セントジョーンズワートは効果が出るまでどのくらい？即効性が欲しい方は医薬品が良い

ネガティブな感情を穏やかな波へと導く、ストレスをケアするサプリメントとして知られているセントジョーンズワート。

ヨーロッパでは古くから愛用されているハーブですが、その効果が出るまでにはどのくらいの期間が必要なのか。

また、ストレスケアの医薬品と比べて効果はいかほどなのか、以下、解説します。

セントジョーンズワートの効果が出るまでの時間は？

	口コミ：★4.0(1件) 価格：120錠2,900円～
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セントジョーンズワートは、軽度～中等度のうつ病患者に対して「4~12週間」の継続服用で効果が現れたという研究結果が報告されています。

しかし、重度のうつ病患者に対しての有効性については、現在、報告されていません。

また、セントジョーンズワートはあくまでサプリメントのため即効性はありません。

サプリメントは健康食品であり、健康を維持することを助けるためのものです。

効果を感じられる期間には個人差がありますので、使用しても実感が薄い場合や重症のうつ病患者の方は、医薬品に変えることをおすすめします。

参考：Clinical use of Hypericum perforatum (St John’s wort) in depression｜PubMed

セントジョーンズワートを服用した方の口コミ

セントジョーンズワートは、即効性こそないものの効果の高いサプリメントとして有名です。

以下、SNSなどの投稿で、セントジョーンズワートを実際に使ったことのある方の感想を紹介します。

ストレスにはGABA(玄米や発芽玄米、ぬか漬け)がいいですよ〜。日常的に摂取していくです。
サプリメントではセントジョーンズワートですね〜。呼吸が浅く心臓痛くなるくらいにはストレスがあったときに飲んでた。効果出るまでに１ヶ月かかったけど……。

と、複数の方に空リプ。

— とももん💙💛 (@tomomonnnotaro) April 28, 2018

セントジョーンズワート始めてから2週間
効いている気が…しなくもない

それでも、不登校息子とついバトル状態になってしまった時は、ズドーンって気分が落ち込むけど。

息子も前向き発言は増えてきたかな。外には出たくないみたいだけど、半年ぶりに漢字ドリルに取り組みました💮

— ろし (@kawauso_coffee_) March 2, 2023

セントジョーンズワートを摂り始めてから一ヶ月くらい、ようやく効果を体感できるようになってきた、ただ副作用の悪夢が地味にツライかもしれん、今のところメリットの方が多いしもう少し続けて様子を見てみるか🧐 pic.twitter.com/6SLfGy8ANd

— 無駄吠えマン (@excessivebarker) March 11, 2024

セントジョーンズワートの効果を引き出す服用方法

セントジョーンズワートは、食後に摂取することで効果をより引き出すことができます。

摂取する時間は効果には関係ありませんので、朝、昼、夜のどこかで１回服用するようにしましょう。

サプリメントは特に継続が重要です。

飲み忘れがないように一日のルーティーンに組み込み、「朝の習慣」「ランチ後に必ず」というように服用時間を決め、毎日欠かさずに服用するようにしましょう。

より強い効果が欲しい方は医薬品がおすすめ

医薬品であれば、サプリメントよりも明確な効果に期待ができます。

医薬品は症状にあったものを選ぶことが大事ですので、今回はセントジョーンズワートと同様の効果が期待できる、抗うつ剤と呼ばれる医薬品を紹介します。

以下に該当する方には抗うつ薬がおすすめです。

▼おすすめの抗うつ薬▼

次項から、紹介した抗うつ薬について詳しく説明いたします。

抗うつ薬の強さランキング│人気の処方薬や副作用の少ない薬を紹介

様々な種類のある抗うつ薬。日本では21種類もの数があり、それぞれ効き目や特徴が異なります。本記事では、抗うつ薬の効果の強いランキングをはじめ、様々な抗うつ薬の特徴などを解説します。抗うつ薬について詳しく知りたい方はぜひご参照ください。

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2022.11.15

ジェイゾロフト

	口コミ：★4.38(111件) 価格：30錠2,700円～
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成分	塩酸セルトラリン
効果	うつ病、パニック障害、外傷後ストレス障害などの改善
副作用	睡眠障害、頭痛、動悸、便秘など
飲み方	1日1回、1回25mg～最大100mgまでを夕食後に服用

