刺激感(14%)、適用部位紅斑(13.8%)、適用部位乾燥(7.4%)などです。
頻度不明 | 5%以上 | 5%未満 | |
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皮膚 | 汗疹、違和感、皮脂欠乏症、ほてり、浮腫、丘疹、疼痛、水疱 | 皮膚剥脱(鱗屑・落屑)、刺激感、紅斑、乾燥 | そう痒、接触性皮膚炎、皮膚炎、湿疹、蕁麻疹、間擦疹、乾皮症、脂腺機能亢進、腫脹、ピリピリ感、灼熱感 |
その他 | 血中コレステロール減少、血中尿素減少 | – | 口角炎、眼瞼炎、白血球数減少、白血球数増加、血小板数増加、血中ビリルビン増加、ALT(GPT)増加 |
特にこれらの赤み・刺激感・乾燥などの副作用は、使い初めに起こることがあります。
なかなか治らない場合は、使用を控えて医師にご相談ください。
ベピオゲルの使い方
1日1回、患部に塗布します。
②指も清潔にし、ベピオゲルを約0.5g(指の先から第一関節くらいまでの量)取ります。
③まんべんなく顔全体に塗ります。
④眼や眼のまわりや、傷がある部分などには塗らないでください。
また、ベピオゲル使用時に化粧水などの保湿剤を使用する場合は、最初に保湿剤を塗ってからベピオゲルを塗布してください。
ベピオゲルの併用注意
ベピオゲルと併用を禁止されている医薬品はありませんが、刺激の強い医薬品のため他の外用薬との併用には注意が必要です。
もし他の外用薬と併用したい場合は、医師に相談しましょう。
また、化粧水やパックなどの保湿剤との併用は問題ありませんが、ピーリング効果のあるスキンケア商品と併用すると副作用が起こる可能性があるためこちらも注意してください。
ベピオゲルのやめどきは?
ベピオゲルは継続期間は決められていませんが、自己判断での中断はぜず、一定期間継続しましょう。
効果の感じ方には個人差がありますが、一般的には1か月~2か月で効果を実感できる場合が多いようです。
やめどきは症状の度合いによっても異なりますが、自己判断で中断するとニキビが再発する恐れがあります。
ただし副作用の症状が重い場合や、何か月も治らない場合は使用を中止し、医師に相談してください。
まとめ
ベピオゲルは残念ながら市販で購入することはできません。
しかし病院へ行く機会がない、事情があって病院へ行くことができない。という方も多いと思います。
個人輸入であれば、海外版ベピオゲルをネットで簡単に購入できます。
ベピオゲルは効果も高いですが、副作用のリスクもあるお薬です。
もし個人輸入で購入の場合、必ず使用方法を守るようにしましょう。