膀胱炎は尿道や膀胱で起こる病気です。
性行為では尿道付近が触れ合うため、相手にうつるか心配な方もいるでしょう。
本記事では、性行為で膀胱炎がうつるかどうか解説します。
また、膀胱炎にならないための対策もご紹介しますので参考にしてみてください。
膀胱炎は性行為でうつるわけではない
性行為によって膀胱炎を発症することはありますが、相手から感染するわけではありません。
膀胱炎は細菌が尿道から侵入し、炎症を起こすことで発症する病気です。
不衛生な状態で性行為をおこなったり、肛門に付着した細菌が尿道に付着した場合は膀胱炎を発症する可能性があります。
必ずしも性行為で膀胱炎になるとは限りませんが、性行為によって膀胱炎を発症するリスクは高まるでしょう。
クラミジアの可能性もある
性感染症のひとつであるクラミジアには、膀胱炎と似た症状があります。
女性:排尿時の痛み、頻尿 など
この他に、男性では睾丸の腫れ、女性では不正出血や下腹部痛、男女共通の症状では喉や肛門、目に症状が現れることがあります。
しかし、これらの症状が全て現れるわけではありません。
クラミジアは自覚症状がないことも多いため、膀胱炎だと勘違いしている方も多いでしょう。
性行為で膀胱炎がうつったと感じる場合には、クラミジアの可能性があるため病院で検査を受けることをおすすめします。
膀胱炎は性行為でなぜなるのか
性行為では尿道、性器、肛門などに触れることがあるため、性器や肛門に付着していた細菌が尿道に侵入してしまう可能性があります。
また、手や身体に付着した汚れや不衛生な環境によって、細菌が侵入するリスクが高まります。そのため、性行為をすると膀胱炎を発症しやすくなるのです。
膀胱炎は性別に関係なく発症する病気ですが、発症率は女性の方が多い特徴があります。
これは、女性の身体の構造が関係しており、尿道が短いことや尿道と肛門の距離が近いことが原因であると考えられています。
その他の原因
性行為の他にも膀胱炎を発症する原因がいくつかあります。
生理用ナプキンの長時間使用
妊娠
ストレス
睡眠不足
トイレを長時間我慢すると、細菌が排出されずに尿道や膀胱で増殖してしまいます。
女性では生理用ナプキンや妊娠によっても膀胱炎を発症しやすくなります。生理や妊娠による経血やおりものにより、尿道付近で細菌が繁殖しやすいことが原因です。
また、免疫力が低下すると細菌が繁殖しやすくなってしまうため、ストレスや睡眠不足も膀胱炎に繋がります。
性行為で膀胱炎にならないためにできること
性行為が原因で膀胱炎を発症しないために、自身の心掛けやパートナーとの情報共有で手軽にできる対策があります。
膀胱炎は繰り返しやすいため、予防のためにも心掛けてみてください。
体調悪いときは控える
健康なときには身体の免疫機能で細菌を排除することができます。
しかし、体調が悪いときは免疫力や抵抗力が低下しているため、膀胱炎の原因菌が浸入しても繁殖を許してしまうでしょう。
自身と相手のどちらか一方でも体調が悪いときは、性行為を控えましょう。
性行為前は清潔に
皮膚や髪、衣服などには知らない間に細菌やウイルスが付着しています。
外出の有無に関わらず、性行為前にはシャワーや手洗いで身体を清潔にしましょう。
ただし、女性の膣には自浄作用があるため、中まで洗浄する必要はありません。免疫力の低下に繋がるため、外側(表面)だけ洗うようにしましょう。
また、屋外、車、玄関など、細菌が多い場所での性行為は膀胱炎のリスクが高まるため、不衛生な環境での性行為は控えてください。
トイレは我慢しない
尿道に細菌が浸入しても、排尿して外に出してしまえば膀胱炎にはなりません。
しかし、トイレを長時間我慢すると細菌の繁殖が進み、排尿だけでは排出できなくなってしまいます。
尿意を感じたらトイレに行くようにしましょう。特に、性行為後は必ずトイレに行くことをおすすめします。
性行為後も清潔に
性行為中にお互いの身体に付着した細菌や汚れを放置すると細菌が繁殖し、やがて膀胱炎に繋がる恐れがあります。
性行為後のトイレだけでは対策として不十分なため、性行為後もシャワーや手洗いをおこないましょう。
潤いアイテムを使う
膀胱炎を再発しやすい方は、尿道の粘膜の働きが弱い可能性があります。
尿道や性器への過度な刺激を控えるために、潤滑剤などの潤いアイテムを利用することをおすすめします。
潤滑剤の中には抗菌や抗炎症などの作用があるアイテムもあるため、成分や商品紹介をよく読んで選びましょう。
激しいプレイは控える
激しいプレイによって性器や尿道の粘膜が傷つく恐れがあり、傷ついた箇所は炎症を起こし、細菌感染を起こしやすくなります。
その箇所で繁殖した細菌が尿道から侵入し、膀胱炎を発症する可能性があるため、激しいプレイは控えましょう。
膀胱炎を治すには?
膀胱炎は細菌が原因のため、抗生物質で治療します。
服用して数日で症状が緩和される場合がありますが、まだ体内に細菌が残っている可能性が高いため、必ず処方された回数分の抗生物質を飲み切りましょう。
膀胱炎より症状が重く、完治するまでの期間も長い病気です。
膀胱炎は自然治癒させるのではなく、抗生物質で早期治療することが大切です。
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膀胱炎はうつらない病気
性行為によって膀胱炎が相手からうつることはありませんが、不衛生な環境で性行為をしたり、細菌を排出できずに尿道や膀胱で繁殖してしまうと膀胱炎を発症する可能性があります。
また、膀胱炎を発症している場合は、症状を悪化させないためにも性行為を控えましょう。
膀胱炎や性感染症の予防にはコンドームの着用が大切です。妊娠を望む性行為以外はコンドームを着用しましょう。