アフターピル

お薬なびでは、アフターピルや低用量ピルなど避妊薬に関連する様々な情報をご紹介しています。

気になる記事をクリック・タップしてご確認ください。

アフターピルとは何らかの原因で避妊に失敗してしまった場合に、妊娠を回避するために使用する薬の総称です。緊急時に使用することから、別名「緊急避妊薬」とも呼ばれています。

性行為の後にも関わらず、一定期間内に服用すると約95％以上の高確率で妊娠を阻止できます。

避妊に失敗した際アフターピルを使うことで、望まない妊娠を事前に防ぐことができます。

アフターピルの知名度は年々高くなっていますが、日本ではまだ市販化はされていません。

アフターピルは、高い確率で避妊効果が期待できます。

妊娠しやすいとされる危険日の前後に服用した場合でも緊急避妊が可能です。ただし、性行為から時間が経つと少しずつ避妊効果が低下してくるため、アフターピルによる緊急避妊は時間との勝負となります。

アフターピルの中でも代表的なノルレボについて、危険日の後に服用した際には以下のような妊娠阻止率があることが明らかにされています。

服用のタイミング	妊娠阻止率
24時間以内	95％
25～48時間以内	85％
49～72時間以内	58％

早いタイミングで服用するほど、妊娠阻止率が高まることが分かります。

また、生理が始まっていれば、閉経をするまで年齢を問わず服用可能です。

しかし、消化器系に重度の障害がある場合、十分な避妊効果が得られない可能性があるため注意してください。

中出しで妊娠する確率について

健康な男女が避妊せずに性行為を行い、中出しした場合の妊娠確率は平均20～25％とされています。

さらに、中出しを頻繁に繰り返すと約46％の確率で妊娠するといわれています。

この確率は年齢によっても大きく変動し、20代前半では86％と非常に高い一方で、加齢とともに低下し、40代後半では5％程度になります。

加齢とともに確率は低くなるものの、高齢出産と言われる35歳を過ぎても、避妊をしなければ妊娠する可能性はあります。

そのため、妊娠を望まない場合は、性行為の際にしっかりと避妊することが望まれます。

アフターピルには、避妊に失敗した際に服用する緊急避妊薬があり、主に72時間以内に服用するタイプと、120時間以内に服用できるタイプの2種類があります。

それぞれのアフターピルには服用のタイミングや成分の違いがあり、正しく選ぶことが重要です。

次に、それぞれの特徴について詳しく解説します。

72時間以内に服用するアフターピル

アフターピルの一つに、性行為後72時間以内の服用により高い避妊効果を発揮するタイプがあります。

代表的なものとして「ノルレボ」があり、服用が早いほど避妊成功率が高まるのが特徴です。

性行為からの経過時間別に見た避妊成功率は以下の通りです。

このように、性行為後72時間を超えても服用は可能ですが、成功率は大幅に低下します。

妊娠の可能性をできるだけ抑えるためにも、なるべく早く服用することが重要です。

以下の商品は、72時間以内に服用できるアフターピルになります。

商品名	ノルレボ	アイピル	マドンナ
成分	レボノルゲストレル	レボノルゲストレル	レボノルゲストレル
	ノルレボ 通販ページへ	アイピル 通販ページへ	マドンナ 通販ページへ

120時間以内に服用するアフターピル

アフターピルの2つ目として、性行為後120時間以内に服用することで高い避妊効果を発揮するタイプがあります。

代表的なものとして「エラ」があり、72時間タイプよりも長い時間服用可能でありながら、高い避妊成功率を維持できるのが特徴です。

以下、服用時間別の避妊成功率を示します。

このように、72時間を超えても90％以上の避妊成功率を維持できるため、72時間タイプのアフターピルよりも時間的な余裕があるのが大きな利点です。

また、副作用の強さは72時間以内に服用するタイプのものとほぼ変わらず、安心して服用できることから、多くの人に選ばれています。

以下の商品は、120時間以内に服用できるアフターピルになります。

商品名	エラワン	エラ
成分	ウリプリスタール酢酸エステル	ウリプリスタール酢酸エステル
	エラワン 通販ページへ	エラ 通販ページへ

アフターピルのレボノルゲストレル法とヤッペ法との違い

アフターピルには「レボノルゲストレル法」と「ヤッペ法」の2種類があります。

レボノルゲストレル法とは、プロゲステロン単剤の「レボノルゲストレル」を1回服用する方法で、避妊成功率は85～95％と高く、副作用が比較的少ないのが特徴です。

一方、ヤッペ法とは、エストロゲンとプロゲステロンを含む中用量ピルを12時間間隔で2回服用する方法で、避妊成功率は約75％とやや低く、吐き気や頭痛などの副作用が強く出やすい傾向があります。

