レボナット

レボナットの特徴

レボナットは、感染症の治療に有効な医薬品です。

有効成分であるレボフロキサシンは、感染症の原因となる菌の増殖をおさえる効果があり、殺菌作用に優れています。

症状を早く改善させたいときの治療に使われ、膀胱炎や性病、扁桃炎など、さまざまな感染症の症状に有効です。

用量は500mg。
海外製ジェネリック医薬品です。

レボナットのメーカー

レボナットのメーカーは、アタベイです。

アタベイ社は、1939年に薬剤師のアタベイ氏によって、イスタンブールで設立された製薬会社。

世界クラスの基準に従って高品質の製品を製造しています。

レボナットの効果

レボナットの主成分のレボフロキサシンは、ニューキノロン系と呼ばれる抗生物質の一種。
細菌のDNA複製に必要な酵素である「DNAジャイレース」を阻害することで、細菌の増殖を抑制します。



レボフロキサシンは、この酵素の働きを阻害することで、細菌を殺菌し症状を改善します。

皮膚感染症、呼吸器感染症、泌尿器感染症、婦人科感染症、眼科感染症、耳鼻科感染症、歯科感染症など、さまざまな感染症に処方されます。

レボナットが有効な症状

レボナットは、幅広い種類の細菌感染症に対して効果があり、膀胱炎、性病、扁桃炎、副鼻腔炎などに有効です。

上記の症状以外にも、様々な感染症に効果があります。

その他の抗生物質

レボナットを服用しても症状が改善しない場合は、菌が薬に抵抗性を持つ「耐性菌」になっている可能性があります。

レボナットの主要成分であるレボフロキサシンを服用しても、効かないもしくは効きにくいなどと感じたら、別の種類の治療薬に切り替えましょう。

細菌感染症の治療に有効な医薬品がこちら。



※表は横にスクロールできます。

ジスロマックは先発薬、アカミン50とゾクラーはジェネリック医薬品です。

レボナットの関連ページ

抗生物質一覧
・抗生物質

ニキビ治療薬一覧
・ニキビ治療

歯周病・歯肉炎治療薬一覧
・歯周病・歯肉炎

参考サイト

服用方法・副作用・併用禁忌・注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。

・医療用医薬品 : レボフロキサシン

当サイトで取り扱っているレボナットの用量は500mgです。

成人は、1回1錠を1日1回服用します。

飲み忘れた場合は、気がついたときに1回分だけ服用してください。
2回分を一度に飲んではいけません。

次に服用する時間が近い場合は、忘れた分は飲まずに、次の時間に1回分だけ服用しましょう。

1日で服用できるのは500mgまでです。

また、疾患や症状に応じて、適宜減量されますのでご注意ください。

■クラミジア
服用回数：1日1回
服用量：1回500mg

5〜7日間服用することが一般的です。


■膀胱炎
服用回数：1日1回
服用量：1回500mg

4〜5日間服用することが一般的です。

■副鼻腔炎
服用回数：1日1回
服用量：1回500mg

1～2週間服用することが一般的です。

■腸チフス、パラチフス
服用回数：1日1回
服用量：1回500mg

14日間服用することが一般的です。

服用に注意が必要な方

・過去に医薬品や食べ物などで、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある方

・腎機能障害や心疾患（不整脈、虚血性心疾患など）のある方、または過去にこれらの病気にかかったことがある方

・てんかんなどの痙攣性疾患のある方、または過去にこれらの病気にかかったことがある方

・重症筋無力症の方

・妊娠中の方、妊娠している可能性のある方、授乳中の方

※服用の際は、医師の指示に従ってください。

服用時の注意事項

レボナットの副作用として、眠気やぼんやり感が生じる可能性があります。
これらの症状が出た場合は、車の運転や機械の操作など、集中力が必要な作業は避けるようにしましょう。

