更年期になると生理が不安定になり、不正出血などが起こりやすくなります。
更年期で生理が終わらなかったり、鮮血の状態など不安になる症状もあるはずです。
更年期の生理についてや生理を安定化させるためのホルモン補充療法などを紹介します。
更年期の期間・症状
更年期は、閉経前後の約10年間が該当します。
個人差はありますが、45歳～55歳が目安とされています。
症状としては、ホルモンバランスが崩れることで様々な症状が現れます。
その中の1つに生理の不安定感や不正出血があります。
| 精神神経系の症状 | 頭痛、めまい、不眠、不安感、イライラ感、うつ |
|---|---|
| 血管運動神経系の症状 | ホットフラッシュ（ほてり・のぼせ）、動悸・息切れ、寝汗・発汗、むくみ |
| 皮膚・分泌系の症状 | のどの渇き、ドライアイ |
| 消化器系の症状 | 吐き気、下痢・便秘、胃もたれ・胸やけ |
| 運動器官系の症状 | 肩こり・腰痛・背中の痛み、関節痛、しびれ、手指の痛み・しびれ・変形 |
| 泌尿器・生殖器系の症状 | 月経異常、尿失禁、性交痛 |
更年期症状は閉経後に治まる
更年期症状は、閉経後に治まるケースが多いです。
1年間生理が来ない場合、閉経と判断できます。
更年期と言われる期間は、約10年間続くため、様々な症状に悩むことも多いでしょう。
閉経後も不正出血がある場合
閉経後も不正出血がある場合、以下の可能性が考えられます。
- 閉経していない
- 子宮などの良性疾患（良性ポリープなど）
- 子宮などの悪性疾患（子宮頸がん、子宮体がんなど）
- 性器以外からの出血
- 萎縮性腟炎
萎縮性腟炎は、ホルモン剤で治療可能です。
更年期で生理が終わらない原因
更年期で生理が終わらない原因は、大きく分けて2つの原因があります。
それぞれの特徴を説明します。
機能性不正出血
更年期によるホルモンバランスの乱れが原因です。
無排卵の生理が起こりやすくなります。
無排卵の場合、プロゲステロンが分泌されず、子宮内膜の厚みだけが増します。
そのため、子宮内膜が剥がれ落ちるタイミングで大量出血するケースがあります。
器質的不正出血
器質的不正出血では、子宮に関する病気が原因となっています。
更年期障害ではない病気のため、産婦人科を受診することをおすすめします。
- 子宮筋腫
- 子宮腺筋症
- 子宮内膜増殖症
- 子宮頸管ポリープ
- 子宮頸がんなど
生理が終わったと思っても鮮血がある
生理が終わったと思っても鮮血がある場合、症状によって注意すべきものがあります。
【一時的】機能性不正出血の可能性が高い
機能性不正出血の場合、しばらく様子見でも問題ありません。
生理を安定させるためにホルモン補充療法を行う場合もあります。
注意すべき鮮血の状態・症状
鮮血の状態や症状が以下に該当する場合、子宮や卵巣の病気である可能性があります。
- 水っぽい
- 大量出血
- 色が茶色・黒っぽい・ピンク色
- 出血が10日以上続く
上記に該当する場合、病院を受診することをおすすめします。
生理を安定させるにはホルモン補充療法
生理の不安定感や不正出血は、ホルモンバランスの乱れが来るため、ホルモン剤での補充が有効とされています。
ホルモン剤は、ドラッグストアでは購入することができないため、病院やクリニックで処方してもらう必要があります。
女性ホルモン剤はエストロゲン製剤・プロゲステロン製剤
女性ホルモンは、エストロゲン製剤とプロゲステロン製剤があります。
子宮の有無によって使用するホルモン剤が異なります。
子宮を有する場合、子宮がんケアのために、エストロゲン製剤とプロゲステロン製剤を併用します。
子宮を有さない場合、子宮がんになるリスクがないため、エストロゲン製剤のみでホルモンを補充します。
低用量ピルは使用できる？
低用量ピルにもエストロゲンやプロゲステロンが含まれています。
しかし、ホルモン補充療法で使用される医薬品より成分量が多く含まれているため、ホルモンを補充する目的での使用は推奨されていません。
海外通販なら女性ホルモン剤が買える
処方薬である女性ホルモン剤ですが、海外通販であれば、病院に行くことなくスマホやPCから好きなときに買うことができます。
海外通販で買える女性ホルモン剤を紹介していきます。
エストロゲン製剤は、内服薬・外用薬がそれぞれ購入でき、効果は同等のため、自分に合ったものを使うのがおすすめです。
子宮を有する場合、プロゲステロン製剤を併用するようにしてください。
エストロゲン内服薬
| プレマリン | プレモン | エチニラ | |
|---|---|---|---|
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| 有効成分 | 結合型エストロゲン | 結合型エストロゲン | エチニルエストラジオール |
| 価格 | 28錠：4,280円～ | 112錠：2,700円～ | 112錠：3,600円～ |
| ボタン |
国内の病院でも処方されているプレマリンをはじめ、プレマリンのジェネリック医薬品も購入することができます。
ホルモン補充療法は、継続的な治療となるため、コストパフォーマンスに優れたジェネリック医薬品がおすすめです。
プロゲステロン内服薬
| プロベラ | マレフェMTH（プロベラジェネリック） | ウトロゲスタン | |
|---|---|---|---|
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| 有効成分 | メドロキシプロゲステロン酢酸エステル | メドロキシプロゲステロン酢酸エステル | プロゲステロン |
| 価格 | 30錠：2,700円～ | 100錠：2,980円～ | 30錠：4,060円～ |
| ボタン |
ホルモン補充療法では、子宮がんケアのためにプロゲステロン製剤を併用します。
プロゲステロン製剤も先発薬であるプロベラ、ジェネリック医薬品のマレフェMTHなどを取り揃えています。
エストロゲン貼り薬・塗り薬
| クリマラ（貼り薬） | オエストロドースジェル（塗り薬） | オエストロジェル（塗り薬） | |
|---|---|---|---|
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| 有効成分 | エストラジオール | エストラジオール | エストラジオール |
| 価格 | 1箱：2,870円～ | 1本：4,240円～ | 1本：3,780円～ |
| ボタン |
エストロゲン製剤には、貼り薬・塗り薬もあります。
飲み薬（内服薬）と効果は同じなので、使いやすい方を選びましょう。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| エストロゲン内服薬 | 成分が胃腸・肝臓を経由して血中に吸収される 胃腸や肝臓に負担をかける場合がある 飲むだけなので、投与が簡単 |
| エストロゲン貼り薬・塗り薬 | 成分が皮膚から直接血管に吸収される 内臓に負担をかけずに使用できる 貼り替えや毎日の塗布する必要がある |
まとめ
更年期の生理は、ホルモン補充療法で安定化できます。
辛い症状を少しでも緩和するためにホルモン剤を試してみましょう。
なお、症状によっては、更年期障害以外の病気の可能性があるため、産婦人科の受診もおすすめです。