ヤッペ法に使用される代表的なピルは「プラノバール」です。

プラノバールは国内で処方されることもありますが、現在では効果の高さや副作用の軽減を考慮し、緊急避妊法としてはレボノルゲストレル法が主流となっています。

アフターピルの主な副作用は、次の通りです。

副作用は個人差があるものの、服用から数時間ほどで現れ、1日以内に症状が治まることが多いです。頭痛や吐き気がひどい場合は、頭痛薬や吐き気止めを併用しても問題ありません。

また、副作用として2週間以内に出血が起こることがあり、これを消退出血と呼びます。消退出血は子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる少量の出血で、避妊に成功した可能性が高まります。

ただし、必ず消退出血が起こるとは限らず、出血が見られないからといって避妊に失敗したということではありません。

アフターピルの消退出血について

消退出血とは、血中ホルモンの減少により子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる出血のことです。

アフターピルを服用すると消退出血が起こることがありますが、必ずしも全員に起こるわけではありません。

目安として、アフターピルを服用した人のうち約1～2割（10人中1～2人程度） が消退出血を経験するとされています。

消退出血は、アフターピル服用後早ければ2日、遅くとも3週間以内に起こることが一般的です。

しかし、消退出血がないからといって避妊が失敗したとは限らず、逆に出血があっても妊娠の可能性は完全には否定できません。

消退出血が起こった場合、通常2～3日で収まるため特に対処は不要ですが、1週間以上続く場合や異常を感じた場合は婦人科を受診しましょう。

アフターピルの不正出血について

不正出血とは、生理予定日以外に起こる予期しない出血のことを指します。

アフターピルを服用すると、ホルモンバランスの変化により不正出血が起こることがあります。

目安として、服用者の約6割（10人中6人程度） が不正出血を経験するとされており、アフターピルを服用したからと言って必ず不正出血が起こるわけではありません。

不正出血は、服用後2日～3週間以内に発生することが多く、量は少量であることが多いです。

不正出血が起こった場合は、通常2～3日で自然に収まるため、特別な対処は不要です。

ただし、1週間以上続く場合や、出血量が多い場合、強い腹痛を伴う場合は、婦人科を受診することをおすすめします。

飲み方	水またはぬるま湯で服用
1日の服用回数	1回
1回の服用量	1錠 ※ピルの種類によって服用量が異なる場合があります。 詳細は各商品ページをご確認ください。
服用タイミング	性行為後72時間以内に服用してください。

