更年期障害では、どんな薬が処方されているのかランキング形式ご紹介します。
ホルモン剤、抗うつ薬・抗不安薬、漢方薬が更年期障害の治療に使用されますが、どんな症状に効くのかわからない場合もあるでしょう。
そこで、それぞれの薬の特徴や選び方についてもまとめました。
市販薬と処方薬の違い
更年期障害の市販薬として、ルビーナや命の母などがありますが、いずれも漢方薬です。
ルビーナや命の母でも更年期障害の症状を抑える効果は期待できます。
しかし、原因が女性ホルモンの不足である場合、根本的治療にはなりません。
女性ホルモンを補充するには、ホルモン補充療法と呼ばれるホルモンを薬によって補充する必要があります。
大豆イソフラボンやサプリメントについて
大豆イソフラボンやサプリメントは、更年期障害の症状改善のサポートが期待できます。
効果に関して十分なエビデンスがあるわけではないですが、日本人の更年期障害に有効性が報告されています。
医薬品ではないため、安全面においても始めやすいのが特徴です。
ホルモン剤や漢方薬の前段階の選択肢になります。
更年期障害の薬の処方ランキング
処方ランキングでは、ホルモン剤、抗うつ薬・抗不安薬、漢方薬が中心です。
医療用医薬品であるホルモン剤、抗うつ薬・抗不安薬のランキングと漢方薬のランキングをそれぞれご紹介します。
医療従事者向けサイト「QLifePro」の更年期症候群に対する処方ランキングを参考にしています。
40万人のレセプトデータに基づく疾患ごとの処方実績に基づいた処方ランキングです。
ホルモン剤・抗うつ薬・抗不安薬
商品名 | 1位 エストラーナテープ(クリマラ) | 2位 メノエイドコンビパッチ | 3位 プレマリン錠 | 4位 ジュリナ錠(エチニラ/ジェネリック) | 5位 ル・エストロジェル(オエストロジェル/ジェネリック) | 6位 デパス錠 | 7位 ディビゲル(オエストロドースジェル/ジェネリック) | 8位 グランダキシン錠(グランダキシン/ジェネリック) | 9位 ソラナックス錠 | 10位 エストリール錠 |
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価格 | 1箱:2,870円~ | – | 28錠:4,280円~ | 112錠:3,600円~ | 1本:3,780円~ | – | 1本:4,240円~ | 50錠:2,380円~ | – | – |
種類 | 経皮吸収型 エストラジオール製剤 | 経皮吸収型 卵胞・黄体ホルモン製剤 | 結合型エストロゲン製剤 | 経口エストラジオール製剤 | 経皮吸収エストラジオール製剤 | 精神安定剤 | 経皮吸収エストラジオール製剤 | 自律神経調整剤 | 抗不安剤 | 卵胞ホルモン製剤 |
ボタン | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
ホルモン剤を中心に抗うつ薬・抗不安薬も処方されています。
処方ランキングの中から海外通販でも購入可能な医薬品もあります。
漢方薬
商品名 | 1位 ツムラ加味逍遙散エキス顆粒 | 2位 ツムラ桂枝茯苓丸エキス顆粒 | 3位 ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒 | 4位 クラシエ加味逍遙散料エキス細粒 | 5位 ツムラ五苓散エキス顆粒 | 6位 ツムラ葛根湯エキス顆粒 | 7位 ツムラ補中益気湯エキス顆粒 | 8位 ツムラ半夏厚朴湯エキス顆粒 | 9位 クラシエ桂枝茯苓丸料エキス細粒 | 10位 ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒 |
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価格 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – |
種類 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 | 漢方製剤 |
ボタン | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし | 取り扱いなし |
漢方薬では、トップ3が主に処方されます。
- 加味逍遙散
- 桂枝茯苓丸
- 当帰芍薬散
これらは、三大漢方婦人薬とも呼ばれています。
【症状別】更年期障害の薬の選び方
続いて、症状別におすすめの更年期障害の薬を紹介します。
選ぶポイントも参考にしてみてください。
のぼせ・イライラ・ホットフラッシュ症状
のぼせ・イライラ・ホットフラッシュ症状がある場合、ホルモン補充療法がおすすめです。
- 女性ホルモン剤:エストロゲン・プロゲステロン
- 男性ホルモン剤:テストステロン
女性ホルモン剤、男性ホルモン剤がそれぞれあります。
性ホルモンの分泌量が減少することでホルモンバランスの乱れが更年期障害の症状が発症します。
ホルモンを補充することによってホルモンバランスを安定させます。
