医薬品の効果を活用し、身体づくりや脂肪の燃焼を目指すメディカルダイエット。
メトホルミンとリベルサスはどちらも食欲を抑える効果があり、メディカルダイエットに用いられる医薬品です。
しかし一見同じような効果がある医薬品ですが、具体的な効果の現れ方や強さ、さらに飲み方や副作用なども異なります。
この記事ではメトホルミンとリベルサスはどちらがいいのか、また自分に合う選び方などもご紹介します。
メトホルミンとリベルサスどっちがいいの?
結論から言うと、2種類の医薬品から痩せたい目的に合わせて選ぶことがおすすめです。
・短期間で痩せたい方 → リベルサス
それぞれの違いについて、以下で詳しく解説していきます。
メトホルミンとリベルサスの違い
商品名 | メトホルミン | リベルサス |
---|---|---|
画像 | ||
ダイエット効果 | 食欲抑制+糖質排泄 | 食欲抑制 |
全体の効果 | 体重減少 アンチエイジング 筋肉量維持 |
体重減少 |
効果が現れる期間 | 早くて3~6か月 | 早くて1か月 |
副作用 | 下痢、吐き気、食欲不振、腹痛、発疹、かゆみなど | 吐き気、下痢、食欲減退、頭痛、糖尿病網膜症、便秘、嘔吐など |
価格 | 1か月:4,200円 | 1か月:24,500円 |
飲み方 | 1日2~3回 | 1日1回 |
注意点 | 過度な飲酒は禁止 | 服用後30分飲食禁止 |
購入 |
食欲抑制による体重の減少が期待できる点は同じですが、効果が現れるまでの時間や副作用、飲み方などさまざまな違いがあります。
また服用し続けることを考えた場合、それぞれの値段の違いも大きいことでしょう。
それぞれがおすすめな方
2種類のメディカルダイエット薬は、それぞれ次のような方におすすめです。
- コスパ重視の方
- 効果はゆっくりでも構わない方
- 健康的に痩せたい方
- 短期間で痩せたい方
- 費用は気にしない方
- 強い効果が欲しい方
効果がマイルドなメトホルミンは副作用が少なく、安全性に優れます。
値段が安く、費用面での負担が少ないこともメリットです。
一方のリベルサスは比較的高額ですが、高いダイエット効果があります。
短期間で効果を出したい方は、こちらがおすすめです。
メトホルミンとリベルサスの効果比較
メトホルミンとリベルサスは、どちらも痩せる効果が期待できる医薬品です。
しかしそれぞれのメカニズムや効果が現れるまでの期間などは異なります。
それぞれの違いについて、詳しく解説します。
効果の強さと即効性
効果の強さや即効性で比べると、リベルサスが優れています。
以下は、効果を実感できるまでの期間の比較です。
・リベルサス:1ヶ月
リベルサスは効果が高く、早いと服用開始から1ヶ月ほどでダイエット効果を実感できます。
確実に痩せたい、またこの日までに痩せたいという目標がある方にはこちらがおすすめです。
一方のメトホルミンは、効果の実感までに3~6ヶ月ほどかかります。
臨床試験データ
メトホルミンとリベルサスの体重減少効果について、臨床試験が実施されています。
■メトホルミンの臨床試験
■リベルサスの臨床試験
以下の数値は、どちらも日本人を対象としたデータです。
・リベルサス:半年で-2kgの体重減少
両者のデータを比較すると、リベルサスはメトホルミンの半分の期間で、なおかつ倍近い体重の減少が見られています。
つまりリベルサスの方が短期間で効果的に痩せられることが分かります。
効果の多様性
効果の多様性という面で比較すると、メトホルミンに軍配が上がります。
食欲を抑制する効果がある点はどちらも共通ですが、メトホルミンには他にも多様な効果があります。
・糖分の排泄を促す
・筋肉量を保つ
・アンチエイジング
メトホルミンは体内に蓄積した糖分を排出し、さらにダイエット中に減少しやすい筋肉量を保つことができます。
さらに老化の引き金となる活性酸素を除去する効果もあり、エイジングケアにもつながります。
ただ体重を落とすだけではなく、健康的に痩せることができるのがメトホルミンの特徴です。
メトホルミンとリベルサスの手軽さ比較
メトホルミンとリベルサスについて、ここではどちらが手軽に使用できるか比較します。
それぞれの飲み方や服用時の注意点などを比べていくので、参考にしてください。
飲み方
飲み方を比べた際、手軽に服用できるのはリベルサスです。
以下は、それぞれの医薬品の服用方法になります。
・リベルサス:毎朝食事前に1日1錠を服用
メディカルダイエットをする際は、医薬品を長期的に服用する必要があります。
