シアリスを調べると、シアリス100mgの出回りを目にします。
錠剤にC100と記載のあるシアリスは、どの国においても正規品として存在しておらず、間違いなく偽物シアリスです。
今回、シアリスの偽物と本物の見分け方を独自検証しました。
あわせて、本物のシアリスを手に入れるために気を付けるポイントもご紹介します。
シアリスの本物と偽物の見分け方
シアリスの偽物は「C100」と刻印されている存在しない規格のものから、本物と同じ刻印で素人目には判断しにくいものまでさまざまあります。
本物と偽物の見分け方をご紹介します。
ロゴ
まずは錠剤のロゴを見てみましょう。
本物のシアリスは、どの国においても5mgと10mgと20mgしかありません。
欧米では、20mgが主流となっております。
しかし、この写真のように「C100」と書かれたシアリス100mgがネット上に出回っています。
シアリス100mg間違いなく偽物のシアリスです。
100mg以外にも上記のように「C40」「C50」と書かれたシアリスが出回っていますが、こちらも偽物です。
色
次に色を比べてみます。
本物は、薄い黄色ですが、今回比較した偽物は色が濃い目の黄色でした。
また半分に割った写真が以下です。
本物は、中身は真っ白になっています。
中身がコーティングと同じ黄色の場合には間違いなく偽物ですが、今回のように見分けがつかないこともあります。
サイズ
次に錠剤のサイズです。
本物のシアリス20mgは、約1.1cmほどのサイズでした。
C100と書かれた偽物は約1.3cmと本物より一回りサイズが大きく、並べると違いがよく分かります。
しかし、今回比較した錠剤は本物より一回り大きいものでしたが、多種多様にある偽物には本物より小さいものもあるため、サイズでの判断は難しいかもしれません。
パッケージ
また、通称シアリスブラックと呼ばれるシアリス800mgの偽物が出回っています。
黒いラベルのボトルに入っており、Cialisと記載されています。
本物のシアリスとは全く異なるパッケージですが、新しいシアリスが出たといわれると信じてしまう方もいるかもしれません。
しかし、こちらは偽物です。
錠剤には「C800」と刻印がされており、シアリスが800mg含有されていると謳われています。
通常20mgが上限のシアリスが、800mgと40倍も配合されているとは考えにくく、どのような成分が配合されているのかは不明です。
このような偽物にも十分に注意しましょう。
溶け方
最後に、どのように水に溶けていくかを溶解検証をしてみました。
それぞれ水に浸し、どれくらいの時間でどのように溶けていくかを画像で比較してみましょう。
中身の白い部分が1分後には溶けだし、全体的にじゅわじゅわと水に溶けていきます。60分後には、固体は残らずに全て溶け切りました。
コーティング部分の黄色の部分が2分後に溶けだしましたが、中身の白い部分がなかなか溶けず、60分後にも固体のまま残り続けました。
溶け方としても、外側の着色されたインクの色が抜けて、色が薄くなっていくような溶け方でした。
こちらの偽物も、コーティング部分の黒色はインクが抜けるかのように溶けていきますが、中身の白の部分は60分後にも固体のまま残り、全く溶ける気配がありませんでした。
偽物は、ペンキなどのペイント加工をされている可能性が高く、水を弾くため溶けるのが遅いようです。
服用後も体内で溶けずに残り続けることを想像すると非常に恐ろしいですよね。
今回検証した方法の中では、溶解検証が本物と偽物との違いが一番分かりやすく出ました。
手元にあるシアリスの偽物を疑っている方は、一度水に溶かして確かめるのがおすすめです。
本物シアリスの特徴まとめ
本物のシアリスの特徴をまとめると以下になります。
- 錠剤の色は、薄い黄色
- 容量は、5mg・10mg・20mgのみ
- 刻印は、「C5」「C10」「C20」
- サイズは、20mg→約1.1cm
- 錠剤を半分に割ると、中身が真っ白
- 溶かすと1分後には中身が溶けだす
偽物シアリスによる健康被害
偽物シアリスは、薬の安全性が保証されていないだけでなく、製造現場の衛生環境も考慮されていないでしょう。
ここからは、偽物の問題点と偽物による健康被害についてご紹介します。
偽物シアリスの問題点
偽物シアリスの問題点として以下が挙げられます。
- 多量の有効成分が含まれているもの
- 有効成分が含まれていないもの
- 有効成分が含まれているが正しい方法で作られていないもの
- 他のED治療薬の有効成分が含まれているもの
- 不純物が混入されているもの
