乾燥しやすい季節になると、目尻や口元、頬などに「ちりめんじわ」という細かなシワが現れることがあります。
ちりめんじわは適切なケアをおこなえば短期間で改善することができるシワです。
本記事では、ちりめんじわができる原因や改善方法を解説しますので、参考にしてみてください。
ちりめんじわとは
しわには以下のような種類があります。
表皮性しわ | ちりめんじわや小じわなど、 肌の表面にできる薄いしわ |
真皮性しわ | ほうれい線や目の下にできる 肌の奥にできる深いしわ |
たるみじわ | 肌のたるみによって起こるしわ |
表情じわ | 表情筋が動く際にできるしわ |
皮膚は「表皮層」「真皮層」「皮下組織」と3つの層に分かれており、皮膚の浅い表皮層にできるしわがちりめんじわです。
ちりめんじわは小じわや乾燥小じわとも呼ばれ、主に乾燥や加齢によって起こります。
ほうれい線など深いしわである真皮しわや、笑いじわなど表情で目立つ表情しわと異なり、お肌が乾燥していれば20代の若い方でも出やすいしわです。
ちりめんじわの原因
ちりめんじわの主な原因として考えられるのは以下の3つです。
・加齢
・紫外線
表皮層の痩せた細胞は十分な水分を蓄えておけないため、ちりめんじわができている箇所は乾燥しています。
また、ターンオーバーのサイクルは加齢とともに遅くなります。
20代はターンオーバーが28日周期であるのに対し、60代になると1周期100日前後かかると言われています。
つまり、加齢に伴い肌の新陳代謝が悪くなり、細胞も衰えやすくなるということです。
同様に、紫外線を浴び続けることも肌に悪影響を及ぼし、ちりめんじわができやすくなります。
ちりめんじわの改善方法
それでは実際に、ちりめんじわの改善方法を4つに分けて詳しく解説します。
スキンケアで保湿対策
ちりめんじわの主な原因は乾燥のため、保湿対策をすることをおすすめします。
以下のような、保湿力が高い成分を配合した商品がおすすめです。
・セラミド
・ヘパリン類似物質(ヒルドイド)
・ワセリン
ヒルドイド 1本:3,800円~ |
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ただし、これらの成分は肌にハリを出したり保湿したりする効果がメインとなるため、一定の効果しか得られないことがあります。
その場合は、痩せた細胞に栄養を与え、ターンオーバーを正常化させてあげることが大切です。
保湿アイテムだけでは改善されない場合には、次で紹介する医薬品成分を配合したスキンケア商品がおすすめです。
医薬品成分のスキンケア商品を使う
美容クリニックでは、トレチノインなどの医薬品成分を配合した商品で治療を受けることが可能です。
これらは市販では購入できませんが、海外通販を利用すればクリニックと同様の商品を使って自宅でも手軽にケアができます。
トレチノイン、グリコール酸、ヒトプラセンタといったおすすめの3商品を紹介します。
トレチノイン
トレチノインはレチノール(ビタミンA)の誘導体で、肌のターンオーバー促進やコラーゲン・ヒアルロン酸などの分泌を促進する成分です。
肌の潤いや弾力がアップするため、ちりめんじわの原因である乾燥対策に適しています。
その効果の高さは、話題の美容成分レチノールの50倍~100倍ともいわれています。
トレチノインジェル 1本:1,980円~ |
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トレチノイン・ハイドロキノンセット 各1本:3,360円~ |
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また、ハイドロキノンと併用すればシミ改善も期待できるため、エイジングサインが気になる方は併用がおすすめです。
グリコール酸
グリコール酸は市販のピーリング商品などに用いられる成分で、不要な角質を剥がす作用があります。
痩せた細胞を剥がし、ターンオーバーを促すことでちりめんじわの早期改善が期待できます。
グライコクリーム 1本:1,980円~ |
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デメランクリーム 1本:3,500円~ ※送料無料 |
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ヒトプラセンタ
若返り成分としてエイジングケア商品に多く配合されているヒトプラセンタには、ターンオーバーの促進やコラーゲン生成といった効果があります。
乾燥や加齢によってできるちりめんじわにも効果的です。
SNSでも話題のヒトプラセンタジェルは、アミノ酸やビタミンC、ビタミンEなど美容成分が様々に配合された美容効果の高いジェルです。
ヒトプラセンタジェル 1本:2,180円~ |
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肌のキメ・弾力セット | ||
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1セット:3,980円 | ||
【セット内容】 ・グライコクリーム ・ヒトプラセンタジェル |
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SNSで話題!併用使いで、翌日つるつるのツヤ肌へ! |
