レビトラが販売中止になったと聞いたがなぜなのか?
レビトラはもう買うことができないのだろうか?
即効性の高いED治療薬として人気だったレビトラを服用している中、製造中止の知らせを聞き、上記のような疑問を感じた方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、レビトラ製造中止の理由について解説しつつ、今後販売される可能性、さらに代替品についてもご紹介していきます。
レビトラは即効性NO1のED治療薬
レビトラの有効成分バルデナフィルは、PDE5と呼ばれる勃起に必要な一酸化窒素を分解する酵素の働きを阻害します
服用後15分程度で効果があらわれ始める、即効性NO.1のED治療薬です。
「すぐに効く」というイメージをお持ちの方も多かったのではないでしょうか。
他のED治療薬が性行為1時間以上前に飲むことを推奨される中、15~30分前に飲んでも間に合う点が人気で、加えて、食事の影響を受けにくいというのも魅力としてあげられます。
レビトラの販売中止は、バイエル社の製造中止によるもの
レビトラの販売中止は、薬自体に重大な副作用などのトラブルがあったわけではありません。
2021年11月に、製造会社(ドイツのバイエル製薬)側で安定的な生産・入荷の目処が立たなくなったのが原因と、完全な販売中止が発表されています。
日本国内では、2022年1月に20mg錠が、2022年3月に10mg錠がそれぞれ出荷終了となり、国内で処方している医療機関がなくなりました。
レビトラ製造中止の理由は?
レビトラが製造になった理由は、バイエル製薬の工場の製薬ラインで浄化工程に不備があると指摘が入ったからです。
アメリカのFDA(厚生労働省のような組織)により、バイエルの製造方法だと別の薬品の成分が混合してしまうリスクがあると指摘が入ったのです。
実はレビトラですが、過去にも何度か生産遅延により販売中止となったことがあります。
真相は定かではありませんが、そもそも製造ラインにおいて何か重大な問題があったのではと、憶測されています。
レビトラが復活する可能性はある?
前述の通り、製造ラインに解決不可能な重大な問題があった可能性が高く、販売が復活する可能性はないと言えるでしょう。
また、そもそも根本的にレビトラの有効成分であるバルデナフィルですが、特許が2020年に終了しており、続々と同じ効果をもつジェネリックが登場しています。
競合が多くなった市場に再度参入するために、多額のコストをかけて工場の製造ラインを抜本的に変えるのはメリットが少ないという経営判断があったと推察されます。
レビトラの現在の在庫状況
2024年1月現在のレビトラの在庫状況ですが、国内では完全に販売がなされていません。
一方で海外市場であれば、まだ在庫のある限りは購入可能です。個人輸入サイトを使えば海外から取り寄せることができます。
ただし今の在庫がなくなると、製造が再開されない限り今後買うことはできなくなってしまいます。(製造再開の可能性は、前述の通りゼロに近いです。)
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レビトラの代替品
レビトラは今後買うことができなくなるため、ここでは代替品となる以下のED治療薬を紹介していきます。
それぞれ特徴などを解説していきます。
レビトラジェネリック
レビトラジェネリックは、レビトラの代替品としてまず最初の選択肢となります。
そもそもジェネリックとは後発薬とも呼ばれ、レビトラと同じ成分バルデナフィルで作られています。
効果や副作用は同等なため、レビトラの即効性などに魅力を感じ今後も使いたいという方には十分代替品となるでしょう。
また、そもそもレビトラがまだ製造・販売されていた当初も、ジェネリックは販売されており、先発薬よりも低コストであったことから人気を集めていました。
始めからジェネリックを選んで服用していたという方も多いです。
ジェネリックには国内製と海外製があります。それぞれの違いを紹介していきます。
日本製のジェネリック、海外製のジェネリックの大きな違いは価格の差です。
日本製ジェネリック | 海外製ジェネリック | |
製品名 | バルデナフィル錠 | バリフ |
有効成分 | バルデナフィル | バルデナフィル |
容量 | 10mg/20mg | 20mg |
価格 | 1錠:1,300~1,500円 | 1錠:152~190円 |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
このように日本製と海外製のレビトラジェネリックでは価格の差が10倍ほどあります。
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
国内製造のレビトラジェネリック
メリット | デメリット | |
---|---|---|
国内製造 | ・受診すれば即日入手できる
・錠剤に割線があり分割しやすい |
・薬代に加えて診察料などもかかるため治療費が高い ・通院に手間と時間がかかる |
現在、日本製の正規レビトラジェネリックとして処方されているのが、沢井製薬のサワイと東和薬品のトーワ、富士化学工業のFCIの3種類です。
10mg錠と20mg錠の二種類があり、国内での製造販売承認がなされています。
国内製造のレビトラジェネリックの最大のメリットは、病院を受診さえすればその日のうちにジェネリック薬を入手することができるというスピード性です。
また日本製レビトラジェネリックのサワイとトーワには錠剤に割線が入っており、低用量から分割服用したい方にとって非常に使いやすい剤型となっています。
一方で、通院の手間がかかり治療費も高くつくという側面もあります。
病院を受診する前にメリットとデメリットをしっかりと理解しておくことが重要です。
海外製のレビトラジェネリック
メリット | デメリット | |
---|---|---|
海外製造 | ・薬価が安く治療費を抑えられる ・他人に知られることなくED治療ができる |
・商品の到着までに時間がかかる |
海外製のレビトラジェネリックは、主に海外通販で購入することが可能です。
メリットとしては、病院で処方される国内製造のジェネリックと比較して診察料など余分な費用がかからないため、薬代のみで治療が進められるという点が挙げられます。
また通院の必要がなく、EDというデリケートな症状を人に知られずに治療することが可能です。
ただし海外通販を利用した場合、通常注文から商品の到着までには二週間ほどかかります。
服用を継続する際も、薬がなくなる前に早めに注文することが必要です。
海外製のレビトラジェネリックの中でも最も認知度が高いのが「バリフ」です。10錠1,900円で購入できるため、人気となっています。
人気のレビトラジェネリックを紹介しておきます。
商品名 | バリフ | レビスマ |
---|---|---|
画像 | ||
価格 | 10錠:1,900円~ | 4錠:1,750円~ |
特徴 | 認知度NO1 | 日本語パッケージ |
ボタン |
他のED治療薬
他のED治療薬も基本的にはレビトラと同じ作用を引き起こすため、十分な選択肢です。ただし持続時間や即効性、食事の影響の受けやすさなどの面で以下のような違いがあります。
商品名 | バイアグラ | シアリス | ステンドラ | ザイデナ |
---|---|---|---|---|
有効成分 | シルデナフィル | タダラフィル | アバナフィル | ウデナフィル |
即効性 | 30分~1時間 | 1~3時間 | 15分~30分 | 30分~1時間 |
持続時間 | 3~4時間 | 36時間 | 3~6時間 | 11~13時間 |
食事の影響 | 受けやすい | 受けにくい | 受けにくい | 受けにくい |
リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
上位の通り、レビトラと同じような即効性を求める場合はステンドラがおすすめです。
ただし日本では未承認なので、海外輸入サイトなどを利用して手に入れましょう。
他のED治療薬のジェネリック
レビトラ以外のED治療薬にもジェネリックがあります。
バイアグラのジェネリックであれば、シルデナフィル錠、シアリスのジェネリックであればタダラフィル錠などが挙げられます。
ジェネリックは同じ有効成分を使っており、効果や副作用の出やすさは同じです。価格も安いので購入を検討してみても良いのではないでしょうか。