
眠れない夜が続いていると感じたら、それは睡眠障害のサインかもしれません。
睡眠薬を服用する
途中で目が覚める、早朝に起きてしまうといった症状が続くと、日常生活や健康に深刻な影響を与えます。
この記事では、睡眠障害の原因や種類、改善方法、さらに不眠症に効果的な治療薬について詳しく解説します。
睡眠障害とは
睡眠障害とは、眠りにつくまでに時間がかかる、夜中に何度も目が覚める、朝早くに目覚めてしまうなど、睡眠に関する問題が続く状態を指します。
放置すると、集中力や判断力の低下、免疫力の低下、生活習慣病のリスク上昇など、心身にさまざまな悪影響をもたらす可能性があります。
そのため、原因を把握し早めに改善策を講じることが重要です。
日本人にもっとも多いのは不眠症

2022年(令和4年)の調査によると、日本人成人の約20.6%が慢性的な不眠に悩んでいます。
成人の理想的な睡眠時間は6時間以上とされますが、6時間未満しか眠れていない人は、男性で37.5%、女性で40.6%にのぼります。
とくに男性30〜50代、女性40〜50代では4割以上を占め、深刻な健康問題として注目されています。
参考:日本人成人の20.6%が慢性的な不眠 令和4年(2022)「国民健康・栄養調査」の結果より|日本生活習慣病予防協会
睡眠障害チェックリスト
自分がどの睡眠障害に当てはまるのか分からない場合は、以下のチェックリストを参考に確認してみましょう。
該当項目が多い場合は、生活習慣の見直しや医師への相談を早めにおこなうことが大切です。
セルフチェックをすることで、現状をより正確に把握できます。

参考:睡眠障害ガイドライン|国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター
不眠症とは

不眠症とは、眠りにつくまでに時間がかかる、睡眠の途中で何度も目が覚める、朝早くに起きてしまうなど、十分な睡眠がとれない状態が続くことを指します。
主な症状は以下の通りです。
・中途覚醒:夜中に目覚める
・熟眠障害:眠りが浅く疲れが取れない
・早朝覚醒:予定より早く目が覚める
これらが悪化すると、日々の疲労が蓄積し、うつ病などの精神的な不調を併発しやすくなります。
とくに長期間放置すると生活の質が低下するため、早期の対応が重要です。
不眠症は薬と生活習慣で治す
不眠症は、原因や症状に合わせた適切な治療をおこなうことで改善が期待できます。
基本的には、以下の2つの方法で治療していくのが一般的です。
医薬品の服用と生活習慣の見直しを組み合わせることで、より効果的な回復を目指せます。
睡眠薬を服用する
不眠症と診断された場合、多くは症状に合わせて医師から睡眠薬が処方されます。
不眠症の治療でよく処方される睡眠薬は以下の通りです。
| 商品名 | デエビゴ | マイスリー | ベルソムラ | ロゼレム | レンドルミン |
|---|---|---|---|---|---|
| 画像 | ![]() |
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| 特徴 |
・比較的強い作用 ・あらゆるタイプの不眠に有効 |
・効果の発現が速い ・寝つき改善に特化 |
・睡眠維持効果が高い ・中途覚醒や熟眠感に有効 |
・体内時計を整える ・概日リズム不眠に適する |
・強力で確実な効果 ・依存・耐性に注意 |
| 成分 | レンボレキサント | ゾルピデム酒石酸塩 | スボレキサント | ラメルテオン | ブロチゾラム |
| 種類 | オレキシン受容体拮抗薬 | 非ベンゾジアゼピン系 | オレキシン受容体拮抗薬 | メラトニン受容体作動薬 | ベンゾジアゼピン系 |
| 価格 | 28錠:15,800円~ | – | 100錠:24,680円~ | 100錠:34,600円~ | – |
| ボタン |
取り扱いなし
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取り扱いなし
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それぞれ作用の仕組みや適応となる不眠症の種類が異なり、入眠を助けるものや途中覚醒を防ぐものなどがあります。
