くしゃみや鼻水、目のかゆみが辛い花粉症。
今年2024年の花粉は暖冬の影響で例年より早く飛散しており、既に症状にお悩み方も多いのではないでしょうか。
「よく効く花粉症の市販薬が知りたい…」
「最強の市販薬が知りたい…」
そんな花粉症でお悩みの方のために、お悩み別でおすすめの市販薬や対処法をご紹介します。
人気の花粉症市販薬おすすめ5選
花粉症の市販薬には様々な種類があり、薬の分類ごとにそれぞれの特徴があります。
ECサイトの売れ筋ランキングを参考に、おすすめの花粉症薬をご紹介します。
みんなが買っている、人気の高い商品を試してみたい方におすすめです。
商品名 | アレジオン | アレルビ | アレグラFX | 鼻炎薬Aクニヒロ | ストナリニS |
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価格 | 6錠:829円~ | 14錠:524円~ | 14錠:1,182円~ | 48錠:489円~ | 12錠:595円~ |
有効成分 | エピナスチン塩酸塩 | フェキソフェナジン塩酸塩 | フェキソフェナジン塩酸塩 | d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、塩酸プソイドエフェドリンなど | クロルフェニラミンマレイン酸塩、フェニレフリン塩酸塩、ダツラエキス |
商品詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
また、市販薬は効果がマイルドな物も多いため、「重度の花粉症でお悩みの方」「市販薬では効果を実感できない方」は処方薬もおすすめです。
アレジオン
主成分 | エピナスチン塩酸塩 |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 6錠:829円 12錠:1,116円 24錠:1,770円 48錠:3,619円 |
服用方法 | 1日1回、就寝前に服用 |
副作用 | 発疹、吐き気、めまいなど |
対象年齢 | 15歳以上 |
眠気や喉の渇きといった副作用が起こりにくいだけでなく、1日1回就寝前に飲むだけで良いのが特徴の内服薬です。
服用後30分を目安に効果が現れ始め、起床してすぐの症状も抑えることができます。
服用は毎日就寝前の1回だけで良いため、1日2~3回の服用をつい忘れてしまう、という方におすすめです。
アレルビ
主成分 | フェキソフェナジン塩酸塩 |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 14錠:524円 28錠:633円 56錠:964円 |
服用方法 | 1回1錠を1日2回服用 |
副作用 | 口の渇き、便秘など |
対象年齢 | 15歳以上 |
アレグラと同様、フェキソフェナジン塩酸塩が1錠あたり60mg含まれています。
そのため、効果や副作用などはアレグラとほぼ同じといっていいでしょう。
花粉症薬でも知名度が高いのはアレグラですが、特にこだわりがなければ価格の安いアレルビを選ぶといいでしょう。
アレグラFX
主成分 | フェキソフェナジン塩酸塩 |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 14錠:1,182円 24錠:1,402円 56錠:2,397円 |
服用方法 | 1回1錠を1日2回服用 |
副作用 | 口の渇き、便秘など |
対象年齢 | 15歳以上 |
眠気や喉の渇きといった副作用がほとんど起きない内服薬です。
第二世代抗ヒスタミン薬で、花粉の飛散開始日から飛散終了頃まで継続して服用することが推奨されています。春と秋の花粉症以外にも、ハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎にも有効です。
仕事や学校がある方など、眠気を防ぎたい方におすすめです。
鼻炎薬Aクニヒロ
主成分 | d-クロルフェニラミンマレイン酸塩、塩酸プソイドエフェドリンなど |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 48錠:489円 |
服用方法 | 1回2錠を1日3回服用 |
副作用 | 発疹、吐き気、めまいなど |
対象年齢 | 7歳以上 |
抗ヒスタミン成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩をはじめ、鼻詰まりや頭重、涙目など様々な症状に効く有効成分が5種類含まれています。
ただしクロルフェニラミンマレインは眠気を催しやすい成分のため、眠気や集中力の低下といった症状が出る可能性もあります。
ストナリニS
主成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩、フェニレフリン塩酸塩、ダツラエキス |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 12錠:595円 18錠:722円 24錠:974円 |
服用方法 | 1回1錠を1日1~2回服用 |