- 着色にペンキ等が使われているもの
不純物が混入されていたり、ペンキ加工された偽物を服用することで、健康被害を及ぼす可能性があります。
偽物シアリスの製造現場
偽物シアリスは正規品のように品質管理されていません。
以下は、中国のシアリス製造現場の一例です。
この写真のように粗末に管理されており、衛生環境が非常に悪いことが分かります。
さらに、このシアリス製造現場と同じ場所で製造されている、覚せい剤が混入するおそれもある環境です。
そのため、偽物シアリスを万が一服用し効果を感じたという場合でも、シアリスではなく他のED治療薬の成分の可能性があったり、有害な不純物が含まれている可能性があるため、十分に注意しましょう。
偽造シアリスによる死亡事故例
2008年にシンガポールで偽造シアリスの服用による事故が起きています。
偽物のシアリスを服用し、低血糖症となった患者が150名、そのうちの4名が死亡、7名が脳死状態になった事故です。
年齢は19歳から97歳までで、平均年齢は51歳だったようです。
この偽物シアリスには、血糖硬化剤が1日の摂取上限量の4倍以上配合されていました。
このような悲惨な事故も起こっているため、万が一偽物だと分かった場合にはすぐに服用を中止してください。
引用:CBC NEWS
誤って偽物シアリスを買わないために
偽物シアリスは、ほとんどの場合、ネット購入での被害です。
ネット上に流通しているシアリスの5割は偽物だといわれています。
では、偽物シアリスを購入しないためには、どのようなことに気を付けたらいいのでしょうか。
シアリスの個人輸入は正規品保証サイトで
日本ではシアリスのネット販売はされていませんが、海外通販を利用することで、海外製のシアリスをネットで購入することが可能です。
しかし、偽物の出回りが多いため、怪しい個人輸入サイトには注意が必要です。
- 極端に安い
- 正規品との記載がない
- 鑑定書の記載がない
このような通販サイトには注意するようにしましょう。
お薬なびでは正規品のシアリスのみ取り扱っています。
・10年以上の運営実績
・総会員数100万人以上
・信頼のおける業者のみを使用
・偽物が紛れないよう、不定期で倉庫の視察を実施
・本物を証明する成分鑑定書を記載
このように、お薬なびでは安心してご利用いただけるよう、徹底管理を行っております。
ぜひご安心いただければと思います。
正規品シアリス | ||
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20mg 4錠:12,100円~ | ||
シアリスの海外ジェネリックという選択も
シアリスには、ジェネリック医薬品の種類が多数あります。
そのため、見たことがないパッケージだからといって、一概に偽物だと判断することは難しいところです。
また、新薬に比べて安価なジェネリック医薬品は、偽物が出回る可能性が低いのも特徴です。
偽造薬製造業者がリスクを負ってまで、認知度が低く安価なジェネリック医薬品の偽物を製造しても、売り上げにならないためです。
少しでも安心してシアリスを手に入れたい場合には、シアリスと同一成分を使用したジェネリック医薬品という選択肢もあります。
シアリスと同じ有効成分タダラフィルを含有したジェネリック医薬品をご紹介します。
商品名 | シアスマ | タダシップ | Next-C | タダライズ | ビダリスタCT |
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画像 | |||||
有効成分 | タダラフィル | タダラフィル | タダラフィル | タダラフィル | タダラフィル |
価格 | 10mg4錠:1,700円~20mg4錠:1,750円~ | 20mg4錠:1,750円~ | 20mg10錠:3,600円~ | 20mg10錠:2,250円~40mg10錠:2,500円~ | 20mg10錠:2,160円~ |
購入 |
※表は横にスクロールできます
ご紹介した以外にもシアリスのジェネリック医薬品は多数ありますので、見たことがないパッケージの場合には一度しっかり調べてから購入するようにしましょう。
まとめ
シアリスの偽物の見分け方についてご紹介しました。
今回紹介した偽物は一例に過ぎず、精巧に作られた偽物は多種多様に出回っています。
効果がないだけであればお金の無駄遣いで済みますが、死亡や脳死などの健康被害を及ぼしているケースもあります。
シアリス100mgをはじめとした、偽物シアリスには十分に注意しましょう。