レビトラジェネリックの正しい飲み方は?服用タイミングや注意事項を紹介

レビトラジェネリックは、バイアグラよりも即効性に優れた効果の高いED治療薬です。

しかし、飲み方を間違えてしまうとせっかくの効果が減少してしまいます。

ここではレビトラジェネリックの効果を最大限に引き出すために、正しい飲み方や注意事項を詳しく紹介します。

レビトラジェネリックの飲み方

レビトラジェネリックの基本的な飲み方は、以下の通りです。

  • 1日1回10mgを性行為1時間前に服用
  • 1回の服用限度は20㎎まで
  • 服用は1日1回までとし、服用間隔は24時間空ける

服用量や服用回数も大切ですが、効果を最大限に出したい場合は飲むタイミングが非常に大切です。

参考:バルデナフィル錠10mg/20mg「サワイ」

正しい服用タイミング

サワイより正式に公表されている添付文書には、服用のタイミングは性行為の1時間前とされています。

しかし、添付文書にある血中濃度の推移を見てみると、服用後最も効果が高まるのは約35分後となっています。

レビトラジェネリックの薬物動態パラメータ

引用:バルデナフィル錠10mg/20mg「サワイ」

効果の現れ方には個人差がありますが、性行為の20~30分前の服用でも十分に効果を感じる事ができるので、目安として30分前~1時間前に服用すると良いでしょう。

ただし、上記は空腹時に服用した場合の飲み方です。

食事の予定がある場合は服用のタイミングが変わるため、次項で紹介する「食事との関連性」を必ず確認しておきましょう。

空腹時に服用する

レビトラジェネリックはED治療薬の中でも食事の影響を受けにくい薬ですが、まったく影響が無いわけではありません。

他のED治療薬と同じように、空腹時の服用が最も効果を引き出す飲み方です。

食事の後にすぐ服用したり、カロリーの高い食事の後に服用してしまうと効き目が遅くなる可能性があります。

レビトラジェネリックの服用前後に食事をする場合は、以下を参考にして下さい。

食事前後の服用タイミング

食事の前に服用する場合
  • 食事の30分前に服用

基本的に食事の予定がある場合は、食前に飲むことをおすすめします。

ただし、服用からあまり時間をあけて性行為に及ぶと、薬の効き目のピークを越えてしまい、弱く感じる可能性があります。

服用した後は時間を空けすぎないように注意しましょう。

食後に服用する場合
  • 食後2時間以上空けて服用

食事の前に服用できなかった場合は、食事の後2時間以上経過してから服用すると安心です。

しかし、脂っこくカロリーの高い食事をとってしまうと、腸の中で脂肪分が膜を貼り薬の吸収を妨げてしまいます。

その場合は服用後、可能な限り時間を空けてください。

脂肪分の少ないものを選ぶ

脂肪分の多い食事は避ける
食後に服用する場合、食べるものはなるべくカロリーや脂肪分が少ないものを選択しましょう。

先発薬であるレビトラの添付文書によると、「標準的な食事による薬物動態への影響はない」と記載されています。
この「標準的な食事」とは、

・700kcal以内
・脂肪分が30%以内

上記二つの条件を満たした食事ということです。

例えば以下のように、カロリーや脂質が高めのメニューは、より脂肪分の少ないメニューへ置き換えると効果的です。

  • ラーメン→蕎麦やうどん
  • 牛肉→鶏肉のささみ
  • 揚げ物→焼き物や茹でた物
  • 洋菓子→果物

また洋食よりも和食の方がカロリーや脂質が抑えられるので、できるだけ和食を選ぶと良いでしょう。

アルコールは控える

レビトラジェネリックを服用する際、前後にアルコールを摂取しても問題はありません。

少量なら緊張も解け、よりレビトラジェネリックの効果を感じる事ができるでしょう。

しかし、大量に飲みすぎるとレビトラジェネリックの血行促進作用によって、酔いが回りやすくなる可能性があります。

副作用が強く出てしまう可能性もあるので、アルコールを控えるか適量にとどめておくよう注意してください。

レビトラジェネリックを服用できない場合もある?

レビトラジェネリックは、持病のある方や特定の条件下にある方は服用することができません。

次の項目で服用に注意が必要な方をご紹介します。

服用できない人

以下に当てはまる方は、レビトラジェネリックを服用することができません。

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
  • 硝酸剤あるいは一酸化窒素(NO)供与剤を投与中の方
  • 心血管系障害があり、性行為が不適当と思われる方
  • 遺伝性不整脈疾患の方
  • 抗不整脈薬を投与中の方
  • 直近6ヵ月以内に心筋梗塞や脳梗塞・脳出血の既往歴のある方
  • 重度の肝障害の方
  • 腎障害のため透析をしている方
  • 低血圧の方
  • 治療していない高血圧の方
  • 不安定狭心症の方
  • リオシグアト、CYP3A4を阻害する薬剤を投与中の方
  • 網膜色素変性症の方

