アルギニン|生薬・成分リスト

アルギニン

この成分は特に男性の精力剤などのサプリメントなどに使用されていることが多く、女性のなかにはあまり注目されていない方も多いと思います。

しかし、実は女性にも大変嬉しい効果が期待できる作用がたくさんはいっています。
肌荒れや、シミ、シワなど、様々なスキンケア効果が期待でき、またアルギニンは天然成分なため、内臓などに負担が掛かることはありません。

アルギニンという成分はアミノ酸として私たちには欠かすことができない成分でもあるので、ぜひこの機会に勉強してみましょう。

アルギニンとは

アルギニンはアミノ酸の一種であり、体内で自然に生成することが可能なグルタミン酸から生成される非必須アミノ酸です。

しかし、成人に達していない乳幼児期・成長期である場合、この自然に生成される生産量のみでは足りずに不足しがちであることが多いので準必須アミノ酸と分類されます。

近年では、エナジードリンクなどをスポーツ選手だけではなく日常的に目にする機会も増えておりますが、まさにそのエナジードリンクのほとんどにこの成分が利用されています。

アルギニンは、疲労回復効果が高いとされていますが、他にもメタボリックシンドロームといった肥満を改善する予防や、成長ホルモンの分泌を活性化させたり、血管の老化防止、また動脈を拡張させるといった効果も期待することができ、アンチエイジングやスキンケアにもとても効果的であるとされています。

アルギニンの働き

アルギニンが上記にて記したように様々な症状・状況に効果的であるということは理解して頂けたと思いますが、具体的にその理由を説明していきたいと思います。

人間の体内で全身に張り巡らされている血管が健康であれば健康体といっても過言ではないほどに、またその逆も然りであるということはご理解いただけることと思います。
そういった点でこのアルギニンは血管の万能薬と称しても過言ではないほどに、血管の健康を維持することにとても効果的といわれています。

体内では成長ホルモンの分泌効果は年齢と共に減少していく傾向があるのですが、乳幼児期・成長期のころと大人になってからの働きは異なり、前者では体を成長させるために働くのに対して、後者では大人になって体を回復させるために効果が働くとされています。
また、成長ホルモンの分泌が悪くなると代謝が悪くなったり、疲れが取れにくくなったりします。

毎朝、前日の疲れが取れているのは、このアルギニンによる成長ホルモンが分泌されることで、消耗した細胞を摂取した栄養からこれを補うことで疲れが解消される仕組みになっているのです。

他にもインシュリンの分泌を促す作用を持っていることから、高血糖状態が続くことにより引き起こす血管の糖化を防ぐ効果を期待することもでき、糖尿病も防ぐ効果を持つとされています。

アルギニンの摂取による効果で期待できるものは、成長ホルモンによる分泌が基となって様々な効果を起こすことがお分かりいただけたこととと思います。そのため、血管拡張による血流改善、疲労回復により、アンチエイジングや筋肉増強やその血流が良くなることで、海綿体への血流も良くなることから、男性器の増大サプリに配合されていることが多いわけです。

男性以外でも、肌の保湿効果が高いともいわれており、コラーゲンの生成も促進する効果があり、また脂肪を燃焼する働きも合わせて持っているので女性にもうれしい効果を発揮します。

アルギニンを含んだ食材

アルギニンは肉類や大豆類といった炭水化物に多く含まれており、100g単位で一番多く大体アルギニンの含有量は豚ゼラチンで8,000mgといわれています。

同じ肉類ですと、鶏>豚>牛といった順で多く含まれているとされていますが、肉類以外の大豆類で一番多いのは、高野豆腐といわれており100gあたりでは4,200mg含まれているといわれいますが、これは高野豆腐が乾燥させた状態での含有量となります。

また、大豆類でいえば、味噌や納豆にも多く含まれているとされていますが、これらからアルギニンの必要量を摂取する場合、他の栄養素を過剰に摂取してしまうといったデメリットもあるため一概に食材のみで摂取することを推奨することはできません。

ちなみに、アルギニンの1日の摂取目安量は、大体2,000~4,000mgが理想的とされていますが、摂取しすぎること副作用が生じる場合があります。

しかし、ダイエットでこれらを服用する場合は4,000~5,000mg、アスリートであれば10,000mg以上の摂取が必要とされており、その目的に応じて摂取する量が異なります。

アルギニンの副作用

食事やサプリメントにて、過剰に摂取することがなければこの副作用に関して心配をする必要はありません。

私たちの体内では新陳代謝を繰り返すことで常にリフレッシュな状態を保つ・維持するようになっているため、消費した分の栄養素を新たな細胞を作り補いを反復しているわけですが、ここでアルギニンが著しく不足もしくは過剰摂取を行うことで、臓器に引き起こされる影響により体調不良や、成長ホルモンの悪影響による巨人症という難病となる可能性もあります。

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