健康意識が高まる現代、コレステロール値を改善するサプリメントは数多く販売されています。
とくに飲み会や食事会などが増えてくるこの季節は健康を気にする方やサプリメントの購入を考える方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コレステロールのサプリメントについて服用を始める基準値やサプリメントの種類・選び方など詳しく解説していきます。
健康を維持・改善したい方や健康診断でコレステロール値を指摘された方はぜひ参考にしてください。
コレステロールサプリについて
コレステロールサプリはどんな方が飲むべきでしょうか。
コレステロールと聞くとなんとなくダイエットのようなイメージがありますが、実はダイエットサプリとはまた異なります。
ではどんな方が服用対象か特徴やサプリの副作用などについて解説します。
コレステロールサプリの飲むタイミング
サプリメントは食品に分類されるため、医薬品とは異なり飲むタイミングは明確には定められていません。
しかし血中濃度を一定に保ち効果を得られやすくするためにも、毎日決まった時間に飲むことがおすすめです。
また服用時間を決めることで飲み忘れ防止にも繋がります。
コレステロールサプリメントは食事を消化吸収する際に一緒に吸収されるため、空腹時は避けて食事中や食後に服用するとより効果的です。
コレステロールサプリを飲み始める基準値
コレステロールサプリは脂質異常症の基準値を目安に服用すると良いです。
下記の通り脂質異常症は大きく分けて3つタイプがあります。
善玉(HDL)コレステロールが少ないタイプ: 低HDLコレステロール血症
中性脂肪が多いタイプ: 高中性脂肪血症
年齢と性別に分けた基準値が設定されており基準値を超えると上記のいずれかに分類されます。
どれも「脂質異常症」とされるため、食事や運動など生活習慣の改善が必要です。
そのため基準値からはみ出している場合は、コレステロール値を改善するためのサプリを飲み始めて良いと判断できます。
コレステロールサプリの副作用
サプリメントは医薬品とは異なり、副作用は基本的になく安全性は高いです。
しかし、コレステロールサプリについてはいくつか副作用があるため注意する必要があります。
・吐き気
・便秘
上記などの消化器症状が副作用として挙げられますが、これらの症状はどれも軽いことがほとんどで心配する必要はなく、そのまま服用を続けることができます。
小林製薬「紅麹コレステヘルプ 」について
2024年3月に、小林製薬が製造していた「紅麹コレステヘルプ」の使用中止と自主回収が発表されました。
日本でも大手の製薬会社である小林製薬が出したサプリが起こしたこの事件は、ニュースにも連日取り上げられ話題となりました。
サプリの服用者に体調不良や入院など多数の健康被害が生じ、なかにはサプリ摂取との因果関係が疑われるような死亡例があったことも明かされています。
ただしこれは「想定していない成分」が混入していたことが原因と発表されており、紅麹自体の安全性についても現時点ではまだ分かっていないのです。
事態を重くみた小林製薬は自主回収という対応をしています。
コレステロールサプリの選び方
コレステロールサプリはさまざまなメーカーから出されており、市販薬だけでも種類が豊富です。
そのためどれを選べばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
ここではおすすめのサプリメントの選び方をご紹介します。
市販サプリよりも海外サプリ
日本では健康食品として市販のサプリが販売されていますが、サプリ大国といわれるアメリカでは医薬品に近い位置づけで医療機関でもサプリの摂取が推奨されています。
そのため、国内で市販されているサプリよりも医薬品に近い海外サプリの方が高い効果を期待できるのです。
また、海外サプリは国内市販のサプリに比べ成分の含有量も多いです。
市販薬では効果を感じられなかった方や早く効果を得たい方にはとくに海外サプリをおすすめします。
【市販編】悪玉コレステロールサプリランキング
コレステロールの数値が高く脂質異常症とされる中で最も多いタイプは、悪玉コレステロールの多い高LDLコレステロール血症です。
ここから市販で販売されている悪玉コレステロールサプリをランキングで解説します。