ジェイゾロフトはアメリカの製薬メーカーであるファイザーによる、うつ病や不安障害を治療する抗うつ剤です。

配合された塩酸セルトラリンが、脳内の神経伝達物質であるセロトニンの働きを強め、心の安定に導きます。

不安感、不眠、イライラなどはセロトニン不足によることが大きいものです。

そのため、ジェイゾロフトを服用することでセロトニンを活性化させ、不安感を解消しましょう。

レクサプロ・ジェネリック

	口コミ：★4.38(124件) 価格：100錠3,320円～
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成分	エスシタロプラムシュウ酸塩
効果	うつ病、社会不安障害などの改善
副作用	頭痛、口の渇き、めまい、倦怠感など
飲み方	夕食後、1日1回1錠を水またはぬるま湯で服用

レクサプロ・ジェネリックは主成分エスシタロプラムが精神面を調整するホルモンであるセロトニンのバランスを整え、無気力な気分を和らげ、やる気を高めてくれる抗うつ剤です。

レクサプロはセロトニン系の神経にだけ効果を発揮すると言われており、効果と副作用のバランスがよいのが特徴です。

パキシル

	口コミ：★4.27(75件) 価格：28錠4,500円～
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成分	パロキセチン塩酸塩水和物
効果	うつ病、パニック障害、強迫性障害などの改善
副作用	目まいや吐き気、傾眠など
飲み方	1回10mg～20mgより開始し、1週ごとに10mgずつ増量

パキシルは、セロトニンの働きを高める効果のある抗うつ薬です。

様々な症状に効果のある抗うつ薬で、特に気分の落ち込みや不安感のある症状に効果的とされています。

フルニル(プロザック)

	口コミ：★4.3 (64件) 価格：100錠2,900円～
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成分	塩酸フルオキセチン
効果	うつ病改善
副作用	睡眠障害、頭痛、動悸、便秘、発疹など
飲み方	1日1回、20mg～80㎎までを朝食後に服用

フルニルは抗うつ剤として有名なプロザックのジェネリックです。

選択式セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる医薬品で、うつ病の症状であるセロトニンの働きが弱まることをカバーするため、主成分である塩酸フルオキセチンがセロトニンの働きを強めます。

睡眠不足からくる憂うつ感には睡眠薬がおすすめ

睡眠不足によって気分が暗くなる、イライラする、気分の変化があるなどのうつ症状が見られる方は、睡眠薬を服用すると改善できる可能性があります。

代表的な睡眠薬をご紹介します。

また、以下に該当される方は睡眠薬がおすすめです。

▼おすすめの睡眠薬▼

次項から、紹介した睡眠薬について詳しく説明いたします。

睡眠薬の強さランキング│一番強い薬やおすすめの選び方

不眠症に効果のある睡眠薬は様々な効果があり、それぞれ特徴も異なります。自分に合う睡眠薬が分からない、もっと効果の強い睡眠薬が知りたい、といった悩みを抱えている方向けに、効果の強い睡眠薬ランキングや正しい睡眠薬の選び方をご紹介します。

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2022.11.01

ハイプロン

	口コミ：★4.32(327件) 価格：100錠4,050円
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成分	ザレプロン
効果	睡眠障害の緩和
副作用	眠気、めまい、立ちくらみなど
飲み方	就寝直前に1回1錠10mgを服用

ハイプロンは超短時間型の睡眠薬です。

主成分であるザレプロンが脳内に存在する睡眠と深い関係にあるGABA受容体に働きかけることで脳の活動を抑え、催眠、鎮静作用をもたらし不眠症状を抑えます。

持続時間は約5時間あり、服用後30~1時間ほどで効果が表れますので、不眠症状の中でも特に寝付きが悪い方におすすめです。

ハイプナイト

	口コミ：★4.16(173件) 価格：50錠3,320円～
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成分	エスゾピクロン
効果	睡眠障害の緩和
副作用	傾眠、めまい、頭痛、味覚異常、のどの渇きなど
飲み方	就寝直前に1回1錠2mgを服用