同じ作用をもつその他のED治療薬も服用できない可能性が高いため、副作用の少ないEDサプリなどを服用するといいでしょう。

服用に注意すべき人

以下に当てはまる方は、レビトラジェネリックの服用の際に注意が必要です。

  • 陰茎の構造に欠陥のある方
  • 持続勃起症の要因になる疾患のある方
  • PDE5阻害薬を投与中の方
  • 他のED治療薬を投与中の方
  • 消化性潰瘍または出血性疾患の方
  • マクロライド系抗生物質を投与中の方
  • 高齢者
  • 中等度の肝障害のある方
  • 遮断薬を投与中の方

自己判断で服用せず、医師に相談してから服用しましょう。

他の薬との併用に注意

他の薬との併用
レビトラジェネリックは、特定の薬や飲み物との併用で薬の効果が弱くなったり、強くなりすぎたりする可能性があります。

常用薬がある方は、使用している薬が該当していないか事前に確認しておきましょう。

併用禁忌

レビトラジェネリックと以下の薬と併用は禁止されています。

  • 硝酸剤及びNO供与剤
  • リオシグアト
  • CYP3A4阻害薬(抗ウイルス薬)
  • アタザナビル
  • ホスアンプレナビル
  • ロピナビル・リトナビル
  • ダルナビルを含有する製剤
  • ケトコナゾール(外用剤を除く)
  • イトラコナゾール
  • コビシスタットを含有する製剤
  • クラスⅠA抗不整脈薬
  • クラスⅢ抗不整脈薬
  • ニルマトレルビル・リトナビル(パキロビッド)
  • エンシトレルビル(ゾコーバ)

併用注意

レビトラジェネリックと以下の薬と併用する場合は、注意が必要です。

  • CYP3A4阻害薬(マクロライド系抗生物質)
  • ビカルタミド
  • CYP3A4誘導薬剤
  • カルペリチド
  • α遮断薬
  • グレープフルーツ(ジュース含む)

上記との併用はできるだけ避け、どうしてもという併用が必要な場合は医師に相談しましょう。

レビトラジェネリック服用後の注意点

レビトラジェネリックを服用した後は、薬の影響で体調が悪くなる恐れがあります。

以下で紹介する項目に関しては、特に注意しておきましょう。

激しい運動

レビトラジェネリックの副作用のひとつに、めまいやふらつきがあります。

薬の効果や副作用は服用後4~5時間続くと言われているため、服用後すぐに負荷の大きいトレーニングや、激しく動き回るスポーツを行う際には注意が必要です。

運転や機械操作

レビトラジェネリックを服用してすぐに、車の運転や細かな機械操作は避けたほうが良いでしょう。

副作用として視覚障害やめまいが出る可能性があるので、車の運転や機械操作を行う場合は薬を服用して4~5時間経過した後にしましょう。

サウナや入浴

レビトラジェネリックの有効成分バルデナフィルは、血流を良くして勃起を促す効果があります。

同じように、サウナや入浴も血行を良くする効果があるため、効果が強く出すぎてめまいを引き起こし、転倒する可能性があります。

レビトラジェネリックの服用後は軽いシャワーだけにして、入浴やサウナなどは避けたほうが無難です。

レビトラジェネリックの飲み方Q&A

レビトラジェネリックを飲む際に、状況によっては「こんな時に服用しても大丈夫?」と思う事があると思います。

ここではそんな疑問に対するよくある質問をまとめてみました。

ワクチン接種後でも服用して問題ない?

新型コロナ感染症のワクチン接種後の服用は、作用機序の観点から見ても問題ないため服用は可能です。

しかし、ワクチン接種後は副反応により発熱・腕の痛みなど、予期せぬ不調が起こる可能性があります。

ワクチンの副反応とレビトラジェネリックの副作用が同時に起こる可能性もあるため、ワクチン接種後は服用を控えたほうが良いでしょう。

体調不良の時に服用してもいい?

咳や発熱などの症状がある体調不良の時には、薬本来の効果を感じる事ができなかったり、副作用がいつもより強く出てしまう可能性があります。

風邪薬や鎮痛薬、胃腸薬などと併用するという選択肢もありますが、このような場合は無理せず、体調が回復してから服用しましょう。

他のED治療薬を併用してもいい?

レビトラジェネリックと他のED治療薬を併用して良いかどうか調べたところ、特に併用禁忌としての記載はありませんでした。

しかし、効果が似たような薬を併用すると、副作用も強く出る可能性があるため、他のバイアグラやシアリスのようなED治療薬との併用は避けたほうが良いでしょう。

先述したレビトラジェネリックの飲み方を参照しても効果を感じない場合は、そもそもレビトラジェネリックが体質に合っていない可能性があるので、他のED治療薬を「単体」で使用してみることをおすすめします。

毎日服用してもいい?

レビトラジェネリックを毎日服用しても、特に問題はありません。

また、長期の継続服用で「薬の耐性がついて効果が薄くなった」という報告もないため、服用自体は可能です。

ただし、連続で服用する場合は1度服用した後、次の服用まで24時間以上間隔を空けるようにして下さい。

正しい飲み方で効果UP

レビトラジェネリックの飲み方について詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか。

もしレビトラジェネリックが効かないと感じた場合、正しい飲み方を守っていない可能性があります。

薬の効果を最大限引き出すためにも、本記事で紹介した飲み方や飲む際のタイミング、食事の内容などを意識して服用しましょう。

もしどうしても効果を感じない場合は、別のED治療薬へ切り替えてみましょう。

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