1位:コレステサポート
ランキング1位のコレステサポートは機能性表示食品に指定され、臨床試験による効果・安全性ともに立証されているため安心して服用可能です。
コレステサポートには成分にコレステロールの生成を抑える紅麹ポリケチドと食事で摂取したコレステロールを体外へ排出させるリンゴ由来の成分が配合されており、効率よくコレステロール値を下げる効果が期待できます。
効果は症状や生活習慣など個人差はありますが、臨床試験では摂取開始4週間後から早くもコレステロール値が下がったという結果です。
2位:コレステ生活
コレステ生活もコレステサポートと同じく機能性表示食品に指定されているサプリで、臨床試験による効果と安全性が証明されています。
1袋に31日分とたっぷり1ヶ月分入っており、錠剤は小さくニオイもないことから飲みやすく継続しやすいところが魅力的です。
成分には悪玉コレステロールを下げる天然由来成分の松樹皮由来プロシアニジンが配合され、臨床試験では悪玉コレステロールだけでなく総コレステロール値も下がったという結果が報告されています。
3位:DHA&リコピンの恵み
脂質異常症の予防・改善に効果的なDHAと、中性脂肪や悪玉コレステロールに効くリコピンが配合されているほか、234種の植物エキスや和漢成分など1錠にさまざまな栄養成分が凝縮されているところが魅力的です。
またサプリですが製品の開発は薬剤師が監修しているため安心して服用できます。
服用は1日たった2錠で済み、カプセルタイプで漢方特有のニオイもなく継続もしやすいです。
口コミではLDLの数値が下がったという報告が多く寄せられていました。
【海外編】悪玉コレステロールサプリランキング
国内サプリでは効果を得られなかった方や満足できなかった方には海外サプリがおすすめです。
海外サプリは国内サプリよりも含有量が多くより高い効果を期待できます。
ここから海外の悪玉コレステロールサプリをランキングでご紹介します。
1位:アルジュナ
アルジュナ | ||
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60錠:1,800円 | ||
アルジュナはアーユルヴェーダをもとにした天然成分のサプリを多く開発するヒマラヤハーバルズにより作られたサプリです。
インドで古来より心臓疾患の薬として使われてきた伝統的なハーブのアルジュナ樹皮が配合されており、心臓機能を高め脂質の吸収を抑制することでコレステロール値を下げる効果が期待できます。
配合成分は天然成分で体に優しく、副作用もないため安心して服用が可能です。
また30日分1,800円と価格も安くコストパフォーマンスに優れていることから継続もしやすいです。
2位:ラスナ
ラスナ | ||
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60錠:1,700円 | ||
ラスナに配合されているニンニク成分には、悪玉コレステロールと中性脂肪を減少させ、血液循環を良くする効果があるとされています。
またほかにも、ニンニク成分には抗酸化作用や代謝促進、血糖値コントロール効果などがあり、さまざまな効果を得ることができます。
しかし、にんにくはニオイが強く翌日にも残りやすいため、仕事や予定を気にして積極的に取れない方も多いのではないでしょうか。
そんな方でもサプリであれば匂いを気にせず毎日続けることができます。
コレステロールサプリよりも医薬品がおすすめ
サプリで効果が満足に得られなかった方には医薬品がおすすめです。
健康食品であるサプリとは異なり医薬品は治療を目的としているため高い即効性や効果が期待できます。
ここからコレステロールの治療薬について解説していきます。
サプリと医薬品の違い
サプリは栄養補助食品に分類され、食事だけでは摂取できない栄養素を補うことで毎日の健康をサポートすることを目的としています。
そのため副作用のリスクが低く安全性が高いですが、効果はマイルドです。
また毎日の服用により徐々に体質を改善していく必要があるため長期的な服用が必要となります。
一方、医薬品は病気の治療を目的としているためサプリよりも高い効果と即効性があります。
しかしその分、副作用のリスクもあるため服用には注意が必要です。
医薬品は市販で買える?
