バルデトロンD

バルデトロンDの特徴

バルデトロンDは、勃起不全(ED)と早漏(PE)の改善を目的とした医薬品で、男性の性機能に関する悩みを幅広くサポートします。

世界初のED治療薬レビトラに含まれる有効成分バルデナフィルが配合され、勃起力の向上や維持が期待できます。

さらに、早漏防止薬として広く使用されるプリリジーの有効成分ダポキセチンも含まれているため、射精までの時間を延ばす効果も同時に得られるのです。

単剤を2つ購入するよりもお得で副作用も穏やか

バルデトロンDは、ED治療薬レビトラと、早漏防止薬プリリジーの有効成分を組み合わせた複合型治療薬です。

ふたつの効果を同時に得られるだけでなく、レビトラとプリリジーを基に開発されたジェネリック医薬品のため、より経済的に利用できます。


通常、ED治療薬や早漏防止薬は、1回の性行為につき1錠ずつ服用します。

＜1回あたりの費用＞
・レビトラ（ED改善）＋プリリジー（早漏改善）：1,337円＋120円
・バルデトロン（ED改善＋早漏改善）：580円

バルデトロンDは、レビトラとプリリジーを併用する場合と比べてより手軽に治療できます。

そのため、バルデトロンDはEDと早漏の両方にお悩みの方に非常に適しています。

バルデナフィル＋ダポキセチン配合のその他の医薬品の比較

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バルデトロンDの効果

バルデトロンDは、以下の効果が期待できます。

バルデトロンDに含まれるバルデナフィルは、血流を改善し、陰茎への血流を増加させることで力強い勃起をサポートします。

また、ダポキセチンは射精を遅らせる効果があり、早漏を効果的に防ぐため、より長時間の性行為が期待できるのです。

以下では、これらの効果についてさらに詳しく解説していきます。

勃起効果を促す「バルデナフィル」が配合

バルデトロンDに含まれるバルデナフィルは、PDE5阻害薬に分類される医薬品で、主に勃起不全(ED)の治療に使用されています。

EDは、PDE-5が過剰に働くことで血管が収縮し、勃起を促す環状グアノシン一リン酸(cGMP)の分解が進むことによって引き起こされます。

バルデナフィルは、このPDE-5の働きを抑制し、cGMPの分解を防ぐことで陰茎内の血管を広げやすくするのです。

これにより血流が増加し、陰茎の海綿体に十分な血液が流れ込むことで、自然な勃起が促進されます。

薬物耐性によってバルデナフィルの効果が薄れるということはない

バルデナフィルを含むPDE5阻害薬には、薬物耐性がつくという誤解がありますが、一般的には耐性がつくことはなく、効果が薄れることもありません。

効果が感じられない場合の多くは、服用のタイミングやアルコールの影響、または体調によるものです。

たとえば、空腹時に服用すると効果が早く現れることが多いですが、食後やアルコールを摂取した場合は効果が減少することがあります。

また、勃起は生理現象であるため、体調によって効果が変動することもあります。

このように、バルデナフィルの効果はあくまでも陰茎局所の血管拡張が主体であり、催淫剤ではないため、薬物耐性や依存性が生じにくいのです。

一般にレビトラなどのPDE5阻害薬は薬物耐性がつきやすいとは認識されていません。

引用：レビトラと薬物耐性

早漏改善効果が期待できる「ダポキセチン」が配合

バルデトロンDに含まれるダポキセチンは、脳内のセロトニン濃度を増加させ、過剰な興奮を抑えることで早漏を改善する効果が期待されています。

セロトニンは射精を抑制する神経伝達物質であり、気分や感情を調整する働きもあります。

セロトニンが不足すると、体を活発にするアドレナリンの分泌が過剰になり、過度の興奮を引き起こし射精が早まることがあるのです。

このように、ダポキセチンはセロトニンの濃度を上昇させることで、脳内での射精抑制作用を強化し、射精までの時間を延長することが期待されています。

ダポキセチンも依存性や薬物耐性は低い

ダポキセチンは、バルデナフィルと同様に、薬物耐性や依存性のリスクが非常に低いとされています。

ただし、リスクが全くないわけではなく、過度な使用や医師の指示通りでない服用を続けると、依存性が生じる可能性があります。

そのため、ダポキセチンを使用する際には、必ず医師の指示に従い、適切な服用方法を守ることが重要です。

プリリジーは、従来のベンゾジアゼピン系薬剤に比べ、依存性が低いとされています。しかし、早漏治療においても依存性や耐性のリスクはゼロではないため、適切な服用を守ることが重要です。

