メラトニンが日本で発売されない理由は?メラトニンの効果や入手方法を紹介

ぐっすり寝てる女性

よく眠ることができると言われているメラトニンは、日本では発売されていません。

しかしながら海外通販を使えば、通常の通販同様にメラトニンを購入することが可能です。

こちらでは、入手方法やどうて購入できないないのかを解説いたします。

メラトニンが日本で発売されない理由

海外では市販で購入できるメラトニンですが、なぜ日本では発売されないのでしょうか。

その理由は、日本と海外でメラトニンの分類が異なるためです。

アメリカでは医薬品ではなくサプリメントに分類されているので市販で購入できますが、日本では医療用医薬品に分類されているので医師の処方箋がなければ入手できません。

メラトニンの分類
日本⇒医療用医薬品
アメリカ⇒サプリメント

また、そもそも日本ではホルモン系サプリの発売を禁止しているので、何らかの改訂が行われない限りは今後も市販で発売される可能性は低いでしょう。

メラトニンは、医師の処方箋あれば日本でも入手することはできますが、個人輸入の方が安く簡単に入手することができます。

メラトニンが日本で発売される日はくるのか

これは筆者独自の見解ですが、先述したように、法律上、今後日本でメラトニンサプリが市販されることは難しいのではないかと思います。

また、医薬品としての承認・発売も、現状では望みは薄いと言えるでしょう。

ただし、以下のような点を鑑みると、可能性は0とは言い切れません。

・一部の睡眠外来や歯科で自由診療として処方されている

・小児用ではメラトニンは承認・処方されている

とはいえ、メラトニンを承認・発売するなどのニュースはないため、現状入手したい方は個人輸入での購入がおすすめです。

小児用メラトベルについて

先程、メラトニンは医療用医薬品に分類されているとお話ししましたが、実は現時点で1種類しか承認されていません。

その唯一の医薬品が「メラトベル」です。

メラトベルは、小児期の神経発達症に伴う入眠困難の改善を目的としています。

そのため小児(6〜15歳)を対象としており、成人には処方することができません。

メラトニンサプリの購入方法について

ネットショッピングしている女性

メラトニンサプリは不足しているメラトニンを補うことで、自然な眠気を促したり老化を防止したりする効果が期待できます。

日本では発売されていませんが、海外では手軽に購入できますし非常にメジャーなサプリの1つです。

メラトニンサプリの効果を実感してみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本国内でもメラトニンサプリを購入することはできます。

メラトニンサプリの購入方法は以下2パターンです。

メラトニンサプリ購入法

個人輸入で購入

海外で販売されている「メラトニンサプリ」を日本にいながらでも、海外から通販で買うことができます。

国内の通販と比べて届くまでに時間がかかりますが、購入方法は全く変わりなく、簡単に購入できます。

最初は2㎎程度から始めて、徐々に量を増やし、最大20mgまでは問題が無いようです。

商品名 バイタルミー・メラトニン メラトニン(メロセット)
画像 バイタルミー・メラトニン メラトニン(メロセット)
価格 5mg×120錠:2,000円~
10mg×120粒:2,100円~
20mg×120錠:2,200円~
3mg×100錠:3,610円~
メーカー Natrol アリスト
特徴 5mg、10mg、20mgから選べる
最安値1錠11円
かなりお買い得
3mgなので、初めての方におすすめ
リンク

ただし日本では医薬品の扱いのため、海外から購入したメラトニンサプリを販売したり、誰かにあげることはできません。

病院で処方

日本でメラトニンサプリは承認されていませんが、医師が海外から輸入して処方して入る病院もあります。

睡眠外来や、いびきや歯ぎしりの対応などで、歯科医院などでも処方しているようです。

病院でメラトニン3mgを処方してもらう場合、60錠入りを約2,200円程で購入できます。

以下は、お薬なびのメラトニンサプリ(最安値)との比較です。

診察代 1錠あたりの価格
病院 〇(2,500円~) 37円~
お薬なび 11円~

価格は病院や検査内容により異なります。詳しくは病院のHPでご確認ください。

このように、個人輸入を利用する方が、安く入手することができます。

しかし、個人輸入のサプリは、海外の方の身体に合わせて作られているので、含有量が多いものばかりです。

そのため、初めてメラトニンサプリを摂取する方は、3mgのサプリか,3mg程度になるようにカットしてから摂取しましょう。

サプリメントのカットには、ピルカッターがおすすめです。

メラトニンは安全?危険?

悩んでいる女性
日本で発売していないということは、危険なのでは…?

