毎日水を2リットル飲んでいる
一日2リットルの水を飲むと健康やダイエットに良いという情報をよく耳にしますが、実行している方は多くいるのではないでしょうか。
水分を摂取することは確かに健康に良く、デトックス効果が高く代謝が上がることによりダイエット効果も優れます。
しかし、適切な量と飲み方を守っていないと逆に健康を損ねる事態を招いてしまう可能性があることをしっかりと理解しましょう。
今回のコラムは、水分摂取の際に気を付けるべきことをご紹介していきます。
それでは見ていきましょう。
水分摂取の際に気を付けること
1、水分は食事の前後1時間や食事中には控えましょう
胃に水分が多く残った状態で食べ物が入ってくると、胃酸が薄まり消化の力が弱まってしまいます。
未消化なまま小腸に食べ物が届くと分解に多くの酵素を使用し酵素不足を引き起こします。
酵素不足は体内の循環が悪くなり痩せにくい体を作ります。
また、食べた物の栄養素が吸収されづらくなります。
水を飲むタイミングは、夜寝る前と起きた後やお腹が空いていて食事までにまだ時間があるときなど、胃に食べ物が入っていない時を心掛けましょう。
2、一度にまとめて水分を取らない
水を一日に2リットル飲むとダイエットに良いという情報から、朝と夜などにまとめて一気に大量摂取してはいませんか?
とても危険です。
一度に大量に水分を摂取してしまうと腎臓の水分処理速度を超えてしまうことになります。
そうすると水分過剰状態に陥ってしまい低ナトリウム血症を引き起こしてしまう可能性があるのです。
低ナトリウム血症を引き起こすと、心不全・腎不全・肝硬変・高血糖などの重大な疾患を患う可能性を大きく上昇させます。
一度に体が吸収できる水分の量は200mlと言われており、コップ1杯分の量です。
一度に大量に水分を摂取するのではなく、一日の中でコップ一杯分程度をこまめに摂るように心掛けましょう。
3、お茶ではなく水を選びましょう
水分補給をするからと言ってお茶を飲むということは健康を促進し、ダイエットをサポートする面では効果を大きく減少させてしまいます。
お茶は、体内に入ってくると、体が水分としてではなく食べ物として認識します。
そのために、お茶を水分とそれ以外の物質に分類し、大量に飲むことで腎臓に負担をかけます。
腎臓に負担をかけるということは体内の老廃物を排出する力が弱まるために、デトックスとして水分補給をしているのに逆効果となってしまいます。
また、カフェインの入っているお茶に関しては、水分補給で大量のお茶を摂取してしまうことで脳神経にダメージを与えます。
胃を荒らし、疲労感を増幅し、体を冷やす効果があるため、代謝も減少します。
ここでいうお茶を飲んではいけないというのは毎日の2リットルの水分補給のことであって、適度にお茶を飲む分には健康に良い効果があると言われています。
体を循環させ、代謝を向上する上での水分補給はお茶ではなく水を摂取するよう心掛けましょう。
毎日の水分補給は健康を守り痩せやすい体を作るうえでとても重要なことです。
毎日たくさん飲む水だからこそ飲み方やタイミングを考えて水分補給をしていきましょう。
更新日時:2018年10月26日