▼女性ホルモン剤▼
プリモルトN | シクロプロギノバ | プロゲスタン | |
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有効成分 | ノルエチステロン | エストラジオール吉草酸エステル、ノルゲストレル | プロゲステロン |
価格 | 30錠:2,900円~ | 21錠:2,600円~ | 30錠:2,900円~ |
ボタン |
▼男性ホルモン剤▼
テストヒール | アクアビロン | テストステロン補充ジェル | |
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有効成分 | テストステロン40mg | テストステロン40mg | テストステロン50mg |
価格 | 30カプセル:4,450円~ | 10カプセル:2,900円~ | 30袋:15,360円~ |
ボタン |
不安感・不眠症状
不安感や不眠症状がある場合は、抗うつ薬や抗不安薬がおすすめです。
ホルモン補充療法と組み合わせて行う場合もあります。
処方ランキングにも入っていますが、デパスは効果が強い反面、副作用や依存性が高いです。
一方、グランダキシン(トフィソパム)は、自律神経調整剤として不安感や不眠症状に効果が期待できます。
グランダキシン(トフィソパム)は、海外通販でも購入できる医薬品となっています。
様々な症状がある場合
原因が特定できない様々な症状がある場合、漢方薬がおすすめです。
市販薬・処方薬がそれぞれあるため、自分に合ったものを選択しやすい特徴があります。
重い肩こりや多汗(汗が異常に出てしまう)などの症状→桂枝茯苓丸
冷えや貧血症状、めまい、頭重感の強い方→当帰芍薬散
更年期障害の薬の特徴
更年期障害の薬の特徴をご紹介します。
ホルモン剤
更年期障害が原因となっているホルモン不足を根本から治療できます。
女性は、女性ホルモン剤、男性は、男性ホルモン剤を使用し、ホルモンを補充します。
女性ホルモン剤は、エストロゲンを使用します。
エストロゲンのみを使用し続けると子宮がんのリスクが上がってしまうため、プロゲステロンを併用するのが一般的です。
何らかの理由で子宮を摘出している場合、エストロゲン製剤のみで治療が可能です。
女性ホルモン剤は、内服薬が主流ですが、外用薬(塗り薬・貼り薬)もあり、自分に合ったものを選べます。
男性ホルモン剤は、テストステロンを使用します。
病院やクリニックでは、注射が主流ですが、外用薬(塗り薬)や内服薬もあります。
漢方薬
漢方薬は、長期間服用することで体質改善を図りながら、更年期障害の症状を緩和していきます。
原因が特定できない様々な症状に効果的とされています。
漢方薬は、市販もあり、最初の選択肢にしやすいです。
抗うつ薬・抗不安薬
更年期障害では、うつ症状が出る場合があり、うつ症状が強い場合、抗うつ薬・抗不安薬が有効とされています。
ホルモン剤・漢方薬が効かない場合に処方されるケースが多いです。
更年期障害の薬は海外通販で買える
病院やクリニックに行かないと処方薬であるホルモン剤や抗うつ・抗不安薬は手に入りません。
しかし、海外通販であれば、スマホやPCから簡単に処方薬を購入できます。
病院に行く必要がなく、処方箋も必要ないのが特徴です。
お薬なび人気ランキング:女性ホルモン剤
1位:マレフェMTH(プロベラジェネリック) | 2位:プレモン | 3位:エチニラ | |
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有効成分 | メドロキシプロゲステロン酢酸エステル | 結合型エストロゲン | エチニルエストラジオール |
価格 | 100錠:2,980円~ | 112錠:2,700円~ | 112錠:3,600円~ |
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お薬なびの女性ホルモン剤人気ランキングは、こちらです。
ジェネリック医薬品も取り扱っているので、コストパフォーマンスにも優れています。
お薬なび人気ランキング:男性ホルモン剤
1位:セルノスジェ | 2位:アンドロフォルテクリーム5% | 3位:セルノスカプセル | |
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有効成分 | テストステロン1% | テストステロン5% | テストステロン40mg |
価格 | 14包:4,500円~ | 1箱:17,980円~ | 30錠:4,280円~ |
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男性ホルモン剤の人気ランキングもまとめました。
高濃度のテストステロンを配合した塗り薬も取り扱っています。
外用薬・内服薬ともに購入することができます。
まとめ
更年期障害の処方薬ランキングと選び方をご紹介しました。
ホルモン剤、抗うつ薬・抗不安薬、漢方薬など自分に合ったものを選んでみてください。