パースピレックスの詳しい使い方を紹介。これで嫌な汗ともおさらば!

脇を広げて見せつけている女性

効果の高さから皮膚科でも処方されている、デンマーク発の制汗剤「パースピレックス」。

パースピレックスは最長5日間制汗作用が続きますが、その間毎日使用するわけではありません。

ワキ用やローションタイプのボディー用など、使用箇所によっても使い方は異なります。
パースピレックスやその使い方に関して、詳しく見ていきましょう。

パースピレックスは医療用制汗剤

パースピレックスは気になる箇所に塗るだけで、3~5日発汗を抑制させることができます。
医療用の制汗剤ですので、ドラッグストアなどでは市販されておらず、皮膚科などで処方、もしくは個人輸入で購入できます。

市販の制汗剤との違い

ドラッグストアなどで市販されている制汗剤は香料などが含まれており、一時的に香りで汗の臭いなどを抑えています。

しかしパースピレックスは主成分の塩化アルミニウムが、汗の出る栓にふたをし、汗自体を抑えることができます。

3日以上65%の発汗作用が続くことが実証されており、市販品は長くても24時間ですので、作用も異なれば持続時間も異なります。

以下で市販品との違いについて表で比較してみました。

パースピレックス 市販制汗剤
持続時間 3~5日 最長1日
使用回数 週に1~2回 1日1回以上
色うつり しない する場合も
購入方法 病院処方
個人輸入
ドラッグストア
スーパー

ワキ用とボディ用がある

パースピレックスはワキ汗を抑える印象がありますが、実は手や足などのボディ用としてローションも販売されています。

手で塗ることができ、汗を抑えたい個所に直接使うことができます。

ローションタイプはワキ用に比べて、塩化アルミニウムの濃度が高いため、ローションタイプを皮膚が敏感なワキに使うことはできません。
(※ストロングタイプとローションとは同じ濃度です。)

塩化アルミニウム濃度
  • ワキ用:8~25%
  • ボディ用ローション:25%

パースピレックスの使い方

ワキ用の基本のオリジナルをベースに、パースピレックスの使い方を詳しく紹介します。

※パースピレックスの公式サイトを参考に作成しています。

参考サイト:perspirex|how-to-use

1、就寝前に塗布

塗る前にワキの汗を拭くなど綺麗にして、乾燥した状態にしてください。
傷が無いなどを確認し、就寝前にパースピレックスをワキに塗布してください。

汗が出る汗腺は夜に活動が低下しますので、なるべく夜に塗布しましょう。

2、完全に乾くまで待つ

パースピレックスを塗布したら、完全に乾くまでまちます。
完全に乾いた状態で、着衣してください。(服にパースピレックスが付かないようにしましょう)

3、起床したらふき取る

パースピレックスを塗布した次の日の朝、起床したら石鹸と水で洗い流してください。
シャワーで流しても効果を得ることができますので、朝に塗りなおしはしないでください。

パースピレックス使用時、普段使用している制汗剤や香水も使用できます。

4、効果が出るまで毎日塗布

パースピレックスは最初は毎日塗布します。
1週間ほどで効果が出てきますので、それ以降は種類に応じて週に2~3回塗布してください、

敏感肌の場合最初、1日おきに2週間塗布してください。その後同じように効果が出たら間を空けて塗布します。

ワキ以外の場合

ワキ以外の場合、基本は上記で説明した使い方とおなじです。

ローションタイプを使用しますが、手で直接汗を抑えたい個所に塗り込みます。
手の制汗目的以外での使用の場合、使用後かならず手を洗ってください。

顔の制汗目的の場合、おでこに塗布しますが、目に入らないよう十分注意しましょう。

使用上の注意

パースピレックスは医療用の制汗剤です。
重大な副作用は報告されていませんが、以下に関しては注意が必要です。

・脱毛後や毛を剃ったあと48時間以内は使用しないでください。
・有効成分塩化アルミニウムはかぶれなどが起きる場合があります。
・有効成分塩化アルミニウムはかぶれなどが起きる場合があります。
・傷や炎症がある箇所には使用しないでください。
・ローションタイプをワキにしようしないでください。
・目や粘膜などに成分が触れないようにしてください。
・幼児や乳児、子供には使用しないでください。

パースピレックスの種類

パースピレックスにはオリジナルをはじめ、敏感肌用、強力タイプなど様々な種類があります。
以下でパースピレックスの種類を分かりやすく表で紹介しておきます。

商品名 パースピレックスローション パースピレックスロールオン パースピレックスロールオン・コンフォート パースピレックスロールオン・ストロング パースピレックス・フォーメンマキシマム
画像 パースピレックスローション パースピレックスロールオン パースピレックスロールオン・コンフォート パースピレックスロールオン・ストロング パースピレックス・フォーメンマキシマム
特徴 ローションタイプ
手や足などボディ用
オリジナルタイプ 敏感肌用 強力タイプ メンズ用
強力タイプ
成分 酸化アルミニウム
乳酸アルミニウム
エタノールなど
酸化アルミニウム
乳酸アルミニウム
エタノールなど
ヒドロキシプロピルセルロース
酸化アルミニウム
乳酸アルミニウム
エタノール
塩化アルミニウム
PEG-12ジメチコン
エタノール
塩化アルミニウム
PEG-12ジメチコン
濃度 25% 15% 8% 25% 25%
持続時間 3~5日 3~5日 2~3日 5日 5日
価格 3,150円/1本 3,100円/1本 3,150円/1本 2,500円/1本 3,300円/1本
ボタン

完全に汗を制御したい

パースピレックスは強力な制汗作用がありますが、さらに汗をコントロールした…という場合、多汗症治療薬としてプロバンサインが、病院で処方されています。

顔の汗などは、ローションタイプとプロバンサインとの併用を推奨しているクリニックもあります。

プロバンサインは即効性があり、服用開始から5~15分ほどで汗を抑えることができます。

まとめ

パースピレックスは制汗作用が医学的に認められています。
デンマークで誕生し、その効果の高さから現在では世界中で使用されるようになりました。

残念ながらドラッグストアなどでは市販されていませんが、海外から個人輸入できます。
是非今回紹介したパースピレックスの使い方参考にしてください。

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