副作用 | 発疹・発赤、かゆみ、吐き気、嘔吐、食欲不振、頭痛、排尿困難など |
対象年齢 | 15歳以上 |
ストナリニSは、サトウ製薬が製造販売する鼻炎薬です。
胃で溶ける外層と、腸で溶ける内核の二重構造となっており、1日1回飲むだけですが、効果が長続きします。
副交感神経を遮断する効果のあるダツラエキス配合で、辛い鼻水や鼻づまりの症状を緩和します。
即効性の高い市販薬
市販の花粉症薬の中でも、即効性のあるお薬をご紹介します。
即効性の根拠として、添付文書に記されているtmax(血中で最大濃度に達するまでの時間)や、cmax(薬物投与後の最大血中濃度)を参考にしました。
即効性の高い、おすすめの市販薬をご紹介します。
クラリチンEX
主成分 | ロラタジン |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 14錠:1,397円 |
使用方法 | 1日1回食後に服用 |
副作用 | 発疹、かゆみなど |
対象年齢 | 15歳以上 |
第二世代の抗ヒスタミン成分、ロラタジンを含む花粉症薬です。
眠くなりにくく、車や機械を操作する人・日中仕事をする人にも向いています。
タリオンAR
主成分 | ベポタスチンベシル酸塩 |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第1類医薬品 |
価格 | 10錠:1,408円 30錠:2,640円 |
使用方法 | 1回1錠を、1日2回朝夕に服用 |
副作用 | 発疹、腫れ、じんましん、吐き気、胃痛、頭痛、めまいなど |
対象年齢 | 15歳以上 |
タリオンARは、ベポタスチンベシル酸塩を医療用医薬品と同じ量配合した、抗ヒスタミン作用と抗炎症作用を併せ持つ鼻炎薬です。
くしゃみや鼻水はもちろん、鼻づまりもしっかり抑制します。
眠くなりにくく口の渇きを感じにくい、日常生活への影響が少ない第二世代の抗ヒスタミン薬です。
鼻詰まりがひどい場合におすすめの市販薬
特に鼻づまりがひどい場合は、スプレータイプの点鼻薬がおすすめです。
鼻づまりは、鼻の粘膜が腫れることによって起こります。
スプレータイプの点鼻薬は血管収縮剤が主成分となっており、鼻粘膜に噴霧することで鼻の腫れた部分に直接作用します。
商品名 | ナザールαAR | パブロン点鼻 | ナザール | パブロン鼻炎アタックJL |
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価格 | 1個:1,390円~ | 1個:725円~ | 30ml:495円~ | 8.5g:1,336円~ |
有効成分 | ベクロメタゾンプロピオン酸エステル | ナファゾリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩など | ナファゾリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ベンザルコニウム塩化物など | ベクロメタゾンプロピオン酸エステル |
商品詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
鼻づまりと同様に、くしゃみや鼻水の症状もつらい場合は、飲み薬との併用もできます。
ナザールαAR
主成分 | ベクロメタゾンプロピオン酸エステル |
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タイプ | 点鼻薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 1個:1,390円 |
使用方法 | 朝晩左右の鼻腔に1噴霧ずつ使用 |
副作用 | 鼻の刺激感、かゆみなど |
対象年齢 | 18歳以上 |
ステロイドが配合された点鼻薬です。
眠気などは起こりませんが、鼻や喉への違和感、頭痛やめまいといった副作用が起こる可能性がありますので、使用後は様子を見ましょう。
即効性があり辛い鼻づまりに効果的です。
ただし、長期間にわたって使用するとかえって鼻炎が悪化する可能性もありますので、あくまで辛い時の応急処置といったように、一時的に使用することをおすすめします。
パブロン点鼻
主成分 | ナファゾリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩など |
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タイプ | 点鼻薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 1個:725円 |
服用方法 | 1回に1~2度ずつ鼻腔内に噴霧 |
副作用 | 発疹・発赤など |
対象年齢 | 7歳以上 |
抗ヒスタミン成分を含んでおり、鼻水や鼻詰まりを解消する点鼻薬です。
携帯にも便利なサイズで、外出先で症状がつらいときもさっとひとふきで症状を改善します。
ナザール
主成分 | ナファゾリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ベンザルコニウム塩化物など |
