ザモカル

ザモカルは、肥満治療薬または脂肪吸収ブロック薬として世界的に知られる、ゼニカルのジェネリック医薬品です。

先発薬ゼニカルと同じく有効成分にオルリスタットを含むため、同等の効果が期待できます。

おもな作用は、食事から摂取した油のうち30%を体へ吸収させず体外へ便として排泄させることです。

ザモカルを服用することで体重や内臓脂肪の減少、肥満症の改善、ダイエットに繋がります。

とくに脂っこい食事を好む方や内臓脂肪を減らしたい方、美容や健康のためダイエットしたい方におすすめです。

メーカー「ジマーファーマ」について

ザモカルのメーカーであるジマーファーマ社(Zimmar Pharma Ltd)は、イギリス・ロンドンに本社を置く製薬会社です。

ジマーファーマ社は各国の言語に合わせて商品パッケージや説明書を変えていることが特徴で、ザモカルについても商品ラベルは日本語で表記されています。

ほかのオルリスタット製剤では外国語表記となっているため、海外製であることや外国語表記に不安を感じる方でも安心して使用できるのです。

ザモカルは市販薬「アライ」と同成分

有効成分にオルリスタットを配合した薬は今までは病院やクリニックで処方されており、市販での購入ができませんでした。

しかし2024年4月に大正製薬より「アライ」がはじめて市販薬として販売開始されたのです。

ただし、市販薬といってもアライは誰でも購入できるわけではなく、購入には下記のような条件があります。

• 18歳以上の成人
• BMI25～35
• 腹囲の条件
• 生活習慣改善を行っている
• 肥満に関連する健康障害がない

年齢やBMI指数、復位のほかにも生活習慣の改善や健康状態などさまざまな条件が求められます。

※アライの購入方法について詳しく知りたい方は下記コラムをご覧ください。


このようにアライは購入条件が厳しく、市販で販売されていても簡単に購入はできません。

しかし、お薬なびではアライと同じ有効成分が配合されたザモカルを、購入条件なしに購入できます。

ザモカルはゼニカルより低価格で購入可能

ザモカルは脂肪吸収阻害薬として肥満治療に使用されているゼニカルのジェネリック医薬品です。

そのためゼニカルと同じ有効成分で同等の効果を得られる上に、低価格で購入できます。

	ゼニカル	ザモカル
42錠	9,360円	6,900円
84錠	16,840円	11,100円
168錠	30,310円	15,500円

実際に価格を比較してみると、168錠ではザモカルがゼニカルのおよそ半額で、その価格差は圧倒的です。

ザモカルで効果を実感するには3～6ヶ月服用を継続することが推奨されているため、経済的負担を抑え無理なく続けたいという方におすすめです。

ザモカルはこんな方におすすめ

下記の方にザモカルはおすすめです。


ザモカルは、油を多く摂取することが原因で体脂肪や体重が増加している方に効果を期待できます。

普段の食生活において、揚げ物や炒め料理など脂っこい食事に偏りがちな方、無理な食事制限でリバウンドしたくない方にとくにおすすめです。

ザモカルの効果

ザモカルの効果は体重や内臓脂肪を減少させることと、太りにくくすることです。

ザモカルの有効成分オルリスタットには、分解酵素リパーゼの働きを阻害する作用があります。

この作用により、食事から摂取した脂質の30%を体へ吸収させず、便として排泄させることができます。

30%は一見少ないようにも思えますが、カロリー換算すると1日およそ200kcal、30日で6000kcalにもなるのです。

体重を1㎏減らすには約7,200kcalを消費する必要があるとされているため、ザモカルを服用し摂取カロリーを抑えることは、1ヶ月で1㎏近く痩せられる計算となります。