アフターピルは、性行為後できる限り早く服用することで、その避妊効果を最大限に発揮できます。

特に、服用のタイミングが避妊の成功率に大きく関わるため、性行為後72時間以内（120時間対応タイプであれば120時間以内）に服用してください。

なお、服用後に嘔吐してしまった場合は、薬の成分が十分に吸収されていないおそれがあるため、速やかに医師に相談しましょう。

また、アフターピルを服用した後の性行為に対して避妊効果はないため、コンドームなどの避妊具を適切に使用することが重要です。

アフターピルの服用後に気をつけるポイント

アフターピルの服用後に気を付けるポイントとして、以下のようなことが挙げられます。

それぞれのポイントについて、以下でさらに詳しく解説していきます。

生理の周期が乱れる場合がある

アフターピルの服用後は、ホルモンバランスの変化により生理の周期が乱れることがあります。

多くの人が生理の遅れや早まり、経血量の変化を経験しますが、これは一時的なものであり、多くは次の周期で元に戻ります。

生理が1週間以上遅れる場合は、妊娠の可能性も考えられるため、妊娠検査薬で確認することが推奨されます。

また、消退出血があった場合でも、それは生理ではないため、次回の生理が通常より遅れることがあります。

生理の遅れや不規則な出血が長期間続く場合は、体調に影響を及ぼす可能性があるため、婦人科を受診することをおすすめします。

アフターピルは緊急避妊薬であり、頻繁な使用は生理不順を引き起こすリスクがあるため、普段は低用量ピルなどの継続的な避妊方法を検討するのも一つの選択肢です。

消退出血が起こる場合がある

アフターピルを服用すると、ホルモンバランスの変化により消退出血が起こる場合があります。

これは子宮内膜が剥がれ落ちることによるもので、服用後2日～3週間以内に軽い出血として現れることが多いです。

消退出血は避妊効果が発揮された可能性を示す一つのサインですが、出血がないからと言って妊娠しているとは限りません。

また、生理とは異なる出血のため、次回の生理予定日がズレることもあります。

通常、消退出血は1～3日程度で自然に収まるため特別な対処は不要ですが、1週間以上続く場合や出血量が多い場合は医師に相談しましょう。

妊娠の可能性を排除するため、服用後3週間経っても生理がこない場合は妊娠検査薬で確認することをおすすめします。

アフターピルを服用したのに陽性が出た場合は妊娠の可能性がある

アフターピルを服用したにもかかわらず妊娠検査薬で陽性反応が出た場合、妊娠している可能性があります。

アフターピルは高い避妊効果を持ちますが、服用タイミングや個人のホルモン状態によっては避妊に失敗することがあります。

特に、服用時すでに排卵が起こっていた場合や、服用が遅れた場合は妊娠のリスクが高まります。

陽性反応が出た場合は、まず落ち着いて産婦人科を受診し、医師の診断を受けることが大切です。

また、生理予定日から1週間以上経っても生理が来ない場合や、体調に異変を感じる場合も、早めの受診をおすすめします。

アフターピルの服用後は生理周期が乱れることもあるため、不安がある場合は医師に相談し、今後の対応を検討しましょう。

アフターピルを服用しても不妊症につながることはない

アフターピルを服用しても不妊症につながることはありません。

アフターピルは一時的に排卵を抑えたり、子宮内膜を変化させることで妊娠を防ぐ薬ですが、これらの作用は一時的なものであり長期的な生殖機能には影響を与えません。

アフターピルの服用後も、通常は次の生理が来ればホルモンバランスも自然に回復し、将来的な妊娠の可能性に影響を与えることはないとされています。

ただし、短期間で頻繁に服用した場合は生理周期が乱れることがあるため、アフターピルは緊急避妊用としての使用に留め、継続的な避妊方法として低用量ピルの使用を検討するのがおすすめです。