ハイプナイトは腸短時間型の睡眠薬として有名なルネスタのジェネリックです。

GABA受容体に作用して眠気を促す効果がありますが、ハイプナイトは非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬に分類さています。

そのため、マイルドな効き目なので、睡眠薬を初めて服用される方におすすめです。

デエビゴ

	口コミ：★4.0(12件) 価格：28錠15,800円～
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成分	レンポレキサント
効果	睡眠障害の緩和
副作用	傾眠、頭痛、めまい、倦怠感など
飲み方	1日5mgを就寝直前に服用

デエビゴは、脳の覚醒維持に関わる物質、オレキシン受容体の働きを抑えることで睡眠へと導く睡眠薬です。

ベンゾジアゼピン系といった従来の睡眠薬に比べて依存性や耐性が極めて低く、安心して長期的に服用することができます。

リスミー

	口コミ：- 価格：100錠14,500円～
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成分	リルマザホン塩酸塩水和物
効果	睡眠障害の緩和
副作用	残眼感、倦怠感、ふらつき、頭痛
飲み方	就寝前に1回1～2mg

リスミーは主成分のリルマザホン塩酸塩の働きにより、脳の神経活動を抑えて眠りへと誘う短時間型の睡眠薬です。

抗不安作用と筋弛緩作用もあるためリラックスしやすく、また、作用時間が6~10時間と長いため、夜中や明け方に目が覚めてしまう中途覚醒、早朝覚醒にも効果的です。

セントジョーンズワートとは

セントジョーンズワートは別名「セイヨウオトギリソウ」と呼ばれ、古代ギリシャ時代より欧州の伝統医学に使用されてきた黄色い花を咲かせるハーブです。

古くからセントジョーンズワートは、不眠症、うつ病などといったさまざまな症状に用いられ、治療を助けるとされてきました。

現在でもサプリメントとしてその効果には研究結果も出ており、軽度のうつ病の患者に対して継続した使用で症状が改善されたという報告もあります。

また、セントジョーンズワートは、抗うつ薬である選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と同じくらいの安全性であるということがわかっています。

参考：セントジョーンズワート（セイヨウオトギリソウ）｜厚生労働省eJIM

セントジョーンズワートは市販でも購入できる

セントジョーンズワートは、市販でも購入することができます。

おすすめの市販商品は、以下の通りです。

※価格は、メーカー小売希望価格を記載しています。

よくある質問

セントジョーンズワートについて以下の質問にお答えいたします。

■セントジョーンズワートを大量に摂取するとどうなるか？

■セントジョーンズワートはセロトニン症候群になりますか?

セントジョーンズワートを大量に摂取するとどうなるか？

セントジョーンズワートを大量に摂取すると、光過敏症により皮膚が赤くなる紅斑の症状が出ることがあります。

また、大量摂取した場合は危険性もありますので、やめましょう。

サプリメントは多く摂れば効果が出るというものではありませんので、適量で継続するようにしましょう。

セントジョーンズワートはセロトニン症候群になりますか?

抗うつ剤や、トリプタン系片頭痛治療薬などを一緒に摂取すると、相互作用により重篤な副作用を起こすリスクがあります。

セロトニンが許容量以上に摂取されることで、不安の高まりや混乱が生じるセロトニン症候群になる可能性があリますので、併用してはいけません。

その他にも、セントジョーンズワートを一緒に摂取すると効果を変えてしまう薬が複数あります。

そのため、何等かの薬を服用している方は、医師に相談してからセントジョーンズワートを摂取するようにしましょう。

参考：セントジョーンズワート（セイヨウオトギリソウ）とは？セントジョーンズワートの効果と副作用を解説｜こころみクリニック

まとめ

セントジョーンズワートは古くから愛用されているサプリメントですが、服用する際は、経口避妊薬（避妊用ピル）、免疫抑制剤、一部の心臓病治療薬（ジゴキシン）など、併用注意の医薬品が多いので気を付ける必要があります。

また、より効果の欲しい方は、抗うつ薬や睡眠薬の服用をおすすめします。