あなたはバイアグラの本物と偽物の見分けがつきますか?
インターネットで購入するバイアグラの5割は偽物だと言われており、厚生労働省も注意喚起を行っています。
そこで安心安全に使用するため、私が錠剤の色やパッケージなど独自調査を行いました。
これを読めば、偽物を飲むリスクを避け、今日から安心安全に服用できるはずです。
バイアグラの本物と偽物の見分け方
偽造品は年々進化しており、外観に明らかに違和感のあるものから、正規品にそっくりで一見見分けがつきにくい物まで多種多様に存在しています。
今回は、バイアグラの本物と偽物を実際に色々な角度から比較しました。
サイズ
まずはサイズを比較していきましょう。
バイアグラの50mgと100mgの錠剤を比較しました。
本物バイアグラ | 偽物バイアグラ | |
---|---|---|
50mg | 約1.1cm | 約1.6cm |
100mg | 約1.3cm | 約1.6cm |
本物のバイアグラは、容量によってサイズが異なりました。
本物の場合、用量によってサイズが異なるため、サイズだけで偽物と判断するのは難しそうです。
また、今回検証した偽物は容量によってのサイズの違いはなく、本物よりも一回り大きいサイズでした。
バイアグラ50mgの本物と偽物を並べた写真が以下です。
並べるとサイズが全く異なることが分かります。
しかし、偽物はこれだけではなく、本物よりもサイズが小さい物も出回っているため注意しましょう。
色やロゴ
【Pfizer→VIAGRA】
引用:バイアグラ錠_刻印包装表示変更のご案内|ヴィアトリス製薬株式会社
1999年発売以降初めての変更になるようです。
そのためVIAGRAの刻印の錠剤でも偽物ではなく、正規品となります。
次に色やロゴを比較しました。
本物のバイアグラは薄い青色の錠剤が特徴です。
色に関しては、明らかに違う真っ青なものと、本物そっくりに作られたものとがあります。
また、ロゴに関しては、Pfizerのフォントが微妙に異なることが分かります。
しかし、本物と比べないと分からない微差のため、フォントだけで見分けるのは難しいかもしれません。
裏側には、50mgは「VGR50」、100mgは「VGR100」と刻印があります。(25mgは「VGR25」)
今回の偽物には、本物と同じような刻印がありますが、この刻印がない場合は偽物といえます。
また、錠剤を半分にカットした写真が以下です。
本物は中身が真っ白ですが、偽物は中身が濁った色をしていました。
中身がコーティングと同じ青色のものであれば、間違いなく偽物だと判断が可能です。
しかし、精巧に作られた真っ白のものもあるため、中身の色だけでの判断は難しいでしょう。
容量
バイアグラは日本では25mg・50mgが処方されています。
さらに、海外では100mgも承認されており、海外通販だと日本にいながら100mgのバイアグラの購入可能です。
どの国においても25mg・50mg・100mg以外のバイアグラ存在しないため、これ以外のものは間違いなく偽物です。
パッケージ
ネット上で効果が非常にあるとされている「バイアグラゴールド」という偽物が出回っています。
「Vigour 800」とボトルに記載があり、有効成分が800mg入っていると謳われているようです。
バイアグラの有効成分の容量は100mgが一番多く、800mgは存在しないためこれは偽物です。
錠剤は金色または黄色で、「Pfizer」「VGR800」と刻印がされています。
Pfizer社では青色の錠剤のバイアグラ以外は製造していないため、注意しましょう。
溶け方
最後に、どのように水に溶けていくかを溶解検証をしてみました。
それぞれ水に浸し、どれくらいの時間でどのように溶けていくかを画像で比較してみましょう。
こうして比べてみると、溶けだし方が全く異なることが分かります。
中身の白い部分が1分後には溶けだし、30分後には固体部分がほぼなくなっています。
コーティング部分の青色が3分後に溶けだしましたが、中身の白い部分がなかなか溶けず、60分後にも固体のまま残り続けました。
バイアグラゴールドに関しては、1分後にコーティング部分の色が抜けだしましたが、60分後もほとんど溶けず、原型が残ったままでした。
偽物は、ペンキなどのペイント加工をされている可能性が高く、水を弾くため溶けるのが遅いようです。
服用後も体内で溶けずに残り続けることを想像すると非常に恐ろしいですよね。
本物バイアグラの特徴まとめ
本物のバイアグラの特徴をまとめると以下になります。