このように思われる方も少なくないと思います。

メラトニンの短期間の使用は安全です。

メラトニンは、元々人の体内に存在しているホルモンのため、用法・容量を守ることができれば、副作用や依存性の可能性がほとんどないといわれています。

また、長期服用に関する研究は十分に進んでおらず、安全性は確立されていません。

ただし、一部では半年服用で副作用がないという研究があったり、長期服用で服用で以下のような効果が得られる可能性も示唆されています。

長期服用で得られる効果
  • 記憶力低下を防ぐ
  • 成熟卵子の獲得率向上
  • 顕微授精での受精率向上
  • 抗酸化作用

そのため、一概にメラトニンの長期服用が危険とは言い切れません。

メラトニンの服用と一緒に生活習慣を改善しつつ、最終的にはサプリを摂取しなくても眠れるようにしていけるといいでしょう。

※参考サイト
睡眠障害:知っておくべきこと|米国保健福祉省
メラトニンとエイジング|比較生理生化学
生殖とメラトニン|加齢と生殖|田村博

注意点

メラトニンを安全に服用するうえでの注意点は以下の通りです。

注意点
  • 容量を守る
  • 不眠症の治療目的で服用しない
  • 就寝の1時間~20分前に服用し、服用後は静かにする

メラトニンを過剰に摂取すると、強い副作用が現れます。

そのため初めて服用する方は、3mgから服用を開始し、身体が慣れてきたら量を増やすようにしてください。

1日の最大摂取量は、20mgです。

これを超えての服用は禁止です。

◆服用注意
以下に該当する方は、服用前に必ず医師に相談してください。

・妊娠中の方

・授乳中の方

・何かしらの薬を服用している方

・うつ病の方

・てんかんの方

・12歳~17歳の方※12歳未満は服用できません。

メラトニンを摂取している人の口コミ

良い口コミ

悪い口コミ

良い口コミが圧倒的多かったですが、効果がイマイチと言っている口コミもあるので、個人差はあるようです。

日本では発売されていないメラトニンですが、メリットがたくさんあります。

次項からは、メラトニンについて解説いたします。

メラトニンとは

説明している医師
メラトニンとは、脳の松果体から分泌される神経ホルモンの一種です。

メラトニンが分泌されると眠気を催し、朝起きると分泌が止まります。

その後夜になると再び分泌されるようになっており、睡眠と覚醒のバランスを司っています。

そのため、睡眠リズムに対して非常に重要な役割を持っており、「睡眠ホルモン」とも呼ばれています。

また、メラトニンは加齢とともに減少していくので、高齢になると睡眠リズムも変化し早寝早起きになる人もいます。

メラトニン分泌の仕組み

メラトニンは朝起きてから太陽の光を浴びると、分泌が止まります。

そして、起床後の15時間後に、再び分泌量が増加し始めます。

通常、メラトニンの分泌は加齢とともに現状していきますが、以下のことが続くとメラトニンの分泌サイクルに影響をおこしてしまいます。

メラトニンの分泌サイクルに影響を及ぼす習慣
  • 1日中強い光を浴びない
  • 1日中明るい場所にいる
  • 雨の日が続く など

メラトニンの分泌サイクルが乱れると、体内時計が狂ってしまい最終的には、睡眠障害を患ってしまいます。

そのため、朝起きたら日の光を浴び、夜になったら薄暗い環境で過ごすことが大事だと言えます。

セロトニンとの関係

セロトニンも神経ホルモンの一種で、メラトニンが夜間に分泌されるのに対しセロトニンは日中に分泌されます。

正常な睡眠リズムを維持するためには、この2つのホルモンのバランスが重要です。

セロトニンとメラトニンの関係のグラフ

また、交互に分泌されていますがセロトニンはメラトニンの原料にもなるので、日中のセロトニンの分泌量が多いと夜間に分泌されるメラトニンも増え、質の良い睡眠に繋がります。

メラトニンの効果

冒頭でも話題に出てきたメラトニンが含まれたサプリは、海外では普通にドラッグストアやスーパーでも購入できます。

では、メラトニンにはどのような効果があるのかを解説していきます。

代表的な効果としては「自然な眠気を促す」というものが挙げられますが、実は睡眠以外にも「体内時計を整える」ことや「うつ症状の改善」、「老化防止」といった効果もあるので、1つずつ見ていきましょう。

自然な眠気を促す

通常であれば夜間になるとメラトニンが分泌され眠気を催しますが、不規則な生活をしている人や高齢者の場合、メラトニンの分泌リズムが乱れて、寝つきが悪くなってしまいます。