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タイプ | 点鼻薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 30ml:495円 |
使用方法 | 1日1回~2回を目安に噴射 |
副作用 | 発疹、腫れなど |
対象年齢 | 7歳以上 |
血管収縮剤のナファゾリンが含まれており、鼻腔内の血管を収縮させることで鼻詰まりを解消します。
無臭タイプとラベンダーの香りの2種類があり、お好みによって使いわけが可能です。
パブロン鼻炎アタックJL
主成分 | ベクロメタゾンプロピオン酸エステル |
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タイプ | 点鼻薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 8.5g:1,336円 |
使用方法 | 1日2回、左右の鼻腔内に1回ずつ噴射 |
副作用 | 鼻出血、刺激感など |
対象年齢 | 18歳以上 |
ナザールαAR同様、ステロイドを含む鼻炎薬です。
噴射すると薬液が患部でジェル状になるため、液だれしにくいという特徴があります。
また、メントール配合ですっきりする使用感もおすすめです。
目のかゆみがひどい場合におすすめの市販薬
目のかゆみがひどい場合は、点眼薬(目薬)を選びましょう。
目のかゆみには内服薬も効きますが、ピンポイントに目の症状のみ出ているような場合や、飲み薬を飲んでも症状が出ている場合には点眼薬がおすすめです。
商品名 | マリンアイALG | ロートアルガードクリアブロックZ |
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価格 | 1個:549円~ | 1個:1,438円~ |
有効成分 | クロモグリク酸ナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、グリチルリチン酸二カリウム | クロモグリク酸ナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、プラノプロフェンなど |
商品詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
花粉症に効く点眼薬には様々な種類がありますが、特に、抗ヒスタミン成分やケミカルメディエーター遊離抑制成分が含まれる目薬がよいでしょう。
抗ヒスタミン成分は目のかゆみを抑え、ケミカルメディエーター遊離抑制成分は目のアレルギー反応を抑えることでかゆみなどのアレルギー症状を抑えます。
目のかゆみに効果のある、おすすめの市販薬をご紹介します。
マリンアイALG
主成分 | クロモグリク酸ナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、グリチルリチン酸二カリウム |
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タイプ | 点眼薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 1個:549円 |
使用方法 | 1回1~2滴、1日4~6回点眼 |
副作用 | 発疹、かゆみなど |
対象年齢 | 小児から使用可能 |
目のかゆみを抑える点眼薬で、抗ヒスタミン成分のクロルフェニラミンマレイン酸塩を含んでいます。
花粉症の症状の中でも特に目のかゆみや充血、異物感でお悩みの方におすすめです。
1日4~6回まで、1回あたり1~2滴の使用回数を守りましょう。花粉症以外のアレルギー症状にも使用することができます。
ロートアルガードクリアブロックZ
主成分 | クロモグリク酸ナトリウム、クロルフェニラミンマレイン酸塩、プラノプロフェンなど |
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タイプ | 点眼薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 1個:1,438円 |
使用方法 | 1回1~2滴、1日4回点眼 |
副作用 | 充血、かゆみなど |
対象年齢 | 7歳以上 |
抗ヒスタミン成分、抗炎症成分などの有効成分を最大濃度配合している効き目の高い目薬です。
我慢できないかゆみ、他の目薬で改善されなかったかゆみに効果的です。
眠気が気になる方におすすめの市販薬
花粉症の薬には、抗ヒスタミン成分が含まれているため、個人差はあるものの、眠気の副作用が現れやすいです。
花粉症薬を飲んでも日中眠くなりたくない場合は、眠くなる成分が含まれていない漢方薬を選ぶとよいでしょう。
また漢方薬は一般的に副作用が少なく、抗アレルギー薬を飲むことができない妊婦さんでも比較的安心して服用することができます。
効き目は穏やかですが、副作用も控えめなため安心して服用できます。