- 錠剤の色は、薄い水色
- 容量は、25mg・50mg・100mgのみ
- サイズは、50mg→約1.1cm、100mg→約1.3cm
- 半分に割ると、真っ白
- 溶かすと1分後には中身が溶けだす
偽物バイアグラによる健康被害
偽物バイアグラの成分には何が含まれているか分からず、危険なものが多く出回っています。
最悪の場合、死に至るケースも報告されているようです。
ここからは偽物バイアグラの問題点と健康被害についてご紹介します。
偽物バイアグラの問題点
偽物バイアグラの問題点として以下が挙げられます。
- 多量の有効成分が含まれているもの
- 有効成分が含まれていないもの
- 有効成分が含まれているが正しい方法で作られていないもの
- 他のED治療薬の有効成分が含まれているもの
- 不純物が混入されているもの
- 着色にペンキ等が使われているもの
不純物が混入されていたり、ペンキ加工された偽物を服用することで、健康被害を及ぼす可能性があります。
偽物バイアグラの製造現場
偽物バイアグラは、正規品のように品質管理されていません。
以下の写真は中国の偽物バイアグラを製造している現場の様子です。
このようにアパートの一室で粗末に管理されており、衛生環境が非常に悪いことが分かります。
正規品の錠剤の色を表現するために、プリンターのインクやペンキを使用するようです。
ただ効果がないだけであればいいですが、このような現場で製造された偽物バイアグラを服用することで、死に至ったケースもあります。
誤って偽物バイアグラを買わないために
偽物バイアグラは、ほとんどの場合、ネット購入での被害です。
ネット上に流通しているバイアグラの5割は偽物だといわれています。
では、偽物バイアグラを購入しないためには、どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。
バイアグラの個人輸入は正規品保証サイトで
日本ではバイアグラのネット販売はされていませんが、海外通販を利用することで、海外製のバイアグラをネットで購入することが可能です。
しかし、偽物の出回りが多いため、怪しい個人輸入サイトには注意が必要です。
- 極端に安い
- 正規品との記載がない
- 鑑定書の記載がない
このような通販サイトには注意するようにしましょう。
お薬なびでは正規品のカマグラゴールドのみ取り扱っています。
・10年以上の運営実績
・総会員数100万人以上
・信頼のおける業者のみを使用
・偽物が紛れないよう、不定期で倉庫の視察を実施
・本物を証明する成分鑑定書を記載
このように、お薬なびでは安心してご利用いただけるよう、徹底管理を行っております。
ぜひご安心いただければと思います。
正規品バイアグラ | ||
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50mg 4錠:7,200円~ 100mg 4錠:8,000円~ |
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病院で偽物を処方されることも
病院で処方される薬なら安心だと思う方も多いでしょう。
しかし、残念ながら病院でも偽物バイアグラを処方されたという報告があります。
病院側が薬を仕入れた個人輸入サイトが、偽物を販売していた怪しいサイトだったためです。
病院処方だからといって一概に安心することはできません。
- 病院検索サイトに掲載されている病院を選ぶ
- ホームページに院長の写真が記載されているか
このような病院でしたら、安心して受診することができるでしょう。
偽物バイアグラを販売した疑いで逮捕
偽物バイアグラでの逮捕事例はいくつかありますが、2022年にも日本でバイアグラの偽物を販売した疑いで女性が逮捕されています。
警察の調べによると、ファイザーの刻印を付けた偽物のバイアグラを約10年間にわたって販売していたようです。
偽物バイアグラは近年も身近で出回っているため、十分に注意するようにしましょう。
引用:「バイアグラ」の偽物を販売した疑い 約10年間で2億円ほど売り上げか 60歳の女を逮捕
まとめ
バイアグラの偽物と本物の見分け方をご紹介しました。
今回紹介した偽物は一例に過ぎず、精巧に作られた偽物は多種多様に出回っています。
本物と特徴が異なる場合には、偽物を疑った方がいいかもしれません。
偽物バイアグラに騙されて取り返しのつかない状態にならないように、購入ルートには気を付けましょう。