口臭になりやすい飲食物は知ってるけど…
焼き肉、ニンニク、キムチ、餃子、納豆、チーズにビール、ワインなど、、
口臭になりやすい飲食物はすぐに思い浮かぶけれど、口臭を抑えてくれる飲食物ってすぐには思い浮かばないですよね?
このコラムでは、口臭を抑えてくれる食べ物、飲み物について取り上げてみたいと思います。
口臭を抑えてくれる食べ物
それでは、口臭を抑えてくれる食べ物や飲み物にはどのようなものがあるのでしょうか。
それらの頭文字を『お!うみはかなりきれいよ』という合言葉にしてご紹介していきます。
お!:オレンジ |
オレンジは、体内の消化や代謝を助けてくれる酵素がたくさん含まれている果物です。 体内に取り込むことにより、胃の中で消化されていない食べ物が溜まらないように綺麗にしてくれる働きがあるので、口の中に上がってくる嫌な臭いを抑える効果が期待できます。 |
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う:梅干し |
梅干しは、クエン酸が豊富に含まれた食品です。 このクエン酸には、唾液をより分泌させる働きがあり、口の中に住み着く細菌を殺菌してくれます。 また、悪臭を引き起こすタンパク質を分解してくれる効果も期待できます。 |
み:味噌 |
味噌に含まれる大豆イソフラボンや乳酸菌、酵素などは腸内環境を整えてくれる成分です。 腸内環境が悪化すると、悪玉菌が増えてしまい発せられるガスによって口臭の原因になってしまいます。 味噌汁を摂取することで腸内環境が整い善玉菌を増やすことができます。 |
は:ハーブ類 | ミントやローズマリーは口の中の細菌に直接働く殺菌作用があり、バジルやパセリは弱った胃腸に働きかけて体内から口臭を抑えてくれます。 |
か:海藻類・柿 |
食物繊維が豊富に含まれる昆布やわかめなどの海藻類は、腸内の善玉菌を増やして便通を整え、腸内をきれいにしてくれる働きがあります。 腸の不調により生じる口臭を抑えてくれる効果が期待できます。 また、柿に含まれるタンニン(ポリフェノールの一種)には、口臭の原因菌を殺菌する働きがあり、臭いを元から絶ってくれる効果が期待できます。 |
な:生野菜 |
生野菜は噛み応えがあるため、よく噛むことになります。 よく噛むことで唾液がたくさん出るため、口の中の汚れを洗い流す唾液の自浄作用が高まり口臭予防となります。 また、生野菜には、酵素や食物繊維などが豊富に含まれており、取り込むことにより腸内環境が整い、毎日正常な排便が促されます。 そのことにより、腸内からの嫌な臭いが口臭となって現れることを防止します。 |
り:緑茶 |
緑茶の中には、フラボノイドやカテキンといったポリフェノールが含まれています。 フラボノイドには、VSC(揮発性硫黄化合物)という口臭の主な原因菌を分解する働きがあり、カテキンには、口の中の細菌を抑え、口臭を抑える働きがあります。 ただし、飲みすぎるとカフェインの影響で逆に口臭を招いてしまうので注意が必要です。 |
き:キウイ |
キウイには、口内の悪臭を引き起こすタンパク質を分解する酵素が含まれています。 そのタンパク質が舌の上で固まり、舌苔(ぜったい)という舌の表面の汚れを付きにくくしてくれます。 この酵素は、パイナップルやパパイヤにも含まれています。 |
れ:レモン |
レモンは、梅干しと同様にクエン酸が含まれている食べ物です。 唾液をよく出るように働きかけ、口の中に住み着く細菌を殺菌し、悪臭を引き起こすタンパク質を分解してくれる効果が期待できます。 食事の時にレモンと梅干を同時に取るような習慣をつけると、唾液が出やすい体質になるかもしれません。 |
い:いも類(さつまいも、山芋) |
いも類にはポリフェノールが豊富に含まれています。 ポリフェノールは、抗酸化作用があり、細菌が増殖するのを抑え、虫歯菌や歯周病が増殖するのを抑えることができるため、口臭改善につながります。 近頃は、焼き芋は季節を問わずスーパーで売っているので、おいしく味わいながら口臭予防をしてみてはいかがでしょうか? 山芋は、ネバネバとした成分が腸内環境を整え、腸内に溜まっている悪玉菌を包み込んで外へ押し出してくれることから、腸内環境が整い口臭を改善する効果が期待できます。 |
よ:ヨーグルト | ヨーグルトの中に含まれる乳酸菌は、腸内環境を整えて悪玉菌の増殖を抑えるだけでなく、口の中で細菌が増えるのも抑えてくれます。 |
おわりに
口臭を抑えてくれる食べ物や飲み物を簡単にですがご紹介してみました。
口臭を気にしなくてはいけない場面に出くわしそうな時に、これらのものを積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?
是非、合言葉を覚えて食材選びの際に活用してみてくださいね。
更新日時:2018年10月22日