アフターピルの服用後に生理が極端に遅れたり、不安がある場合には、産婦人科を受診して相談すると安心できます。

アフターピルの服用後の性行為には避妊効果がないので要注意

アフターピルを服用後の性行為には避妊効果がないため注意が必要です。

アフターピルは、服用前の性行為に対してのみ避妊効果を発揮するものであり、服用後に行う性行為を避妊する作用はありません。

そのため、服用後に再度性行為をする場合は、コンドームの使用など適切な避妊対策を必ず行うことが重要です。

特に、排卵が近い時期にアフターピルを服用した場合では排卵を完全に抑えられないことがあるため、服用後の性行為で妊娠のリスクが高まるおそれがあります。

アフターピルは低用量ピルのように継続的に避妊する薬ではないため、繰り返しの服用は避け、将来的な避妊対策として低用量ピルの使用を検討するのもおすすめです。

月経前に何度も服用すると生理周期や副作用を引き起こしやすくなる可能性がある

アフターピルを月経前に何度も服用すると、生理周期が乱れたり、副作用が強く出る可能性があるため注意が必要です。

アフターピルは強いホルモンを含むため、短期間で繰り返し服用するとホルモンバランスが大きく変化し、生理が早まったり、または遅れたりすることがあります。

また、経血量の増減や不正出血が見られることもあり、生理周期が安定しにくくなることがあります。

さらに、吐き気・頭痛・倦怠感などの副作用が強く出るおそれがあるため、アフターピルは緊急避妊が必要な場合にのみ服用し、頻繁な使用は避けることが推奨されます。

将来的な避妊方法としては、低用量ピルの使用やコンドームの併用を検討することが望ましいでしょう。

もし、アフターピルによる生理不順が長期間続いている場合は、早めに婦人科を受診することをおすすめします。

アフターピルの服用後に避妊に成功したかを確認する方法

アフターピル服用後、避妊に成功したかどうかを確認したい場合は、以下のような確認方法があります。

それぞれについて、以下でさらに詳しく解説していきます。

避妊成功の確認①：消退出血

アフターピルの服用後に消退出血が起こると、避妊に成功した可能性が高いと考えられます。

消退出血とは、アフターピルの作用によって子宮内膜が剥がれ落ちることで起こる少量の出血で、服用後2週間以内に発生し、2～3日間続くことが一般的です。

ただし、消退出血がなかった場合でも、必ずしも避妊に失敗したとは限りません。

排卵後のタイミングで服用した場合は、消退出血が起こらないこともあるからです。

そのため、確実に避妊に成功したかを確認するには、月経予定日の前後に通常の生理が来るかどうかをチェックすることが重要です。

予定日を1週間以上過ぎても生理が来なければ妊娠の可能性があるため、市販の妊娠検査薬を使用し、必要に応じて医師に相談しましょう。

避妊成功の確認②：月経

アフターピル服用後、月経が正常に来ることで避妊成功を確認できます。

通常、アフターピル服用後の月経は3週間程度で訪れることが多く、この時に十分な出血があれば避妊が成功したと考えることができます。

ただし、アフターピルはホルモンバランスに影響を与えるため、月経が生理が早まったり、または遅れたりすることがあります。

数日ズレただけでは問題ありませんが、予定日から1週間以上経過しても月経が来ない場合は、避妊が失敗した可能性があります。

市販の妊娠検査薬を使用して、必要に応じて産婦人科を受診しましょう。

月経・消退出血・不正出血・着床出血の違い・見分け方

一般的に、月経、消退出血、不正出血、着床出血の違いを見分けることは難しいです。

そこで、それぞれの出血の違いについて、表にまとめてみました。

	出血のタイミング	出血の期間	出血の状態
月経	通常28日前後の周期で発生	3日から1週間程	赤から暗赤色、粘性のある黒っぽい血、塊が出ることもある
消退出血	ピル内服後1週間以内	1～3日程度	茶色～暗赤色、サラサラとした出血
不正出血	生理周期とは関係なく突発的に発生	数日～長期間続く場合もある	少量～大量、色はピンク～赤褐色、不規則に出血が続く
着床出血	着床の前後1～2日程	1～3日程度	ピンク～茶色の少量の出血、サラサラしたおりもの状

月経・消退出血・不正出血・着床出血は、それぞれ出血のタイミングや期間、状態が異なります。

月経は3～7日続く赤色の出血で、消退出血はアフターピル服用後に起こる茶色～暗赤色の軽い出血。

不正出血は生理周期に関係なく発生し、着床出血は妊娠初期に見られる少量のピンク～茶色の出血です。

これらの違いを理解しておくことは、体の変化を正しく捉え、必要な対応を取るうえで役に立ちます。

アフターピルの服用後に生理（月経）が来なかった場合

アフターピルを服用した後は、予定日を過ぎても生理が来ないことは珍しくありません。

しかし、予定日から1週間以上経過しても生理が始まらない場合や、服用後3週間以上経っても生理がこない場合は、避妊がうまくいかなかった可能性が高くなります。

予期せぬ妊娠が判明して中絶を考える場合は、時間が経つほど身体的・精神的な負担が大きくなるため、早めの対応が重要です。

月経の遅れが1週間以上続いている、あるいは妊娠検査薬を使用して陽性反応が出た場合は、パートナーや信頼できる人と相談し、できるだけ早く婦人科を受診しましょう。

アフターピルの服用後に避妊失敗となる原因

アフターピルは緊急避妊の手段として高い効果発揮しますが、いくつかの要因によって避妊に失敗する可能性があります。

服用のタイミングや薬の吸収、服用後の行動など、さまざまな要因が関係しているため、正しい知識を持つことが重要です。

以下に、アフターピルの効果が十分に発揮されず、避妊に失敗する主な原因をまとめました。

アフターピルは、服用が早いほど避妊効果が高く、時間が経つほど効果が低下します。

また、服用後に嘔吐した場合や、アフターピルの効果を弱める薬やサプリ（結核治療薬、抗てんかん薬、抗HIV薬、セント・ジョーンズ・ワートなど）を併用すると、効果が十分に得られない可能性があります。

