寄生虫が原因の感染症における特効薬として名高いイベルメクチン。
ドラッグストアなどでの購入を考えている方もいるかと思われます。
イベルメクチンは市販薬として購入できるのか、もしできなければ代替薬はあるのか、その購入方法はどうなっているのか。
様々な疑問がありますが、この記事で詳しく解説していきます。
商品名 | 価格 | |
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イベルメクトール | 4錠:1,900円~ 1錠あたり:225円~ |
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イベルメクチンは市販されている?
イベルメクチンはドラッグストアや薬局で購入が可能なのでしょうか。
市販薬として存在しているのか、以下、解説します。
薬局やドラッグストアでは買えない
結論から言うと、イベルメクチンは、薬局・ドラッグストアなどでは購入できません。
調剤薬局であっても処方箋がなければ購入できません。
これは、イベルメクチンが医師の処方がなければいけない処方薬だからです。
Amazonや楽天などの通販サイトでは買えない
イベルメクチンは、Amazon・楽天といった大手通販サイトでも処方薬を買うことはできません。
要指導医薬品に関しては、薬剤師が在中している薬局やドラックストアでも購入は可能です。
ただし、イベルメクチンは処方箋医薬品に分類されており、インターネットを利用しての医薬品の購入では薬剤師との対面ができないため、販売不可となっております。
処方薬をインターネットで入手する方法は、現状は個人輸入ということになります。
イベルメクチンが市販されていない理由
イベルメクチンが市販されていない理由は、イベルメクチンが医療用医薬品のためです。
医療用医薬品とは、医師が処方箋を出し、薬剤師が調剤して処方する医薬品のことです。
これは法律で義務付けられているため、イベルメクチンを通販サイトやドラッグストアで購入することはできません。
購入不可 | 処方箋医薬品 | 医師の処方が必要な医薬品 |
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要指導医薬品 | 処方箋は不要だが、薬剤師との対面のみ購入可能 | |
購入可能 | 第1類医薬品 | ・ロキソニンなどの鎮痛剤 ・ガスター10などの胃薬 ・ミノキシジルなどの育毛剤など |
第2類医薬品 | ・風邪薬 ・漢方薬 ・胃腸薬など |
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第3類医薬品 | ・ビタミン剤 ・整腸薬など |
イベルメクチンの代わりになる市販薬はある?
イベルメクチンは、寄生虫である糞線虫や皮膚の疥癬を治療する医薬品ですが、市販薬でイベルメクチンの代替薬となるものはあるのでしょうか。
以下、代替薬などについて調べてみました。
糞線虫を治療する市販薬はない
糞線虫を治療する市販薬は存在しません。
医療用医薬品のイベルメクチンは寄生虫が原因の感染症における特効薬であると言われています。
薬局などで購入できる一般医薬品では、糞線虫の治療には力不足と言えるでしょう。
疥癬を治療する市販薬はない
こちらも結論を言うと市販薬で疥癬の治療ができるものはありません。
ただし、市販薬の中に疥癬に対する有効成分が入っているものがあり、それが疥癬の治療に使用できるかもしれない、という医薬品は存在します。
オイラックスは疥癬に効く?
市販薬のいわゆる「かゆみ止めクリーム」のオイラックスが疥癬に効くといううわさをインターネットなどで目にします。
これは、オイラックスの有効成分「クロタミトン」が疥癬治療薬として開発された成分であるためです。
ただし、市販薬のオイラックスに記載されている適応症状に疥癬は含まれていません。
さらに、医療用で使われる「オイラックスクリーム10」はクロタミトン以外の成分は入っていませんが、市販薬のオイラックスにはジフェンヒドラミン塩酸塩など他の成分が入っているため、同様の薬ではありません。
つまり、市販されているオイラックスは疥癬に効果は期待できません。
スミスリンは疥癬に効く?
疥癬の治療薬としてスミスリンは確かに存在します。
ただし、これはローションタイプの「スミスリンローション」に限られており、スミスリンローションは医師の処方が必要な医療用医薬品となります。
市販で購入できるのはスミスリンシャンプーというもので、シラミ駆除に使用するものです。
つまり、市販されているスミスリンは、疥癬には効果がありません。
イベルメクチンクリームは市販で買える?