食べ物で改善する
多くの肌トラブルは生活習慣も大きく関係しているため、食習慣を正すことも大切です。
保湿効果のあるコラーゲンやエラスチン、これらを合成促進してくれる鉄分やビタミンCを多く含む食べ物をいくつかご紹介します。
エラスチン:牛すじ、手羽先、軟骨、カレイなど
鉄分:ほうれん草、レバー、あさりなど
ビタミンC:ピーマン、ブロッコリー、レモン、オレンジなど
コラーゲンやエラスチンを含む食べ物はカロリーが高く、食べ過ぎると太ってしまうため、サプリで摂取するのもおすすめです。
美容皮膚科での治療
美容皮膚科やクリニックでは、シワ改善を目的とした治療を受けることができます。
費用の相場と併せて、治療方法をいくつかご紹介します。
ケミカル ピーリング |
赤外線治療 | 注射治療 | 外用薬 | |
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内容 | グリコール酸など 医薬品を用いたピーリング |
赤外線レーザーをあてる | ヒアルロン酸やボトックスを注入 | トレチノイン外用薬を顔に塗布 |
効果 | 古い角質オフ | ターンオーバー促進 コラーゲン増加 |
シワの溝を埋める | ターンオーバー促進 コラーゲン増加 |
費用 | 1回5,000~8,000円 | 1回10,000円~ ※範囲により変動 |
1本10,000円~ ※薬剤の種類により変動 |
1本6,000円~8,000円 |
美容医療は保険適用外のためクリニックごとに価格は異なりますが、クリニックで行う治療はいずれも費用が高額になりがちです。
ただし前述のトレチノインを配合した外用薬であれば、海外通販の利用で1本1,980円~と費用を抑えて購入できます。
通院やカウンセリングもないため、「保湿とプラスして手軽にケアしてみたい」という方におすすめです。
ちりめんじわを目立たなくするメイク法
ちりめんじわの治療には即効性がなく、ある程度の期間を要します。
そのため今すぐ目立たなくしたい場合は、メイクで隠すのも方法のひとつです。
コットンパックする
ちりめんじわが気になる目元や口元は、メイク前にコットンパックするのがおすすめです。
普段使っている化粧水をコットンにたっぷり染み込ませ、肌に乗せて約3分間パックしましょう。
パック終了後は、忘れずに乳液や美容液で保湿してください。
ファンデーションは薄めに塗る
シワを隠すためにファンデーションやコンシーラーを厚塗りすると、メイク崩れしやすくなり、かえってシワが強調されてしまうことがあります。
手や指で塗ると厚くなりやすいため、スポンジやブラシを用いて薄く塗り広げましょう。
また、どうしても厚塗りになってしまう場合にはファンデーションの種類を見直すことをおすすめします。
パウダー、リキッド、クリーム、クッション、ミネラルなど、自分の肌質に馴染みやすいものを選ぶことが大切です。
保湿力の高い化粧品を選ぶ
ファンデーションやコンシーラーは保湿力の高いものを選ぶのがおすすめです。
こちらの動画からも分かるように、保湿力が低いアイテムは時間が経つごとにシワが目立ってしまいます。
特に、目元のちりめんじわには保湿力の高い目元専用のコンシーラーを使うことで、時間が経ってもシワが目立ちにくくなります。
ちりめんじわを予防する方法
ちりめんじわを予防するには、紫外線対策など日常生活での心がけも大切です。
スキンケアは丁寧に
肌が乾燥しないよう、日頃から保湿を意識して丁寧にスキンケアをおこないましょう。
ちりめんじわができやすい目元・口元以外にも、ほうれい線や首元のシワ対策も同時に行うのがおすすめです。
また、手も乾燥しやすくちりめんじわができやすい箇所です。
手のシワは年齢を感じさせやすいため、ハンドクリームなどできちんと保湿しましょう。
紫外線を防ぐ
紫外線のUVA(紫外線A波)は、シワやたるみといった老化現象を引き起こします。
ちりめんじわだけでなく深いシワやシミもできてしまうため、日焼け止めは季節を問わず1年中塗ることをおすすめします。
お薬なびでは、飲む日焼け止めと塗る日焼け止めのセット商品をお得に販売中です。
飲む日焼け止め+日焼け止めクリームセット | ||
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1本+1本:12,300円 | ||
一緒に挑戦したいエイジングケア
ちりめんじわ以外にも、シミやニキビ・色素沈着など肌のお悩みは尽きませんよね。
本記事ではちりめんじわに有効な改善方法をご紹介してきましたが、あわせて使用したいアンチエイジング商品がハイドロキノンです。
ハイドロキノンは、シミやニキビ跡といった色素沈着の改善に有効な美容クリームです。
ユークロマクリーム 1本:1,380円~ |
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シミの予防にも役立つため、まだシミが気にならない若い方にもおすすめできる商品です。
まとめ
ちりめんじわは乾燥や加齢、紫外線が原因でできるシワですが、適切なケアをおこなえば予防・改善することができます。
手軽にできる対策にはスキンケア商品による保湿や食べ物からの摂取があります。
まずはご自身のできるところから、ちりめんじわ対策を試してみてはいかがでしょうか。