引用：プリリジーの早漏治療薬と効果、副作用、使い方について解説 | 新宿心療内科よりそいメンタルクリニック - 当日受診OK・診断書即日発行・女医在籍・うつ病なら当院まで。

バルデトロンDの成分

バルデナフィル

バルデナフィルは、陰茎への血流を増加させることによって、勃起をサポートします。

また、バルデトロンDには1錠あたり20mgのバルデナフィルが含まれています。

国内の臨床試験では、ED患者を対象に、バルデナフィルの効果をプラセボ(偽薬)と比較し、以下ふたつの項目で評価されました。

①性交を試みた際、何回挿入できたか
②性交中、挿入後に何回勃起を維持できたか

試験の結果、バルデナフィル5mgを服用した場合、挿入回数は41.38％改善し、勃起維持能力は118.75％の改善が見られました。

さらに、10mg服用者では、挿入頻度が60.71％改善し、勃起維持能力は180％の改善が報告されています。

これらの結果から、バルデナフィルは勃起不全に対して高い改善効果を示し、性交中の挿入回数や勃起維持能力を大幅に向上させることが確認されています。

・臨床試験参考資料：医薬品インタビューフォーム

ダポキセチン

ダポキセチンは、射精までの時間を延長させる作用があり、早漏の治療に用いられています。

また、バルデトロンDには1錠あたり60mgのダポキセチンが配合されています。

米国でおこなわれた臨床試験では、中等度から重度の早漏を患う男性を対象に、ダポキセチンの効果をプラセボ(偽薬)と比較しました。

その結果、ダポキセチン30mgを服用したグループでは射精までの時間が平均2.78分に延長され、60mgでは3.32分にまで伸びたと報告されています。

この結果から、ダポキセチンは早漏の男性に対して有意な効果を示し、服用量が増えるほど射精までの時間が延長することが確認されています。

672, 676, and 610 patients completed in the placebo, 30 mg dapoxetine, and 60 mg dapoxetine groups, respectively. Dapoxetine significantly prolonged IELT (p<0.0001, all doses vs placebo). Mean IELT at baseline was 0.90 (SD 0.47) minute, 0.92 (0.50) minute, and 0.91 (0.48) minute, and at study endpoint (week 12 or final visit) was 1.75 (2.21) minutes for placebo, 2.78 (3.48) minutes for 30 mg dapoxetine, and 3.32 (3.68) minutes for 60 mg dapoxetine

引用：Efficacy and tolerability of dapoxetine in treatment of premature ejaculation: an integrated analysis of two double-blind, randomised controlled trials - PubMed

バルデトロンDに関するよくある質問

バルデトロンDのようなED治療薬＋ダポキセチンが含有された薬を服用したあとにイベルメクチンを服用しても問題ありませんか？

現在、バルデナフィルとダポキセチンを含む配合薬と、イベルメクチンの併用に関する明確な臨床データはなく、安全性は確立されていません。

そのため、相互作用によるリスクが懸念され、併用により予期せぬ副作用の発現や効果の変動が生じる可能性があります。

バルデトロンDのような治療薬とイベルメクチンは併用禁忌には指定されていませんが、安全性を考慮し、可能な限り併用は避けることが推奨されます。

抗うつ剤との併用は問題ありませんか？

バルデトロンDは、抗うつ剤との併用は禁忌とされています。

バルデトロンDに含まれるダポキセチンと抗うつ剤を併用すると、セロトニンの増加作用が重複し、精神不安定や精神錯乱などの副作用が強く現れる可能性があります。

そのため、抗うつ剤を服用している場合は、必ず医師に相談し、自己判断での併用は避けるようにしてください。

関連ページ

・バルデナフィル配合のその他の商品ページ一覧
・ダポキセチン配合のその他の商品ページ一覧

用法用量
飲み方	水またはぬるま湯で服用
1日の服用回数	1回
1回の服用量	1錠
服用タイミング	空腹時に性行為の30分～1時間前に服用 ※1度服用した後、次に服用する場合は24時間以上の間隔を空けてください。

