禁煙薬と言ったら「チャンピックス」と言うほど、禁煙外来や禁煙したい方の中では人気のあるチャンピックスは現在販売停止中で手に入れることができません。
この記事では、チャンピックスの再開時期、チャンピックスの代替品、そして今でも購入できるチャンピックスを紹介していきます。
チャンピックスの再開はいつ?
2021年7月にチャンピックスが回収され、販売停止になってから2年。(2023年12月現在)
残念ながら未だに再開の目処はたっていません。
再開はいつ頃?と度々話題になっていますが、チャンピックスが回収されてから現在までの経緯をみていきましょう。
- 2021年7月チャンピックス回収ファイザー社基準値を超えるN-ニトロソバレニクリンが検出されたため回収
- 2021年11月出荷保留継続予防的措置として出荷保留を継続
- 2022年8月出荷停止継続製造方法の変更が必要となり、薬事申請手続き、承認が必要なため、再開までに時間を要する
参考サイト:https://www.pfizerpro.jp/medicine/champix
チャンピックスは2021年7月に回収されて以降、すぐに再開されるかと思われていましたが、回収後の同年11月に出荷保留を継続にすると発表を行いました。
そして2022年8月、回収から1年経った時にチャンピックスの製造方法の変更や薬事申請手続きが必要なことを発表し、現在も再開時期は正式に発表されていません。
薬事申請手続きだけでも半年ほどの期間を有するため、発表があった2022年8月から考えると2023年内には再開するのではないかとの噂もあります。
なぜ販売停止になったの?
禁煙外来でも人気のあったチャンピックスですが、なぜ突然回収され出荷停止となったのかファイザー社の発表を見ていきましょう。
ファイザー社にて実施している本製品のN-ニトロソバレニクリンの定量試験で、国内に出荷した製造番号品に社内基準値を超えるN-ニトロソバレニクリンを検出いたしました。弊社ではこの結果を受け、当該製造番号品(チャンピックス錠1mg、製造番号:EP9481)を自主回収(クラスⅡ)することといたしました。
引用:チャンピックス錠 自主回収(クラスⅡ)のお詫びとお願い
N-ニトロソバレニクリンとは、ニトロソアミン類とも言われ発がん性のおそれがある物質です。
ニトロソアミン類は、加工肉製品や加工魚、ビール、その他アルコール飲料などの食品から検出されていますが、長期にわたり許容範囲を超えた場合には発がん性リスクを高める可能性があるとされています。
禁煙外来も一時閉鎖
チャンピックスの出荷停止、また新型コロナ感染症蔓延のため、一定数の医療機関で禁煙外来が中止されていた時期もありました。
チャンピックスが出荷停止になったことにより、従来より使用されていたニコチン代替療法のニコチンパッチやニコチンガムの品薄状態が続いたのも一つの原因です。
ですが、2023年12月現在は新型コロナの感染も落ち着きを見せ、ニコチンパッチやニコチンガムの供給も安定したため禁煙外来を再開している医療機関が多数です。
チャンピックスを購入する方法はある?