初めてレボナットを服用する際は、とくに注意が必要です。

レボナットの主な副作用には、貧血、頭痛、下痢、発疹、皮膚の痒み、めまい、不眠、傾眠、振戦、意識障害などがあげられます。

副作用の頻度は、

・まれに副作用がある…0.1％未満
・ときに副作用がある…0.1～5％未満
・副作用がある…5％以上
・頻度不明

と表されます。

詳しい副作用の症状と起こる頻度は以下の通りです。

発現頻度1～5％未満	皮膚に赤い斑点やブツブツができる、かゆみを感じる、ふらふらする、目が回る、眠れない、頭痛、肝機能値の上昇、乳酸脱水素酵素値の上昇、白血球数減少、好酸球数の増加、好中球数の減少、血小板数の減少、吐き気、嘔吐、お腹がゆるくなる、腹痛、お腹が張る、食欲がない
発現頻度1％未満	皮膚の痒み、強い眠気、体が震える、意識がもうろうとする、尿に血が混ざる、腎臓機能の低下、肝機能異常、がんまGTP上昇、黄疸、肝機能値の上昇、免疫力の低下、貧血、腹痛、口が乾く、お腹が張る、胃腸障害、消化不良、便秘、味覚異常、耳鳴り、心臓がドキドキする、クレアチンキナーゼの上昇、手足の痛み、関節の痛み、喉が乾く、尿中ブドウ糖陽性、体が熱い、浮腫
頻度不明	蕁麻疹、日光に当たると皮膚が赤くなったりかゆくなったりする、幻覚、手足がこわばったり動きにくくなったりする、頭がぼーっとする、しびれ感、頻尿、尿が出ない、尿蛋白陽性、尿素窒素値の上昇、口内炎、舌が赤くなったり腫れたりする、味が感じられない、視界がぼやける、物が二重に見える、無嗅覚、嗅覚錯誤、低血圧、脈が速くなる

副作用は人によって感じ方や現れ方が異なります。
気になる症状やそのほかの異常を感じた場合は、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。

重大な副作用

レボナットの頻度不明な重篤な副作用として、

・アナフィラキシー　
・皮膚の赤み
・悪寒
・呼吸困難
・中毒性表皮壊死融解症
・痙攣
・急性腎障害
・腎臓の炎症
・肝機能の低下
・汎血球減少症
・溶血性貧血
・血小板減少
・肺の炎症(間質性肺炎)
・好酸球性肺炎
・偽膜性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎
・骨格筋の融解や壊死(横紋筋融解症)
・冷や汗、動悸、意識障害、けいれん、手足の震え(低血糖)
・アキレス腱の炎症、腱断裂等の腱障害
・錯乱、せん妄、抑うつ等の精神症状
・過敏性血管炎
・重症筋無力症の悪化
・大動脈瘤、大動脈解離
・末梢神経障害

などの症状が現れる場合があります。

気になる症状やそのほかの異常を感じたときは、直ちに服用を中止し、医師に相談してください。

※中毒性表皮壊死融解症とは
皮膚障害の一種。
高熱や倦怠感などの症状を伴い、全身の広範囲にわたり赤い斑点や水ぶくれ、ただれなどが出現する疾患です。
別名、ライエル症候群とも呼ばれます。

※重症筋無力症とは
自己免疫疾患の一種。
全身の筋力が低下したり疲れやすくなったりします。
とくに眼瞼下垂や複視(物が二重に見える) など、眼の症状をおこしやすいのが特徴です。
おかされる筋肉や程度は人によって異なります。

併用禁忌

現在報告されておりません。

併用注意

併用注意薬は、レボナットと併用して服用するにあたり注意が必要なお薬です。

・フェニル酢酸系消炎鎮痛薬またはプロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛薬
(ジクロフェナクナトリウム、ロキソプロフェンナトリウムなど）

鎮痛や解熱に使用されるこれらの薬と併用すると、全身や体の一部に痙攣を起こす恐れがあります。

・アルミニウムまたはマグネシウムを含む制酸薬(乾燥水酸化アルミニウムゲルなど)
・鉄剤や水酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、硫酸鉄(フマル酸第一鉄やクエン酸第一鉄ナトリウムなど)

胃粘膜の保護や血中の鉄分補充に使用されるこれらの薬を併用すると、効果が減弱する恐れがあります。
これらの薬剤はレボナット投与から1〜2時間後に投与します。

・クマリン系抗凝固薬、ワルファリン
クラビットをワルファリンと同時に服用すると、血液が固まりにくくなるとの報告があります。

・QT延長を起こすことが知られている薬剤、デラマニド等
心臓の電気伝達の異常によって、気を失う恐れがあります。

※QT延長とは
心臓の電気伝達を示すQT間隔が異常に長くなり、心臓の電気的活動の障害のこと。

・副腎皮質ホルモン剤（経口剤及び注射剤）
・プレドニゾロン、ヒドロコルチゾンなど

腱が炎症を起こしたり傷ついたりする状態(腱障害)のリスクが増えるとの報告があります。
これらの薬剤との併用は、治療の効果がそのリスクよりも大きいと判断された場合にのみとします。

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

・小さな子の手が届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・1包を分割した残りを服用する場合は、なるべく空気に触れないように保管し、2日以内に服用してください。

・表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

アタベイ

香港