医薬品は副作用のリスクがあることから日本では市販で気軽に購入できません。
ドラッグストアや薬局ではもちろん、楽天やAmazonといった国内通販でも販売されていないのです。
購入には病院を受診し医師から処方箋をもらう必要があります。
しかし個人が使用する目的で使用者本人が海外から薬を個人輸入することが認められているため、通販で気軽に購入したい場合は個人輸入代行サイトを利用して通販で購入することも可能です。
医薬品を買うなら海外通販がおすすめ
コレステロール値を下げる医薬品は海外通販でも数多く取り扱われています。
海外通販とは個人輸入を代行するサイトで海外から個人が薬を購入することを代行します。
そのため難しい手続きなどは不要で通常の通販のように欲しい薬を注文し代金を支払うだけで、薬を手に入れることができるのです。
海外通販の特徴については以下の通りです。
- 処方箋、通院不要
- スマホ一台で注文可能
- 病院に比べて薬代が安価
いつでもどこでも手軽に注文できるため忙しい方や病院が遠方にある方におすすめです。
またほかにも海外通販を利用すると処方箋が不要で、薬代も安いためコストを抑えられるといったメリットがあります。
ただし届くまでに日数を要してしまうことや服用は自己責任であるなど、いくつかの点に注意も必要です。
海外通販で買えるコレステロール治療薬
サプリとは異なり医薬品は副作用のリスクがあるため、より慎重に薬を選ぶ必要がありますが、海外通販で購入できるコレステロール治療薬にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここからいくつか商品をご紹介しますので、ぜひ内容を参考に自分に合った治療薬を見つけましょう。
第一選択薬
コレステロール治療薬としてご紹介する薬は、脂質異常症の第一選択薬であるスタチン系薬剤に分類される薬です。
スタチン系薬剤は肝臓に作用しコレステロールの合成を抑えることで、LDLコレステロール値を下げる作用があります。
またひとえにスタチン系薬剤と言ってもさまざまな薬があるため、どんなものがあるのかいくつか紹介していきます。
リピトール
リピトールは高コレステロール血症や家族性高コレステロール血症の治療薬として使われている薬です。
食事から摂取された栄養素は分解されますが、その際にアセチルCoAという物質が生成されます。
そしてアセチルCoAは、HMG-CoA還元酵素によってコレステロールに変えられてしまうのです。
リピトールにはHMG-CoA還元酵素の働きを抑え、肝臓でコレステロールが生成されるのを阻害することでコレステロール値を下げる効果があります。
クレストール
クレストールは、高コレステロール血症や家族性高コレステロール血症を改善する作用のある脂質異常症の治療薬です。
食事から摂取した栄養素の分解で生成されるアセチルCoAはHMG-CoA還元酵素によりコレステロールに変換されますが、クレストールはHMG-CoA還元酵素の働きを抑える作用があり、この作用によりコレステロール値を下げることができます。
リピトールよりも強い効果が期待でき、悪玉コレステロールを減らすだけでなく中性脂肪を減らす働きもあることが特徴です。
中性脂肪が多い方
脂質異常症の中でも中性脂肪が多いタイプはリピディルやトライコアなど、フィブラート系薬剤と呼ばれる薬がおすすめです。
フィブラート系薬剤には脂質を代謝するのに重要な役割を果たすPPARαという器官の働きを活性化させ、さらに中性脂肪を分解する酵素LPLの働きを促進することで、中性脂肪を減らす作用があります。
リピディル
リピディルは脂質異常症の治療薬でとくに中性脂肪が多い方に効果的です。
リピディルの有効成分フェノフィブラートには、肝臓のPPARαを活性化させることで脂質代謝をアップさせる作用と酵素LPLの働きを促進し中性脂肪を分解する作用があり、効率よく中性脂肪を減らすことができます。
また善玉コレステロールを増加させることで血管内に余分なコレステロールが溜め込まれるのを防ぐほか、中性脂肪の生成に使われる酵素アセチルCoAカルボキシラーゼの働きを抑える作用もあります。
まとめ
コレステロール値の改善に効果的な内服薬として、国内サプリや海外サプリ、医薬品について解説しました。
国内市販サプリは副作用の心配がない一方で効果がマイルドなため、健康維持やサポートを目的にする方に向いています。
医薬品は効果がもっとも強いですがその分、副作用のリスクも高まるため注意が必要です。
このようにそれぞれ効果や副作用など特徴がありますが、どれが自分に合っているかを判断するためにまずは自分がどれくらいの症状なのか基準値をチェックすることです。
そして副作用と効果のバランスや成分など自分に合ったものを見つけましょう。