初めて服用する方の推奨用量

初めてバルデナフィルを含む医薬品を服用する際は、10mgから始めることが推奨されています。

また、ダポキセチンを含む医薬品の場合は、30mgからの服用がおすすめです。

最初は低用量から始め、効果を確認しながら体調に合わせて調整することで、自分に適した量を見つけることができます。

バルデトロンDを服用できない方

以下に該当する方は、バルデトロンDの使用を控えてください。

・心血管系の病歴があり、性行為が不適当とされる方
・重度の肝機能障害のある方
・低血圧または管理されていない高血圧の方
・最近6ヶ月以内に脳梗塞や脳出血の既往歴がある方
・重度の狭心症や心筋梗塞の方
・重度の心臓弁膜症の方
・洞不全症候群の方
・起立性低血圧や失神の既往歴がある方
・うつ病や躁うつ病の方
・てんかんの方
・20歳未満または65歳以上の方

これらの方々が服用すると、健康への影響や、既存の疾患を悪化させるリスクがあります。

食事の影響

バルデトロンDを服用する際は、以下の点に注意してください。

・高カロリーで脂質の多い食事を避けること
・食前に服用する場合は、食事の30分前に服用する
・食後に服用する場合は、食事から2時間後に服用する

バルデトロンDは食事の影響を受けにくいとされていますが、厳密には約700kcal未満で、脂肪が30％以内であれば影響はないとされています。

また、有効成分バルデナフィルは水に溶けやすい性質のため、食事の30分前、または空腹時に服用することで成分が吸収されやすくなり、即効性が期待できます。

食後に服用する場合は、食事から2時間ほど経過してから服用するようにしましょう。

なお、焼き肉や揚げ物など脂質の多いメニューの場合、2時間では消化が十分に進まないことがあるため、空腹時の服用を心がけてください。

アルコールの影響

バルデトロンDの主成分であるダポキセチンは、アルコールの副作用を強める可能性があるため、飲酒時の服用は避けてください。

アルコールとダポキセチンは、いずれも脳内のセロトニンやノルアドレナリンに作用します。

そのため、併用することで相乗効果が生じ、吐き気、動悸、頭痛、大量の発汗、悪酔い、さらには失神を引き起こすことがあるのです。

アルコールを摂取する場合は、バルデトロンDの服用から1〜4時間ほど経過してからにしてください。

バルデトロンDの主な副作用は、以下が挙げられます。

・血管が拡張することに伴う血圧の低下
・目の充血
・顔のほてり
・動悸
・鼻づまり
・頭痛
・口の渇き
・めまい、
・吐き気など

これらの副作用は、血管拡張作用により、血流が体内で変化することによって引き起こされます。

ただし、こうした症状は性欲を感じることで陰茎への血流が増加し、血流が安定することで緩和される場合があります。

特異な副作用

まれに、視界が青く見える、または青と緑の区別がつかないといった視覚異常が生じることがあります。

これらは通常、一時的なものであり問題はありませんが、視力が著しく低下する場合には、非動脈炎性前部虚血性神経症(NAION)のリスクが考えられます。

そのため、急激な視力低下や視力喪失があった場合は、眼科の専門医に相談してください。

また、4時間以上勃起が続く場合は、プリアピズム(持続勃起症)の可能性があるため、速やかに医師に相談してください。

プリアピズム(持続勃起症)は、性的刺激がないにもかかわらず勃起が続く症状で、痛みを伴い、組織にダメージを与える可能性があるため、早期の治療が重要です。

副作用が出た場合の対処法

以下では、バルデトロンDの服用により、副作用が現れた場合の対処法について解説します。

バルデトロンDは他の複合薬と比較して副作用が穏やかですが、体調に異変を感じた場合は、以下の方法を試すことで不快な症状を和らげることができます。

頭痛を発症した場合

バルデトロンDは、血管拡張作用により神経を刺激することで頭痛が引き起こされることがあります。