さらに、アフターピルは服用前の性行為にのみ有効であり、服用後の性行為には効果がないため、別の避妊手段が必要です。

アフターピルは、通販サイトでの購入には注意が必要で、偽物や有効成分が不足している商品が出回っていることがあります。

当サイト「お薬なび」では、正規品保証のための成分鑑定や、信頼できる業者との取引を徹底し、安全に購入できる環境を提供しています。

2009年の運営開始以来、100万人以上のお客様にご利用いただいており、どなたでも安心してご利用いただけます。

アフターピルを服用すべき人・服用してはいけない人

アフターピルは、避妊が適切に行われなかった、または避妊に失敗した際に、妊娠を防ぐための緊急措置として使用される薬です。

例えば、コンドームの破損や誤った装着、低用量ピルの飲み忘れなど、避妊が十分でなかった場合に服用が検討されます。

また、性的暴行を受けた際の緊急避妊にも適用される重要な手段のひとつです。

アフターピルは、服用が早ければ早いほど効果が高くなるため、必要と判断した場合は速やかに対応することが推奨されます。

アフターピルは多くの人が安全に使用できる薬ですが、特定の健康状態を持つ方には適さない場合があります。

例えば、重度の肝疾患や血栓症の既往がある方、妊娠中の方などは服用が推奨されません。

そのため、服用前には医師の診察を受けることが大切です。

また、一部の薬（抗てんかん薬、特定の抗生物質など）は、アフターピルの効果を低下させる場合があるため、併用する場合は特に注意が必要です。

診察時には、持病や現在服用中の薬について正確に伝え、不安な点があれば医師に相談しましょう。

アフターピル（緊急避妊薬）を購入する手段として、以下の手段が挙げられます。

それぞれにどのような特徴があるのか、メリットとデメリット、料金の相場や購入に至る流れについて、詳しく解説していきます。

購入方法①：病院

アフターピルは、産婦人科などのクリニック・病院で購入することができます。

医師による対面の診察で事情を説明した上で、アフターピルを処方してもらうことが可能です。

緊急避妊は時間との勝負であるため、万が一の状況に陥った際は迅速にアフターピルを取り扱う医療機関を受診することが重要です。

厚生労働省のサイトでは都道府県別に緊急避妊における対面診療が可能な産婦人科が公開されているため、いざという時の参考にしてみてください。

ここからはクリニックや病院におけるメリットやデメリット、処方までの流れなどを説明していきます。

メリットデメリット

アフターピルには、さまざまな種類が登場しています。

病院では医師による対面での診察が行われ、現在の状況や体質などに合った種類のアフターピルを処方してもらうことが可能です。

さらに、即日で処方してもらえるため、より確実に緊急避妊ができます。

しかし、病院に行くための手間や時間がかかることは、人によってはデメリットと感じるかもしれません。

また、危険な行為があったタイミング次第では診察時間に間に合わず、服用が遅れる可能性もあります。

費用面においてもアフターピルは保険適用外となり、比較的高額な薬代や診察費もかかることも覚えておきましょう。

料金相場

クリニックや病院における、アフターピルの料金相場は以下のとおりです。

病院やクリニックにおいて、アフターピルの処方には保険が適用されず薬代は全額自己負担となります。

一般的なアフターピルであるノルレボでは1錠15,000～20,000円、ジェネリックでも1錠10,000円前後が相場です。

さらに、病院により異なるものの、薬代以外に診察代もかかることがあります。