リベルサスは1日1錠の服用で済むのに対し、メトホルミンは毎食後に服用するため1日2~3回飲まなければいけません。
1日あたりの服用回数が少なく、毎日の手間が少ないリベルサスの方が楽に服用を継続できます。
他の薬との併用
他の医薬品との飲み合わせを比較した場合、リベルサスの方が併用に注意が必要な医薬品が少ないです。
メトホルミン | リベルサス |
---|---|
糖尿病治療薬 利尿剤 ゲンタマイシン アスピリン アドレナリン 副腎皮質ホルモン 卵胞ホルモン など |
糖尿病治療薬 レボチロキシン製剤 |
両者に共通するのは、糖尿病治療薬が併用注意薬として挙げられる点です。
糖尿病治療薬は名前の通り糖尿病の改善に効果のある医薬品ですが、近年ではダイエット薬として使用されることも増えました。
一例として、以下のような種類が該当します。
- フォシーガ
- カナグル
- グルコバイ
- ジャヌビア など
メトホルミンやリベルサスも同じく糖尿病治療薬の一種であり、他の種類と併用すると低血糖のリスクが高まるため併用に注意が必要とされています。
服用の注意点
服用時の注意点で比較した場合、両者引き分けとなります。
それぞれの主な注意点は、以下の通りです。
リベルサス:服用後30分間飲食禁止
メトホルミンはお酒との飲み合わせが悪く、併用すると乳酸アシドーシスのリスクが増加してしまいます。
1~2杯程度であれば問題ありませんが、お酒を多めに飲む方はメトホルミンはおすすめできません。
またリベルサスは空腹状態で服用し、その後30分間は一切の飲食が禁止とされています。
水も飲んではいけないため、朝起きてすぐ朝食を摂りたい場合などは注意が必要です。
メトホルミンとリベルサスの副作用比較
メトホルミンやリベルサスは医薬品のため、副作用のリスクは付き物です。
それぞれにおいて確認されている副作用について、比較していきます。
主な副作用
副作用を比較すると、リベルサスの方が発現率が低いとされています。
メトホルミン | リベルサス |
---|---|
下痢(40.5%) 悪心(15.4%) 食欲不振(11.8%) 腹痛(11.5%) 嘔吐(5%以上) 乳酸上昇(5%以上) 便秘(1〜5%未満) 消化不良(1〜5%未満) |
悪心(5%以上) 下痢(5%以上) 食欲減退(1〜5%未満) 頭痛(1〜5%未満) 便秘(1〜5%未満) 嘔吐(1〜5%未満) |
主な副作用を比べると、どちらも下痢や悪心(吐き気)、食欲の減退などが共通している症状です。
特にメトホルミンにおける下痢の発現率は40.5%と、約4割の方に発症する副作用です。
ただし副作用が継続することは少なく、ほとんどの場合は飲み始めの2週間程度で症状が治まります。
重大な副作用
重大な副作用の発現率で比較した場合も、リベルサスの方が低確率となります。
メトホルミン | リベルサス |
---|---|
・乳酸アシドーシス(頻度不明) ・低血糖(5%以上) ・肝機能障害、黄疸(頻度不明) ・横紋筋融解症(頻度不明) |
・低血糖(頻度不明) ・急性膵炎(0.1%) ・胆嚢炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸(いずれも頻度不明) |
特に低血糖は、どちらの医薬品でも現れる可能性のある副作用です。
脱力感やだるさ、冷や汗、震えなどの初期症状が見られ、意識の消失が見られる事例も報告されています。
低血糖の発現率はメトホルミンが5%であり、リベルサスよりも高いため初期症状に注意し、異変を感じた場合は早めに医療機関を受診してください。
メトホルミンとリベルサスの価格比較
価格面で比較すると、メトホルミンの勝利です。
まずは、それぞれの1ヶ月分の金額を比べていきます。
リベルサス:1ヶ月24,500円
メディカルダイエットを行うには、長期的に医薬品の服用を続ける必要があります。
メトホルミンはリベルサスの約6分の1の価格で購入できるため、継続しやすいメディカルダイエット薬です。
また長期的に継続することで、効果を実感しやすくなることもメリットのひとつとなります。
メトホルミンとリベルサスの安全性比較
安全性という面で比較した場合、メトホルミンの方が優れています。
どちらも長期的に飲み続けても問題がなく、安全性が実証されている医薬品です。
しかしメトホルミンは日本では1961年から使用され、長い歴史があります。
ダイエット薬としても10年以上使用され、安心して服用できる医薬品です。
