多くの人が薄毛に悩んでいる
突然ですが、あなたは、薄毛を気にしていたり、悩んだりしてはいませんか?
ある調査では、20代から50代の男性約6000人を調査した所、全体で71.4%の男性に薄毛で悩んだことがある、現在悩んでいる、将来悩む可能性があるとの回答があったとのことです。
また、現在薄毛で悩んでる人に薄毛を意識したきっかけを聞いたところ、
1.鏡で自分の髪の毛の薄さに気づいて(45.0%)
2.抜け毛が増えたと強く感じた(25.5%)
3.他人から薄くなってない?と指摘された(12.9%)
というきっかけが、トップ3となりました。
AGA(男性型脱毛症)について
ところで薄毛とは、一体どのようなものなのでしょうか?
薄毛の中には、円形脱毛症や薬の副作用によるものなど、様々な要因がありますが、日本人で薄毛に悩む人のほとんどがAGA(男性型脱毛症)に該当し、その数約1200万人と言われています。
AGAは、思春期以降の男性ホルモンの変化により頭頂部や前頭部の髪の毛が細くなり髪の毛が薄くなるのが特徴です。
主な原因は男性ホルモンの影響であると言われています。
テストステロンという男性ホルモンが、還元酵素5αリダクターゼと結びつくことにより、ジヒドロテストステロン(DHT)という髪の成長を抑えつける強い男性ホルモンを生み出し、薄毛を進行させます。
その他、AGAの原因には、ストレスや遺伝、生活習慣や頭皮環境などもありますが、今回はストレスに焦点を当てて取り上げていきます。
ストレスを感じると分泌されるコルチゾール
人はストレスを感じると、コルチゾールというホルモンの一種が分泌されやすくなり、それに伴い男性ホルモンも増えていくということが分かっています。
先ほど説明したように、男性ホルモンが増えることでテストステロンが増加し、間接的にAGAが進行する可能性があるのです。
マイナス思考であったり、すぐ怒る人、気にしすぎる人、ストレス耐性が低いと自覚している人は、特にストレスを溜めないことが重要です。
しかし週末に、趣味に没頭したり体を動かすだけでは一時的にはストレスレベルは回復するかもしれませんが、ほとんどの時間を費やす職場でのストレスを解消するということを考えると解決策にはなりません。
では、どうすればいいでしょうか?
呼吸を整えることでストレスを軽減する、マインドフルネスという方法をご紹介します。
マインドフルネスでAGAに繋がるストレスを解消しよう
マインドフルネス。
それは、今ここにある自分の気持ちや体の状態に集中する心の在り方です。
グーグルなどの世界的な大企業や、プロテニスプレイヤーのノバクジョコビッチ選手も取り入れており近年注目されています。
ここでは、基本となる呼吸瞑想というものを紹介します。
- 肩の力を抜いてゆったりとした気持ちで椅子に浅く座り、背筋を軽く伸ばしましょう。
- 両足を肩幅の広さに開いて、両手を太ももの上に軽く置きます。
足裏は床から離さずにつけておきましょう。 - 椅子にお尻が触れている感覚、床に足裏がついている感覚、体が重力に引っ張られる感覚に意識を向けてみましょう。
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鼻呼吸をして吸ったり吐いたりを繰り返しましょう。
吸うときに、空気が鼻から入り喉へ流れ肺に留まりおなかが動く感覚、
吐くときに喉から鼻へと空気が流れていく感覚、
吸うときと吐くときの息の温かさの相違感覚を意識してみましょう。 - 仕事や家庭などの雑念が頭をよぎったら、雑念が浮かんだことを素直に受け入れて、再び呼吸に注意を向けましょう。
3分から5分程度から始めて、慣れてきたら徐々に時間を延ばしてみましょう。
毎日同じ時間にルーティンとして行うことがベストです。
実際にやってみると、嫌なことなども、全てを受け入れることにより、頭の中の不純物が浄化されるような爽やかな気持ちになっていくのが実感できました。
おわりに
何かとストレスが溜まりやすい現代。
髪の毛の成長にもストレスが影響してくるとあっては、こちらも対策をしなければなりません。
正しい呼吸法で、ストレスを減らし心身共に健康でありたいものです。
更新日時:2018年10月30日