小青竜湯
主成分 | 小青竜湯エキス |
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タイプ | 漢方薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 80錠:1,890円 |
使用方法 | 1回2回、食前または食間に4錠服用 |
副作用 | 発疹、かゆみなど |
対象年齢 | 5才以上 |
花粉症に効く漢方薬として代表的な薬です。特にくしゃみや鼻水などの症状に向いています。
鼻風邪、ホコリなどのアレルギー性鼻炎にも効果があり、様々な症状に有効です。
葛根湯加川芎辛夷
主成分 | 葛根湯加川キュウ辛夷エキス粉末 |
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タイプ | 漢方薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 96錠:1,975円 |
使用方法 | 1日3回食前または食間に4錠服用 |
副作用 | 発疹、かゆみなど |
対象年齢 | 5才以上 |
こちらは鼻詰まりによく効く漢方薬です。
血行を良くすることで、鼻に溜まった余分な「水(すい)」を発散させつらい鼻詰まりを解消します。
※楽天は取り扱いなし
小児や妊婦におすすめの市販薬
お子さまや妊娠中・授乳中の方など特定の状況にある方は、お薬を使うことができなかったり、使うことをためらったりしがちです。
この期間は使えるお薬が限られることもあるので、つらい花粉症を思うように治療できないという場合があると思います。
そのような中でも、安全に使うことができると定評のあるお薬を中心にご紹介します。
妊娠中・授乳中も使える薬が欲しい
妊娠中・授乳中の場合、まずは医師や薬剤師等専門家に相談して慎重に薬を選んだほうがいいでしょう。
ただし、どうしても病院に行けない場合は、先述した点鼻薬や点眼薬がおすすめです。
また内服薬でも妊娠5カ月以降であれば、以下の成分のものは安全性が確認されています。
・d-クロルフェンラミンマイレン酸塩
・ジフェンヒドラミン塩酸塩など
クラリチンEX
主成分 | ロラタジン |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 14錠:1,397円 |
使用方法 | 1日1回食後に服用 |
副作用 | 発疹、かゆみなど |
対象年齢 | 15歳以上 |
ロラタジンを有効成分とするお薬で、即効性の高さが特徴です。
抗ヒスタミン薬の中では妊娠中や授乳中の使用であっても安全性が高いとされています。
子供も使える薬が欲しい
花粉症薬には対象年齢があるため、必ず対象年齢に沿っているかを確認しましょう。
特に内服薬は15歳以上のものが多いため、次で紹介するような子供用として販売されているものを選ぶと安心です。
宇津こども鼻炎顆粒
主成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩、フェニレフリン塩酸塩など |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 12包:659円 |
使用方法 | 1日3回1包を毎食後に服用 ※用量は年齢によって増減 |
副作用 | 発疹、吐き気など |
対象年齢 | 1歳~11歳未満 |
1歳から使用できる飲み薬で、飲みやすいブドウ味が特徴的です。
特に鼻水・鼻詰まりの症状が出ている場合におすすめです。
キッズバファリン鼻炎シロップS
主成分 | クロルフェニラミンマレイン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩など |
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タイプ | シロップ |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 120ml:1,669円 |
使用方法 | 1日3回毎食後に服用 ※用量は年齢によって増減 |
副作用 | 発疹、吐き気など |
対象年齢 | 3か月~11歳未満 |
3か月から使用できるイチゴ味のシロップタイプの薬です。
ノンカフェインのため、お子様の眠りを妨げることもありません。
皮膚炎がある場合におすすめの市販薬
鼻水や目のかゆみなどの、いわゆる花粉症の症状が無い場合でも、皮膚炎だけが起こるということもあります。
花粉症による皮膚炎は、まぶたや頬、首などが赤く腫れたり、乾燥してピリピリしたり、かゆみが強く出て発疹のようになることもあります。
皮膚炎には、本記事 でご紹介した抗ヒスタミン内服薬をはじめ、以下のような外用薬が有効です。
商品名 | イハダキュアロイド軟膏 | ヒルマイルドクリーム |
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価格 | 5g:1,100円~ | 60g:1,320円~ |