一方のリベルサスは新しく登場した医薬品であり、実際に10年以上使用し続けているような方はほとんどいません。
数年以上に渡り継続した場合の安全性は、はっきりと立証されている訳ではないことに注意が必要です。
実際の利用者の口コミを比較
医薬品の効き目を知る上では、実際に利用した方の口コミも参考になります。
口コミの評価で比較した場合は、以下のようにメトホルミンの勝利です。
リベルサス:91%の方が効果があった
以下ではメトホルミンとリベルサス、それぞれの治療薬を実際に使用した方の口コミをご紹介していきます。
メトホルミンを使用した人の口コミ
メトホルミンを使用した人の口コミをご紹介します。
効果を感じた人
メトホルミンの継続により「体重が減った」「体重が増えなくなった」と、効果を実感している方がいます。
ただし、副作用として便秘や軟便、腹痛などの胃腸症状が現れやすいため、刺激が強い食べ物は避け、お腹に優しい食事がおすすめです。
また、副作用がひどくて続けにくい場合は、用量を減らして様子を見てみてください。
効果を感じなかった人
リベルサスと同様に、メトホルミンも血糖値をコントロールする薬です。
脂っこい物をよく食べる方や食事量が多い方には効果が現れにくいため、他の薬への切り替えをおすすめします。
また、臨床試験で報告されている体重減少効果は、約1年間で平均-1.2kgです。
効果がゆるやかなため、短期間でのダイエットには適していません。
リベルサスを使用した人の口コミ
リベルサスを使用した人の口コミをご紹介します。
効果を感じた人
1回あたりの服用量により効果は異なりますが、飲み始めは特に効果を実感しやすく10日間で2kg、8日間で3kgの減量に成功した方がいます。
食欲を抑える作用により意識的に食事制限をしなくても食事量が減りやすくなるでしょう。
食事制限が苦手な方や食べるのを我慢したくない方におすすめです。
効果を感じなかった人
継続して服用しても体重があまり減らない場合は、体質に合っていない可能性があります。
リベルサスは余分な糖が体脂肪として蓄積されるのを防ぐ薬のため、炭水化物や糖分をよく食べる方には効果が期待できます。
一方、脂質の摂り過ぎで太ってしまう方は体重が減りにくいため、脂質を排出する薬への切り替えがおすすめです。
また、リベルサスには3mg、7mg、14mgの用量があります。
効果を実感できない場合は上限を守り、用量を増やしてみてください。
メトホルミンとリベルサスはどこで買える?
メトホルミンやリベルサスを購入するには、大きく2通りの方法があります。
それぞれの方法について、詳しく解説していきます。
病院での処方
メトホルミンやリベルサスは病院で処方してもらうことが可能です。
ただし、糖尿病の治療目的であれば保険が適用されますが、ダイエット目的で処方してもらう場合は原則、保険適用外になります。
自由診療の場合の薬価の相場は次の通りです。
リベルサス(3mg~14mg):10,000~35,000円
メトホルミン:4,000~8,000円
メトホルミンは後発品も発売されているため、費用を抑えたい方はジェネリック医薬品を希望してみてください。
尚、クリニックで処方してもらう場合は初診料、再診料、検査料などが別途かかります。
海外通販での購入
メトホルミンやリベルサスは、海外通販を利用して手軽に購入することもできます。
海外通販では、病院で処方されるものと同等の品質を持つ治療薬を病院よりも安価に販売されています。
また利用方法も通常の通販サイトと同様であり、簡単に注文することが可能です。
糖質ブロックセット | ||
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1セット:8,000円 | ||
【セット内容】 ・ゾメット(メトホルミン) ・ダパリル(フォシーガジェネリック) |
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糖質の吸収をブロックする2種のダイエット薬のセット! |
まとめ
ここまで、メディカルダイエットに使用する医薬品としてのメトホルミンやリベルサスについてさまざまな観点から解説してきました。
それぞれの医薬品がどのような方におすすめできるかを、改めてご紹介します。
痩せるために医薬品を使ってみたいけど、自分に合った種類が分からないという方は、今回ご紹介した内容を参考に選んでみてください。