その際に不足しているメラトニンを補うことで、脳が睡眠状態に切り替わり自然な眠気を促すことができます。

また、睡眠の質を向上させる作用もあるため、中途覚醒や成長ホルモンの分泌促進にも効果的ということがわかっています。

体内時計を整える

メラニンサプリは、海外では時差ボケ対策として使用することもあります。

日本の方でも海外旅行の際に時差ボケ対策で持っていく人もいらっしゃいます。

しかし、メラトニンはあくまでも睡眠リズムを調整するためのものなので、不眠症などの慢性的な睡眠障害には効果が乏しいと言われています。

うつ症状の改善

代表的なうつ症状の1つに不眠がありますが、うつ病の患者はセロトニンの分泌量が減少しており、その影響でメラトニンの分泌量も減少するので不眠が続くという悪循環に陥ってしまうことがあります。

そのためメラトニンを用いて睡眠リズムを調整し、うつ症状を改善させるといった治療法が行われることもあります。

また、メラトニンには自律神経を調整する働きもあるため、やる気が出なかったり疲れやすかったりといった心身の様々な症状にも効果を発揮します。

老化防止(抗酸化力)

メラトニンには、細胞が衰える原因となる活性酸素から身体を守る抗酸化作用があると言われており、老化防止にも効果を発揮します。

マウスを対象にした実験では、メラトニンの投与によって通常よりも長生きしたと報告されているので、今後の研究に注目が集まっています。

参考:メラトニンとエイジング

メラトニンの副作用

メラトニンは、用法・容量を守ることで副作用の心配が少ないため安心して使用できます。

しかし、過剰摂取や体に合わない量を摂取すると以下の副作用が現れます。

・頭痛
・めまい
・悪夢
・過敏症
・震え
・吐き気
・腹痛
・一過性の抑うつ

メラトニンは、既存の抑うつ状態を増強させることがあります。

また、てんかんの人は発作が増える可能性があります。

メラトニン不足によって起こる症状

昼夜逆転の女性

メラトニンが不足すると、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりするなどの睡眠障害が引き起こされます。

また、睡眠不足によって気分の落ち込み・集中力の低下・免疫力の低下などの症状が現れることもあります。

糖尿病のリスクが高まる

海外の研究では、メラトニン分泌の乱れによって体内時計が狂うと糖尿病のリスクが高まることが報告されています。

糖尿病を発症する原因の一つとして血糖値が高い状態が続くことが挙げられますが、研究員のサクセナ氏によると「血糖コントロールの乱れはメラトニンが関係している」と示されました。

このように、メラトニンは睡眠だけでなく身体の様々な機能に影響を及ぼします。

参考サイト:Randomized controlled trial offers insights on how the timing of dinner and genetics affect individuals’ blood sugar control

メラトニン以外の睡眠サプリ

メラトニン以外にも、睡眠に効果的なサプリは存在します。

メラトニンの副作用が不安な方は、こちらのサプリメントを試してみてはいかがでしょうか?

商品名 スージングナイト タガラ L-トリプトファン
画像 スージングナイト タガラ L-トリプトファン
タイプ グミ 錠剤 錠剤
成分 アシュワガンダ、カモミールエキスなど カノコソウ、バレリアンなど L-トリプトファン、ゼラチン、米粉など
価格 50粒:3,800円~ 60錠:1,700円~ 60錠:3,140円~
ボタン

よくある質問

Q&A
メラトニンサプリについて、以下の質問にお答えいたします。

・メラトニンは薬局で買えますか?

・メラトニンを過剰摂取するとどうなりますか?

・メラトニンは欧州ではどのように扱われていますか?

メラトニンは薬局で買えますか?

日本では、薬局やドラッグストアでメラトニンを購入することができません。

そのため、メラトニンが欲しい方は、個人輸入で入手することをおすすめします。

メラトニンを過剰摂取するとどうなりますか?

副作用が強くなる恐れがあります。

過剰摂取による主な副作用は以下の通りです。

二日酔いのような症状(頭痛、吐き気など)

悪夢 など

大変危険ですので過剰摂取はしないください。

メラトニンは欧州ではどのように扱われていますか?

欧州では、サプリメントとして扱われています。

そのため、ドラックストアや薬局で購入することが可能です。

まとめ

今回の記事では、メラトニンの効果について解説させて頂きました。

メラトニンは睡眠に対して重要な役割を持っていますが、あくまでも自然な睡眠リズムを調整するためのものです。

そのため、入眠作用を求めている場合は睡眠薬のほうが適しています。

最後までご覧頂きありがとうございました。

皆様のお悩みを解決する手助けになりましたら幸いです。

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