再診時は安価ですが、初診では2,000～5,000円前後の費用が加算されることもあるため、金銭的な負担は決して小さくありません。

また、住んでいる地域によっては、電車代などの交通費もかかります。
病院でアフターピルを処方してもらう場合は、費用面でのコストがかかることを覚えておきましょう。

診察や購入の流れ

病院やクリニックでアフターピルを処方してもらうまでの流れは主に以下のとおりです。

病院により細部は異なる場合もありますが、対面診療におけるアフターピル処方までの流れは基本的に上記のようになります。

予約をする必要はなく、避妊を失敗してしまった際にはすぐに受診することが可能です。自費診療となるため、身分証明書や保険証の提示は必要ありません。

しかし、病院での診察状況によっては待ち時間が発生する可能性もあるため、時間に余裕を持って受診するようにしてください。

病院は医師による診断や即日服用するべき方におすすめ

クリニックや病院ではアフターピルに保険が適用されないため、金銭的な負担が大きくなってしまいます。

また、人によっては病院を受診するための手間や時間がかかることがあるかもしれません。

しかし、アフターピルによる妊娠阻止率は、服用のタイミングが早いほど高まります。

クリニックや病院では、診察した当日中に処方してもらうことが可能です。

最近では平日の夜間や土日祝も診療をおこなっている、仕事などで忙しい方も受診しやすい産婦人科も増えています。

避妊に失敗してしまい、今すぐにアフターピルが欲しいという方はクリニックや病院を受診することがおすすめです。

購入方法②：オンライン診療

アフターピルの購入方法として、オンライン診療を利用するという選択肢もあります。

緊急避妊が必要であるものの、産婦人科を受診することに抵抗がある、恥ずかしくて踏み出せないという方は少なくありません。

しかし、オンライン診療なら医師との対面や通院をすることなく、スマホやPCで診察を受けることができます。

時間や場所を問わず診察を受けられる利便性とスピード感から、オンライン診療を利用したアフターピルの処方サービスは多くの女性から注目を集めています。

以下ではオンライン診療でのメリットやデメリット、購入までの流れや料金相場などを説明していきます。

メリットデメリット

スマホやPCを用いて診察をし、アフターピルを自宅に届けてもらう、あるいは薬局に受け取りに行くのがオンライン診療となります。病院を受診する必要がないため、通院の手間や待ち時間がかからないことが大きなメリットです。

さらに、自宅で診察が終わるため、周りの目線が気になって婦人科を受診しにくいという問題点もオンライン診療では解消されています。

しかし、直接病院を受診する場合と比べると、診察が簡易的になることや、即日発送してもらえない可能性があることなどがデメリットです。

健康状態や体質など不安なことがある方や、お急ぎの方は直接病院を受診することをおすすめします。

また、費用面に関しては病院を受診するよりも安く済むものの、通販での購入と比べると割高になる傾向があります。

料金相場

オンライン診療における、アフターピルの料金相場は以下のとおりです。

オンライン診療における料金相場は、アフターピルの代金に診察代や配送料が加わることが一般的です。

病院処方の場合と同様にアフターピルには保険が適用されず、全額自己負担となります。安価なジェネリックを選んでも1錠あたり10,000円前後と、比較的高額になることに注意しましょう。

また、診察代や配送料は、オンライン診療をおこなっている病院やお住まいの地域により値段設定が異なります。特に配送料は、到着が早い特急便などを利用すると別途5,000円前後の費用が加算されます。