そのため、自己判断での使用は避け、必ず医師の指示に従って服用することが大切です。
※参考
・デエビゴ錠5mg – 基本情報(用法用量、効能・効果、副作用、注意点など) | MEDLEY(メドレー)
・医療用医薬品 : マイスリー|kegg
・医療用医薬品 : ベルソムラ|kegg
・医療用医薬品 : ロゼレム|kegg
・医療用医薬品 : レンドルミン|kegg
睡眠薬を入手する方法
不眠症の可能性が高くても、仕事や家庭の事情で病院に行く時間が取れない人は少なくありません。
その場合は、通販(個人輸入)を利用して睡眠薬を入手する方法があります。
個人輸入は、個人の使用を目的とする場合は法律で禁止されていないため、安心して活用できます。
個人輸入代行サイトのお薬なびでは、以下の睡眠薬がよく売れています。
| 商品名 | ソナプロン | ルナエイト | デエビゴ | リスミー | ベルソムラ |
|---|---|---|---|---|---|
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| 特徴 |
・お薬なび1番人気の睡眠薬 ・入眠障害に有効 |
・超短時間型 ・入眠障害、中途覚醒に有効 |
・比較的強い作用 ・あらゆるタイプの不眠に有効 |
・日本製の睡眠薬 ・入眠障害・中途覚醒に有効 |
・睡眠維持効果が高い ・中途覚醒や熟眠障害に有効 |
| 成分 | ザレプロン | エスゾピクロン | レンボレキサント | リルマザホン塩酸塩水和物 | スボレキサント |
| 種類 | 非ベンゾジアゼピン系 | 非ベンゾジアゼピン系 | オレキシン受容体拮抗薬 | ベンゾジアゼピン系 | オレキシン受容体拮抗薬 |
| 価格 | 120錠:2,780円~ | 30錠:2,070円~ | 28錠:15,800円~ | 100錠:14,500円~ | 100錠:24,680円~ |
| ボタン |
これらの医薬品には入眠を助けるものや途中覚醒を防ぐものなどがあり、症状や生活習慣に合わせた選択が改善への近道です。
購入前には必ず成分や作用、使用できない条件を確認し、持病や他の医薬品との相互作用がないかを調べましょう。
また、服用時は副作用のリスクを理解し、用量やタイミングを守ったうえで、体調の変化があれば速やかに医師へ相談することも大切です。
※参考
・医療用医薬品 : ルネスタ|kegg
・Zaleplon – StatPearls – NCBI Bookshelf
睡眠薬は抵抗がある方はサプリがおすすめ
いきなり睡眠薬を使用することに不安を感じる方には、睡眠サプリの活用がおすすめです。
睡眠サプリとは、睡眠の質を高めるために必要な成分を配合したもので、医薬品ではないため副作用のリスクが比較的低いのが特徴です。
服用を続けることで、入眠までの時間短縮や夜中の目覚め減少、翌朝の目覚めのすっきり感向上などが期待できます。
代表的なサプリは以下の通りです。
| 商品名 | メラトニン | タガラ | ジェリフォルテ |
|---|---|---|---|
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| 特徴 |
・体内時計を整える ・自然な眠気を促す |
・アーユルヴェーダ由来 ・心を落ち着け睡眠を助ける |
・強壮・滋養強壮効果 ・睡眠サポートにも利用される |
| 成分 | メラトニン | タガラ(バレリアナ根エキス) | ウコン、カルダモン、シナモンなど |
| 価格 | 120錠:2,000円~ | 60錠:1,700円~ | 60錠:1,670円~ |
| ボタン |
メラトニンは体内時計の調整をサポートし、海外旅行時の時差ぼけ対策にも有効です。
タガラはストレスや緊張の緩和に役立ち、ジェリフォルテは神経や心を落ち着かせる効果があります。
ただし、サプリといえども過剰摂取は避け、服用中の医薬品との相性にも注意し、使用方法を守ることが重要です。

生活習慣を見直す
不眠症は、生活習慣を見直すことで改善することができます。
■就寝前の行動に気を付ける
例)就寝前のスマホ、食事、入浴、過度な運動を避けるなど
■睡眠に有効なことを取り入れる
例)湯船につかる、就寝前にストレッチをする、読書をするなど
その他の睡眠障害の種類