チャンピックスは上記で説明した通り、2021年7月に回収されてから現在まで再開の目処は立っていません。
ですが、チャンピックスジェネリックであれば購入可能です。
チャンピックスを使用して禁煙を行いたい方、チャンピックスジェネリックであれば手に入れることができます。
チャンピックスジェネリック(バレピックス) | ||
---|---|---|
禁煙フルセット:27,000円 | ||
チャンピックスジェネリック(バレニスマート) | ||
禁煙フルセット:30,000円 | ||
国内の禁煙外来ではジェネリックの承認が出ていないため処方されていませんが、海外通販であれば海外で製造されたジェネリックが購入できます。
チャンピックスとチャンピックスジェネリックの違い
ファイザー社が製造しているチャンピックスとチャンピックスジェネリックの違いを詳しくみていきましょう。
チャンピックス | チャンピックスジェネリック(バレピックス) | チャンピックスジェネリック(バレニスマート) | |
---|---|---|---|
製造会社 | ファイザー社 | Second Stage Original | Healing Pharma社 |
成分 | バレニクリン酒石酸塩 | バレニクリン酒石酸塩 | バレニクリン酒石酸塩 |
価格 | フルセット165錠:32,800円 | フルセット165錠:27,000円 | フルセット180錠:30,000円 |
ジェネリック医薬品は、先発薬と同じ成分・効き目・品質が保証されているためチャンピックス同様に安心して使用できます。
先発薬とジェネリックの違いは使用されている添加物の違いとなります。
添加物とは、有効成分の有用性を高めたり、品質を安定化させるために使用されていますが、ジェネリックであっても先発薬と同様に厳しい基準をクリアしたものだけが販売を許可されています。
チャンピックスジェネリックは、ファイザー社とは別の製薬メーカーが製造・販売しているため、発がん性物質の混入はありません。
ですが、海外通販を利用した医薬品の使用はすべて自己責任となるため、正しい使用方法を守って下さい。
チャンピックスジェネリックの口コミ
ここでは実際にチャンピックスジェネリックを使用した方の口コミを見ていきましょう。
チャンピックスの代替品は?
禁煙外来で処方されているニコチンパッチやニコチンガム、またコンビニや薬局などでも手軽に購入できるパイポなど禁煙を補助するものは多数あります。
チャンピックスの代わりとなる禁煙サポートグッズと禁煙成功率を紹介していきます。
使用アイテム | 禁煙成功率 | |
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禁煙飲み薬 | ||
ブプロピオン | 52~77% | |
ノルトリプチリン | 11~16% | |
ニコチン置換療法 | ニコチンガム | 20~30% |
ニコチンパッチ | 20~30% | |
タバコの代替品 | 禁煙ポイポ | 10~15% |
加熱式ニコチン0商品 | 10~20% | |
禁煙飴 | 10~15% |
チャンピックスの禁煙成功率は臨床試験の結果65~80%あると言われています。
また、禁煙サポートグッズを一切使用せず自力で禁煙を成功させる人は10%です。
チャンピックスの代替品で成功率の高い禁煙飲み薬とニコチン代替品を詳しく見ていきましょう。
禁煙飲み薬
チャンピックス以外での禁煙飲み薬は、ブプロビオンとノルトリプチリンがあります。
いずれも禁煙治療薬として開発されたわけではありませんが、海外ではチャンピックスと同じように禁煙治療薬として処方されることもあります。
これらの医薬品も国内の禁煙外来では処方されていないため、海外通販でのみ購入可能です。
商品名 | ブプロンSR | ノリトレン |
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画像 | ||
価格 | 100錠:7,800円 | 100錠:3,870円 |
特徴 | アメリカでは禁煙治療薬として処方されている | 禁煙時のうつ症状や不安を抑える |
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ニコチン置き換え療法
ニコチンガムやニコチンパッチは禁煙外来でも処方されており、またドラッグストアでも購入可能です。
タバコを吸いたくなった時に使用することで、タバコへの欲求を減らす効果があります。
商品名 | ニコテックス | ニコレットガム | ニコチネルパッチ |
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画像 | |||
価格 | 2mg×9個:1,350円 4mg×9個:1,800円 |
2mg×105個:5,310円 | 35mg×7枚:3,326円 |
特徴 | 2mgと4mgの使い分けが可能 | ミント・アイス・フルーツ味から選べる | 皮膚からニコチンを吸収させ血中濃度を保つ |
リンク |
チャンピックスがなくても禁煙可能!
チャンピックスは現在も販売が中止されており、再開の目処は立っていません。
しかし、チャンピックスがなくても禁煙はできるため、自力のでの禁煙に失敗してしまった方、チャンピックスの再開を待っている方はチャンピックスジェネリックや、ニコチンガムやニコチンパッチなどの禁煙補助薬を使用して禁煙に再度チャレンジしてみましょう!
掲載元の口コミ:チャンピックスジェネリック