こうした場合、以下の方法を試してみてください。

・痛みのある部分を冷やす
・頭痛薬を使用する
・体を過度に温めない

痛む部分を冷やすことで、血管が収縮し、神経の刺激が抑えられることにより頭痛が緩和される場合があります。

また、ロキソニン、イブ、バファリンなど市販されている頭痛薬を使用することもできます。

体を温め過ぎると、血管が過度に広がり、頭痛が悪化する可能性があるため、空調や寝具を工夫し体温の調整をおこなうことも重要です。

下痢や消化器官の不調を発症した場合

バルデトロンDの服用後、血流の増加により消化器官に血液が多く流れ込み、胃や腸が充血し、動きが鈍くなることがあります。

この影響により、下痢、吐き気、嘔吐など、消化器官に関連する不快な症状が現れることがあるのです。

このような症状が出た場合は、休息を取り、胃薬や整腸剤を使って症状を軽減することが可能です。

また、体調によっては身体を冷やすことで過剰な血流を抑制し、症状が緩和されることもあります。

鼻づまり

鼻づまりはよく見られる副作用のひとつですが、成分が体内で分解される過程で現れるため、時間の経過とともに自然に改善されることが多いです。

しかし、鼻づまりがひどくて性行為に集中できない場合や、快適に過ごせない場合は、粘膜の血管を収縮させる点鼻薬の使用を検討すると良いでしょう。

これにより、鼻腔内の血流が改善され、鼻づまりの症状を一時的に緩和することができます。

また、長い時間下を向いたり横になったりしているとさらに悪化する可能性があるため、できるだけ顔を上げた状態を保つように心掛けると、軽減されやすくなります。

併用禁忌

バルデトロンDは、以下の医薬品と併用してはいけません。

■硝酸剤およびNO供与剤
一緒に使用すると、血圧が過度に下がる可能性があります。


■アミオダロン塩酸塩
併用すると、QTc延長作用が強まるおそれがあります。


■CYP3A4阻害薬
本剤の血しょう中濃度が上昇し、血中半減期が長引く可能性があります。


■セロトニンに影響を与える薬
併用により、セロトニンの過剰な作用が生じる可能性があります。


■MAO阻害薬
不安定な精神状態や錯乱など、自律神経の異常が起こるおそれがあります。


■向精神薬
併用により、重篤な副作用が発生する可能性があります。


■抗ウイルス薬
相互作用により、本剤の作用が強まったり、副作用が出やすくなったりする可能性があります。

併用注意

バルデトロンDは、以下との併用に注意してください。

■グレープフルーツ（ジュースを含む）
グレープフルーツに含まれるフラノクマリンという成分は、体内の代謝酵素の働きを阻害します。

その影響でバルデトロンDの分解が遅れ、必要以上に成分が体内に吸収されることで、効果や副作用が通常より強く現れる可能性があります。

■降圧剤（血圧を下げる薬）
バルデトロンDには血圧を下げる作用があるため、降圧剤と一緒に服用すると、血圧が下がりすぎることがあります。

これにより、一時的に立ちくらみやふらつきなど、低血圧による症状が起こる可能性があるため注意が必要です。

参考サイト

当商品に記載の服用方法や副作用、併用禁忌や併用注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしております。

・医療用医薬品:レビトラ

・直射日光や湿気を避け、涼しい場所で保管してください

・小さなお子さまの手が届かない安全な場所に保管してください

・誤飲や品質の劣化を防ぐため、別の容器に移し替えないでください

・1包を分割した場合、残りはなるべく空気に触れないように保管し、2日以内に服用してください

・記載されている使用期限を過ぎたものは使用しないでください

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