有効成分 | プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、ジフェンヒドラミン、イソプロピルメチルフェノール、リドカイン、トコフェロール酢酸エステル | ヘパリン類似物質 |
商品詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
イハダキュアロイド軟膏
主成分 | プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、ジフェンヒドラミン、イソプロピルメチルフェノール、リドカイン、トコフェロール酢酸エステル |
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タイプ | 軟膏 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 5g:1,100円 |
使用方法 | 1日数回、適量を患部に塗布 |
副作用 | 発疹、発赤、かゆみ、腫れ、刺激感、熱感、乾燥感などど |
対象年齢 | 1歳以上 |
イハダキュアロイド軟膏は、アンテドラッグステロイドを配合した顔の肌トラブルを治療するお薬です。
アンテドラッグステロイドとして「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」を採用しており、患部で抗炎症効果を発揮し体内に吸収された後は、ステロイド成分が速やかに分解されて低活性となります。
これにより、副作用が軽減されて、顔への治療薬として安心して使用することができます。
ヒルマイルドクリーム
主成分 | ヘパリン類似物質 |
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タイプ | クリーム |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 60g:1,320円 |
使用方法 | 1回1~数回、適量を患部にすりこむか、又はガーゼ等に伸ばして貼付 |
副作用 | 発疹、発赤、かゆみ、腫れ、紫斑など |
対象年齢 | 赤ちゃんから使用可能 |
ヒルマイルドクリームは、ヘパリン類似物質を配合した乾燥肌の治療薬です。
ヘパリン類似物質には「親水性(水に溶けやすいくて見ずに混ざりやすい)」と、水分子を引き寄せて保持する「保水性」があり、高い保湿力が期待できる成分です。
ヒルマイルドクリームは保湿と血行促進、抗炎症効果を併せ持つクリームで手足はもちろん、顔の肌の乾燥改善に役立ちます。
赤ちゃんからお年寄りまで使えます。
咳がある場合におすすめの市販薬
鼻の中の粘膜に花粉が付着してアレルギー反応を起こると、神経を通じて器官にもその反応が伝わり、咳となって症状が出ます。
また、鼻づまりなどの影響で口呼吸になると、乾いた空気を気管に送り込むこととなって喉が乾燥したり、喉の粘膜に花粉が付着してアレルギー反応を起こしたりして、咳の症状となってあらわれることがあります。
咳の症状も基本的には花粉が原因となっているため、本記事 でご紹介した抗ヒスタミン内服薬が有効ですが、症状が長引く場合は「ジヒドロコデインリン酸塩」「クロルフェニラミン」などの咳止め成分を配合した咳止め薬がおすすめです。
商品名 | エスエスブロン錠 | PHARMA CHOICE せき止め錠 コンコン咳止め錠 |
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価格 | 60錠:1,100円~ | 50錠:4,050円~ |
有効成分 | ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、無水カフェイン | ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジプロフィリン、無水カフェイン、カンゾウ末、キキョウ末、石蒜エキス |
商品詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
エスエスブロン錠
主成分 | ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、無水カフェイン |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 60錠:1,100円 84錠:1,100円 |
使用方法 | 1日3回、成人は1回4錠を服用・服用間隔は4時間以上空ける |
副作用 | 発疹、発赤、かゆみ、吐き気、嘔吐、食欲不振、めまい、排尿困難など |
対象年齢 | 12歳以上 |
エスエスブロン錠は、咳とたんに有効なジヒドロコデインリン酸塩を配合したお薬です。
ジヒドロコデインリン酸塩が咳の中枢に作用し、dl-メチルエフェドリン塩酸塩が気管支筋の緊張をやわらげ、咳をしずめて痰の排出をうながします。
また、抗ヒスタミン剤のクロルフェニラミンマレイン酸塩が、アレルギー反応を抑えます。
PHARMA CHOICE せき止め錠 コンコン咳止め錠