総額で比べると直接病院を受診する場合よりも安価に抑えられることもありますが、オンライン診療でも金銭的なコストは大きくなってしまいます。

診察や購入の流れ

オンライン診療でアフターピルを処方してもらうまでの流れは主に以下のとおりです。

オンライン診療で買うのはどんな人におすすめ？

オンライン診療は婦人科などの領域において、特に注目されているサービスとなります。

病院を受診する場合と異なりモニター越しの問診となるため、十分な診察ができない点はデメリットです。

しかし、自宅にいながらアフターピルを処方してもらうことができ、病院に足を運ぶ時間や手間がかかりません。

仕事が忙しい、近隣に産婦人科がない、周りの目が気になるなどの理由で病院を受診できない方は多くいらっしゃいます。

時間的、心理的な理由があり病院の受診がしにくい方には、オンライン診療の利用がおすすめです。

購入方法③：ネット通販（個人輸入）

緊急避妊薬であるアフターピルは、海外通販で購入することが可能です。アフターピルは婦人科や産婦人科での処方、あるいはオンライン診療での入手が一般的です。

しかし、海外通販では病院で処方されるものと同じ種類のアフターピルを、より安く購入できます。

海外通販と病院処方、またオンライン診療ではそれぞれメリットやデメリットが異なるので、自分に合った購入方法を選ぶことが大切です。

ここではアフターピルの通販について安全性や特徴、購入までの流れなどを詳しく説明していきます。

メリットデメリット

アフターピルの通販購入には、次のようなメリットデメリットがあります。

海外製のアフターピルは、海外通販サイトを介して個人輸入することができます。

国内の病院で処方してもらえるアフターピルと効果や品質は同等ですが、大きく異なるのが値段です。海外製品の方が安値である傾向が強く、国内で処方されるジェネリック医薬品より安く購入することもできます。

さらに、海外通販なら診察を受ける必要がなく、スマホやPCから注文した後は自宅に配送してもらうことも可能です。

しかし、海外から荷物が発送される都合上、手元に届くまで10～14日はかかります。
必要なときに注文しても間に合わないため、アフターピルの場合は万が一に備えて早めに購入することが重要です。

また、副作用が起きてしまった場合でも、医薬品副作用被害救済制度を利用することはできません。海外通販で購入した医薬品は自己判断、自己責任のもとで使用することを心掛けましょう。

料金相場

通販サイトにおける、アフターピルの料金相場は以下のとおりです。

まず、病院処方と大きく異なるのが、交通費や診察代です。

海外通販はスマホがあればどこでも注文でき、自宅で荷物を受け取ることができます。交通費など薬代以外に金銭コストがかからないため、安く入手することが可能です。

また、海外通販では、同じ成分のアフターピルでも先発薬とジェネリックがあります。
ジェネリック医薬品を選ぶと、金銭的な負担をさらに減らした上でアフターピルを入手できます。

できるだけお金をかけたくない方に、海外通販は特におすすめできる購入手段です。

購入の流れ（診察不要）

通販サイトにおける、アフターピルを購入するまでの流れは主に以下のとおりです。

海外のメーカーから発送された商品は数日かけて日本に到着し、それから税関を通過した後に郵便局から通常配送されます。

国内通販と比べて荷物の受け取りが遅れることが多く、おおよその目安として入金の確認から荷物が届くまでに10～14日程度となります。

アフターピルは早めに服用することが重要であるため、早めに注文するようにしましょう。

また、商品は郵便局の書留郵便で発送されます。荷物の現在地が心配な場合は、追跡サービスの利用が可能です。

加えて、荷物には商品名の記載がなく、中身が見えない梱包で届きます。そのため、隣人や同居人などに何を購入したかバレる心配がなく、安心して荷物を受け取ることができます。

海外通販における購入の詳しい手順や流れに関しては、以下のページをご覧ください。

ネット通販（個人輸入）の安全性や安い理由

医薬品の個人輸入は法律で認められており、自分で使用する目的であれば問題なく海外から購入できます。

ただし、個人輸入代行サイトの中には悪質な業者も存在するため、薬機法を遵守し、安全に運営されている信頼できるサイトを選ぶことが重要です。

個人輸入を利用することで、病院に行かずにアフターピルを購入でき、時間や手間を省けるメリットがあります。

また、海外ではジェネリック医薬品が普及しており、日本の医療機関で処方されるものより安価に購入できるのも大きな利点です。

ネット通販は親バレしなくない人やコストを抑えたい方におすすめ！

アフターピルの海外通販は、金銭的な負担や手間を抑えるだけでなく、薬を購入したことが親にバレたくない人にもおすすめできます。

病院やオンライン診療でもアフターピルは入手できますが、海外通販であれば診察が不要で、薬代も安価に購入できます。

また、診察を受ける時間や手間がかからず、病院に行かないため親にバレずに入手できるのも海外通販の大きなメリットです。

特に、家族や他人に薬の購入を知られたくない人、コストを抑えたい人に適した選択肢といえます。

ただし、海外通販では荷物が海外から発送されるため、アフターピルが届くまでに10～14日程度かかる点には注意が必要です。

万が一に備え、事前に購入しておくことで、いざという時に慌てず対応できるでしょう。

時間に余裕があり、手間や費用を抑えたい方は、海外通販の利用を検討してみてください。