睡眠障害には以下のように様々なものがあります。
それぞれに異なる症状や原因があり、改善方法も種類によって大きく異なります。
ここでは、代表的な症状や原因、そして改善に向けた方法を分かりやすく紹介します。
過眠症の症状・原因
過眠症とは、日中に強い眠気が続き、眠ってはいけない状況でも眠ってしまうことのある睡眠障害です。
症状には以下のようなものがあります。
・突発性過眠症:原因不明の過剰な日中の眠気が続く
・反復性過眠症:強い眠気が数週間続き、周期的に繰り返す
主な原因としては、神経系の異常や強いストレス、生活習慣の乱れなどが挙げられます。
十分に眠っているはずでも眠気が改善されないのが特徴で、悪化すると日常生活に支障をきたします。
そのため、過眠症が疑われる場合は早めに医師の診断を受け、適切な対策を取ることが重要です。
過眠症の改善方法
過眠症の改善には、通院による治療と生活習慣の見直しを組み合わせる方法が有効です。
通院では、過眠症の原因を特定し、それに合った医薬品を服用する治療がおこなわれます。
同時に生活習慣を整えることで、より効果的に改善が期待できます。
生活習慣を整える方法は以下の通りです。
・バランスの取れた食事を心がける
・就寝前のカフェインやアルコールを控える
・リラックスできる環境を作る
・日中に適度な運動を取り入れる
とくに就寝前は照明を暗めにし、スマホやPCの使用を控えることで入眠しやすくなります。
これらを継続することで、日中の眠気軽減や睡眠の質向上につながり、過眠症の再発予防にも役立ちます。
参考:ナルコレプシーの診断・治療ガイドライン項目|一般社団法人日本睡眠学会
睡眠時随伴症の症状・原因
睡眠時随伴症とは、睡眠中に異常な行動や体の反応が現れる睡眠障害です。
症状には以下のようなものがあります。
・睡眠関連摂食障害:無意識のうちに食べ物を口にする
・悪夢障害:怖い夢を繰り返し見て強い不安で目が覚める
・レム睡眠行動障害:夢の内容に合わせて体を激しく動かす
主な原因として、慢性的な寝不足や日中の過度な運動、ストレスなどが挙げられるほか、特定の睡眠薬の副作用として発症する場合もあります。
放置すると睡眠の質が低下するだけでなく、本人や周囲がケガをする危険があるため注意が必要です。
睡眠時随伴症の改善方法
睡眠時随伴症の改善は、症状の程度によって異なりますが、多くの場合は経過観察をしながら生活習慣を整える方法が取られます。
ただし、症状が重い場合や頻度が高い場合は、医師へ相談しながら治療に取り組みましょう。
経過観察時に気をつけることは以下の通りです。
・日中に適度な運動やストレス発散をおこなう
・就寝前のカフェインやアルコールを控える
・寝室の温度や湿度を快適に保つ
また、眠っている間に動き回る可能性がある場合は、家具の配置を見直し、ケガの原因となるものを取り除くことも大切です。
ベッドから敷布団に変える、柵やクッションを設置するなどの物理的な対策も取り入れるとよいでしょう。
概日リズム睡眠覚醒障害の症状・原因
概日リズム睡眠覚醒障害とは、体内時計の働きが乱れ、朝夜の生活リズムが通常と合わなくなる睡眠障害です。
症状には以下のような種類があります。
・睡眠・覚醒相前進障害:入眠と起床の時間が早くなる
・不規則睡眠・覚醒リズム障害:睡眠と覚醒の時間が一定しない
・非24時間睡眠・覚醒リズム障害:毎日少しずつ睡眠時間がずれていく
・交代勤務障害:シフト勤務などで生活リズムが乱れる
主な原因は生活習慣の乱れや体内時計機能の低下で、夜型生活や長期休暇、加齢がきっかけになることがあります。
放置すると睡眠不足や集中力低下を招き、日常生活や健康に悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
概日リズム睡眠覚醒障害の改善方法
概日リズム睡眠覚醒障害の改善には、体内時計を整える工夫が重要で、軽度の症状や時差ぼけの場合は、メラトニンサプリの服用がおすすめです。
中等度から重度の場合は、医師の処方によるロゼレム(ラメルテオン)など、メラトニンの作用を補う医薬品が用いられることがあります。
また、毎朝決まった時間に起きて朝日を浴びる、夕方以降は明るい光を避けるなど、生活環境を整えることも大切です。
これらを継続することで、睡眠と覚醒のリズムを安定させやすくなります。