ザモカルは何キロ痩せる？

ザモカルの有効成分であるオルリスタットの効果についておこなわれた臨床試験では、1年間で投与開始時の体重より5％以上減少した方の割合が87％という結果です。

何キロ痩せるのかは元の体重にもよりますが、例えば元の体重が70㎏で合った場合、10％痩せたときの体重は63㎏で、7㎏の減量に成功したことになります。

また、体重のほかにもBMIが5%以上減少した方の割合が39.8％で、脂肪量2.4㎏、胴回り平均2.6㎝、腰回り1.3cmの減少がみられました。

ザモカルはどれくらいで痩せる？

体質や体重、生活習慣などで個人差はありますが、普段から脂質の多い食生活を送っている方は、早くて約2～3週間で体重減少の効果を実感しはじめるとされています。

食事から摂取した脂質はザモカルを服用して1～2日後に排泄されるため、継続することで体重減少に繋がるのです。

他のダイエット薬との比較

ザモカルをほかのダイエット薬と比較しました。

ザモカルは脂肪の吸収を阻害することで体重を減少させるため、脂質を多く摂る方に向いています。

一方、糖質を多く摂る方はフォシーガ、食欲を抑えたい方はリベルサス、血糖値をコントロールしたい方はメトホルミンがおすすめです。

効果を得るためにも食生活や体質などを振り返り、自分に合ったダイエット薬を選びましょう。

また、副作用としてどのダイエット薬でも消化器症状が挙げられていますが、とくにザモカルではその数も多いため服用には注意が必要です。

※表は横にスクロールできます。

1日3回、1回1錠を食間、または食後1時間以内に服用

※効果・副作用・服用及び使用方法は、販売国の商品説明書や一般的な薬剤情報を和訳しています。お薬なびでは、服用及び使用による一切の責任を負いかねます。ご使用の際は、必ず医師など専門家にご相談して下さい。

効果を高める飲み方を見る

ザモカルを服用できない方

・有効成分オルリスタットによって過敏症の既敏症を起こしたことがある方
・胆嚢に異常のある方
・慢性の腸管吸収異常がある方（消化不良）
・妊娠または妊娠されている可能性のある方
・授乳中の方
・他の体重減少を目的とした薬剤を服用されている方
・拒食症や過食症などの摂食障害の方

主な副作用

主な副作用として以下が挙げられる
・下痢（便通の増加）
・おなら（腸内ガスの増加）
・胃痛
・頭痛
・腸の不快感
・吐き気
・嘔吐
・ビタミン不足

油漏れに注意

食事で摂取した脂質の30%を体外に排泄するザモカルは、高い効果を期待できる反面、副作用である油漏れに注意が必要です。

油漏れとは油がお尻から漏れ出てしまうことで、自分で意識して止めることはできません。
そのため、漏れ出た油により下着や服を汚してしまう可能性があります。

油漏れの対策として、生理用ナプキンや介護用おむつを使用することがおすすめです。
おならと一緒に油が出る可能性もあるため、おならが出そうなときもトイレに行きましょう。

また、長時間の会議や試験、出掛け先や移動中など、すぐにトイレに行けない状況で服用することも避けたほうがいいです。

ビタミン不足に注意

ザモカルは脂質とともに脂溶性ビタミンの吸収阻害もおこなわれてしまいます。
そのため、ビタミン不足となり、肌が乾燥しやすくなったり荒れやすくなったりする恐れがあります。

そこで、ザモカル服用中は下記の脂溶性ビタミンが含まれる食べ物を積極的に摂りましょう。


また、食事で摂取することが難しい方はビタミンサプリとの併用もおすすめです。

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併用禁忌
現在報告されておりません

併用注意
併用注意薬はザモカルと併用して服用するにあたり注意が必要なお薬です。

・抗レトロウイルス薬
・ワルファリンを含む抗凝固剤
・シクロスポリン
・アミオダロン
・レボチロキシン
・抗てんかん薬

参考サイト
商品のご説明・服用方法・副作用・併用禁忌・注意のご説明には、販売国の商品説明書の他に、次のサイトを参考にしています。
・DailyMed - XENICAL- orlistat capsule

・直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

・小さな子の手が届かない場所に保管してください。

・誤飲の原因になったり、品質が変わる恐れがあるため容器は入れ替えないでください。

・1包を分割した残りを服用する場合は、なるべく空気に触れないように保管し、2日以内に服用してください。

・表示されている期限を過ぎたものは服用、使用しないでください。

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