爪水虫は市販薬で治せる?内服薬・外用薬の特徴や違いなど

爪水虫は市販薬で治せる?

水虫が原因で爪にも影響を及ぼす「爪水虫(爪白癬)」

水虫は、市販薬でも治療することができますが、爪水虫の場合、市販薬でも治すことができるのか調べてみました。

爪水虫を治すための薬の種類、爪水虫に関するよくある質問などもまとめています。

水虫(白癬)は、人に移る病気のため、早めに確実に治しておきましょう。

爪水虫を治療できる市販薬はない

爪水虫を治療できる市販薬はありません

水虫の市販薬は販売されていますが、足水虫や体部白癬・たむしを治す薬となっています。

市販薬は、爪水虫に対して臨床試験での効果は認められていません。

処方薬は内服と外用がある

内服薬 イトリゾール
(一般名:イトラコナゾール
推奨度A
ラミシール
(一般名:テルビナフィン
外用薬 クレナフィン爪外用液
(一般名:エフィナコナゾール)
推奨度B
ルコナック爪外用液
(一般名:ルリコナゾール)

爪水虫に対しては、処方薬が効果的となっていますが、処方薬には内服薬と外用薬がそれぞれ2種類あります。

爪水虫を含む皮膚真菌症診療ガイドラインにおいての推奨度は、内服薬の方が高く「A」となっていて、完治率も内服薬の方が高いです。

そのため、原則内服薬での治療となりますが、内服できない場合や内服を希望しない場合は、外用薬を使って治療していきます。

参考:日本皮膚科学会皮膚真菌症診療ガイドライン 2019

処方薬は病院処方・海外通販のみ

処方薬は病院処方・海外通販のみ

処方薬は、医師の診察を受け、病院での処方が基本となります。

海外通販であれば、医師の診察などなく処方薬や処方薬と同等のジェネリック医薬品が安価に入手できます

病院処方、海外通販は、目的に応じて使い分けるのがおすすめです。

即日薬が欲しい、医師に相談したい→病院
病院に行く時間がない、安く購入したい→海外通販

海外通販で買える爪水虫の治療薬

海外通販で買える爪水虫の治療薬をご紹介します。

海外通販では、内服薬を取り扱っていて、ジェネリック医薬品もあります。

スポラル(イトラコナゾール)

スポラル(イトラコナゾール) スポラル(イトラコナゾール)
16錠:4,760円~
服用方法 1回200mg1日2回(400mg/日)
継続期間 1週間服用後3週間休薬を3回
(3サイクルパルス治療)
副作用 鼻炎、血管浮腫、低カリウム血症、循環器系障害、肝臓機能障害など

スポラルは、ジョンソン社が開発した抗真菌薬です。

イトラコナゾールを主成分としたジェネリック医薬品で、爪水虫を治療できます。

3サイクルパルス治療という1週間連続服用後、3週間休薬を3回繰り返します。

ラミシール(テルビナフィン)

ラミシール ラミシール
28錠:3,530円~
服用方法 1回125mg1日1回
継続期間 6ヶ月服用
副作用 肝臓機能障害、発疹、消化器障害、神経障害など

ラミシールは、日本の病院でも処方されている先発薬です。

テルビナフィンを主成分とし、6ヶ月かけて爪水虫を治療していきます。

取り扱っているラミシールは、250mgのため、ピルカッターで半錠にする必要があります

ラミシールジェネリック(テルビナフィン)

ラミシールジェネリック ラミシールジェネリック
15錠:1,070円~

ラミシールのジェネリック医薬品も取り扱っています。

ジェネリック医薬品は、効果効能などは先発薬と同等でより安価になった医薬品です。

服用期間が長いため、コストパフォーマンスを求める場合は、ジェネリック医薬品がおすすめです

※ジェネリックも250mgとなっています。

爪水虫に関するよくある質問

爪水虫に関するよくある質問をまとめました。

水虫用の市販薬で治るという情報は本当ですか?

原因菌としては同じため、可能性としてはゼロではないです。

しかし、一般的に水虫用の市販薬では、爪水虫は治すことができません

水虫用の市販薬は、爪水虫に対しての適応が認められてないためです。

そのため、爪水虫には、処方薬を使うのが確実です。

爪水虫の治療はどれくらいかかりますか?

爪水虫は、治療開始から治癒まで6ヶ月~1年程度もしくはそれ以上かかると言われています。

飲む薬の種類にもよりますが。3ヶ月~6ヶ月程度、薬を服用します。

内服期間を終えることで薬は必要なくなります。

ただし、爪がきれいになるのに時間がかかり、すべて生え変わるのに約6ヶ月~8ヶ月かかります

※生え変わるスピードには個人差があります。

妊娠中、授乳中でも爪水虫の内服薬は使えますか?

妊娠中や授乳中の場合、内服薬の成分によって対応が異なります

医師と相談の上、治療方法を決めるのが安心です。

イトラコナゾール
・妊婦または妊娠している可能性がある場合、服用しない
・授乳中は本薬を使用する場合、授乳を避けること
テルビナフィン
・妊娠中や授乳中の場合、治療上の有益性が危険性を上回る場合にのみ限る
・成分移行が報告されており、胎児や子供へ影響を与える危険性がある

水虫と併発していることはありますか?

足水虫と併発していることが多いとされています。

理由としては、足に感染した水虫が爪の中に広がることで爪水虫になるためです。

そのため、水虫予防をしておくことで爪水虫も防ぐことができます。

爪水虫の自覚症状はありますか?

爪水虫の自覚症状は少ないです。

足水虫のようにかゆみや痛みがなく気づきにくいと言われています。

症状としては、爪の形、色、厚みなどが変わることが挙げられますが、爪水虫以外の疾患の場合もあり判断が難しいです。

まとめ

爪水虫は、残念ながら市販薬では治すことができません。

症状にも気づきにくいですが、水虫を放置することで爪水虫になるケースが多いです。

爪水虫になってしまったらなるべく早く治療をし、再感染や再発しないように清潔に保つようにしましょう。

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