睡眠関連運動障害の症状・原因
睡眠関連運動障害とは、睡眠中や睡眠前後に体に異常な感覚や動きが起こる睡眠障害です。
症状には以下のようなものがあります。
・周期性四肢運動障害:睡眠中に手足が繰り返し動くが自覚がない
むずむず脚症候群は集中している時や日中は症状が出にくい一方、夜間に悪化しやすいのが特徴です。
また、周期性四肢運動障害は自覚症状が乏しいため、発見が遅れたり別の睡眠障害と誤診されやすい点に注意が必要です。
主な原因は鉄不足で、貧血でなくても体内の貯蔵鉄が少ない場合に発症するおそれがあります。
放置すると睡眠の質が低下し、日中の強い眠気や集中力低下につながるため、早めの対策が求められます。
睡眠関連運動障害の改善方法
睡眠関連運動障害の改善には、原因に応じた治療と生活習慣の見直しが必要です。
鉄不足が関与している場合は、鉄過剰症のリスクを避けるため、血液検査を受けてから鉄剤を摂取します。
治療法の一例は以下の通りです。
・就寝前に足を温めて血流を促す
・ドーパミン作動薬やベンゾジアゼピン系医薬品の服用
また、就寝環境を整えることも重要で、静かで暗い部屋を保ち、刺激物の摂取を避けることも推奨されます。
参考:標準的神経治療:Restless legs症候群|日本神経治療学会
睡眠時無呼吸症候群の症状・原因
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が一時的に止まってしまうことで酸素不足や睡眠の質低下を招く睡眠障害です。
朝の疲労感が強い、いびきが大きい、日中の強い眠気があるといった悩みに該当します。
症状には以下の2種類があります。
・中枢性睡眠時無呼吸:脳から呼吸の指令が出ない
主な原因は肥満や顎の形状、舌や扁桃腺の大きさなどによる気道の狭まりで、なかでも肥満は首周りの脂肪増加を招き、気道閉塞のリスクを高めます。
また、加齢や特定の疾患によっても発症することがあります。
なお、睡眠薬の服用は呼吸抑制を悪化させる危険があるため、自己判断での服用は避け、必ず医師へ相談してください。
睡眠時無呼吸症候群の改善方法
睡眠時無呼吸症候群の改善には、生活習慣と睡眠環境の見直しが重要です。
生活習慣については、肥満が原因の場合は減量を目指し、首周りの脂肪を減らすことが効果的です。
また、禁煙や飲酒制限も気道の確保に役立ちます。
睡眠環境について、推奨される条件は以下の通りです。
| 要素 | 推奨される条件 |
|---|---|
| 室温 | 18~22℃ |
| 湿度 | 50~60% |
| 枕の高さ | 首の角度が約15度になる程度 |
| 照明 | 就寝時はほぼ消灯 |
| 寝具の硬さ | 体が沈み込みすぎない程度 |
重症例ではCPAP療法など医師による治療が必要になる場合もあります。
参考:睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020|日本呼吸器学会
睡眠障害に関するよくある質問
ここでは、睡眠障害について多く寄せられる質問とその回答を紹介します。
受診先の選び方や市販薬の有効性など、日常生活に役立つ情報も含まれていますので、症状が気になる方や改善方法を探している方は、ぜひご確認ください。
睡眠障害の疑いがある場合は、何科を受診したらよいですか?
睡眠障害が疑われる場合、原因が分かっている場合はそれに応じた診療科を、原因が特定できない場合は内科で相談するのが適切です。
より専門的な検査や治療を希望する場合は、睡眠外来を受診するとよいでしょう。
症状や生活習慣をメモして持参すると診断がスムーズになります。
睡眠障害は市販薬では治りませんか?
睡眠障害に対しては、薬局やドラッグストアで購入できる市販薬や睡眠サプリがあります。
ただし、市販薬は一時的な不眠や軽度の症状に用いられることが多く、長期連用は推奨されません。
症状が改善しない場合や悪化する場合は、自己判断を避けて早めに医師へ相談することが大切です。

まとめ
睡眠障害は、放置すると放置するとうつ病などの精神疾患や生活習慣病のリスクを高めることがあります。
生活習慣の見直しやサプリを試しても症状が続く場合は、睡眠薬の服用も検討すると良いでしょう。
早めに自分に合った方法を取り入れて、心身の健康を守ることが大切です。