主成分 | ジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジプロフィリン、無水カフェイン、カンゾウ末、キキョウ末、石蒜エキス |
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タイプ | 内服薬 |
分類 | 第2類医薬品 |
価格 | 60錠:610円 120錠:980円 |
使用方法 | 1日3回、1回4錠を服用 |
副作用 | 発疹、発赤、かゆみ、吐き気、嘔吐、食欲不振、めまい、排尿困難など |
対象年齢 | 12歳以上 |
コンコン咳止め錠は、咳とたんに有効なジヒドロコデインリン酸塩、dl-メチルエフェドリン塩酸塩、クロルフェニラミンマレイン酸塩に加え、生薬を配合した咳止め薬です
有効成分の作用で、アレルギーによる気管支筋の緊張をやわらげ、咳をしずめて痰の排出をうながします。
また、生薬が咳の症状をやわらげ、喉の痛みを改善してくれます。
症状が重い場合は処方薬を
花粉症の市販薬は年々増えていますが、症状が重い方や長期的な治療が必要な方は病院を受診して処方薬を使うことをおすすめします。
また、花粉症をはじめとするアレルギー治療にはザイザルやビラノア、アレロックといった薬が有名ですが、日本国内でこれらの薬は市販されていません。
高い効果が期待できる治療薬を手に入れたい場合には、病院を受診する他に海外通販でも購入可能です。
商品名 | ザイザル | アレロック | ビラノア | シングレア |
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価格 | 20錠:1,900円~ | 100錠:5,000円~ | 10錠:2,000円~ | 100錠:5,000円~ |
主成分 | レボセチリジン塩酸塩 (第2世代の抗ヒスタミン薬) |
オロパタジン塩酸塩 (第2世代の抗ヒスタミン薬) |
ビラスチン (第2世代の抗ヒスタミン薬) |
モンテルカストナトリウム (抗ロイコトリエン剤) |
特徴 | 即効性に優れ、効果も高い人気の薬 副作用が控えめなためよく処方される |
効果が強く鼻詰まりに良く効く ただし副作用の眠気も出やすい |
眠くなりにくく車の運転も可能 効き目と副作用のバランスが良い |
鼻詰まりに良く効く 抗ヒスタミン薬とあわせて処方される |
ボタン |
特におすすめなのは、鼻詰まりに良く効くシングレアや副作用が控えめなビラノアです。
本記事でご紹介した市販薬で症状が改善しない場合には、処方薬か個人輸入の薬を試してみてください。
以下の記事では、より詳細に効き目の高い花粉症薬について紹介しています。
花粉症の市販薬の選び方
ドラッグストアなどでも花粉症の市販薬を購入することができ、たくさんある種類の中からどれを選べば良いか迷ってしまう方も多いと思います。
どの薬が一番効くのかは体質や症状によって異なるため、これからご紹介する選び方を参考にしてみてください。
第ニ世代の抗ヒスタミン薬がおすすめ
花粉症の薬には抗ヒスタミン薬・ステロイド薬・抗ロイコトリエン薬といったさまざまな種類があります。
→第一世代と第二世代に分かれる
第二世代は副作用が控えめで効果が高いステロイド薬
→副作用も強いため短期使用向き
外用薬によく含まれている
抗ロイコトリエン薬
→鼻詰まりによく効く
市販はされていない
一般的によく効く花粉症の薬として用いられているのは、第二世代の抗ヒスタミン薬です。
花粉症の症状を引き起こすヒスタミンという物質の働きを抑制する薬で、開発された時期によって第一世代と第二世代に分けられます。
新しく開発された第二世代は効果が高い一方、副作用はマイルドになっているため、現在主流の治療薬となっています。
市販の花粉症薬も、第二世代の抗ヒスタミン成分が含まれたものがほとんどです。
ジフェンヒドラミン(レスタミンコーワ)、d-クロルフェニラミンマレイン(クニヒロ)など●第ニ世代の市販薬
フェキソフェナジン(アレグラ、アレルビ)、エピナスチン(アレジオン)など
副作用を抑えたい方は抗ヒスタミン薬、辛い症状を短期間で治療したい方にはステロイド薬、鼻づまりが酷い方は抗ロイコトリエン薬というように使い分けるようにしましょう。
症状にあわせて選ぶ
花粉症の薬には内服薬、点鼻薬、点眼薬、軟膏やクリームといったタイプがあります。
以下を参考に、ご自分の症状に合ったタイプを選びましょう。
・鼻炎症状、鼻づまりがある場合は点鼻薬
・のどのイガイガにはのどスプレー
・花粉症による皮膚炎には軟膏やクリームタイプ
・頭痛には痛み止め
重度の花粉症の方で、根本から治療を行いたい方には内服薬、症状が鼻だけ、目だけ、などと限定的な場合は外用薬を使うだけでも症状を改善できる場合があります。
また、飲み薬だけではなく、症状に合わせたお薬を併用するのも手です。
眠くなりたくない方は漢方薬がおすすめ
花粉症の薬は、副作用として眠気が現れやすいという特徴があります。
抗ヒスタミン薬でも「アレグラ」など眠くなりにくい薬はありますが、眠気の副作用は全くないわけではありません。
受験生やドライバーなど、眠気を極力感じたくない方は漢方薬がおすすめです。