イベルメクチンには内服薬の他にも体に塗るタイプの外用薬があります。
イベルメクチンクリームは、赤ら顔の治療に使われるクリームです。
こちらも医療用医薬品であり、処方箋がなければ購入はできません。
また、イベルメクチンクリームは日本において未承認の医薬品となっているため、一部のクリニックでのみ取り扱っています。
個人輸入であれば取り扱いクリニックを探さなくても簡単に購入が可能です。
商品名 | 価格 | |
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イベルメクチンクリーム | 1本:1,580円 | |
今後イベルメクチンは市販化される?
イベルメクチンに限らず、処方薬が市販化されることには高いハードルがあります。
処方薬の市販承認は2021年からの直近3年でわずか7件となっており、膨大な医薬品の種類を考えると、市販化される可能性は限りなく低いと言っていいでしょう。
イベルメクチンはどこで買える?
イベルメクチンは市販されていませんが、購入方法はいくつかあります。
以下、購入方法を紹介します。
病院処方
イベルメクチンは糞線虫や疥癬を治療する目的として処方される医薬品のため、現時点でそれらの病気にかかっていれば処方薬として購入が可能です。
新型コロナウイルスの治療薬としては処方されませんので、その場合は別の入手方法を選ぶ必要があります。
病院処方のメリット、デメリットは以下となります。
- メリット
- デメリット
医師の診察を受けられる。
病院の予約などの手間が生じる。病気の症状がなければ購入できない。
海外通販
イベルメクチンは海外通販であれば個人輸入として購入が可能です。
個人輸入とは、本人が使用することを前提に海外から医薬品を取り寄せることです。
通常の通販と同じで、簡単に購入できて自宅に医薬品が届きます。
個人輸入のメリット、デメリットは以下となります。
- メリット
- デメリット
自宅で簡単に購入可能。安価。処方箋不要。
服用は自己責任。到着までに日数を要することがある。
病院と個人輸入の違い
病院の診察と比べて個人輸入の違いは以下になります。
・個人輸入なら通院の必要がない
・病院診療の場合保険適用外の場合もあり、高額になる可能性がある
・病院では一部のクリニックしかイベルメクチンを取り扱っていない
・個人輸入ならまとめ購入しても安い
・個人輸入なら医師の診察・処方箋が必要ない
病院 | 個人輸入 | |
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購入方法 | 内科や皮膚科を受診 | PC・スマホで注文 |
購入に関して | 診察を受けなければ購入できない 保険適用外の場合もある |
18歳以上なら購入可能 |
価格 | 初診料+薬価代 | 薬価代+送料 |
価格内訳 | 薬価代700円/錠 初診料3,000円 |
薬価代225円/錠 送料1,000円 |
受け取り | 即日処方 | 14日ほどで自宅に届くor郵便局留めも可能 |
イベルメクチンは国内では先発薬のストロメクトールのみの処方となるため薬価代は1錠632.9円と高額です。
そして保険適用外となるため初診料だけでも1万円を超える可能性があります。
一方、個人輸入では送料は1,000円と高額ですが、ジェネリック医薬品を取り扱っているため薬価代は225円からと安く購入できます。
また、医師の診察や処方箋が必要ないため、初診料、診察料ともにお金はかかりません。
イベルメクチンは個人輸入可能!
イベルメクチンは個人輸入が可能です。
どのような薬名のものがあるのか、以下代表的な医薬品を紹介します。
正規品を取り扱い
個人輸入での医薬品購入は、悪質な業者による模造品などの問題点もあります。
お薬なびでは定期的な成分鑑定を行い、正規品のみを取り扱っています。
個人輸入で購入できるイベルメクチンは以下となります。
商品名 | イベルメクトール | イベルメクチンジェネリック | ストロメクトール |
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画像 | |||
有効成分 | イベルメクチン | イベルメクチン | イベルメクチン |
分類 | ジェネリック医薬品 | ジェネリック医薬品 | 先発薬 |
用量 | 12mg | 3mg | 3mg |
価格 | 4錠:1,900円 | 4錠:4,850円 | 4錠:5,900円 |
購入 |
まとめ
以上がイベルメクチンについての紹介となります。
近年その可能性が取り沙汰されているイベルメクチンですが、個人輸入ならば試してみることも容易です。
ぜひ参考にしてください。