また漢方薬は副作用が少なく、抗アレルギー薬が飲めない妊婦さんでも比較的安心して服用できます。
お悩みや状態に合わせて、選ぶと良いでしょう。
お子様が使用する場合は対象年齢を確認
花粉症の薬は対象年齢が決まっているものが多いため、子どもが使用する場合は対象年齢を必ず確認しましょう。
子ども用の花粉症薬は、大人用のものほど種類は多くありません。
そのため、対象年齢の他に飲みやすさで選ぶと良いでしょう。
・薬の味(ブドウ味、イチゴ味など)
薬以外の花粉症対策
医薬品を用いて花粉症の症状を抑える他にも、花粉症の対策方法はいくつか存在します。
大きく分けて3種類ご紹介します。
日常生活における対策
日常生活のほんの少しの心がけで、花粉症の症状を軽減することができます。
・外出時はマスクや眼鏡を着用する
・外では目や鼻をむやみに触らない
・花粉が付着しにくいスプレーを衣服に吹きかける
・花粉の飛散が酷くなりやすい晴れの日や風が強い日は外出を控える
・洗濯物は室内で干す
・空気清浄機を導入する
・帰宅時、室内に入る前に衣服や鞄に付着した花粉を落とす
・帰宅後すぐに手洗いうがい、洗顔をする
以上は代表的な対策方法です。
ご家族と同居している方などは、外から花粉を持ち込まないように可能な限り協力してもらいましょう。
レーザー治療
花粉症は鼻や目の粘膜を通じてアレルギー症状が発症してしまうため、鼻の粘膜をレーザーで焼いてアレルギー反応が起こらないように治療することができます。
レーザー治療は日帰りで受けることができ、麻酔と治療を合わせて1時間程度で終了します。
鼻づまりやくしゃみといった鼻の諸症状は80%の確率で改善されますが、1~2年程度で治療の効き目が切れてしまいます。ただし、繰り返し受けることができますので、効果が弱まってきたら医師に相談しましょう。
また、レーザー照射から数日間は鼻づまりなどが悪化しますが、これはレーザーで焼いたことによる傷の影響です。その後は症状が軽くなり、鼻の諸症状が軽減されます。
アレルゲン免疫療法
内服薬や外用薬、レーザー治療は花粉症の症状を一時的に改善させる方法です。
しかし、根本的な治療として、体質を変えるアレルゲン免疫療法というものが存在します。
アレルゲン免疫療法には2種類の方法があり、「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」があります。
- アレルゲン(アレルギーの原因となる花粉のエキスなど)を少しずつ注射する
- アレルゲンを舌の裏側に1日1回垂らしてアレルゲンに慣らす
どちらも完治するが期待できますが、3~5年ほどの長期間に渡って治療を行なう必要があります。
そのため気になっている方は少しでも早く始めることをおすすめします。
花粉症の薬に関するQ&A
ここからは、花粉症の薬に関するよくある質問にお答えしていきます。
市販薬が効かない時は?
アレグラなど人気の高い薬でも、人によっては効かない場合があるかもしれません。
花粉症薬は体質に合うか合わないかも関係しているため、効き目は個人差があります。
1週間~2週間ほど継続して服用しても改善が見られない場合は、他の成分の花粉症薬を試すか、より効果の高い処方薬を試すことをおすすめします。
風邪薬服用中は花粉症の薬は飲まない方がいい?
市販されている風邪薬には、花粉症の内服薬と同じように抗ヒスタミン成分が配合されている場合があります。
成分が重複することで思わぬ副作用を引き起こしたり、増強させたりするおそれがあるため、併用は避けるべきです。
花粉症の薬と風邪薬を併用したい場合は、抗ヒスタミン成分が配合されていない風邪薬を選ぶとよいでしょう。
花粉症の薬は毎日服用してもいい?
花粉症の薬は、毎日続けて服用することで充分な効果を発揮します。
花粉症の薬は、花粉症の原因を治療するわけではなく、アレルギーの症状を抑える薬なので、症状があらわれている時だけ飲むという使い方ですと、むしろ症状をコントロールできないのです。
3ヶ月程度の継続使用であれば、依存性などの心配も無いとされています。
花粉のシーズンは継続して使用することをおすすめします。
アレグラとアレジオンはどちらが効く?
どちらも第二世代抗ヒスタミン成分を配合した内服薬ですが、効き目の強さに明確な違いはありません。
ただし、人によって効果の感じ方には差があり、体質の違いで合う薬も異なりますので、迷った場合はそれぞれ試してみることをおすすめします。
複数の薬を比較する場合には、説明書を参考に服用間隔をきちんと空けましょう。
花粉症の薬はいつからいつまで飲めばいい?
花粉の飛散時期から飛散終了まで服用することが推奨されています。
2007年の研究では、症状が出る前に使用したほうが軽症で済んだという報告もあるため、早めに使用して備えておくといいでしょう。
花粉症対策はお早めに
花粉症の症状は日常生活に支障をきたし、酷い場合には眠ることすらままならないことも…。
気軽に試せる市販薬の他、レーザー治療や免疫療法といった治療法もありますので、ご自分に合った方法を選びましょう。
また、外出した際や帰宅後の心がけで症状を緩和することもできますので、本記事で紹介した方法をぜひ試してみてください。